何と!
このブログのアクセスが、5,000件を突破しました!
カウンターを設置して4ヵ月半あまり、予想よりもはるかに早く進んでいます。
これもひとえに、この拙いブログを読んでくださっている皆さんのおかげ。
当初は、一日5アクセスくらいなんだろう、と思っていました。何しろ、カウンターも、4桁しか用意しなかったぐらいです。(笑)
先日のエントリーで、お茶の水大学の茂出木さんの講演をお聞きしたことを書きました。
そうしたら何と、茂出木さんがお茶の水女子大学附属図書館LiSA活動日誌から、リンクを張ってくださっているではないですか!
あの天下の茂出木さんが!この素人ブログに・・・。
・・・恐縮です、ハイ。
<茂出木さん、これからもよろしくお願いします!
たぶん、5,000カウント突破も、この影響かも?きっと、大勢の茂出木ファンが、あっちのブログから辿ってきて、予定より早く大台達成したのでは?(笑)
ところで。
疲れています!本当に。
充実していました、東京・横浜7日間の旅。そりゃあ、疲れますよね~。
さて、木曜深夜・・・というか、金曜早くに帰ってみると、机の上に、娘の置手紙が。
「おとうさんへ おしごとがんばって つかれたよね。あしたか あさって アルバイト(足もみ、ふみ かたもみ)してあげるよ おぼえといてね」
う~ん、感動。(ジ~ン)
・・・ん?
でも、「アルバイト」? ・・・もしかして、有料?(涙)
さて、今日のネタは、東京・横浜7日間の旅。最終的なスケジュールは、以下のようになりました。
- 7日(土)
和光大学講演会「ラーニング・コモンズとは何か? -新しい学びの場をつくる-」
→ 終了後、懇親会
→ 有志で二次会 - 8日(日)
大学図書館問題研究会 全国委員会
→ 終了後、懇親会
→ 有志で二次会 - 9日(月)
慶應大 理工学メディアセンター見学
→ 東大工学部図書室 見学
→ 東大農学生命科学図書館 見学
→ お茶の水大図書館 見学
→ 丸善・松丸本舗 偵察 + 本購入
(この日だけ、休肝日!) - 10日(火)
図書館総合展
→ たまたま出会った知人7人と飲み会
→ 千葉大学 某T先生を含む大御所グループと遭遇+懇親会? - 11日(水)
図書館総合展
→ 図書館サービス計画研究所(略称「トサケン」)お不快・・・もとい、オフ会
(しかも、幹事は何故かアウェーの私 → 今回、トサケン幹事長を襲名)
→ ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)岡本真氏らと合流、二次会+三次会
→ 同宿メンバーらで、四次会(私の部屋で飲み会、AM3:30終了) - 12日(木)
図書館総合展
→ ARGカフェ+ARGフェスト
→ ARGフェストで泥酔後、最終新幹線で新大阪へ。 - 13日(金)
日付けが変わってから、終電で帰宅。午前様。
・・・という訳で、足掛け7日の旅、無事終了。
それにしても!
さすがに、結構疲れました。飲んだ後、何度もブログを書いたり、見学先にお礼のメールを出したりしに、深夜までネットカフェにいましたしね。
1週間、とにかく目いっぱい、スケジュールを詰め込みました!
さて、以下に図書館総合展の個別プログラムをレポートします。
でも、何しろ3日分です。それぞれ数行程度、ポイントだけを記したいと思います。
ご存じない方のために。
図書館総合展は、大学の授業のように、複数のプログラム(=フォーラム)が同時進行します。参加者は、それぞれ参加したいプログラムに出ることができます。
フォーラムは、午前で1コマ、午後が2コマ行われます。それぞれ、90分程度です。
また、同時に図書館関連企業さんのブースが展示されたり、ポスター展示+セッションが行われたりしていて、自由に見て回ることができます。
雰囲気は、こんな感じ。
フォーラムの方は、大会議室のようなところでやるので、また違う雰囲気ですが。
とりあえず、ブースやパネルの雰囲気、伝わります?
