2012-05-03

【参加報告】
私立短期大学図書館協議会 総会+研修会

今日は、図書館ネタです。
れいこを応援くださっている皆さん、申し訳ありません。

れいこは5月7日(月)からの長期入院に備え、ゴールデンウィークには英気を養います。今日2日(水)の夜からは、愛知の実家でのんびりしています。

 
長期入院もこれで3度目。今度こそ最後の入院になるよう、しっかり充電させておきます。


-------------------------------------------------------------------


さて、今日の本題。

●【参加報告】
私立短期大学図書館協議会 近畿地区協議会 総会+研修会

27日(金)に関西外国語大学にて、この総会・研修会は実施されました。

この日は直前まで、れいこが大阪医科大学にて診察を受けていました。
ホントに偶然だったのですが、大阪医科大学さんと会場が10kmも離れておらず、何とかギリギリで飛び込むことができました(実は、幹事校のM村さんには、遅刻するかもしれないとメールを入れていたほどでした)。
やっぱり、日頃の行いがいいと、違いますね~。(笑)


○総会

総会は、こういった場のご多分に漏れず、シャンシャンと。まあ、それでいいんでしょうけれどね。(笑)

この協議会の路線について、少し記しておきましょう。
本協議会のうち、私たちの加盟する近畿地区協議会では、昨年度から活動を身の丈にあったものにしようと合意しています。
短大自体の数や協議会加盟館が減少し、加盟館も人員減が進む中、協議会(特に役員館)の業務を圧縮し、一部は定型化するなど合理化を行おうというものです。

こうした試みは、絶対に必要なことです。
大学とは規模や立ち位置がそもそも異なる短大が、大学と同じ方向を目指していい訳はありません。図書館においても、それは同じです。
大学図書館関係の協議会がやっているから・・・といった理由だけでやっていることは、止めていきませんとね。

これから私たちが何をすべきかは、協議会の目的と各館がかけられるマンパワーを考えたときに、答えはおのずと出てくるでしょうね。


その点で、大阪芸術大学(短期大学部)さんや関西外国語大学(短期大学部)さんなど、ここ数年の役員館が進めている路線は正しいもので、私も全面的に賛成です。

他地区との関係やいろいろなしがらみがあったとは思いますが、役員館のおかげで、この路線を固められたことに、感謝と敬意を表したいと思います。



○研修会「『つながる』を形にする」
 1. 「『大学図書館の整備について(審議のまとめ)
』要旨」
関西外国語大学 図書館学術情報センター
次長 片山 淳氏

総会の後は、研修会です。
まずは「話題提供」として、標記のご発表がありました。

大学図書館の整備について(審議のまとめ)」は、2010年12月に科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会がまとめたものです。

「大学図書館の機能・役割及び戦略的な位置付け」、「大学図書館職員の育成・確保」の2部から成り、今後の大学図書館像を考える上で、非常に重要な資料です。
内容についてはここでは割愛しますが、もしご存じない方は概要のページだけでもご覧になっておくといいでしょう。


さて、片山さんのお話ですが、非常に丁寧でとても判りやすかったです。
最後は総括として、教員・学生・他部署や他大学の職員との連携を重視していくべきであることを、お話くださいました。


お話を伺って、考えさせられたことがあります。
この審議のまとめを、短大図書館員としてはどのように受け止めればよいのか、どのような立ち位置でこれらの文脈を読めばいいのか、ということです。

このまとめは、最初から最後まで大学図書館に関するもので、短大図書館に関する記載はありません。審議のまとめには、大学図書館の目指すべきベクトルは、明示されています。
しかし、短大図書館の担うべき役割はそれとは明らかに別のもので、同じ方向を目指すべきではありません(上で書いた話と同じですね)。

「ふーん、大学図書館では、こんな話があるのか・・・」

・・・で終わっては、もったいないですよね。
私たち短大図書館員は、この審議のまとめから、何を学ぶべきなのでしょうか?大いに、考えさせられます。


寡聞にして、短大図書館業界がこの審議のまとめに対して何らかのアクションを起こした、という話を聞いたことがありません。

えてして、少人数で日常業務に忙殺される傾向の強い、短大図書館。
こうした各種審議の成果物に対して、意識することすら少ないような気もします。

短大図書館の皆さんは、この審議のまとめを、どう受け止めておいででしょうか?



研修会「『つながる』を形にする」
 2. グループワーク「最悪の図書館を考える」

この日の最後のプログラムは、グループワークでした。
4人で1グループとなり、会場校のM村さんに司会進行を頂き、いろいろな課題に取り組んでいきました。

例えば、「これからの図書館の役割とは?」というお題が出され、2分以内に挙げられるだけリストアップし、それらを相互に発表し合ったりする形式です。

「最悪の図書館を考える」、「『つながる』を形にする I will/I wish」、「知恵と工夫と愛情の三位一体攻撃!?」、「最高の図書館キャッチフレーズを作ろう!」などなど、魅力的なお題が続きました。

フロアからは真剣な討論の声がする一方、明るい声や笑い声が絶えず、こうしたテーマについて考えるだけではなく、他館の図書館員と交流を深める機会にもなりました。


テーブル上にある置物を持っている人しか喋れないルールを作ったり、知らない人同士のグループ分けをしたり、アイスブレイク的な自己紹介を入れたりと、いろいろなアイディアがちりばめられたグループワークでした。
会場校の関西外国語大学さん、特にご担当のM村さんのユニークな企画により、このグループワークはこの日一番の盛り上がりとなりました。


そうそう、手前味噌ですが。M村さんから、図書館の横のつながりの事例を紹介して欲しい、ということで最後にご指名を頂きました。

私が支部長をしていますダイトケン兵庫支部、それから運営委員をしていますトサケン(図書館サービス計画研究所)について、紹介をさせてもらいました。
その上で、この両団体に限らず、ぜひ職場の外で他館のライブラリアンと交流されてはいかがでしょう、といったお話をさせて頂きました。

M村さん、貴重な時間をありがとうございました。
本当に一日、お世話になりました!

(M村さんには、この後さらに懇親会までご担当頂き、そちらでも一同でお世話になりました。ビールを飲みながらあれこれと話をして、会員同士、多くの新しい交流が生まれました)



<●どうでもいい独り言(最後は雑談)>

今日は、妻子が実家に遊びに帰ってしまいましたので、久しぶりに空手の道場に行きました。

このところ、れいこのことがあり、ほとんど道場に顔も出せていない状況です。
ただですら、年齢とともに体力が急降下していますのに、鍛錬を欠いては空手の腕も落ちる一方です。何とか歯止めをかけたいところですが・・・。(汗)

そんなサボり気味の私ですのに、今日は館長から、一般部の指導をするように言われてしまいました(今日はちょうど先生方もご欠席が多かったのです)。
あまりにも久しぶりの稽古でしたので、メニューも記憶が途切れがち・・・後輩たちにサポートされながら指導する有様でした。(涙)


早くれいこに元気になってもらって、空手にもしっかり打ち込みたいものです!
もちろん、図書館活動もですね。以前のように、毎週1度は外に出るくらいのつもりで、勉強をしたいです。もちろん、飲み会もね。(笑)
皆さん、そのときはぜひお付き合いくださいね~!


それでは、押忍!

0 件のコメント:

コメントを投稿