今日は、ちょっとだけ。
先日のエントリーでご案内差し上げました。4月6日(土)のトサケンオフ会@名古屋について、続報です。
アテにしていましたとおり、幹事は愛知のお二人から立候補を頂き、お店の手配等を丸投げすることになりました。
これで開催確定です。
詳細は未定ですが、参加をご希望の方は、karatekalibrarian@gmail.comまでご一報ください。
もちろん、図書館員に限らず、どなたでも大歓迎です!
適当なタイミングで募集を打ち切りますので、お考えの方はお早めにお知らせください。
「未定だけど、行けるかもしれない!」で構いませんので、お越しになる可能性のある方、お早めにお知らせください。
(幹事のお二人に事前予約をしてもらいますので、直前の参加はお受けできないかもしれません)
取り急ぎ、押忍!
今よりもうちょっとだけ頑張りたいライブラリアンの皆さんに、「明るく楽しく前向きに」なってもらえるよう、応援するブログです。
井上昌彦@空手家図書館員は、このブログを通じマイ・ビジョン「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」の実現を目指しています。
(旧「空手家小学生の闘病記」も収録。10万人に一人の小児脳腫瘍と明るく強く闘った、最愛の娘・れいこと井上家の闘病記)
2013-03-31
2013-03-29
【参加者募集!】トサケンオフ会@名古屋
このところ、ずっと勉強会等の参加報告ばかりでしたが、今日はちょっと楽しい企画を。特に愛知・岐阜・三重近辺の方、ぜひご覧ください!
(最後に、井上家のちょっとだけいいニュースがあります。れいこを応援くださっていた皆さん、ぜひご覧ください)
4月6日(土)に愛知に行くことになりました。
そこでまた、愛知にお出かけのとき恒例、トサケンオフ会@名古屋を企画します。
お申し込み方法などは、追ってこのブログや私のTwitter@karatelibrarian、トサケン公式Twitter@tosaken2006などでご案内します。
トサケンのオフ会というよりは、図書館員を中心とした交流会ですので、メンバーでない方も気軽にご参加ください。
トサケンの打ち合わせをしたり、無理にお誘いしたりということは、一切ありませんのでご安心を。
トサケンについてご存じない方は、ぜひ公式HPをご覧くださいね〜。
いつものごとく、そうは言い出したものの、まだお店等は何も決まっていません。
そこで例によって、現地で幹事をしてくださる方を、絶賛大募集します。
私はいつも、言い出しっぺになるのと、広報をするだけ。現地の方に、お店の手配だの当日の会計だの、全部丸投げしたいと思います。
報酬は・・・参加したみんなに喜ばれるのと、私に感謝されることぐらいかな?(笑)
愛知近辺の方、良かったらぜひ立候補ください!
今や日本有数とも言える、図書館員活性エリアのトサケン758ですから、きっとどなたか助けてくださいますよね〜?
今までに、トサケンオフ会やトサケンセミナーに参加された方に、お願いです。
お一人に、で構いません。
今回のこのオフ会のことを、ぜひ親しい方へご案内ください。
あるいは、このブログのURLをシェアしたり、Twitterで周知頂くのでも構いません(この文末に、facebookのシェアボタン・いいねボタンや、Twitterのツイートボタンを設置しています)。
トサケンイベントに参加された方なら、この和やかなムードや楽しさ、仲間と過ごすことの大切さをお分かりですよね。
それをぜひ、お一人にでも広げて欲しいのです。
トサケンメンバーを増やしたい、という狭い了見ではありません。
増えてくれればもちろん最高ですが、それよりも図書館員同士のネットワークを、少しでも広げたいのです。
たかが懇親会、されど懇親会。
きっと新しい出会いが生まれ、僅かながらも図書館界にとってもプラスになるに違いありません。
もう一度,言います。 お一人にで構いませんので、ぜひトサケンのことを、このオフ会のことをお伝えください。
トサケン幹事長からの、お願いでした。
・・・と言いつつも、それはそれでやっぱりお誘いです。
このオフ会はどなたでもご参加頂けるのですが、もしご関心がある方は、ぜひトサケンにご参加ください。
こうした場を機に参加して頂けると、企画サイドとしては、本当に嬉しいです!
