2009-07-31

岡田淳さんとお会いできました!

今日はいきなり、本題から。
皆さん、岡田淳さんをご存じでしょうか?
国内でも代表的な児童文学作家で、私の住む兵庫県のご出身です。

以前、このブログでも触れたことがあるので、覚えておいでの方もいらっしゃるかも。
<公共図書館の方なら、どなたでもご存じですよね。

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7月2日記事「井上の野望」
http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/06/blog-post_21.html

岡田淳(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E6%B7%B3
岡田淳(はてなキーワード)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%AC%C5%C4%BD%DF
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そして何より、岡田淳さんは、わが子たちの一番好きな作家さんです!
特に上の子は、岡田淳さんのほぼ全ての本を読み終わっていて、「世界で一番会いたい人は、岡田淳さん!」というほど。

・・・で。
今日は偶然、その岡田淳さんにお会いすることができたのです!


写真もしっかりと、一緒に撮って頂きました。

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今日、有名なプロ劇団のクラルテさんによる人形劇を観に行ったのが、きっかけです。

人形劇団クラルテ
http://www.clarte-net.co.jp/

その演目が、岡田淳さんの「ムンジャクンジュは毛虫じゃない」でした。
わが子たちは、私が飯田の人形劇フェスタに連れて行ったりしたせいか、なかなかの人形劇好き。この日は岡田淳さんの作品が、地元・宝塚で上演されるとあって、待ちわびていました。

クラルテさんの劇は、非常に面白かったです。私自身、昔は人形劇に携わっていたもので、大いに楽しみました。さすがプロ劇団は、違います。
<いい大人が、高い入場料払って観に行くだけのものですよ!

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そして劇が終わったとき、岡田淳さんが来場されていると、紹介されたのです!
すると、いつもは引っ込み思案の息子が、珍しくダッシュ!裏手で岡田さんに自分で声をかけ、握手してもらっていました。

息子の曰く、「当分、この手は洗わん!」。昔のマンガでしか聞いたことのないようなセリフを、息子から聞いてビックリ!
<帰宅したとき、ホントに左手しか洗っていませんでした。

裏手では、岡田淳さんの本も発売していましたので、奮発して、子どもたちに1冊ずつ買ってあげました(すでに読んでいた本だったそうですが、2人とも繰り返し読みのため、コレクターになっています)。
子どもたちは買った後、すかさず岡田淳さんのところへ行って、本にサインを頂きました。

岡田淳さんはにこやかな方で、子どもたちに対してウェルカムな雰囲気が、とってもよく出ていました。
元・図工の先生だけあって、サインに添えてくださったイラストも、スラスラと。
どうやらイラストは、どの本にサインするかによって、変えてくださった様子。


子どもたちの大好きな方だけあって、私も少しお話してきました。
あ、私も何作か読ませてもらったことを、言えば良かった!(笑)

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実は今回、私は急に一緒に行くことにしたのです。前売り券も、子どもたちの分2枚しか、買っていませんでしたし(笑)。

仕事の段取りがついたので、思い立って同行したのですが、子どもたちにとっては、それも良かったですね。本も買ってもらい、そのおかげでサインも頂き、写真も残せましたから。

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帰宅途中も、ずっとこの話でもちきりでした。
家に帰ってから、息子がお手製で作っている岡田淳文庫に、新しく2冊を追加しました。特に気に入っている本には、これもお手製の帯まで付けています。



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下の娘は、帰るなり、いそいそと書き物を。
できあがったのが、下の「れいちゃん新聞」。


右下が私の絵(らしい)

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それにしても、まさかこんな所でご本人にお会いできるとは、夢にも思っていませんでした。写真も、とりあえずiPhoneがあったから良かったものの、デジカメは持っていませんでしたし。

大阪の大きな会場で週末、というのならともかく、宝塚で平日の講演にわざわざご本人がお越しくださるなんて、嬉しいことですね。
(岡田淳さんは、兵庫のご出身ですので、お近くに在住なのかも?)

きっとわが子たち(とりわけ息子)にとって、今日は忘れられない一日になるでしょう。本好きの子どもたちの喜びようをみて、私もとってもハッピーな気持ちです。

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<どうでもいい独り言>

各地で、夏の高校野球の予選が続いていますね。私の住む兵庫では、関西学院が優勝し、夏の甲子園に出場することになりました!
(ちなみに、これは「カンセイガクイン」と読みます)

私も関西学院には、縁がある身ですので、今回の優勝を嬉しく思っています。夏の大会の出場は、何と70年ぶり!(70年ぶりというのは、当然新記録です)

かつては、全国制覇を2度も達成しているだけに、今年の甲子園でも活躍して、古豪復活といきたいところです!
ガンバレ、関西学院~!!
 
 

2009-07-28

大図研大阪支部大会に出席してきました

 
わが子たちは、旅立ちのとき!
・・・って、昨日からキャンプに行っているだけですが。


上の写真は、新大阪駅にて。

よくある、子どもたちを集めて行われるサマーキャンプです。
二人ともが親や爺婆と離れて過ごすのは、初めての体験です。何だか、親の方がドキドキ。

福井の山中で、4泊5日の原人コース。川に入ったり、火を起こしたり、カヌーを漕いだり、野山を駆け巡ったり。
あ~、羨ましい!私の方が行きた~い!!(笑)

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さて、25日(土)は、大図研大阪支部の支部大会に出席させて頂きました。

 大図研大阪支部
 http://dtkosaka.hoops.ne.jp/
 大図研(=大学図書館問題研究会)
 http://www.daitoken.com/

前日に、大図研のMLでこの支部大会のことを読んで、飛び入り参加させて頂くことになりました。

支部大会というのは、各支部の方針や予算決算に関わる議案もあり、支部外からの参加は馴染まない面もあります。
しかし、8月の全国大会について、議案書号に関する討議を行うとのことでしたので、ぜひお話に入れて欲しいなあ、と。(笑)

