★Library of the Year2017 第2次選考会結果
図書館関係者の皆さんなら、LoYについて、一度は耳にしたことがあるでしょう。
同賞は、「これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人 知的資源イニシアティブ(IRI)が毎年授与する賞」です。
先日LoY2017の第2次選考会が開催され、私も選考委員として議論に加わりました。
第2次選考会は、3時間半(!)を超える熱い議論となりました。1次選考会を突破した17館について、1館ずつその活動の魅力や意義を議論していきました。
(ノミネートには、図書館だけでなく図書館的活動なども含まれていますが、ここでは「館」と記します)
結果、LoY優秀賞およびライブラリアンシップ賞の受賞館を、以下のとおり決定しました。
- 優秀賞
- 20年間継続されてきた地域資料のデジタルアーカイブ事業と将来に向けた取り組み:【大阪市立中央図書館】
- 市民と行政が育てる もちより・みつけ・わけあう広場としての図書館:【瀬戸内市民図書館もみわ広場】
- 地域情報資源を活用した公共情報資産の共創活動:【ウィキペディアタウン(各地でウィキペディアタウンを企画実施したみなさんとこれをサポートしたウィキペディアンのみなさん)】
- 20年間継続されてきた地域資料のデジタルアーカイブ事業と将来に向けた取り組み:【大阪市立中央図書館】
- ライブラリアンシップ賞
- レファレンスの集積・可視化・公共財化:【国立国会図書館レファレンス協同データベース事業とその参加館および協力者】
- 図書館と対になった50年以上に及ぶユーザーグループ活動とその多様な成果:【神奈川県資料室研究会(神資研)】
- レファレンスの集積・可視化・公共財化:【国立国会図書館レファレンス協同データベース事業とその参加館および協力者】
詳細な受賞理由については、こちらをご覧ください。
いずれもLoYとして表彰されるのに相応しい、素晴らしい図書館/図書館的活動だと考えます。
ところで、ライブラリアンシップ賞には、馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんね。これは2016年に新設された賞で、公式サイトにて以下のとおり説明されています。
長年にわたって地域住民や図書館員が協同し、さまざまな図書館活動を継続的に行った図書館等を称えるため、昨年度創設した賞です。
ここで言うライブラリアンとは、図書館員グループおよび地域住民の総体を示しています。
長期にわたって日本を代表する優れた図書館サービスを、館種を超えた図書館や地域住民と共に行ってきたことを評価するものです。
ライブラリアンシップ賞は、優秀賞とは違う意味合いながら、「大賞相当」と位置づけられるものです。
★最終選考会
最終選考会は、11月8日(水)図書館総合展にて、開催されます。
最終選考会では、各館によるプレゼンと公開討論を行った上、優秀賞3館のうち1館を大賞として選出します。
「これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動」を巡る議論を目の当たりにすることは、きっと皆さんにとっても有意義で刺激的な時間になります。当日はぜひ、会場へお越しください!
最終選考会では来場者の投票により、オーディエンス賞も授与されます。来場くださる皆さん、最も魅力的だと思われる1館に、ぜひ一票を投じてください!
なお、当日はツイートも歓迎です。LoYに関するツイートには、ぜひハッシュタグ #LoY2017 を付けてくださいね!
★審査員
最終選考会では5人の審査員の投票により大賞が決定されます。審査員は、様々な活躍で知られる方々ばかり。
そして分不相応ながら、私もその末席を汚すことになりました。勉強不足・実力不足は明らかですが、自分なりにベストの選択をし、一票を投じます!
ところで一つ、大切なことを。
最後の投票こそ審査員の仕事ですが、LoYは図書館の仲間みんなで盛り上げつくるものだと考えます。
当日はぜひ最終選考会場へ足を運び、討論に当事者としてご参加ください。みんなで一緒にLoYをつくり、これからの図書館の姿を考えていきましょう!
★クラウドファンディング
最後に、一つお願いです。
LoYは、NPO法人であるIRIが主催しており、資金源が潤沢とは言えません。
現在クラウドファンディングにより協力を募っていますが、期日まであと2週間となった今も、目標金額に到達していません。ぜひこちらをご覧の上、ご協力頂ければと思います。
「全国の図書館に光を与える」ためにも、LoYへのご支援をよろしくお願いします!
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
このところ、きょーこの「おうちごっご」がエンドレスです。
私たちの世代でいう「ままごと」なのですが、これを延々と続けさせられます。
「きょーちゃんが、ネコちゃんのバブーね。お父さんは、ネコのお母さんになって」などという、ややこしい役をさせられます。(笑)
こんなことで楽しめるのも、いつまでかな?
それまでは付き合ってやらんといかんかな、と思います(エンドレスで大変やけど・・・)。
れいこもきっと微笑みながら、僕の努力を見てくれていることでしょう。(笑)
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