トサケンは設立主旨にもありますように、気軽・手軽・身軽がモットーです。
会費も不要ですし、やりたいときに有志がこうしてイベントを行うグループです。普段はメーリングリストのやり取りだけですし、どこよりも気軽に参加頂けるグループだと思います。
かく言う私は、トサケンで幹事長と運営委員をしています。
最近では、図書館総合展のトサケンフォーラムでお話する機会を頂いたりもしました。
最初数年はメーリングリストを読むだけだった私も、思い切ってオフ会に参加したのをきっかけに、いつの間にやらトサケンの大らかさ(?)がすっかり大好きになって、こうしていろいろと頑張る気持ちを持たせてもらいました。
ご関心のある方は、とりあえずトサケンメーリングリストに参加だけしてみませんか?図書館員同士のネットワークを、ぜひ広げていきましょう!
さて、今日3月29日は、私のバースデー。
この10年あまり、ずっと家族4人揃ってお祝いをしていました。
去年は、れいこも一緒に祝ってくれました。
れいこは闘病中で、ずいぶんと具合も悪くなっていたのですが、私のことを気遣ってくれていました。
れいこは私に内緒でお母さんに頼んで、私が大好きなエビスビールを、お小遣いで買ってくれました。
ほとんど動かなくなった手で一生懸命注いでくれた、あのビールの味!
3人だけのバースデーは辛いものですが、今年も気持ちだけは、家族4人みんなで揃っています。
ありがとう、れいこ。
妻やお兄ちゃんも、みんなありがとう!
そして、今年もとびきりのバースデープレゼントがありました。
先日の検診で、胃袋が確認できないと言われて再検査になっていたバブーちゃん。
今日、遠くの病院まで再検査に行ったところ、胃袋もきちんと確認され、良好であるとのことでした。
れいこのこともあったので、実はかなり心配だったのですけれど、ようやくこれで一安心です。れいことバブーちゃんから、最高のバースデープレゼントをもらった気がします。
また、性別も聞いてみたところ、おそらく女の子だろうとのことでした。
れいこ、妹(バブ子?)が出来るんかな?楽しみやね!
(最後に、井上家のちょっとだけいいニュースがあります。れいこを応援くださっていた皆さん、ぜひご覧ください)
○トサケンオフ会@名古屋
4月6日(土)に愛知に行くことになりました。
そこでまた、愛知にお出かけのとき恒例、トサケンオフ会@名古屋を企画します。
- 【日時】2013年4月6日(土)18:00〜
- 【場所】JR名古屋駅近辺(未定)
- 【参加資格】トサケンメンバーに限らず、どなたでも歓迎。
お申し込み方法などは、追ってこのブログや私のTwitter@karatelibrarian、トサケン公式Twitter@tosaken2006などでご案内します。
トサケンのオフ会というよりは、図書館員を中心とした交流会ですので、メンバーでない方も気軽にご参加ください。
トサケンの打ち合わせをしたり、無理にお誘いしたりということは、一切ありませんのでご安心を。
トサケンについてご存じない方は、ぜひ公式HPをご覧くださいね〜。
○幹事、絶賛大募集
いつものごとく、そうは言い出したものの、まだお店等は何も決まっていません。
そこで例によって、現地で幹事をしてくださる方を、絶賛大募集します。
私はいつも、言い出しっぺになるのと、広報をするだけ。現地の方に、お店の手配だの当日の会計だの、全部丸投げしたいと思います。
報酬は・・・参加したみんなに喜ばれるのと、私に感謝されることぐらいかな?(笑)
愛知近辺の方、良かったらぜひ立候補ください!
今や日本有数とも言える、図書館員活性エリアのトサケン758ですから、きっとどなたか助けてくださいますよね〜?
○今までにトサケンイベントへ参加された方へ
今までに、トサケンオフ会やトサケンセミナーに参加された方に、お願いです。
お一人に、で構いません。
今回のこのオフ会のことを、ぜひ親しい方へご案内ください。
あるいは、このブログのURLをシェアしたり、Twitterで周知頂くのでも構いません(この文末に、facebookのシェアボタン・いいねボタンや、Twitterのツイートボタンを設置しています)。
トサケンイベントに参加された方なら、この和やかなムードや楽しさ、仲間と過ごすことの大切さをお分かりですよね。
それをぜひ、お一人にでも広げて欲しいのです。
トサケンメンバーを増やしたい、という狭い了見ではありません。
増えてくれればもちろん最高ですが、それよりも図書館員同士のネットワークを、少しでも広げたいのです。
たかが懇親会、されど懇親会。
きっと新しい出会いが生まれ、僅かながらも図書館界にとってもプラスになるに違いありません。
もう一度,言います。 お一人にで構いませんので、ぜひトサケンのことを、このオフ会のことをお伝えください。
トサケン幹事長からの、お願いでした。
○トサケンへのお誘い
・・・と言いつつも、それはそれでやっぱりお誘いです。
このオフ会はどなたでもご参加頂けるのですが、もしご関心がある方は、ぜひトサケンにご参加ください。
こうした場を機に参加して頂けると、企画サイドとしては、本当に嬉しいです!