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会員外の方のために、補足しておきますと。
8月の全国大会では、事前配布の議案書に従って、討議が行われます。
この議案書には、テーマごとに、この1年の動向などがまとめられています。ですから、私のように不勉強な者には、これを読むだけでも大いに役立ちます。
まして、大阪支部のように、会員が多い(しかも、個性的な方も多い)支部では、この議案書があれば、積極的な議論がされているのだろうなあ、と。

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当日議案書の内容に関する意見交換が始まると、いきなり直球が飛び交う展開に。
議論は、議案書が各論的で、どうしたい、どうあるべきかというビジョンがない、という意見から始まりました。議案書は、テーマ毎にトピックや動向を捉えているものですから、そこはそうしたものかもしれないのですが、そこは大阪支部ですから、ビシビシ。(笑)

そして、この日議論の中心になった、Googleの話。
Googleの検索の精度の高さ、その魅力などから話は始まりましたが、議論はいろいろな方向に。

・Googleという一企業が、あらゆる情報を握って社会のインフラとなることの妥当性は?
・Googleがどんどん充実すればするほど、図書館の役割が相対的に変わってくるのではないか?
・Googleが活用されればされるほど、英語のアドバンテージが広がる一方ではないか?

皆さんがいろいろな視点から、Googleを褒めたり、笑い飛ばしたり!(笑)

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大阪支部の例会には、年に数度くらいずつ寄せて頂いているのですが、この日も非常に刺激を受けて帰りました。
大阪支部は、マジメな話もいいですが、明るく笑い飛ばす陽気さというか。いいですね~、この独特の味!

近畿では、京都支部・大阪支部が、会員も多く、活動もされています。
兵庫支部も、30名ほどしかいない中で頑張っているのですが、まだまだ他の支部を見習うべきところもありそうです。頑張ろ~!

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<どうでもいい独り言>

私は、ちょいと肌が弱くて。
痒みが出るので、近所の評判の皮膚科に通っています。
今日も、午後の受付開始後、15分ほどで予約の電話を入れたところ・・・すでに48番。

・・・で、今、ブログを書きながら順番を待っているところ。
ちなみに現在の時間は、24時10分・・・。

それにしても、先生、よく過労死・・・もとい、ダウンされませんよね~。
病院にたった一人の医師で、毎日深夜まで!
薬剤師さんの噂によると、自宅にも帰らず、近所のホテル暮らしだとか。そりゃ、1時や2時まで、診察されてたら、電車もないわなぁ・・・。

私なんか、今日は外でデートして(事実ですよ?)、本読んで、居眠りして、ブログ書いて過ごしてますよ?
<それでも、まだ順番待ち。

それでも、早くこの通院を終えないとねえ・・・。
診察の度に、深夜外出じゃあ、こっちも大変です!
<先生ほどじゃ、ないですが。
 
 

2009-07-23

新型iPhone

昨日は、皆既日食に沸いた一日でしたね!
皆さんは、日食をご覧になれましたか?
私は、休日出勤の振替を頂いて、しっかりと子どもたちと空を見上げて楽しみました。
近畿は曇り空でしたので、雲の合間から見えた程度でしたが、太陽が欠けるところをはっきりと見ることができました!


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ところで、ネタにするのを、すっかり忘れていました。
先日、芥川賞と直木賞の発表があったのですよね。
直木賞は、北村薫氏が受賞・・・って、何だか違和感が?

もともと芥川賞と直木賞は、ともに無名・新進作家を対象として始まったのですが、現在の直木賞は中堅作家も対象ということになっていたのですよね。
北村さんは何度も候補に挙がっていた方ではありますが、作家歴20年以上の方に、直木賞というのも、やっぱりピンと来ないです。

それにしても、図書館という職場でありながら、芥川賞・直木賞のことさえ話題に出ないことが多くありません?
そう言いつつも、今回は自分でも職場でネタにするのを忘れていましたので、何も言えません。

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さて、ようやく本題です。
これもやっぱりネタにするのを忘れていたのですが。
実は先月、新型iPhoneを購入しました。
いや~、いいですよ、コレ!


何故か開いているのは、このブログです。(笑)
あ、写真も何だか傾いていますね。まあ、小さいことは、気にしないでください。

iPhone、今までずっと欲しかったのですが、先月下旬に新型が出たのを機に、とうとう買ってしまいました~!現時点で、満足度100%です。

iPhoneは、ケータイというよりは、PDA的なものですね。
私にとっては、ミニミニノートパソコンといった感じです。SafariというMacのブラウザが搭載されていて、3.5インチのディスプレイで、かなり普通にwebブラウザとして使用することができます。
連絡先をGmailとシンクさせていますので、Gmailのアドレス帳とケータイを連動させて、いろいろと便利に使えるようになりました。

iPhoneの機能や良さは、あちこちで書かれていますので省きますが、いわゆるケータイとして何気に買うと、かなり当たり外れがあると思います。

そもそも電波が弱い、値段が高い、衝撃や水にかなり弱い(ショップによると、尻ポケット厳禁)、カメラの性能が低い、着メロが設定できない、ワンセグ・お財布機能非対応、デカイ、片手での操作性に乏しい、赤外線も使えない・・・等々。

それでも、iPhoneのコンセプトと自分の用途がかみ合えば、最高のツールになると思います。
私は今まで、ケータイは月数回の電話と、週数回のメールにしか使っていませんでしたが、iPhoneにしてから、使用頻度は推定100倍にアップしました。

講習会などで、コッソリweb検索するときに便利です!
判らない言葉が出てきたときすぐに検索したり、予め聞いていなかった講師がいたときに、どんな論文を書いているかCiNiiで検索したり。

ポータブルですぐ使えるブラウザがあれば、こんなに便利なんだと実感しています。
もう2度と、フツーのケータイには戻れませんねー。
iPhoneにご興味のある方、ぜひぜひご検討されてはいかがでしょうか?
実物を見たい方がいらっしゃいましたら、おっしゃってくださいね!

