いよいよ、図書館総合展ですね!
参加される皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!
図書館総合展公式サイト
実は私、昨日(土曜)からすでに上京中です。
まあ、最後に「どうでもいい独り言」ででも、ちょっとだけ触れましょうか。
先週、京都で図書系職員勉強会(仮称)に参加してきました。
図書系職員勉強会(仮称)
これは、京都大学の図書館の方々が中心になって行っている勉強会です。
学外メンバーにも開かれており、お世話になっている京都大学Hさんのご紹介で、先日メーリングリストに参加したところです。
そして今回、MLで案内を受け取ったのですが・・・何というタイミング!今回、何と10周年117回目の勉強会!
10周年企画として、「ARG と ku-librarians の10年--これまでとこれから」と題して行われました。
パネリストは、以下の豪華メンバー!
岡本 真 氏(ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG))
赤澤 久弥 氏(奈良教育大学)
天野 絵里子 氏(国際日本文化研究センター)
江上 敏哲 氏(国際日本文化研究センター)
京都と言えば・・・わが家からは、片道2時間はかかります。ですが、このパネリスト陣を知れば、もう行くしかない!結局、午後休を取って、出かけました。
<定時では、とても参加できませんので。
勉強会は、まず岡本さんから、お話がありました。
岡本さんは、ご存じのとおり、ARGを運営なさっている方です。
ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)
ACADEMIC RESOURCE GUIDE ブログ版
お話は主に、ARGの今までを振り返りつつ、今後の展望を語るというものでした。パワポはきっと岡本さんがアップされると思いますので、ARG10年史にからんで、面白かった点のみざっと拾ってみます。
- 2001年、あの9.11以降、専門家がそれぞれの視点であの事件を語ることを機に、ネット上で意見を発信することが一般的になった。
- 2002年、省庁再編。大蔵省が財務省になり、多くのコンテンツが消えた。コンテンツの保存の重要性を感じさせた出来事。
- 2004年、国会図書館の研修に招かれた。2006年に「これからホームページをつくる研究者のために」を出したことと相まって、メジャーに。この頃から、あちこちの研修等に招かれるようになった。国会図書館の威厳、本を出すことの意味を実感。
- 2007年、国会図書館、JST、NIIなどに対し、某所にて提言。データをしっかり作り、それを国民が広く使えるようにせよ、といった主旨。
- 2009年、ARGを法人化。自分が死んでも、今まで寄稿をもらった150人の仕事が残るように!法人化すると、契約等がしやすくなるというメリットも。
岡本さんには、今回初めてお目にかかりました。さすがに独力でここまでやってこられただけあって、強い思いやビジョンを感じさせられました!
次いで、他のパネリストお三方による、勉強会の10年を振り返るスピーチがありました。
この勉強会は、京都大学図書館有志により、1999年に始まったものだそうです。
立ち上げ発起人の一人でもあるD氏(バレバレ)によると、勉強することはもちろんだが、発表する場を持つことが大事、ということで始めたようです。
また、勉強会の後に懇親会を行って、部署の離れた職員同士が交流できる場を設けたかったようです。素晴らしい!
10年間の内容は、資料を含めてほぼ全て、上記サイトで見ることができます。ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
通常の勉強会はもちろんですが、海外の図書館視察ツアー、英語でのプレゼンなど、非常に精力的な活動ぶりです!
そして、最後に岡本さんを含め、パネリストの皆さん全員によるパネルディスカッションがありました。いろいろと、印象に残るお話がバンバンと。
- (岡本さん)U40プレミアセッションについて。年齢のことなど、いろいろな批判があったが、やった意味があった。図書館員は、組織外の大勢を相手に仕事をする機会が少ない。経験を積む意味でも、そういう場を提供できたことも良かった。
- (岡本さん)勉強会が、こんなに長く楽しく続くのは珍しい。学びあいのロールモデルとしての京都モデルになって欲しい。10年後に、プラットフォームになるような勉強会に!
