年末の九州図書館見学ツアーともどもご報告したいのですが、今回はその少し前に講師をしました大学図書館職員短期研修(東日本会場)の報告をしたいと思います。
★講演内容・アンケート結果
今回は、東京大学さんの主催での開催でした。先日の西日本会場と、趣旨・ポイントは同じです(スライドはNIIさんのサイトからどうぞ)。
毎年ブラッシュアップをしているものの、骨子は3年前から変わっていません(2014年西日本会場/東日本会場、2015年西日本会場/東日本会場、2016年西日本会場)。
毎回自分なりにベストを尽くしていますが、今回は受講生のみなさんにどのように伝わったでしょう・・・?
今回はすでに、受講者アンケートの結果も届いており、平均4.5点(5段階評価)と過分の評価を頂きました。
自由記述も拝読しましたが、概ね好意的に受け止めて頂いたようで、嬉しく思っています。受講くださった皆さん、ありがとうございました。
★6回目の講師
ところで、毎年この研修で、講師の機会を2回ずつ頂いています(西日本・東日本会場で各1回)。この研修の講師を始めて3年、今回が6回目の講師でした。
考えてみれば、今まで合計200名以上の方々に、私の拙い話を聞いて頂いたことになります。
全国から集まる若手ライブラリアンに、自分の信念や思いを伝えられることは、本当に嬉しいことです。
私のメッセージが、何か少しでも図書館界をいいものにし、利用者さんのためになっているのであれば、これに勝る喜びはありません。紛れもなく、自分のミッションを遂行できていることになりますからね!
★卒業?
さて、この大学図書館職員短期研修の過去の講師陣を見ると、豪華なメンバーです。
ですが、そうした方々も(ごく一部の例外を除いて)最長3年で交代しているようです。そこからすれば、私も今回が最後だったかもしれません。
このことには事前に気づいていましたので、今回は私自身そのつもりで挑みましたが・・・なかなか完成レベルの講演はできませんね。(苦笑)
私としては、機会を頂けるものであればあと50回ぐらいしたいですが(笑)、今回で卒業かもしれません。改めてそう考えると、喜びも感謝もひとしおです。
今まで私の拙い話をお聞きくださった皆さん、ありがとうございました!何かヒントになったことがあれば、ぜひそれを実際のアクションにつなげてくださいね。
そして、このような貴重な機会を与えてくださったNII・東大・京大の皆さん、本当にありがとうございました!
この研修は、私にとっても学びと気づき、そして交流の機会となりました。この経験を、今後の図書館界のために、活かしていきたいと思います。
これだけ書いておいて来年のオファーがあったら、恥ずかしいな・・・嬉しいけど(←色気を隠さない)。
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
先週、阪神大震災から22年となりました。兵庫で被災した私も、あの日のことは忘れることができません。
れいこを失ってから、震災のニュースを見るのが辛くなりました。
そこには必ず身内を失った人が登場し、いやおうなくれいことの別れを思い出させるからです。
れいこの発症は東日本大震災が起きた年で、どうしても震災の話に向き合うことができません。
図書館界ではsaveMLAKのような素晴らしい活動もあるのですが、ほとんど協力することもできず、いささか心苦しく思っています。
ですがちょっとずつでも、前を向いていきたいと思います。
誰より、れいこがそれを願っているでしょうから。
人との別れ、そして生きていることの意味を考えさせられる日々です。
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