(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)
○外泊満喫、れいこ。
先日のエントリーにも書きましたが、れいこはこの週末、3泊4日で自宅に帰りました。
日曜も友達が遊びに来てくれたり、近所のお気に入りのネパール料理屋さんにランチに行ったり、もう夏休みを満喫です。
こうして、金曜夜から月曜朝までの3泊4日を、満喫して過ごしたれいこでした。
病院への戻りは、れいこが通っていた空手道場の館長がお申し出くださって、自らわざわざ、れいこを送ってくださいました。館長、ありがとうございました!
○れいこの症状
先日のエントリーでも書きましたが、最近ときどき、れいこの症状が改善されつつあるのではないか、と思うことがあります。
今日も、そう感じたことがありました。
診察の際に、先生に(麻痺している)左手を上げるよう言われたのですが、以前より明らかに左手が真っ直ぐ挙げられるようになっています。
1週間ほど前は、斜めにしか手を上げることができず、しかもガクガクしていたのですが、今日は確実にそれよりもいい動きでした。
先週、「自分の鼻を、左手で触ってごらん」と言われたときは、きちんと触れないような状態でしたが、今日は心なしか、先週よりはそれらしく見えました。
放射線科の先生に、治療の効果が出始めているのではないかと伺ったところ、「いい方に理解しておきましょう」とのことでした。
ただし、れいこの前ではっきりとは言いにくかったのでしょうが、先生のお言葉からは、楽観は禁物といったニュアンスを感じました。
がん患者に多い事例として、一度は放射線治療などで症状が回復するものの、再発等により最終的には助からない、というケースが多々あります。
しかしそうであっても、まずはれいこの回復を前向きに受け止めたいと思います。
ガンバレ、れいこ。ガンバレ!
○家族
最近、よく思うことがあります。
それは、病院で一緒に入院している子供たちや親御さんは、みんな家族のようなものだ、ということです。
大阪市立総合医療センターと言えば、関西でも有数の中央病院ですから、そこに集まってくる患者さんは、一般的にはあまり良くない状況なのでしょう。
まして非常に小児科の充実しているこの病院ですから、小児病棟はこれが顕著です。
れいこのいるフロアでも、どんな病気というのは、お互いに触れないのが無言の約束です。ですが、皆さんそれなりに大変な状況であることは、容易に察しがつきます。
お互いに、大変な病気やケガをした子供たちや、その家族です。
自分自身や子供たちの回復を願い、みんな闘っています。みんな、同じ思いです。
一つ屋根の下、そうして闘っている子供たち、そして毎日ずっと付き添っている親御さんたち。このメンバーは、みんな家族も同然です。
毎日顔を合わせ、一緒に食事を取り、一緒に遊び、みんなで治療を受けています。
私自身も子供たちや親御さんと毎日声をかけ合ったり、れいこも含めて一緒に遊んだりすることが多々あります。
れいこ同様、この子供たちも、本当に元気になって欲しいと願っています。
この子たちもみんな、私たちの家族なのだから。
<●最後に、れいこへ。>
れいこへ。
3泊4日の外泊、本当に楽しかったね。終わってみれば、あっという間やったけど、本当に嬉しいひとときを過ごせたわいね。
れいこの笑顔を見とると、何だか今の辛さを忘れることができるよ。
本当にしんどくって、胸が苦しいこの思い。
それが、れいこが笑ってくれている間だけは、ふっと楽になったり、忘れられたりするんよ。
毎晩病院から一人で帰るときに、お父さんはいつも悪いことばっかり、考えてしまう。お前の手が、冷たくなる日が来るんじゃないかって。
でも、次の日にお前の笑い顔を見ると、ホッとしてまた少し元気が出るんよね。
ほやけん、れいこ。
お父さんやお母さんの傍で、ずっとずっと、笑っててくれるよな。
お父さんは、この世の何よりも、お前のその笑顔を守りたい。
れいこ、お願いやで。
このブログとツィッターでしか存じあげませんが、れいこちゃんのその笑顔とがんばりに元気をもらっている者もいます。
返信削除本当に素敵な笑顔。
きっと病気の方から逃げ出してしまうに決まってます!
信じてますから・・。
関東に住んでいます1971年生まれ、6歳の男の子をもつ母親です。
返信削除実は私の子供も今年、れいこちゃんと同じように水頭症から、脳腫瘍が発覚しました。
放射線と化学療法にて腫瘍を撃退し、今は元気に学校に通っています。
入院時にお友達になった神経膠腫の高校生の男の子も、小学生に発症したそうですが、
入院を何回か経験するも、元気に高校に通っています。
れいこちゃんも元気になって、また学校に通えますように。
息子は東京女子医大に入院したのですが、そこには、藍原康雄先生という素晴らしい先生がいます。
何かお役にたてることがありましたら。
あたしも、実際脳腫瘍が原因の水頭症になり、10ヶ月の女子医での入院をへて、やっと先月退院できました。女子医の藍原康雄先生は本当にすばらしい先生です。私の主治医として、当時しにそうだった私を助けていただきました。れいこさんが元気になられることを心より祈っております。
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