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<どうでもいい独り言>

今日は、空手ネタ(育児ネタ?)で。
ご興味のない方は、この続きを読んでもらわなくても。(笑)

先日とあることで、子どもたちを叱り飛ばしました。
私に言わせれば、空手に真剣に打ち込んでいないということです。

私は、自分なりに真剣に空手に打ち込んでいますが、子どもたちにはそれを強要するつもりはありません。
何でもいい、やりたいことを一生懸命してもらえれば、とは思っています。

でも子どもたちは、「空手を真剣にやる」だとか「やるからには、大会で優勝を目指す」だとか言うので、それならば真剣にやって欲しい!
・・・と思っているのですが・・・これがまた、口先だけなのです。

やらないならやらないでいいのですが、「やる!」と言っておいて、やらないのが、私にはどうにも我慢しがたいことで。
先日つまらないことを理由に、稽古をサボったとき、私もとうとう爆発してしまいました。そのとき、「空手のことは、もう知らん!」と空手絶縁状(?)を突き付けてしまいました。
<念のため言っておきますと、空手以外の日常の会話はしています。(笑)

以来、まだ2週間足らずですが、我が家では空手の話はタブーです。
毎日欠かさずやっていた、ミットへの打ち込みの相手も、しなくなってしまいました。
道場では稽古後に、子どもたちが指導員一人ひとりに挨拶して回るのですが、私へは挨拶すらさせていません。

子どもたちも、さすがに気が引けたようで、他の支部にも自主的に通ったり、二人で毎日家で簡単な稽古はしているようですが。正直、私の怒りは全然収まっていません。
妻も、「子どもたちは一生懸命やってるよ」ととりなしてきますが、そこは古く頑固な日本の親爺として、簡単に折れられないところ。

・・・が。
これから後の落とし所をどうしようか、頭を痛めています。
絶縁宣言したときも、「50回100回道場に行ったくらいで、無くなった信頼が戻ると思うな!」と言ってしまいましたし・・・。
簡単に許すつもりは毛頭ありませんが、いつまでも知らん顔というのも。

子どもたちが、私の顔色を横目で見ながら道場に通う姿を見ると、いじらしいとも思いますし、どこかで許さないといけないとも思うのですが。
しばらく突き放すべきか、それとも、優しく許して今後に期待すべきなのか・・・。

ことが私が何よりも大事にしている空手だけに、毎日気が重い今日この頃。
 
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・・・と書いて終わるはずだったのですが。
今、気付きました!
このブログへのアクセスが、1,000ヒット突破しています!

改めて、皆さんご来訪ありがとうございます!
当初、1日5アクセスをイメージして立ち上げたブログですが、1日30アクセスを超えているようです。
どこへもリンクを貼っていませんし、知人以外の誰にも宣伝していないのですが、それを思うと望外のアクセス数です。

これからも、コミュニケーションツールとして活用していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
 
 

2009-07-22

電子書籍、よろずトピックス

今、家の外は滝のような雨です。
局地的な豪雨が続いているようですが、皆さん大丈夫でしょうか。

この連日の雨のせいで、某図書館では雨漏りが発生したようです。
下の写真は、天井が傷んだところ。中央の黒い汚れのようなものが、腐食されつつある部分。



・・・で、その対応策が下の写真。


あくまで、某図書館ということにしておきましょう。
バケツに書いてある字が、偶然、私の字とそっくりです。

それにしても、就任早々の除湿機大洪水に続いて、今度は雨漏りかい!
何だか、水難の気配。たぶん、次は水道管の破裂かスプリンクラーの暴走かと。

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ところで、すっかり失念していたのですが。
12日まで、第16回 東京国際ブックフェアが開催されていたのですよね。どんな様子だったのでしょうか。Webで検索すると、いろいろとヒットするようですが。

私は実は、まだ一度も国際ブックフェアに参加したことがありません。
いろいろな講演や発表が多くあり、ぜひぜひ勉強に伺いたいとは思っているのですが、機会に恵まれません。行かれた方、ぜひご様子をお聞かせください!

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ようやく本題に。
電子書籍について、何件か情報が入ってきました。

毎日新聞(2009年7月18日)
「携帯コンテンツ:電子書籍けん引 08年販売、79%増395億円」
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20090718ddm002040055000c.html

同報によると、08年の携帯電話のインターネット通信を介したコンテンツ販売額が、前年比13%増の4,835億円だったと総務省が発表した、とのこと。
主力の着信音楽やゲームが伸び悩む一方、電子書籍は8割増加の395億円とのことです。

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こちらは少し前ですが、別のニュースです。

INTERNET Watch(2009年7月9日)
「携帯電子書籍市場が好調傾向、スマートフォン向けは事業者様子見」

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090709_300991.html

インターネットメディア総合研究所の発表によると、国内の2008年度の電子書籍市場規模は464億円で、2007年度の355億円に比べ約131%に拡大したとのことです。
この調査では、464億円のうち携帯電話向けの電子書籍市場は402億円とのことです。上記の毎日新聞とは多少数字が違いますが、おおむねの傾向として把握する分には支障ないかと。

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少し話題が変わりますが。

IT media News(2009年7月9日)
「AmazonがKindle値下げ 299ドルに」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/09/news021.html

Amazon.comは、現在爆発的に売れている電子書籍リーダー「Kindle」の標準版を、20%近く値下げして、299ドルにしたことを明らかにしたそうです。
Kindleは2007年に登場後、圧倒的な支持に支えられ、今年2月に第2世代が359ドルで、さらに5月には、新聞や雑誌向けの大型画面のKindle DX(デラックス)が489ドルでリリースされたばかりです。

電子書籍リーダーの歴史は、失敗の歴史・・・といった感がありましたが、このKindleは、その歴史を変えようとしているかのようです。読書端末の負の歴史を、Kindleは変えることができるのでしょうか?