トサケンは設立主旨にもありますように、気軽・手軽・身軽がモットーです。
会費も不要ですし、やりたいときに有志がこうしてイベントを行うグループです。普段はメーリングリストのやり取りだけですし、どこよりも気軽に参加頂けるグループだと思います。
かく言う私は、トサケンで幹事長と運営委員をしています。
最近では、図書館総合展のトサケンフォーラムでお話する機会を頂いたりもしました。
最初数年はメーリングリストを読むだけだった私も、思い切ってオフ会に参加したのをきっかけに、いつの間にやらトサケンの大らかさ(?)がすっかり大好きになって、こうしていろいろと頑張る気持ちを持たせてもらいました。
ご関心のある方は、とりあえずトサケンメーリングリストに参加だけしてみませんか?図書館員同士のネットワークを、ぜひ広げていきましょう!
●れいこと
さて、今日3月29日は、私のバースデー。
この10年あまり、ずっと家族4人揃ってお祝いをしていました。
去年は、れいこも一緒に祝ってくれました。
れいこは闘病中で、ずいぶんと具合も悪くなっていたのですが、私のことを気遣ってくれていました。
れいこは私に内緒でお母さんに頼んで、私が大好きなエビスビールを、お小遣いで買ってくれました。
ほとんど動かなくなった手で一生懸命注いでくれた、あのビールの味!
3人だけのバースデーは辛いものですが、今年も気持ちだけは、家族4人みんなで揃っています。
ありがとう、れいこ。
妻やお兄ちゃんも、みんなありがとう!
そして、今年もとびきりのバースデープレゼントがありました。
先日の検診で、胃袋が確認できないと言われて再検査になっていたバブーちゃん。
今日、遠くの病院まで再検査に行ったところ、胃袋もきちんと確認され、良好であるとのことでした。
れいこのこともあったので、実はかなり心配だったのですけれど、ようやくこれで一安心です。れいことバブーちゃんから、最高のバースデープレゼントをもらった気がします。
また、性別も聞いてみたところ、おそらく女の子だろうとのことでした。
れいこ、妹(バブ子?)が出来るんかな?楽しみやね!
2013-03-26
北欧ってスゴい!「図書館利用教育実践セミナー」参加報告
3月17日(日)に、「第18回図書館利用教育実践セミナー」(JLA図書館利用教育委員会)に参加してきました。
1週間以上経っているのですが、とても面白いお話でしたので、レポートします。
このところ、毎週2〜3件のセミナーや勉強会に出ていて、とてもレポートが追い付きません・・・。
この日面白かったのは、何と言っても吉田右子先生の基調講演でした。テーマは、「北欧の公共図書館と生涯学習ー図書館はわたしたちの学校ですー」でした。
今回は、この基調講演に絞ってレポートしたいと思います。
吉田先生は、北欧でのご滞在経験をもとに、北欧ではいかに図書館が人々の生活に溶け込んでいるかをお話くださいました。
ご講演で最も強く印象に残ったことは、図書館そのものが社会の理念を体現していること、言い換えれば社会理念を具現化する仕組みとしての図書館の存在、という視点でした。
上に書きましたように、平等・共有・セルフヘルプといった社会的な理念が、そのまま図書館の理念になっています。
北欧では誰しもが図書館を利用することができ、図書をはじめ様々な情報へアクセスすることができます。子ども・高齢者を含めた人々が集い、ICTを含めて人と人の、人と情報の接点になっています。
私は先日書き上げた修士論文の中で、私学における建学の理念と、図書館のミッションが、同じ方向性を持つことがいかに重要であるかを述べました。
私学は、どのような教育・研究を行い、どのような人材を育成するという理念を掲げ、それを実現させるために図書館を設けます。
図書館が集い学ぶ場として機能することで、私学は目標とする教育・研究、すなわち人材育成を果たすことが可能になります。
そして今回の吉田先生のお話は、まさにこれのスケールアップ版でした!
私学を社会に置き換えて考えれば、北欧の社会と図書館の関係は、私が修士論文で述べた関係に他なりません。
そんな訳で、吉田先生のご見解は、とても自分にスッと入ってきました。
他にも細かいユニークなお話もたくさんお聞きできたのですが、それはこの日のツイートのまとめを作成しましたので、そちらでご覧ください。
吉田先生のお話は、とても楽しいものでした。ご講演の後にご挨拶に伺ったところ、思わぬ共通の趣味(?)も見つかり、勝手にお近づきになったように感じています。(笑)
吉田先生、貴重なお話をありがとうございました!
