2019-01-27

異動して2年…今さら気づいたこと

マイ・ミッションの改定…と大言壮語した後で気がひけるのですが。
自分の仕事について、今さらながらのささやかな気付きがありましたので、どなたかのヒントにでもなれば、と書いてみます。

イメージ:空



★この2年を振り返れば…


現部署に異動して、はや2年近く。
長く利用サービス畑を歩いてきた私にとって、テクニカル・サービス(主に分類・目録、リポジトリ)の世界は新鮮で、有意義な経験を重ねています。

一方でこの2年は、ちょっとした後ろめたさを感じ続けた2年でもありました。

それは、自分ならではの仕事ができていない、という後ろめたさです。
それなりには頑張っていますが、前任者がやっていた仕事を引き継いでそのままやっているだけ、という思いが拭えません。誰が配属されてもやっている仕事をしているだけ、のような。

前言と矛盾するようですが、CAT2020やJPCOARスキーマといった大きな課題にも自分が中心となって対応検討中で、やり甲斐もあります。
信頼できる上司・同僚に囲まれ、楽しい日々でもあります。


★今さら気づいたこと


それなのに、なぜこんな後ろめたさがあるのか…?最近つらつらと考えていました。

そして今さらながら、ハッと気づいたことがあります。
それは、自分がこの図書館をどう変えていきたいのか具体的にイメージできていない、ということでした。

思えば異動前、私は分室や短大図書館にいて、やりたいことが明確になっていました。
この図書館をこう変えたい、という思いもありましたし、そのために利用者さんを知ることにも努めてきました。小規模館ゆえにすぐに運用も変えられ、手応えも実感できました。

それに対し現部署では、この図書館を自分がこれを変えていきたい、すなわち自分がやりたいことが、漠然としかイメージできていませんでした(今更気付くか、私…)。

テクニカル・サービスは運用変更が難しいこと、今は大規模館で身動きが取りにくいことなど、言い訳はいくつも挙げられます。
ですが、自分のやりたいことを明確にできていなかったのは事実です。

やりたいことが明確になっていない故に、自分ならではの提案もできず、前任者の仕事を引き継いでいるだけという後ろめたさに結び付いていたのでしょう。

今はこの図書館をどう変えたいのか、何をしたいのか、改めて自分に問いかける毎日です。まだ答えは明確になっていませんが、これが定まれば、きっと自分なりの仕事も創り出していけるのでしょう。


★大切なこと


私は「人をつないで図書館を、明るく楽しく前向きに!」をミッションに掲げて図書館活動に当たっていますが、そのときどきの職場における小さなミッションのようなものも必要と思いました。

図書館も結局、人の集まりです。
与えられた仕事をこなすことも不可欠ですが、大切なことは働く人それぞれが自分なりの理想やミッションを持ち、主体的に仕事に向き合うことなのでしょう。

私の失敗(?)が、どなたかのヒントになれば嬉しいです。



●れいこと

最後にまた、れいことわが家の話を。

れいこのお兄ちゃんは、今年度ハタチになりました。
先日もスーツを着ているので何かと思ったら、成人式に参加してきたようです。



お兄ちゃんも、立派に育ってくれたものです。
細かい不満は山ほどありますが(笑)、元気にここまで育ってくれて、もう100点です。

れいこもきっと、お空でお祝いをしてくれているでしょう!

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