読書端末については、以前お聞きした筑瀬さんのお話を、5月25日の「Android or EZブック?」の中で、紹介しています。
http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/05/android-or-ez.html

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電子書籍は20年以上前から、出版界はもちろん、各界においても期待を集めてきました。
国内初のCD-ROM出版とされる、三修社の「最新科学技術用語辞典」の登場は、1985年のことですから、もう干支が2周ですか!
<タイガースが初めて日本一になった、あの年!バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発!・・・って、私はタイガースファンでも何でもありません。(笑)

毎年のように市場の拡大は言われているものの、実感としては電子書籍・・・むしろ、電子出版というべきでしょうか?・・・はまだまだ、といった感が強いですね。

ですがここへ来て、電子出版は、一つの曲がり角を迎えているのかもしれません。
PC向けの電子出版の売り上げが、初めて前年比マイナスとなったのです。
一方で、ケータイ向けコンテンツは、爆発的な増加。市場が一気に、100億円以上も大きくなっています。

当初、CD-ROM販売から始まった電子出版は、読書端末、ネットでのコンテンツ公開、ケータイ電子書籍と、非常に幅広く展開されてきています。また、今後の発展についても、ますますその提供形態を増やしながら、より一層身近なものになることは、間違いないでしょう。

・・・とだけ書いて。
もちろん私には、電子出版を取り巻く現状を総括する力は全くありませんので、これにて今回のまとめに代えておきます。

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電子出版に興味のある方に!
つい先日、出版メディアパルより、「電子出版学入門」(湯浅俊彦・著)が刊行されました。


オンライン書店ビーケーワンの注文画面

著者の湯浅俊彦氏は、6月3日の記事でもご紹介した、この分野のキーパーソンです。

「オープンワークショップ「電子書籍の現在」に参加してきました」(6月3日記事)
http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/06/blog-post.html

また、図書館調査研究リポートNo.11「 電子書籍の流通・利用・保存に関する調査研究」でも優れた研究をなさっておいでです。

カレント・アウェアネス・ポータル「No.11 電子書籍の流通・利用・保存に関する調査研究」
http://current.ndl.go.jp/report/no11

この「電子出版学入門」ですが、非常に勉強になります。私のような、不勉強な図書館員でも、判るように書いてくれているのが嬉しいところ。(笑)
でも実は、購入したものの、まだ7割くらいしか読めていません。今週中には、読んでしまいたい・・・読んでしまいます!
電子出版に興味のある方に限らず、図書館員に広くお薦めです!

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<どうでもいい独り言>

明日(と言うか、今日)は、大学図書館(元の部署)の館長が、私の勤務する短大図書館へ来られることになっています。短大図書館を見学がてら、今の勤務先の短大図書館長と懇談されるとのことです。
大学図書館長が、短大図書館を公式に訪問することは、初めてのこと。

私が日々敬愛する大学図書館部長から、「見学と懇談に行くだけだから」と言われてはいるものの、ホントにそれだけ・・・?と勘繰る下衆根性の私。
「いきなりスゴイ話を、切り出されるんじゃないやろなー」と心配しないでもありません。

・・・と心配しつつも。
明日は皆既日食ですね!ちょうど先日、休日に半日出勤をしたので、その振替を明日の午前休にさせてもらいました。
天体も好きな息子が、皆既日食を心待ちにしているので、一緒に見てやろうかと。ですが、近畿の天気はかなり微妙。何とか、少しだけでも日食を味わえるといいのですけれど。

・・・と心配するより、明日の館長懇談会、心配しないと。(笑)
 
 

2009-07-17

日本図書館研究会例会「著作権法の改正と障害者サービス」に出席しました

何だか、急に真夏に突入、といった感が。
関西では、もう梅雨明けのようです。

さて、今年は人事異動もして、ここ数年よりは時間も取れそうですので、久しぶりに空手に励む夏にしようと思っています。
自分としては、40歳を一つの節目に、ある程度のところまでレベルアップしたいと思っています。

だからと言う訳でもありませんが、日曜はいい稽古をしてきました。
私の所属する脩己會の会長・最高師範が東京から来てくださり、大阪本部で会派の合同稽古を行ったのです。
日頃は、直接お目にかかることすら少ない会長、最高師範のご指導を得て、ますますレベルアップ!(したかもしれません)

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さて。
今日は、所属している日本図書館研究会の図書館サービス研究グループ研究例会があり、参加してきました。
<このブログをアップするときは、例によって「昨日」になってしまっていると思いますが。

 日本図書館研究会
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/

テーマは「著作権法の改正と障害者サービス」、講師はあの常世田 良さんでした。
実は、直前に届いた会誌「図書館界」をパラパラめくっていたところ、チェックできていなかったこの例会案内を発見!
今日は定時ジャストで職場をダッシュして、会場に飛び込みました。
<それでも、15分の遅刻。

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今日の会場は、ご存じ大阪府立中之島図書館でした。


常世田氏のお話を伺うのは、ずいぶん久しぶりでした。もしかして、10年ぶりくらい?たぶん、前にお話を伺ったときは、浦安市立図書館長だったかと。
<このイメージが、やっぱり強いです。
現在、常世田さんは、JLA理事として活躍中です。

今日は小ホールで、氏の講演を伺うことができました。すぐ傍で、お話を聞くことができ、非常によかったです。

・・・・・それにしても!