なお、吉田先生は北欧の図書館をテーマにした、いくつかの著作を書かれています。よろしければ、ぜひ手に取ってみてください。
「読書を支えるスウェーデンの公共図書館: 文化・情報へのアクセスを保障する空間」
「デンマークのにぎやかな公共図書館-平等・共有・セルフヘルプを実現する場所」
先生は、今年また新しい図書を刊行するご予定だそうです。ご関心のある方は、ぜひアンテナを張っておいてください!
毎年のことではありますが、今年もこのセミナーに便乗して、トサケンランチ会を実施しました。
このセミナーには、いつも大勢が集まりますので、便乗するとてもいい機会になっています。(笑)
毎年会場で、適当に声をかけると10〜20人くらい、過去には30人も集まったことがあります。
とてもじゃないですが、いきなり入る店もありません。(笑)
そこで今回は予約制とし、事前申込みを頂いた10名での開催としました。
少人数ながら、いろいろな話で盛り上がり、非常に楽しい時間を過ごしました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
私が言い出しっぺになるだけで何もしない中、陰の幹事・Mさんがすべてを仕切ってくださいました。
こんな素晴らしい集まりがあったのも、Mさんのおかげです。本当にありがとうございました!
この前、ちょっと予告しましたが。
4月6日(土)に、名古屋方面に行くことになりました。例によって、トサケンオフ会を開催したいと思います。
いつものごとく、言い出しっぺにだけなって、幹事は現地の方に丸投げしたいのですが・・・どなたか、立候補くださいませんか?
愛知方面の方、ご連絡をお待ちしています〜。
それでは、押忍!
1週間以上経っているのですが、とても面白いお話でしたので、レポートします。
このところ、毎週2〜3件のセミナーや勉強会に出ていて、とてもレポートが追い付きません・・・。
○この日のポイント
- 北欧の図書館は、社会に溶け込んでいる。生涯に渡って利用される、人と情報の集う場所であり、文化と情報へのアクセスを保障する空間でもある。
- 北欧では、社会理念と図書館の理念が結びついている。平等・共有・セルフヘルプ。
○吉田先生のご講演
この日面白かったのは、何と言っても吉田右子先生の基調講演でした。テーマは、「北欧の公共図書館と生涯学習ー図書館はわたしたちの学校ですー」でした。
今回は、この基調講演に絞ってレポートしたいと思います。
吉田先生は、北欧でのご滞在経験をもとに、北欧ではいかに図書館が人々の生活に溶け込んでいるかをお話くださいました。
ご講演で最も強く印象に残ったことは、図書館そのものが社会の理念を体現していること、言い換えれば社会理念を具現化する仕組みとしての図書館の存在、という視点でした。
上に書きましたように、平等・共有・セルフヘルプといった社会的な理念が、そのまま図書館の理念になっています。
北欧では誰しもが図書館を利用することができ、図書をはじめ様々な情報へアクセスすることができます。子ども・高齢者を含めた人々が集い、ICTを含めて人と人の、人と情報の接点になっています。
私は先日書き上げた修士論文の中で、私学における建学の理念と、図書館のミッションが、同じ方向性を持つことがいかに重要であるかを述べました。
私学は、どのような教育・研究を行い、どのような人材を育成するという理念を掲げ、それを実現させるために図書館を設けます。
図書館が集い学ぶ場として機能することで、私学は目標とする教育・研究、すなわち人材育成を果たすことが可能になります。
そして今回の吉田先生のお話は、まさにこれのスケールアップ版でした!
私学を社会に置き換えて考えれば、北欧の社会と図書館の関係は、私が修士論文で述べた関係に他なりません。
そんな訳で、吉田先生のご見解は、とても自分にスッと入ってきました。
他にも細かいユニークなお話もたくさんお聞きできたのですが、それはこの日のツイートのまとめを作成しましたので、そちらでご覧ください。
吉田先生のお話は、とても楽しいものでした。ご講演の後にご挨拶に伺ったところ、思わぬ共通の趣味(?)も見つかり、勝手にお近づきになったように感じています。(笑)
吉田先生、貴重なお話をありがとうございました!
○吉田先生の著書
なお、吉田先生は北欧の図書館をテーマにした、いくつかの著作を書かれています。よろしければ、ぜひ手に取ってみてください。
「読書を支えるスウェーデンの公共図書館: 文化・情報へのアクセスを保障する空間」
「デンマークのにぎやかな公共図書館-平等・共有・セルフヘルプを実現する場所」
先生は、今年また新しい図書を刊行するご予定だそうです。ご関心のある方は、ぜひアンテナを張っておいてください!
