2011-06-30

病気と明るく強く闘う、れいこ
(第3日目: 6月30日)

6月28日に始まった、れいこの闘病記、3日目です。


○今日のれいこの体調

手術から3日目を迎え、ますます元気になってきました。


朝食を前に、こんなニコリとした表情です(病院の朝食は、どうしても味気ないですね)。


午後14時過ぎには、一度38度を超える熱が出ました。
ですが、これは予想していたものですので、慌てません。切開手術の後は、だいたい翌日夜から翌々日にかけて、熱が出ることが多いそうです。

先生によると、風邪のときの38度ほどは、しんどくないという方が多いそうです。れいこも、それほど具合が悪くなかったようです。
<私はちょうど職場にちょっとだけ行っていて、そのときはいなかったのですけれど。

夕方には、もう37.4度に下がっていて、いつもの元気なれいこに戻っていました。


○今日の診察

今日は、診察らしい診察は、ありませんでした。
朝、主治医の先生がいらして、術後経過や感染症対策の話をしました。簡単に傷口などを調べてもらい、順調とのお墨付きを頂きました。

どうやらこれで、水頭症の方は、ほぼ片付いた感があります。後は、黴菌さえ入らなければ、もうOKかと。




○職場との調整

今日は、診察がないようでしたので、急遽職場へ行くことにしました(MRI検査以後、そのまま手術になり、一度も職場に行っていませんでした)。さすがに仕事も、引き継ぎやら手続きやらが、必要ですので。

簡単に職場の同僚と打ち合わせをした後、上長と人事課へ。人事課では現状報告をして、介護休職・自己都合休職などの説明を受けました。

私自身、れいことずっと一緒にいたくて、すぐに休職しようと考えていたのですが、上長や人事は、そうしない方がいいのではないか、とアドバイスをくださいました。
妻も休職してしまっている今、私が休職すると、井上家には収入がなくなる訳です。長い闘病生活になる可能性もあり、それはいかがなものか、と。

例えば半日ずつ出勤し、山ほど残って繰り越している有休を半日ずつ使えば、相当の長期間、職場に残ることができます。
言ってみればその期間分は、給料を頂けるわけです。妻がメインでれいこの世話をしつつ、私の収入をできる限り確保する、というやり方は、非常に賢明に思えました。


今後、腫瘍の組織を摂取して、治療方法やお願いする機関を決定することになりますが、その際にこのことを頭に置いて、考えたいと思います。

極端な話、余命1ヶ月であれば、ずっとれいこの傍にいることを選ぶでしょうけれど、もしかすると数年間の闘いになります。
抗ガン治療は、お金もかかると聞いていますし、現実も見据えながら、落とし所を探していかなければいけませんね。


○Twilogの作成

先日から何度か書いていますように、Twitterで @fight_Reiko というアカウントを作成しています。

今回、Twilogというサービスを使って、その @fight_Reiko で書いた内容を、過去に遡って見られるページを作成しました。

このリンクを辿ってもらえれば、Twitterアカウントを持っていない方でも、簡単に過去のツイートまで読むことができます。
よろしければ、ぜひお目通しください。


○お引越し

今日からは、術後すぐのVIP患者(?)ではなくなり、一般患者として相部屋へ。宝塚市民病院西棟の小児科458号室です。

一緒の部屋にいる子は、偶然同学年の女の子で、盲腸で入院しているようです。
親御さんも来られていましたが、すぐに帰られたようです。そうですよね、ただの盲腸ですもんね・・・。

れいこがただの盲腸で、1週間で帰ってくるのであれば・・・そんなことを、考えずにはいられませんでした。


○今日のお見舞い

今日も、れいこにとって大事な友達や恩師が、足を運んでくださいました。
朝はまず、道場の館長がお越しくださいました。私が入院したときもそうでしたが、館長は足しげく門下生を見舞ってくださいます。れいこにも、1日1度はお顔を見せてくださいます。

自己都合で退会したばかりのれいこに、この愛情ある態度。
世辞を言う訳でもありませんが、こういう師ですから、僕は10年以上も付いていっているのでしょう。


昼には、学校の友達が二人で遊びに来てくれました。
特にそのうち1人は、一番の親友と言っていい友達で、来てくれたことが、本当に嬉しく思いました。

その子のお母さんも、仕事帰りにわざわざ足を運んでくださいました。
先方の一家とは、お互いに遊びに出るときに相手の子どもを連れて行くことも多く、とても親しくして頂いています。
今回の親子でのお見舞いもそうですが、いくら感謝しても、し足りません。


そして夕方には、クラス担任の先生が来てくださいました。
昨年から、2年連続でお世話になっている先生で、ハッキリと言ってくださる面も持ちつつ、温かく生徒を見守ってくださる方です。
<私たち両親はもちろんですが、れいこがこの先生を大好きなのです。

手術以降、先生は何度も電話をくださって、本当にれいこのことを心配してくれています。前述の空手の館長だけでなく、こんな先生に出会えたれいこは、本当に幸せだと思います。


さらに夕方は、以前の空手の先生ご一家と、同門の仲間が来てくれました。
みんなで示し合わせてくれていたようで、れいこが大好きなリラックマグッズを、持って来てくださいました。

先生方とは、このところご挨拶もできておらず礼を失しており、今回のこともまだ連絡すら出来ていませんでした。
しかし、このれいこのピンチをお聞きになって、聞いたその日に駆け付けてくださいました。

こうしたことがあると、友達・仲間・先生といった方々の強い愛情を感じます。れいこはこんな逆境にいますけれど、こうした仲間に囲まれ、今もなお、幸せなんだと深く感じました。


○一人だけのお泊り

個室は、家族の泊まり込みもOKでしたが、前述のとおり、今日からは相部屋です。
今まで私はれいこと泊まり込んでいましたが、今日からは、私も夜は家に帰ることになります。

本来面会時間は20時までですが、れいこが眠るまでは、私だけでも残ることにしました。
部屋の灯りや音が気になって、なかなか寝付けない様子でしたが、21時前にはグッスリと。お気に入りの「くーたろう」を抱きしめて、眠っています。


ちなみに、昨日は下のコレ。(笑)


実は今日はずっと頭痛がしていて、れいこが寝たらすぐに帰るつもりだったのですが。こんな病気のれいこを置いて帰ることに、ひどく心が痛みました。

椅子に座ったまま、朝まで頑張ってしまいそうだったので、心を鬼にして、帰ることにしました。後ろ髪を引かれる思いでしたが、おかげでこうしてブログを更新できました。(笑)



<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今日は、大勢れいこのためにお見舞いに来てくれて、良かったね。みんな忙しいのに、れいこのためだけに、来てくれてるんやで。
みんなみんな、れいこのことが大好きで、れいこを応援してくれとるんぞ。

これだけみんなが応援してくれとるんやけん、きっと病気にも勝てるよね?お父さん、お母さん、お兄ちゃんも一緒に頑張るけんね。

病気なんか、早くやっつけて家に帰ろう、れいこ!

1 件のコメント:

  1. 写真を見ました!
    術後は良好の様ですね。
    何かできる事はないか?ブログを隅々まで見て、
    発見!!DVDは見れるんですか??
    れいちゃんはどんなんが好きです??
    ブログに載せておいてください。
    たいしたものはないですがテレビで撮った物を編集したのも合わせたらかなりありますから、是非。。

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