初日:10日(火)1コマ目
「伝える技術と方法: 情報リテラシー "リレートーク"and"交流サロン」
(コーディネーター: 青山学院大学 野末 俊比古氏)
リレートーク:
天野 由貴氏 (椙山女学園高・中図書館)
石川 敬史氏 (工学院大学図書館)
戸田 光昭氏 (駿河台大学名誉教授)
福田 博同氏 (跡見学園女子大学)
コーディネーターは、ご存じ野末先生でした。まず、リレートークで、上記の方々がご発表。
その上で、会場四隅にリレートークの講師4人が陣取り、好きなところを自由にぶらつきながら、自由に講師や他の参加者とサロン的交流をしようというものです。
リレートーク 印象に残ったこと:
- (天野氏)長時間集中することができない中高生に、いかに理解してもらうか。こちらが一生懸命話し続けるのではなく、集中できる方法を。
全体の時間構成として、前半は講義+見学、後半は実習に。話は、まず結論を伝え、そこから説明をする逆三角形型に。
コミュニケーションは、視・聴・味(わう)・触・嗅の5感で。その上で、学生さんは何を言いたいのか、考えよう。 - (石川氏)図書館が学生さんのことを考えず、一方的に話すだけでは、苦痛どころか逆効果。図書館の自己満足的な通過儀礼は止めること。
ではどうすればよいか?という疑問を感じることが大切。大学生活全体を捉え、どのように学生さんと付き合えばいいのか、考えよう。
例えば入学後の全体説明会で、「レファレンス・カウンターとは何をするところか。カウンターに行って、聞いておいで!」と言ってみよう。
リレートーク後は、予定どおり交流サロンに。参加者は思い思いに、講師のところへ。菓子も用意されていて、気軽に行き来自由なのが、良かったです。
講師と話をしたり、
・・・ただ!
何と言っても、時間が足りませんでした。この講師陣にトークを頂き、自由に交流するのであれば、やはり2コマくらいの時間が必要だったのではないかと。
講師の野末先生は、あえて「自分の進行が悪かった」と謝っておいででしたが、先生の非ではないでしょう。良く言えば、それだけの時間が欲しいほど、いい講師陣とプログラムだった、ということでしょうか。
(悪く言うのであれば、もう少しトークを短くすべきだったかも得ないかもしれません)
この方式自体は、非常にいいと思います。アイディアは高く評価したいですが、来年は2コマぶち抜きでやりたいところです。来年もぜひ、このスタイルで!
初日:10日(火)2~3コマ目
「財政危機をチャンスに変える思考と戦略 ~低成長時代の図書館サービス指導理念~」
(コーディネーター: 国立公文書館館長、図書館振興財団理事 高山 正也氏)
講師:
上山 信一氏 (慶應義塾大学 総合政策学部 教授)
根本 彰氏 (東京大学大学院 教育学研究科 教授)
岡本 真氏 (ACADEMIC RESOURCE GUIDE 編集長)
山田 真美氏 (作家、日印芸術研究所言語センター長)
講演 印象に残ったこと:
- (上山氏)図書館などミュージアム的組織は、運営が非常に難しい。本を中心とした装置産業であるが流行性に依存する。公共的なものでありながら、サービス組織でもある。経営とは、こうした矛盾をどう解消するか、である。
- (根本氏)「資料提供」論による功罪がある。貸出を中心に図書館の発展に寄与してきたが、これがなければ図書館が発展しなかったかは疑問。
司書の評価が低いことが問題か。約3,000の公共図書館に対し、司書として配属されている専任職員は、5,400人足らず。
図書館は誰のためのものか、今一度検討すべき。コミュニティ全体のものであり、未来の住民に資料を提供するためにも、資料保存や見合った人員・サービスが必要。一方で、財政難のときは、サービス縮小もやむを得ない。有料サービスの導入も検討すべき。 - (岡本氏)横並びの画一主義があり、考え方を変えるところからスタートすべき。個々のオープン志向が、まず必要。ウェブサービスに学ぶべきだ。内部リソースだけで、どうこうできる時代ではない。将来への投資としても、オープン志向が必要。すべての人が、ステークホルダーになる。
まずは館種を超えたネットワークを創ろう。館種によらず、優秀な人材は、今は専任でない身分に多い。こうした人材を吸い上げる仕組みを。働かないのに好待遇の専任は、退場すべき。 - (岡本氏)図書館は、国民の認知率が100%の驚くべき機関。利用経験率も、最近の世代は、それに近い。このアドバンテージを、何故活かせない?
共創モデルとして、参加型レファレンスを考えては。ライブラリアンが、すべてに答えられるのか。Yahoo知恵袋の方が、はるかに優秀で、これを超える図書館員はいない。
HPにGiveUP事例を掲載し、市民に協力を求める方法で、実績を挙げたケースもある。 - (岡本氏)最後は、リスクを承知で、未知の一歩を踏み出す決断をするだけだ。それも早く!図書館が、決断できる体力を残しているうちに!