会場には、30人いないくらいしか入っていませんでした。
17:30からという時間設定も厳しいし、あまり大々的に宣伝もしていなかったようですが。
それでも!それにしても!常世田さんのお話だというのに、この来場者の少なさはないでしょ?
<「何をやってる、関西の図書館員は・・・?」と思われても仕方なし。

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気を取り直して。
以前のイメージでは、常世田さんは、もっと堅いお話をされる方かと思っていましたが・・・こんなに、直球勝負でしたっけ?(笑)

今日のお話は、まず著作権に関する復習から始まりました。
かつて、新聞記事には著作権がないとされていた時代の話など、いきなり、いろいろと勉強に。

よく誤解されている例として紹介されたのが、図書や雑誌の附録DVDを、図書館で貸出していないケースです。
あれは、DVDだから貸さないのではなく、映画(=動画と考えましょう)が含まれているから、著作権者の許諾なく貸出できない、という理解をしなければいけません。
仮に、文字データしか収められていないDVDやCD-ROMがあれば、貸出をしていいんですよ、とお話がありました。

この辺りから、お話にエンジンがかかってきました。だんだん、発言がぶっちゃけに・・・もとい、デリケートに。(笑)
以下、ユニークだった発言をピックアップ。<意訳?

  • 日本映像ソフト協会との上映に関する「合意」について
    「合意」したのはJLAと協会なのだから、JLA加盟館以外は「合意」を守らなくてもいいし、協会のソフト以外であれば気にしなくてもよい。
    これらをきちんと把握し、考えた上で、「どこまで確信犯的に危ない橋を渡れるか、それが専門家のスキル」だ!
    <言っちゃっていいのでしょうか、某協会の理事が・・・??

  • 著作権法上の問題がないケースのトラブルについて
    法的には、非営利・無料であれば、誰でもどこでも可能。「いちゃもん」を付けられても、無視!(笑)
    著作権法上の問題がなくても、DVD購入時の契約により、利用制限が課されることがある。某I県立図書館では、地元興業企業の営利活動と衝突し、上映会を中止したケースも。

  • 雑誌バックナンバーの複写について
    個々の論文は、全体を複写できる。なら、雑誌をまるごとコピーできるかというと、ノーだ。
    ・・・が、「奥付残して、コピーすればいいんですよ」!

  • 某三田さんについて
    ああいう人として捉えられているが、非常に立派な方。ベストセラー複本問題についても、調査結果のデータが揃って、思ったほど複本がないことが分かったとき、潔くこれを問題視することを止めた。

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そして、お話は核心へ。今回の法改正について。

  • そもそも!
    今回の改正は、50年100年に一度の改正だ!

  • 国会図書館のアーカイブについて
    新刊であっても、国会図書館でアーカイブすることができるようになった。これは、非常に大きなことだ。Googleブック検索のこともあり、国の知財本部からの圧力もあったため、実現した。
    <出版界からは、「30年塩漬けにしろ!」と言われたプラン。(笑)

    一方で、出版界の大反対に遭い、結果としてテキストデータを付与しない画像情報だけになってしまったことが、非常に残念。こんなことをしていて、日本は大丈夫か?

  • 障害者(*)支援について
    障害者を支援するための国際条約に、日本はすでに署名済み。近年、批准しなければいけない。そうなれば、国内で非常に多くの法整備が必要。各省庁は準備にかかっており、今回はその一環だろう。

  • (関連情報として)文化審議会著作権分科会法制問題小委員会について
    フェアユースの導入を、検討している。今までの日本の著作権法は、権利者に有利すぎた。これから権利制限を進め、障害者等へのサービスを行えるようにしたい。

(*)「障害者」という表現が妥当かどうか判断に迷いましたが、ここでは、著作権法改正案の表現に準じます。

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こうしたお話を経て、質問タイムになりました。
誰も手を上げない中、臆面がないことだけが取り柄の私が、例によって考えなしに挙手。(笑)

Googleブック検索に対し、国会図書館がスキャンだけして、PDFを提供したところで、何か役立つのか、といった質問をしました。

それに対し、常世田さんの回答の行間を勝手に読むと、「せっかくやるなら、こんなんしても、しゃあないわなー」とのこと。
<違うかも?

常世田さんは、Googleが一社で先走っている現状を指摘した上で、そうであってもこの状況を歓迎する旨、発言されました。
事例として、かつてベル研究所が電話を開発したが、それが社会のインフラとなったことに言及されました。なるほど!

そして結びに、Googleブック検索などの多様な情報化が進み、ネットであらゆる情報にアクセスできるようになれば、そのときこそ、図書館員の出番ではないか、という問いかけを逆にされました。
・・・なるほど、なるほど!

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・・・といったところで、今日のレポートは終了です。
ずいぶん勝手に意訳してしまったと思いますので、あまり厳密に捉えないようにしてください。
<例によって、そもそもこのブログはアカデミックな議論を追及していませんので・・・と逃げておきます。

常世田さんは、著作権法に関して、現在最もよく優れているという解説書をご推薦くださいました。


「著作権法」 中山 信弘 有斐閣 2007

現実的な意見をお持ちの方のようで、非常に参考になるそうです。図書館に関連する部分だけでも、読んでおくべきとのことでした。

http://www.amazon.co.jp/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%B3%95-%E4%B8%AD%E5%B1%B1-%E4%BF%A1%E5%BC%98/dp/464114382X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1247761107&sr=1-1

私の勤める短大図書館には所蔵がありませんが、大学図書館にはあるようです。また近いうちに、借りに行こうかな。

<私の同僚でこのブログを愛読している人は、おそらく誰もいませんので(涙)、堂々とここで所蔵があることも書いてしまいます。

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<どうでもいい独り言>

これも空手ネタで恐縮なんですが。
本格的に暑くなって、今週から半袖にしました。
前腕が剥き出しになると、稽古でできた腕の痣が、目立つんですねー(笑)。同僚にも、早速指摘を受けました。今はちょっと打ち身が多く、5~6個所赤く腫れているので、これ見よがしな感じです。
まあ、空手家らしくって、いいでしょ?(笑)
 
 

2009-07-12

再販制に乗らない本。ポット出版の試み

最近、このブログで空手家を名乗っているせいか、ある方から質問を受けました。
「井上さん、空手強いんですか?」

・・・・とんでもない!

