2011-07-03

病気と明るく強く闘う、れいこ
(第5~6日目: 7月2~3日)

6月28日に始まったれいこの闘病記、5日目です。

このエントリーは7月3日にアップしていますが、前日2日から今日3日にかけての二日分の記載です。
(昨夜は、病院調べなどをしていて、アップし損ねてしまいました)


○2日間の体調

この日も、いたって元気なれいこ。
見舞いに来てくださった皆さんが、その元気に驚いかれること、しばしば。
確かに腫瘍のことを知らなければ、病人とは気付きそうにありません。(笑)

この笑顔!

もう水頭症の方は安心していいようで、検査らしい検査もなく、ゴロゴロとしながら術後経過を見ているような2日間です。


○千客万来

この土日は、とても大勢の方が見舞いに来てくださいました。
毎日欠かさず通ってくださっている、拳真館の坂本館長を筆頭に、土曜は何と31名もの方々が、れいこを見舞ってくださいました。

坂本館長とれいこ。しっかりと、お膝に乗っています

館長の他、拳真館関係者だけで、土日に6家族と一般部3人が、足を運んでくださいました。
来てくれた子どもたちの多くは、翌日(3日)に香川で、第3回JKJO全四国空手道選手権大会に出場する選手たちでした。
みんな、れいこを励ませるよう、試合での活躍を約束してくれました。
道場の子どもたち、そしてご父母の皆さん、本当にありがとうございます!


他にも、@tmatsu06さんが、大阪からわざわざ見舞いに来てくださいました。会ったこともない、れいこのために。(感涙)
いろいろな場で、@tmatsu06さんにはお世話になっているのですが、まさか大阪からお越しくださるとは・・・。ただただ、感謝です。

れいこの担任の先生も、この日また、お越しくださいました。
れいこは、この先生が大好きで、家でもよく先生の話をします。先生は今回もれいこのことを気にかけてくださって、何度もお越しくださったり、お電話を頂いたりしています。
こんなときに、こういう先生にお世話になれているというのも巡り合わせと言うか、れいこの不思議な幸運なのかもしれません。


そして土曜の夕方には、妻の実家・愛知からも、お爺ちゃん・お婆ちゃんが駆け付けてくれました。
いろいろとおみやげまで持って来てもらい、れいこはますます上機嫌。
夕食も談話室で、爺婆を含めた家族みんなで頂きました。


日曜には、僕の実家・愛媛のお爺ちゃん・お婆ちゃんも、見舞いに来てくれました。
もっともれいこは、同じ時間帯に来てくれた友だちと遊ぶのに必死。お爺ちゃん・お婆ちゃんにとっては、肩すかしだったようですが、元気な様子が嬉しい誤算だったようです。

愛媛の爺婆は、この日わが家に泊まってくれました。
れいこのいない家は寂しいけれど、また明日の朝には、みんなでれいこを囲んでやろうと思います。

お見舞いに来てくださった皆さん、本当にありがとうございました!


○四国での空手大会

れいこが出場手続きをしていました、第3回JKJO全四国空手道選手権大会が、3日(日)に開始されました。

上でも書きましたが、この数日れいこを見舞ってくれた道場の子どもたちが、何人も「れいこのためにも、頑張ってくる!」と約束してくれました。
中には、「れいこを励ますために、トロフィーを持ち帰る!」と約束までしてくれた子もいて、親子ともども、本当に嬉しい思いでした。


今日は及ばずながら、私とれいこから、みんなに応援メッセージを送りました。


試合場でケータイで見られるよう、数秒メッセージにしました


私も、試合場にはもちろん行けなかったのですが、拳真館Tシャツを着て、今日に臨みました!



私たちからの願いに応えてくれたのでしょうか。この日の大会で、子どもたちは、しっかりと約束を守ってくれました!
四国からは熱戦の様子が何度も、メールや電話で届きました。電話のたび、メールのたび、子どもたちの頑張りを感じて、私とれいこで喜びました。

そして!
かつじ、こうたろうが一番大きいトロフィーを、そうたも2番目に大きいトロフィーを、見事に獲得してくれました!

特に、こうたろうは、悲願の初優勝です!
実は前夜、こうたろうは親子で、れいこの見舞いに来てくれました。そこで、トロフィーを持って帰る、と言ってくれたのです。

期待のホープではありますが、今まではベスト8が最高のこうたろう、この約束はいささか強気にも思えました。

・・・が!
こうたろうは見事に約束を守り、しかも最高の結果を出してきました!
これには、私たちも励まされました。

こうたろうの、強い気持ち。
こうたろうだけでは、ありません。かつじも、そう。そうたも、そう。拳真館の子どもたちみんなで、強い気持ちを持って、闘ってくれました。

決勝戦のときには、拳真館の応援団から「れいこのためにも、ガンバレ!」という声が出ていたそうです。
試合が終わった子どもたちも、勝ち残った子や、来られなかったれいこのことを真剣に応援してくれたそうです。

こうした気持ちの大切さ。
強い気持ちがあれば、困難にも実現できる、と実証してくれました。結果を出した子だけでは、ありません。この日の子どもたちは、本当に強い気持ちで試合に臨んだそうです。
この強い気持ちは、きっとれいこにも、伝わったと思います。

みんなの強い気持ちを前にして、奇跡なんて本当に起きる、いや起こせるんじゃないか・・・そんなことすら、思うようになりました。


夕方には、れいこからのお礼のメッセージを、みんなに送りました。


私たち親子の感謝の気持ちが、少しでも拳真館のみんなに、伝わればいいのですけれど。
拳真館のみんな、本当にありがとう~!


<●最後に、れいこへ。>

れいこ。

この土日は、本当に大勢の人たちが、お前を見舞ってくれて、良かったね。みんな忙しいのに、れいこのために、わざわざ来てくれとるんよ。
宝塚だけじゃなくて、大阪、愛知、愛媛からだって、来てくれている。

拳真館のみんなも、れいこのことを気遣っている。
れいこを見舞い、頑張ることを約束し、実行してくれた。決勝戦という大舞台で、お前のためにも頑張ろう、と言ってくれた。

みんな本当に、れいこのことを、心配してくれている。


れいこがいつか、この病気を克服したら。
周りの人たちがどれほどれいこのことを心配し、涙してくれたか、いっぱいいっぱい、聞かせよう。
今のお父さんお母さんのこの気持ちも、いっぱいいっぱい、聞かせよう。

そしてれいこ、今度はお前が病気を克服して、みんなに元気をあげるんやで。それが一番の恩返しやぞ~!
 
 

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