- (山田氏)共通の趣味・嗜好がなくなった現代において、図書館は独自のテーマに特化していくべきだ。イスラム教では、コーランが唯一の教えであり、他の本は一切求められない。すべてを紙で集めよう、という発想そのものを疑ってもよい。
この講義では、何と言っても岡本氏の話が刺激的でした。
参加者は、多かれ少なかれショックを受けている様子でしたが、一方でそれなりに理解を示しているようでもありました。
<では、何故何も変わらないのでしょうね?
岡本氏のお話は、「何をするにもリスクがある!図書館は今、求めるリターンを何に定め、そのためにどんなリスクを冒せるのか考えよう!」というメッセージです。
後のフォーラムで出てきた貸出履歴の活用等、従来の価値観を打破していく必要があるのでしょう。そのために私たちは、何を考え、何を行っていくべきなのでしょうか。
参加者それぞれの、宿題です。
さて、無事この日のフォーラムも終わり、晩はもちろん飲み会をセッティング。
この日、あちこちで知人に会うたびに、「今晩飲みに行こう!フォーラム後、受付前で集合!」と呼びかけておきました。
その甲斐あって、6名の方がご一緒してくださいました。
駅前の店に入ったところ、中にえらく盛り上がっている20人ほどの集団が。
近づいてみると、図書館界で最も名を知られる先生方はじめ、有名人がズラリ!どうやら、別の大きいフォーラム終了後に流れてきたグループのようでした。
千葉大学の某T先生ともうお一人のT先生、筑波大学の某I先生、同大学のかたつむりさん、お茶の水大学のMさん・・・等々。
<みんなバレバレですか?
ちょうどそこへ、私がお誘いしておいた慶應のT先生が。私とT先生の二人で、名刺をかかえてご挨拶に。やがて、両チームが入り乱れて、店の内外で大名刺交換会に発展。いっぱい営業トークしてきました。
こうして、初日は無事終了。
大勢の方にも初めてお目にかかり、いい一日となりました。予想どおり、一気には書ききれませんでしたので、2日目以降のレポートは、改めます。
ちなみに、この時の料理が、先日のエントリーに掲載した写真です。何だか判ります、コレ?
<今日の小ネタ>
- 時事ドットコム 「グーグルの修正和解案、日本を除外=書籍デジタル化計画」
ついに和解案再提出・・・と意気込んでいた矢先、日本は除外!?まさに、肩すかし。
まだ数時間前のニュースで、詳細不明だが、とりあえず挙げておこう。 - 首相官邸 「インターネット上の著作権侵害コンテンツ対策に関する調査へのご協力のお願い 」
知的財産戦略推進事務局が募集しているもので、「インターネット上の著作権侵害コンテンツ対策について」、意見を募集するもの。 - 産経ニュース 「消えゆく「記憶」を「記録」に 図書館が地域情報アーカイブ化」
非常に素晴らしい試み。やはり図書館は、地域と密着しなければ。奇しくも、先日の図書館総合展で議論したところ。 - カレントアウェアネス・ポータル 「ホーム米国のデジタルリポジトリ“HathiTrust”によるデジタル図書館」
450万冊も所蔵する図書館が、ネット上に出現!1年半後には、1,000万冊か。
<どうでもいい独り言>
東京・横浜ツアー中から、ずっと疲労気味。
やや睡眠不足です。平均4時間くらいは眠っていますが、やっぱり旅行中は疲れるのでしょうか。
何しろ、宴会も多いですから。
先週土曜から、明日の日曜までの9日間中、何と8日が飲み会!捨て身で、スケジュール組んでいます。
戻った初日に職場の研修会、今日(土曜)は日本出版学会秋季大会とその懇親会。そして明日は、所属する道場主催の空手大会。この打ち上げも、きっと夜中まで・・・。
この1週間、図書館1年生として、名刺もいっぱい配って配って、もらってもらって。頂いたお名刺は、何と88枚!
<まあ、7日もあったからですが。1日にすれば、15枚足らず。
帰りの新幹線は、ずっと名刺整理でした。(笑)
この方々のうち、どれくらいの方々が、私と今後お付き合いくださるのか。大いに楽しみです。
私はそれなりに積極的に、自分からご挨拶するようにしていますが、名刺交換だけしても、仕方ありません。
1年経って何か相談したいことがあったときに、気軽に聞ける関係。それをこれから、どれだけ築けるかが勝負です。皆さん、どうぞお付き合いをお願いします!
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