ウチの道場は、段・級によって、帯が8ランクに分かれています。最上位は、ご存じ黒帯ですね。
私は茶帯で、一応上から2番目ということになっています。茶帯を締めてから、すでに4年。そこだけ見ると、そこそこの腕前のようにも見えます。

・・・が。
実際は、はっきり言って、未熟者です。やればやるほど、自分の弱さが判るというか、至らなさを知るというか。基本稽古にしたって、一つ一つが未完成なのが、よく判ってしまいます。(涙)

好意的に解釈すれば、それが判る程度には、研鑽を重ねたということかもしれません。空手を始めて9年目、それなりに上達はしている気もしないでも・・・ないですが。

まあ今日は、空手の話はこれくらいにしておきましょう。
でも、これから少しずつ空手のことも、お話することにしましょうか。
私の一番の趣味というか、もはや生活の・・・もとい、人生の一部ですので。私の語り、これからも聞いてくださ~い。(笑)

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さて今日は、今、業界で話題の1冊を。


「本の現場:本はどう生まれ、だれに読まれているか」
永江 朗 ポット出版 2009年7月 1,800円+税

永江さんの本ですから、内容そのものもライブラリアンであれば、気になる1冊には違いありません。
・・・が、今この本が注目されているのは、内容以外の部分です。
この本は、いわゆる再販制に乗らずに出版、つまり価格設定が小売店の自由になる本なのです!
詳しくは、まず以下の記事をご覧ください。

asahi.com「値段は本屋さんが決めて… 値引きOK本、異例の出版」
(2009年7月9日)
http://www.asahi.com/culture/update/0708/TKY200907080177.html

いろいろと積極的な試みで知られるポット出版ですが、今回、また面白いチャレンジをしましたね!

 ポット出版
 http://www.pot.co.jp/

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ご存じのとおり、国内の本の販売は、定価販売が大原則ですね。
これは、出版社と小売店が本を定価で販売するよう、再販売価格維持契約を結ぶことで成立しています。これを俗に、再販制(再販売価格維持制度)と呼んでいます。
そして、上記の図書「本の現場」は、その再販制を適用しないというのです。

そもそも、何故日本では事実上、本が再販制のみで販売されているのか、という話になりますね。例によって、私は専門的な知識を全く持っていないのですが、要約すると、以下のような話になります(たぶん)。

  1. 通常流通している物品は、独占禁止法により、製造業者が小売店に定価販売を強制することを禁じられている。
  2. しかし、新聞や書籍などのみが、例外的に再販制を認められている。
  3. 一方で、独禁法は再販制を認めている反面、値引き販売を禁じてはいない。(ここが重要!)。
  4. それにも関らず出版界は、出版・小売店が一丸となって、再販制を維持してきた。この制度の是非は、継続課題として残されている。

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上記3.にある通り、独禁法では、再販制を義務付けているわけではありません。あくまで、再販制を例外的に認めることができる、と言っているだけです。

 独占禁止法
 (正式名称「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」)
 http://www.jftc.go.jp/dk/lawdk.html
 (著作物に関する規定は、23条4項を参照)

「・・・そうか~、じゃあ、別に本は定価で売らなくてもいいんよね?この本に限らず、他の本も自由価格で売ってもいいんじゃない?」と思った方・・・大正解!
そうなんです、本は、小売店が自由に価格を設定してもいいんです。
ただ、出版社と小売店が再販売価格維持契約を結ぶために、慣行上かつ事実上、定価販売になっているだけのことなのです。

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出版界は今まで、上記4.のとおり、頑なに再販制を維持してきました。
出版社・小売店とも、定価で販売することが安定した収益になる、という判断をしているのでしょう。それがひいては、「出版物の価格の安定は文化の普及や学術の進展に寄与してきた」という見解に繋がっています(多分に、建前的ではありますが)。
流対協などは、この問題については、かなりナーバスになっているようですね。

 出版流通対策協議会「ニュース・声明」
 http://homepage2.nifty.com/ryuutaikyo/news/news_saihan.htm

私としては、出版界の見解に対して、いささか否定的な見方をしています。 
再販制の是非について真剣に検討したわけではないのですが、一向に改善が進まないとされる、旧態依然とした本の世界の流通制度に疑問を持っているからです。

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再販制の是非については、公正取引委員会でも、検討されてきました。要は、定価販売を維持することが、消費者にとって利益になるのか、ということです。
議論は、「著作物再販制度の取扱いについて」(平成13年3月23日)という文書で報告されていますが、結果として「当面同制度を存置することが相当」として、再販制は引き続き認められることになりました。

 公正取引委員会
 「著作物再販制度の取扱いについて」(平成13年3月23日)
 http://www.jbpa.or.jp/nenshi/pdf/0108.pdf

一方、同文書では、以下のように記載されています。

  • 「競争政策の観点からは同制度を廃止し,著作物の流通において競争が促進されるべき」
  • 「現行制度の下で可能な限り運用の弾力化等の取組が進められることによって,消費者利益の向上が図られるよう,関係業界に対し,非再販商品の発行・流通の拡大,各種割引制度の導入等による価格設定の多様化等の方策を一層推進することを提案し,その実施を要請」
  • 「公正取引委員会としては,今後とも著作物再販制度の廃止について国民的合意が得られるよう努力を傾注するとともに,当面存置される同制度が硬直的に運用されて消費者利益が害されることがないよう著作物の取引実態の調査・検証に努める」

・・・というわけで、再販制の撤廃に、多分に含みを残しています。
これから、公正取引委員会がどのように動いているのか、非常に流動的なのだと思います。私としては、将来的に、再販制全廃へ舵を切るのではないかと思っていますが?

