2016-05-13

「こまとしょ」著者の皆さんと学校図書館のこれからについて語り合ってきた。
「こどももおとなも集まれ! 学校図書館のすごさを知ろう! 〜困ったときには図書館へ2」開催&コーディネーター終了のご報告


最近、ひどく体調を崩しました(現在進行形)。
ゴールデンウィーク中に、喉の痛みから始まった体調不良は、はや11日目。一昨日・今日は、仕事を休む羽目になりました・・・。


今日しっかり休んだおかげで、ようやく回復傾向です。体調を崩しやすい時季ですから、皆さんもご自愛ください。



★「こまとしょ2」イベント、終了!


さて、本題です。先日からご案内していましたイベント「こどももおとなも集まれ! 学校図書館のすごさを知ろう! 〜困ったときには図書館へ2」を無事終えましたので、ご報告したいと思います。


当日の様子は、すでにエル・ライブラリーのブログで報告されていますので、ご覧ください。
また、ツイートのまとめを作成しましたので、そちらもぜひ。2,000超のアクセスがあり、このイベントへの関心の高さが伺えます。

ちなみに、このハッシュタグ「こまとしょ2」は、本イベント開催のきっかけになった図書「困ったときには図書館へ2: 学校図書館の挑戦と可能性」の愛称です。


開催2週間以上前に満員御礼になっただけあり、狭い(失礼!)エル・ライブラリーが来場者で埋め尽くされました。よくあそこに30人以上入ったものです。(笑)

今回の参加者のうち、図書館関係者は半分程度でした。残り半分は一般の方、ということになります。
パネリストの皆さんはそうした点も考慮し、(専門家の議論に終始しないよう)やや咀嚼しながら、この本で伝えたかったことや学校図書館の魅力について語ってくださいました。

私にとっては、学校図書館という実務経験のない分野でコーディネーターをするという、いささかハードな挑戦でした。
ですがこのようなパネリストの皆さんのご尽力により、何とか無事終わることができました。正直、かなりホッとしています(笑)。



★印象的だったこと


詳しい話は、上記ツイートのまとめをご覧頂くとして、特に印象的だった点を記しておきましょう。

  • パネリストによる読み聞かせ、それぞれの思いを込めて
    本イベントの最も特徴的な取り組みは、パネリスト全員による読み聞かせでした(私はしませんでしたが)。これは、学校図書館の魅力を感じてもらうために、試みたものです。
    お三方はそれぞれの思いを込めたスタイルで、三者三様とでも言いましょうか、魅力的な読み聞かせをしてくださいました。月並みですが、読書って本当に素晴らしいと再認識しました。

  • 他の著者陣にも共感
    この図書は分担執筆で構成されており、大勢の著者さんが会場に来られていました。ひと言ずつ頂いたのですが、いずれも学校図書館の現場を熟知した思い溢れる方ばかり、共感するところ大でした。
    改めて学校図書館という現場が、何よりそこにいる人の情熱に支えられていると感じました(それはおそらく、いい所でもある反面、構造的な弱点でもあるのですが)。

  • 印象的なひと言が飛び交うパネルディスカッション
    パネルディスカッションでは、要所要所に印象的な言葉が出てきました。例えば、以下のようなものです(キッチリ正確な聞き取りはできていませんが、おおむねの内容としてご覧ください)。

    • 「図書室と呼ばれているものを図書館にしていきましょう。本来あるべき『普通の図書館』にしていきましょう」
    • 「『一人職場だ』と言っているうちは、いつまでも学校図書館は一人職場だ」
    • 「司書と司書教諭の役割分担は、100校あれば100通りある。担当の先生が変わるとガラッと変わる。学校図書館が本来何ができるところで何をするところか、共通のイメージを持っていないからだ。」
    • 「教員になりたい学生が、司書課程を取りに来ている。びっくりした。10年以上講義を続けてきて、やっとこういう学生が出てきた。そもそも司書教諭の資格は、すべての教師に必要だ。」
    • 「学校図書館が使われない一番の理由は、先生自身が図書館を使わないから」
    • 「学校図書館司書は、最低限学習指導要領は読むこと。決定的な差になる。」

    いかがでしょうか?各発言の文脈を詳しく説明しきれませんが、こうした印象的な会話が生じた状況をご想像頂ければと思います。


登壇しながらツイートする私(左端)


私にとっていささか荷の重い仕事でしたが、こうした素晴らしい場のコーディネーターにご指名頂き、いろいろと勉強になりました。
私自身は至らないコーディネーターでしたが、個性的で経験豊かなパネリストお三方のおかげで、素晴らしい会になったと思います。パネリストの皆さん、ありがとうございました!

また、素晴らしい場を設けてくださった図書館海援隊の皆さん、エル・ライブラリーの皆さん、ありがとうございました。
そして何より、当日ご参加くださった皆さんに、感謝します。ありがとうございました!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
先日ご案内しましたように、もうすぐ4度目のれいこのセカンド・バースデーになります。れいこがいなくなってから、はや4年。1日たりとも、れいこのことを忘れた日はありません。


せめてれいこが寂しい思いをしないよう、今年も「れいこパーティー!」を賑やかにしてやりたいと思います。
この数年で知り合った皆さん、れいこをご存じなくても、きょーこに会いにだけでも来てやってくださいね。れいこもきっと、大勢の皆さんがきょーこに会ってくださることを喜んでいると思います。

皆さん、ぜひ気軽に、「れいこパーティー!」へお越しくださいね〜。



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