2015-10-20

謝金・旅費ポリシーをつくってみた

(2015.10.22)文言の微調整と、後半に一章(?)追記をしました。

「何様なん、お前!?」
・・・と言われるのを覚悟の上で、新しいマイ・ルールをつくってみました。




★このところ・・・


このところ過分にも、講師としてお呼ばれしたり、インタビュアーやコーディネーターなどにご指名頂く機会が増えてきました。

身内の研究会や小さなものまで含めると、昨年は10回ほどお話しする機会を頂きました。今年はこれから実施のものも含めると、もうちょっと増えそうです。



私は自身のミッション・行動指針に掲げていますように、図書館や情報の持つチカラや魅力を伝えていきたいと思っています。
そんな私にとって、こうしてお話しする機会を頂けるのは非常に嬉しいことですので、喜んでやらせてもらっています。

(これも行動指針に書いていますが、「やるからには自身のプレゼンスも向上させ、一目置かれるライブラリアンになる」という下心を隠していませんので、その意味からも頑張っています)


ところが先日、「実はお声がけしたかったのだけど・・・」というお話を伺いました。
聞けば、「きちんと謝金もご用意できないので、声をかけるのをためらった」ということでした。



★謝金・旅費ポリシー


これは、実に勿体ない話です。
私に望まれていることがあり、私もそれにお応えしたいのに、それが実現できなかったのですから。しかもそれは謝金という、本質とはかけ離れた理由で、です。

また、謝金に関して言えば、逆に私の方に頂くためらいがない訳でもありません。

そこで今回、こうした状況を解消するべく、以下のとおり謝金・旅費ポリシーをつくって明示することにしました!

【空手家図書館員の謝金・旅費ポリシー】

  • 謝金
    1. お話等の機会を頂くとき、謝金はなくて構いません。
    2. (上記1.に関わらず)公的機関で基準に応じて謝金が出る場合など、ありがたく頂いた上で、全額を以下のいずれかのために寄付します。
      • 素晴らしい独自の活動をしているものの、資金難に苦しんでいる図書館関連活動
      • 小児がん等、病気の子どもたちを支援する活動

  • 旅費
    1. 実費だけ頂けると助かります。
    2. (上記1.に関わらず)自主勉強会で財源がないなど、場合によっては自己負担しても構いません。


こう明示することで、お声がけ頂ける機会が増えるのでしたら、私としては嬉しいことです。

「ええカッコしい」みたいですが、自分の活動はひとえに自身のミッション(=私自身の信念)にのみ従うもので、謝金が目的ではありません。

図書館活動で頂く謝金ですので、私としては図書館界のために還元するのは、ある意味で自然なことです。
病気の子どもたちへの支援は、れいこの闘病中に頂いた支援に対し、わずかでも恩返しをしたいという思いからです。



場合によっては旅費も自己負担というのも、それで自分のミッションを実現できるものなら、喜んでそうしたいと思います。

「参加者5人だけど、北海道まで自腹で来て!」と言われるとおサイフ的には辛いですが・・・旅費と人数のバランスでご相談でしょうか。
ある程度の人数(15人とか??)へ自分の思いを伝えられるものであれば、たいていの範囲なら自己負担ででも駆け付けます!

私が講師をすることが、金銭的な面でも社会のためになるのであれば、とても嬉しいです。



★お断り


このポリシーを適用するのは、オファーを私的にお受けする場合です。
私は多くの場合、講師等は私人としてお受けし、年休など勤務時間外に伺っています。その範囲においては、このポリシーを適用します。

一方、公的機関からご依頼を頂く場合などは、業務としてお受けする場合があります(特に本学がお世話になっている機関など)。

その場合は上記ポリシーを適用することなく、組織どうしの判断に従うことになりますので、ご了承ください(一般的に言えば、旅費のみご負担頂く、というケースが多いのでしょう)。

ともあれ、私が何かお役に立てるようでしたら、どうぞ気軽にお知らせくださいね〜!



★2015.10.22追記


数日経って、この記事を読み返してみました。
自分で言うのもアレですが、やっぱり「何様!?」ですね。読まれて気を悪くされた方には、お詫びしたいと思います。

一方で、私という個のライブラリアンが自身の信念にもとづき、こうした行動を取りそれを公言することには、それなりの意義があるのではないかと考えています。

私は常々、ライブラリアンは情報のスペシャリストとして、自分の旗を振るべきであると考えています。謝金がどうということそのものよりも、こうした自分の旗を掲げる姿勢を、社会に見せたいです。

でも、どう言ったところで、「何様!?」ですけれど。(笑)



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今日10月20日は、れいこのバースデー。
(6月6日のセカンド・バースデーではなく、本当のバースデーです)
主役のいないバースデーは、早くも4回目になります。


本当だったら、家族が笑顔でいっぱいのはずの、れいこのバースデー。
どうしてれいこがここにいないのか・・・いまだに、私はこの事実を受け入れられません。

妻と違い、私は不自然なほど、れいこが夢に出てきません(もしかしたら、この現実を拒否しているのかも)。
ですが今朝は久しぶりに、れいこの夢を見ました。

でもそれは、れいこと一緒ではなく、れいこがいなくなった後の夢でした。
悲しくて、寂しくて、辛くて。ただ、泣いて泣いて。


でも、私たちが泣いてばかりでは、れいこも辛い思いをするでしょう。
今日わが家では、うそれいこを囲んでバースデーです。
涙はなしで、きょーこと一緒に、みんなで明るくれいこを囲んでやりたいと思います。

2 件のコメント:

  1. 去年、息子が発病したときに、井上さんのブログに巡りあいました。
    玲子ちゃんがお星様になったお知らせ以降、読むことができずにいたのですが、このたびメイク・ア・ウィッシュに申し込むことになり、約一年ぶりに読ませていただきました。
    今日子ちゃんの可愛らしさのあまり、なかなか目的の記事に辿りつけずにいます(笑)。
    そのおてんばっぷり、きっと玲子ちゃん譲りなんだろうなぁと、思わず頬が緩みます。

    最後になりましたが、玲子ちゃんが井上家に幸せを運んできてくれたスタートの日、おめでとうございます♫

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  2. 井上@空手家図書館員2015年10月23日 12:14

    >ゆきさん、

    コメントありがとうございます。
    息子さんがご病気ですか・・・何と申し上げてよいのか判りませんが、一日も早い快癒を願っています。

    メイク・ア・ウィッシュさんは、本当にれいこと向き合って応援してくださいました。遠慮なく、甘えていいと思います。


    わが家にとっては今も辛い毎日でもありますが、きょーこのおかげで笑顔が絶えない毎日でもあります。
    ゆきさんのようなお言葉も励みに、頑張ってきょーこを育てます!

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