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ちなみに、再販制については、下記のサイトが詳しいです。
今回、私も改めてこのサイトを訪問し、勉強しました。(笑)

 著作物再販制に疑問を持つためのサイト
 http://f29.aaa.livedoor.jp/~resalep/index.html

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・・・で、ようやく話は最初に戻ってきました。(笑)
このような出版界の現状で、ポット出版、よく再販制でない販売に踏み込んだものです。私は事情を全く分からない素人ですが、なかなか大胆なチャレンジであることは、容易に察しがつきます。

もうずいぶん長くなったので、詳細は割愛しますが、ポット出版は、河出書房新社・青弓社・筑摩書房など7社とともに、35(さんご)ブックスという新しい販売制度に取り組みます。
これは、小売店のマージンを35%に高める代わりに、返本の際の引き取り価格を35%に下げ、出版社の返本リスク低下と書店の利益アップを見込むという、野心的な取り組みです。

 カレントアウェアネス「出版8社が責任販売制度「35ブックス」を開始へ」
 http://current.ndl.go.jp/node/13543

面白いです、ポット出版!
また改めて書きたいと思っていますが、Googleブック検索でも独自のスタンスをとり、心ある多くの書店員・図書館員・著者を喜ばせています。
成功するかどうかはともかく、本の世界をよくしていこうというポット出版の試み、大賛成です。頑張れ~。
<とりあえず、「本の現場」を早く注文しないと・・・。

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<どうでもいい独り言>

今日も長い文章を書いて、疲れました。もうAM2:40です・・・。
眠い目をこすりながら、何とか書き上げました。

今日・・・というか、昨夜というか。
短大図書館の繋がりで、某大学/短大関係者の集まりに、参加してきました。ちょっと特殊な大学/短大で、非常にユニークな方が大勢!とても楽しい時間を過ごしました。

O短大のHさん、噂に聞いていた蕎麦の腕前、流石でした!ぜひまた、次回もご馳走してください。店員さんぶりも、よかったですよ?(笑)

E社のHさん、今日は楽しい話をいろいろとありがとうございました。勉強会の件、日程をアナウンスしてよろしいでしょうか?

そして、O大学のTさま!
今日はご招待、ありがとうございました。今日お集まりだった若い皆さんのご活躍、祈念しています!

2009-07-07

私立短大協会「図書館情報担当者研修会」に参加してきました

6月20日にアクセスカウンターを設置して以来、意外と大勢の方が訪れてくださるのに、驚いています。
今日とうとう、500アクセスを突破!
今まで、一日ちょうど30アクセスということになります。予想は、1日5アクセスでしたので、望外の喜びです!

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さて、そろそろ本題に。
7月2~3日に京都で行われた、私立短大協会「図書館情報担当者研修会」に参加してきました。

私立短大協会「図書館情報担当者研修会」
http://www.tandai.or.jp/kyokai/17/archives/000215.html

一番の収穫はやはり、多くの方々とお近づきになれたことです!
<私はいつも、コレ!

初日、空いている席に座って、お隣にいらした福岡からいらしていたHさんにご挨拶。博多弁がとっても素敵な女性で、瀬戸内出身者として、いきなりお近づきの気分。
Hさんのご紹介で、同じ九州のKさんもご紹介頂きました。この方は、私と同じ図情大のご出身でしたので、これまたお近づきモードに。

また、懇親会でも、お二人と話されていた奈良のSさんともお話できました。この方は、私と年もそれ程離れていない上、図書館もまだ1年とのことでしたが、非常にしっかりされた方で、何だか長い間お付き合いしているような気に。
他にも大勢、魅力的な方々と親しくなることができました。研修会そのものもさりながら、やはり親しい方を作れる、というのがこうした場の最大の良さでしょうか。

肝心の講習は、講演3本と分科会から構成されていました。3本の講演は、いずれも直接図書館のネタではなく、やや残念な感もありました。

一番面白かったのが、図書館と全く無縁のネタで、「短大図書館の新たな地平を求めて」と題した講演でした。
これは日本私立短大協会の佐藤会長によるもので、メリハリの効いた話ぶり、淀みない口調に加え、豊富なデータ、独特のユーモアを交えて、魅力たっぷりにお話されていました。
短大というものについて、全く認識がなかった私にとって、この話は非常に勉強になりました。

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さて、初日午後から、肝心の分科会です。
翌日の後半とあわせ、合計6時間にも及ぶもので、私が参加したのは「利用活性化をめざす図書館サービスのあり方に関する研究」分科会でした。
参加者は、35名。ほぼ別々の短大でしたので、30以上の短大図書館から、集まったことになります。

前半は、各館の事例報告でした。あらかじめ、発表項目を指定されていましたので、それに沿って各館の報告がありました。
・・・が。

聞くだけの時間が長~い!

初日は4時間、ひたすら他館の事例報告を、お聞きするだけ。
もちろん、貴重な情報は多いのですが、じっとしていることが苦手な私にとって、これはチト厳しかったです。(笑)
正直、30館以上が発表するのに、各館7分は長すぎるのでは・・・?
<勝手を言って、すみません。

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一方で、2日目は、非常に充実した時間でした。
昨日出ていた、他館に聞きたいことについて、お互いに情報交換したり、意見を述べたりしました。
私が発言&質問したのは、以下の項目です。

1.私が所属しているキャンパスは、アットホームな最高の雰囲気!初日に学生さんに道案内してもらって、感動した!

2.だから、その雰囲気を活かして、ひたすらアットホームな図書館員と学生さんの関係を築きたい!目指せ、八百屋のおっちゃん!

3.そのため、どうしたら学生さんと、お互いが顔の見える関係になれるか、いい事例があれば教えて欲しい!

