2011-08-07

病気と明るく強く闘う、れいこ
【第39~41日目: 8月5~7日(金~日)】

6月28日に始まったれいこの闘病記、39~41日目です。
(初めての方は、まず初日・6月28日のエントリーをご覧ください)


○今週末も、外泊のれいこ。

れいこは、今週末も外泊の許可を頂きました。
金曜夕方の治療を終えたら、次は月曜午後の治療まで、自宅で過ごしてよいとのことでした。




病院から自宅までは、先週に続き、「れいこ お助け隊」のMさんに送って頂きました。しかも、Mさんからは、リラックマふりかけなどのプレゼントまで頂きました。




帰宅すると、お兄ちゃん特製カレーライスが、待っていました。
先週の特製サンドイッチに続き、シューイチローもれいこのために、いろいろと気を遣ってくれています。

カレー、美味しかった!


味にうるさい、シューイチロー料理長。



土日には、入れ替わり立ち替わり、合計7人の友達が遊びに来てくれました。やっぱり友達と遊べるのは嬉しいようで、ずっとご機嫌のれいこでした。

道場の仲間のお母さんからは、リラックマ花火も。



ところで、れいこは最近お兄ちゃんから、麻雀も伝授されているところです。
何とか何とか、適当に打つことができるようになったばかりなのですが、この日は何と!数え役満(*)を上がりました!

(*)麻雀をご存じない方へ。野球で言えば、逆転満塁ホームランを打ったくらいの快挙と思ってください

これが、その手。向かって右は、ドラ表示牌。


リーチ、役牌2、サンアンコウ、ドラ(表)3、裏ドラ4、です!
ちなみに、振り込んだのは、もちろん私。いえ、わざとじゃなかったんですけれどね・・・。



○お祭りと花火

この週末には、地元のお祭りと宝塚の花火大会があり、お出かけしてきました。

たこせんを、ガブリ。


シューイチローも、ガブリ。


ビンゴ大会で、かろうじて参加賞のお菓子だけは確保。



そして、メインの花火大会です。
これは、「れいこ お助け隊」のYさんに、ご招待頂いたものです。本来であれば、有料の特等席なのですが、れいこのために手配くださいました。

真上に見上げる花火。


家族一緒に過ごす幸せ。


花火の打ち上げ台のすぐ近くで、真上に花火を楽しむことができました。家族4人揃って、こうしたイベントに出かけたのは、本当に久しぶりのことでした。


Yさんに帰りにお礼をお伝えしたときに、「来年も、4席用意しておきます!」と言って頂きました。
れいこの状況もよく知ってくださっているYさんが、あえて「4席」と言ってくださったこと、本当に強いエールを頂きました。この一言には、思わずホロリ。

Yさんのエールに応えるためにも。
来年もきっと家族4人揃って、この夜空を見上げたいと思います。



○メルマガ「エル・ライブラリー通信」に掲載されました。

私が常々、応援していますエル・ライブラリー

某知事の政策により、公的支援がほとんど打ち切られている中、懸命の努力と大勢のサポートで、必死で頑張っておいでです。
<私はいつも、最上の褒め言葉として、「図書館員の気合いと根性だけで、やっているライブラリー」と言っています。(笑)


そんなエル・ライブラリーが、サポート会員宛てに送っている、「エル・ライブラリー通信」というメルマガがあります。
5日(金)に刊行されたその第120号巻頭言に、れいこのことを取り上げて頂きました。

許可を頂きましたので、以下に該当部分を掲載します。

“10万人に1人という確率で発症する小児脳腫瘍。
ある日突然、愛娘が脳腫瘍に罹ってることがわかった、その時…


今日は当館のサポート会員のお一人である「空手家ライブラリアン」こと井上昌彦さんと、長女れいこちゃんをご紹介します。

井上さんはエル・ライブラリーの熱心なサポート会員としてたびたびご自身のブログで当館のことをご紹介くださっています。

そんな井上さんのお嬢さん・れいこちゃん(小学5年生)が突然の頭痛と傾眠を訴えたのは一カ月前。脳腫瘍と水頭症を発症していることが判明し、緊急手術の結果、水頭症は治癒できました。

しかし、脳腫瘍のほうは脳幹にできた、摘出手術が不可能な癌です。
発病がわかったその日に「余命1年」と宣告され、れいこちゃんと井上さんご家族の闘病生活が
始まりました。