- (赤澤さん)ネットで面識ができた、頑張っている人とリアルに接することができる面白さを感じる。
- (天野さん)図書館員のコミュニティがあること。これだけの仲間がいることの大切さ、ネットワークの力を感じる。それが自分の支えにもなるし、責任も感じる。
- (江上さん)世代交代しなければ。好きなことを大事にして欲しいが、しかしそれだけではうまくいかない。自分でこう、と決め込んでしまうと、うまくいかない。
- (Dさん)勉強会は、義務にしないことが大事。誰か特定の人物や、組織がやるのではない。特定の人物中心になると、その人がいなくなれば、終わってしまう。京大という名称すらなく、オープンな勉強会にしている。
- (Dさん)人数が少ないから、時間が取れないから、勉強会ができないというのは言い訳。3人もいればできる。時間がなければ、朝の始業前に10分取ればいい。5分間で今週学んだことを伝え、5分間で議論すればいい。
- (岡本さん)勉強会が続かない場合、たいてい負荷の問題。逃げも大事。やってみたらいいし、1回で終わってしまってもいい。無理のない目標と意識を。続けることが大事。
- (Oさん)自分が正解を言いたいこともあるが、黙っていても勉強会などを通じ、正解が出ることが分かるようになった。
いやいや、いずれも含蓄のある言葉ばかり!
そして、質疑応答の時間に。
岡本さんに、どういった気持ちで図書館界に携わっているのか、伺いました。答えは、やはり面白いから!とのこと。
うん、そうでしょう!
今日岡本さんのお話を伺っていて、そう答えられるような気がしました。(笑)
これだけアクティブに動かれている方、やはり自分が面白くなくて、やれるはずがありませんよね。
そして、その気持ちは、他のパネリストの方も一緒なのでしょう。こうした気持ちが、行動を起こさせるのだと思います。
非常に大事なことを、思い出させてもらえた勉強会でした。
さてさて。
勉強会の後は、当然懇親会に。いくら遠い京都であっても、迷わず参加する私。(笑)
こうした勉強会に参加されるだけあって、参加された皆さんは、熱心で前向きな方々でした。
いろんな話をしているうちに、あっという間に終電の時間。
泣く泣くダッシュして、帰ることに。京都→大阪の終電から、大阪→神戸への終電へ乗り継ぎました。22:50に会場を出て、帰宅したらもう1:20。
ジャスト2時間半の長旅でしたが、参加した意味はありました。
京都の皆さん、ありがとうございました&お疲れ様でした。
大図研などでもよく感じますが、京都の皆さんは本当に熱心な方が多いですね!この日も、本当に楽しく、やる気をもらえた一晩でした。
また寄せてもらいますので、今後ともよろしくお願いします!
また、いろいろとお気遣い頂きました幹事役のお二人には、特にお礼を申し上げます。このような機会を頂き、本当にありがとうございました!
<どうでもいい独り言>
冒頭でも書きましたが、今は東京に宿泊中です。
今日のこのブログは、ネットカフェで書きました。
職場の理解が得られ、10日(火)から12日(木)まで、図書館総合展に来ることになりましたので、思い切ってスケジュールを組んでみました。
- 7日(土)
和光大学講演会「ラーニング・コモンズとは何か? -新しい学びの場をつくる-」
→ 終了後懇親会 + さらに有志で二次会 - 8日(日)
大学図書館問題研究会 全国委員会
→ 終了後懇親会 + さらに有志で二次会 - 9日(月)
慶應大 理工学メディアセンター見学
→ 東大工学部図書室 見学
→ 東大農学生命科学図書館 見学
→ お茶の水大図書館 見学 (この日だけ、休肝日?) - 10日(火)~12日(木)
図書館総合展
→ 11日(水)夜 トサケン幹事長に立候補し、オフ会開催
→ 12日(木)夜 ARGカフェ+フェスト
う~ん、我ながら、惚れ惚れするようなプログラム!東京・横浜5連泊図書館ツアー!
皆さん、もし会場で私を見かけたら、ぜひお声がけくださいね!今年は総合展に、3日間ずっといますので!
<去年は、半日だけ私費参加。あっという間に帰らなければいけなかったので・・・。(涙)
あ、総合展初日の10日(火)は、まだ飲み会の予定がないなあ・・・。どなたか、お付き合いくださいませんか?
0 件のコメント:
コメントを投稿