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それに対し、何名かの方々から、ご意見や心がけていることを頂きました。
S短大Nさん、T短大Nさんらがお話くださった、地道に声かけをすることの大切さ、おっしゃる通りかと思いました。

ユニークだったのは、T短大Mさんの、図書館員紹介ポスターです。
美術分野ご専攻の館長のもと、顔写真+氏名で、図書館員を個別に売り出そうと試みたとのことです。

  自分的には、コレ、採用!
  (ただし、職場で受け入れてくれれば)

できるだけ、図書館員・・・というか、八百屋のおっちゃんとして、八百屋の店員はバラ売りしたいです。
店の親父とおかみさん、手伝いの息子に、向かいの家から来ている従業員、みたいな。
<バラ売りで、目指せ、SMAP?

いろいろと議論は尽きず、あっという間に、2日目は終わってしまいました。本当に充実した時間で、役員の方々には感謝しています。
一方で今後のことを考えますと、事例紹介などはミニマムにして、議論の時間を増やせば、さらに充実するのではないかと思いました。
分科会内でも、さらに小テーブルに分けて、30分のミニ討論会をするとか。

ま、とりとめがなくなりましたが、以上で簡単なご報告に代えさせて頂きます。

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この研修会の後、お決まりの有志による見学会。
<今回は、京都御所見学。
今までこうした企画より、少しでも研究会を長くして欲しいと思っていましたが・・・参加してみると、なかなか悪くないです。(笑)
↓こんな感じ。


いや、京都御所見学などは、失礼ながらどうでもいいです。
リラックスした大勢の方々と、お話する場が持てる、ということに意味があります!私は、御所見学ではなく、他の方々と過ごす時間を持つためだけに、これに参加しました。
おかげで、故郷・愛媛のE短大の方など、大勢の方々とお話することができました。

さらに、それが解散した後、有志4人でオプションの銀閣寺周辺散策ツアー!
妻の故郷・愛知の方々お二人と、「自由なるライブラリーフィールド」でお世話になっているH氏、それと私です。
2時間ほどでしたが、一緒に京都散策を楽しみ、一気に親しくなれました。
<少なくとも、私はそう思っていますが?(笑)

銀閣寺が、改修工事中だったのが、笑えました。まさに、絶妙のタイミングで、滅多にないものを見られましたよ~。


こんな銀閣寺、なかなか見られませんよ?(笑)

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繰り返しになりますが、一番の収穫は、やはり多くの方々とお近づきになれたこと。お礼メールかたがた、このブログを紹介しておきましたので、読んでもらえるかも?
<もしよかったら、ご覧になった方、コメントをぜひお寄せください!

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<どうでもいい独り言>

木・金と後述の研修会の後、一日置いて日曜に、空手の大会(「全四国空手道選手権大会」)に四国まで行ってきました。そのせいで更新できなかった訳でもないですけど。

私の息子は、身の程知らずにも上級の部に出場し、1回戦でコロリと負けてしまいました。
<昨年、同じ大会の初級の部で準優勝してしまったので、すっかり誤解。
下の娘は、1回戦こそ勝ったものの、2回戦でやはり完敗。
二人とも結果は出ませんでしたが、それなりに何か学んでくれれば・・・といったところです。
それでも、ウチの道場からは、少年部で2人入賞者が出ました!


私は、上の写真には、写っていませんので、念のため。

私自身は・・・迷ったのですが、今大会は出場を見送りました。ケガをして以来、無理をしてはいけないことを学習していますので。(笑)

当日、自分が出場を考えていた一般上級の部を見て、愕然。
正直、「こんなところに出てたら、殺されてるわ~」と。
僕より若くて、僕より高くて、僕より重くて、僕より速く動く連中が、真剣にど突き合い。いやもう本当に、相手も務まりません。

機会があれば、マスターズ部門などに出場したいですね~。30歳か35歳以上限定出場とかの。できれば、軽量級のある大会に!

でも、久しぶりに一般部の大会を目の当たりにし、空手も修行不足を痛感。ライブラリアンであるのと同じくらい、空手家としての自分を磨きたいと思っています!
生涯武道で、磨け、自分!

2009-07-02

井上の野望

何かの間違いに決まっています!
まさか、もう7月、なんて。

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今日は、ちょっとだけ。
私の育児の目標に、「本が好きな子にしたい!」という野望がありました。
<小さい野望・・・でも、大事!

今、念願かなって、我が子たちは、本が大好き!上の写真は、風呂上りに、ふんぞり返って読書に興ずる子どもたち。
最近は、二人して岡田淳さんの本が大好きで、もう10冊くらい買わされました。上の子は、図書館でもだいぶ借りて読んだので、もう岡田淳さんの本は、ほとんど読了です。

私も、子どもたち推薦のベスト2を読みました。
「二分間の冒険」「びりっかすの神さま」です。どちらも、すごく面白かったです!これは確かに、子どもたちが熱中する訳じゃの~。
<愛媛風に。

ちなみに、次に勧められているのは、放課後の時間割。近いうちに、ぜひ読んでみようかいね~。
<これも、愛媛風に。

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これも、やっぱり育った環境によるものでしょうか。
小さい頃は、毎晩欠かさず絵本の読み聞かせをしましたからね~。二人とも字が読めるようになってからも、しばらく続きました。

「ぐりとぐら」、「三びきのやぎのがらがらどん」、「めっきらもっきら どおんどん」などは、何回読まされたことやら。
子どもたちは字が読めないのに、あっという間に覚えてしまうものですから、読み間違えたら「お父さん!間違えてる!」とお叱りを受けたものです。
それにしても、文章を全部覚えていても、聞かせてもらうのは楽しいこと?(笑)

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ところで。
この前、息子の将来の夢を聞いてみたところ、(1)古生物学者、(2)図書館員、だとか!
古生物学者は前から言っていたのですが、最近なぜか第2位に図書館員が。お父ちゃんが、図書館に復帰して、毎日嬉しそうに働く姿から、何かを感じているのかもね?