空手家である親娘は「病気と明るく強く闘う」ことを宣言して、現在、大阪市総合医療センターで治療中です。

井上さんは、れいこちゃんのことを多くの人に知って欲しい、と急遽ブログのタイトルを「空手家小学生の闘病記」に変え、Twitterでもれいこちゃんの闘病記をつぶやくアカウントをとって、日々多くの人々との情報交換や「お助け隊」のボランティア募集に活用されています。

親の思いに胸を打たれる闘病記、井上さんのブログはこちら。
http://karatekalibrarian.blogspot.com/

いつも空手家ライブラリアンさんに励まされてきたエル・ライブラリーのスタッフは、ほんの少しでも井上さんとれいこちゃんを励まし支えられたら、という思いでいっぱいです。奇跡が起きることを祈りつつ。”


何故か私自身、このメルマガを読んで、ホロリとしてしまいました。
いつもいつも、Twitterでれいこを応援してくださっているエル・ライブラリーの皆さん、本当にありがとうございます!



○生きていること

この週末のように、れいことずっと過ごしていると、いろいろと考えることがあります。

生きていること、元気でいることの喜び。
家族がみんな健康で、いつも一緒にいられること。

ごくごく平凡に、一緒にテレビを観たり、食事を一緒に食べたりすること。



以前には思い至らなかったことが、判るようになりました。
今までは、頭では理解できても、本当にそう感じることはできなかったでしょう。

親子で手を取るテレビの1シーンや、すれ違う親子の幸せそうな笑顔。
ふとしたことで、涙が出ます。


れいこと一緒にいて、ささいなことに笑えること。
こんなささやかなことに、こんな意味があるなんて。


家族や友人、大事な仲間と一緒に生きていること。
その意味を、一度だけでも、しっかりと考えてみて欲しいと思います。




<●最後に、れいこへ。>

れいこへ。

今週末も、外泊ができて良かったね。
お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんも、れいこが帰ってきてくれると、本当に嬉しいんよ。

朝、目が覚めたときに、横にれいこがいてくれること。
これが、どれほどお父さんらにとって嬉しいことなんか、れいこには判らんやろね。





今は、れいこと過ごす一瞬一瞬が、お父さんたちにとっては、宝物みたいじゃ。
れいこはきっと、きっと元気になるけれど、それでもお前と過ごせることに、こんな意味があったんかと、毎日思いよる。


お母さんがお前を身ごもってから、ほんの半日だって、わしらがれいこのことを考えんことなんて、なかったんよ。
この10年あまり、ずっとずっと、れいこのことを見て、想って、笑って。

これがどういうことなんか、お前に教えてやれたらね、れいこ。


じゃけん、早く良くなれやな。
お前がおらん日なんて、考えられんけん、れいこ。


何よりも、何よりも。
お前が元気になることを願っとる、れいこ。

 

2 件のコメント:

  1. 井上さん、こんばんは。
    ご無沙汰しております。清水(桜介/瑛介)ママです。
    最近読んだ『空腹療法(セラピー)』(石原結實著)に
    ガンの西洋医療の治療への警鐘と、人間の持つ自然治癒力を引き出す為の代替医療についてふれられていました。病院などの具体的な情報は載っていませんが、そもそもガン細胞が出来る理由は血液の汚れ(栄養過多、体の冷えなどが原因)を浄化する為。朝食をにんじん&リンゴジュース、昼食を蕎麦、夕食は普通にといった少食にすることと、体を温める生活でその発生が防げるといったことが書かれていました。成長期の子供にも通用する理論なのかはわかりませんが。。。TVで観た、末期ガンの女性のガンの進行が走り続けているとなぜか止まる、という話と近いものがあるなと思いました。体を維持するのに精一杯な状況下ではガン細胞が成長する余裕がなくなるというようなことなのかもしれません。 すみません。漠然とした情報で。
    この本からひもづいて、新たな情報にたどり着ければいいかもしれないと思い。。。東洋医療への期待は大きいように思います!  Fight !パパさん!

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  2. >清水(桜介/瑛介)ママさん、

    情報提供、ありがとうございました!
    情報提供頂いた本は、宝塚市立図書館にありましたので、早速Web予約しました。読んでみますね。

    東洋医学は、代替・補完医療として、近年注目を浴びているようですね。
    西洋医学を軸にしながらですが、少し調べてみようとは思っています。

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