2013-06-22

自分だけの、ミッションをつくろう!(連載・図書館員のセルフブランディング2)

先日より思いきって書き始めてみた、「連載・図書館員のセルフブランディング」。
連載以外の他のネタがあれば、途中で割り込ませようと思ってはいましたが、まさか翌日妻の入院でそうなるとは・・・。

例によって関係ない、れいこ(ステロイドで太ってる頃!)。

さて今日は、気を取り直して連載第2回です。
前回は、「セルフブランディングのススメ」と題して、セルフブランディングって何なのか、どうしてセルフブランディングをするのか、誰に対してPRするのか、といった総論的なことを書いてみました。

今回からは、各論的な話をしていきます。
まず今日は、「自分だけの、ミッションをつくろう!」と題してお送りします。


○今日一番、伝えたいこと

  • ミッションは、自分の関心を含めてやりたいことやありたい姿を描いた、とても重要なもの。
  • まずは自分のことをよく見つめ、自分のミッションをつくろう。
  • 今後の自分の活動は、ミッションが教えてくれる。


○個人にとってのミッション

皆さんもの所属されている組織で、ミッションをつくられているケースは多いのではないでしょうか。

私は、厳密な定義には拘りません。「理念」だとか「使命」、「ビジョン」などであっても、おおむね近い性格のものでしょう。どういう呼び方をしていても、構いません。

肝心なことは、それらは組織等の目指す姿、ありたい姿を描いたものである、ということです。自分たちがどういったことを目指すのかを定めた、魂の部分と言えるでしょう。

そして私が主張するのは、そうしたミッションを個人にもつくるべきである、ということです。プロフェッショナルであれば、専門職であれば、なおさらのことです。


○改めて自分を見つめること

一般に、組織などでミッションをつくるのは、複数の人間でそのあるべき姿を共有するためでしょう。その観点からは、個人にはミッションが要らないのではないかとも考えられます。

しかし私は、個人であるからこそ、組織以上にミッションが必要だと思います。

それは、何故でしょう?
その理由は、一人ひとりが改めて、自分の価値観や行動原理、目指す姿を見つめる機会が少ないからです。むしろ、多くの人にとって、そうした機会や経験は、皆無に等しいでしょう。

自分が、本当にやりたいことは何なのか?
自分が目指す姿は、どんなものなのか?
自分のゴールは、どこにあるのか?
自分の活動は、どう社会に貢献できるのか?

そうしたことを、すぐに答えられる人が、どれだけいるでしょうか?
個人のミッションをつくるためには、こうした問いに答えていく必要があります。つまり、自分と本気で向き合い、見つめ直すことが必要なのです。


○ミッションをつくって

ずいぶんと、偉そうなことを言いました。
私自身、つい先日ようやく自分のミッションを確立したばかりですのに。(笑)

ですが、ミッションをつくったことは、私にとって非常に重要なことでした。
自分と向き合い、自分を見つめ直し、今までもやもやしていた思いを、ようやく整理した感があります。積年の課題を、ようやく解決したといったところでしょうか。

ミッションをつくったことで、ようやくライブラリアンとしての自分に軸が出来た思いです。
自分にとっての憲法ができ、自分の目指すベクトルが明らかになりました。今は、ライブラリアンとしての自分の活動に強い自信を持っていますし、迷いや不安、弱気な部分が消えました。

今まで、「あれも知りたい、これも知っておかないと」とダボハゼのようだった自分も、姿を消しました。自分のベクトルが明確になったので、その他のことは割り切れるようになったのです。
言わば、自分の次の行動は、ミッションが決めてくれるようなものです。ミッションで定めたとおりのことを追求していけば、自分の目指す姿に辿り着くのですから。ミッションによって、自分が本当に大事なことだけに、集中できるようになったのです。

たかが数文字のミッションと3つの行動指針ですが、自分にとって本当に大きな拠り所になりました。
セルフブランディングを意識し始めて4年あまり、ようやく自分の基盤が確立したことを自覚しています。


そんな私だけに自信を持って、個人のミッションの重要性を訴えることができます。個人のミッションがとても重要で、それをつくることがすべての基盤になると断言できます。

それだけに、これをご覧になっている皆さん(特に若手の皆さん)に、ぜひともご自身のミッションをつくって欲しいと思います。

次回は、私がミッションをつくるときに考えたことを、ご紹介したいと思います。これが唯一の判断基準ではありませんが、皆さんがご自分のミッションをつくる上での参考になればと思います。



●れいこと

さて、今日も最後にれいことわが家の話を。

昨日の妻の入院では、ご心配をおかけしました。
おかげ様で容態は安定しており、今日は何事もなく元気に過ごすことができました。


さすがに昨日はいささか慌てましたが、妻とバブーちゃんには、れいこが付いています。
40代夫婦が、すぐに新しい命を授かったのもそう。今回、大事に至らなかったこともそう。バブーちゃんは、れいこに応援されているのです!

れいこ〜、お母さんとバブーちゃんを頼むで〜。明日からも、応援してやってな〜!


それでは、押忍!

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