○便乗企画!トサケンランチ会
毎年のことではありますが、今年もこのセミナーに便乗して、トサケンランチ会を実施しました。
このセミナーには、いつも大勢が集まりますので、便乗するとてもいい機会になっています。(笑)
毎年会場で、適当に声をかけると10〜20人くらい、過去には30人も集まったことがあります。
とてもじゃないですが、いきなり入る店もありません。(笑)
そこで今回は予約制とし、事前申込みを頂いた10名での開催としました。
少人数ながら、いろいろな話で盛り上がり、非常に楽しい時間を過ごしました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
私が言い出しっぺになるだけで何もしない中、陰の幹事・Mさんがすべてを仕切ってくださいました。
こんな素晴らしい集まりがあったのも、Mさんのおかげです。本当にありがとうございました!
○幹事募集!4/6トサケンオフ会@名古屋
この前、ちょっと予告しましたが。
4月6日(土)に、名古屋方面に行くことになりました。例によって、トサケンオフ会を開催したいと思います。
いつものごとく、言い出しっぺにだけなって、幹事は現地の方に丸投げしたいのですが・・・どなたか、立候補くださいませんか?
愛知方面の方、ご連絡をお待ちしています〜。
それでは、押忍!
2013-03-25
大学院、修了!応援してくれたみなさん、ありがとう!
22日(金)のれいこの卒業式に続き、翌23日(土)は、私の大学院の修了式でした。
指導教員の北先生と
2010年4月に入学してから、丸3年。1年間の休学を経て、ようやくこの日を迎えることができました。
私が通っていたのは、大阪市立大学大学院創造都市研究科というところです。
その中の都市情報学専攻 知識情報基盤研究分野で北先生に教えを乞い、3年間いろいろと勉強させてもらいました。
頂いた学位は、「修士(都市情報学)」です。
ちなみに、修士論文のテーマは、「ソーシャルメディアを活用した図書館コミュニティ形成に関する考察」です。惨敗感すら漂う、ボロボロヨレヨレの修士論文ですが・・・。(涙)
れいこの闘病があり、1年間の休学を経ての修了ですから、万感の思いです。その気持ちは、先日のエントリーでお伝えしたとおりです。
ただ、れいこと井上家を応援してくださった皆さんには、心からの感謝を改めてお伝えしておきたいと思います。
皆さん、本当にありがとうございました!
式の後は、大阪市中央公会堂にて修了セレモニーも行われました。
普段はなかなか入ることもない場所で、少し改まった形で式典やパーティーが開催されました。
そのパーティー後は、恒例・北ゼミによる飲み会です。(笑)
修了生や先輩方とで先生を囲み、先生の隠れ家の一つ・ライブラリーバーに行きました。
先生が年度末でご退官ということもあり、こうして北ゼミ飲み会をするのも最後かと思うと、やっぱりちょっと寂しかったですね。
結局この日も、例によって終電まで飲み続けました。
ちなみにこの翌日は、ダイトケン(大学図書館問題研究会)全国委員会が東京で早朝から開催されることになっており、捨て身で飲みました。
結局2時間しか睡眠を取れず始発で出発・・・。丸一日の会議は、堪えました。微妙に若くないお年頃になってきた私、さすがに終電+始発はキビシイです・・・。
れいこ、お父さん頑張ったよ。
途中でお前とお別れすることになって、本当に辛い思いをした。
でも、お前のためにも絶対に修了せんといかん、と思って頑張ったんよ。
修了式の夜、帰ってすぐお前に報告して、学位記も見せたわいね。喜んでくれたやろか?
お前とお父さん、一緒に卒業やね。
これからもずっと、ずっと一緒やけんね、れいこ。
指導教員の北先生と
2010年4月に入学してから、丸3年。1年間の休学を経て、ようやくこの日を迎えることができました。
○修了式
私が通っていたのは、大阪市立大学大学院創造都市研究科というところです。
その中の都市情報学専攻 知識情報基盤研究分野で北先生に教えを乞い、3年間いろいろと勉強させてもらいました。
頂いた学位は、「修士(都市情報学)」です。
ちなみに、修士論文のテーマは、「ソーシャルメディアを活用した図書館コミュニティ形成に関する考察」です。惨敗感すら漂う、ボロボロヨレヨレの修士論文ですが・・・。(涙)
れいこの闘病があり、1年間の休学を経ての修了ですから、万感の思いです。その気持ちは、先日のエントリーでお伝えしたとおりです。
ただ、れいこと井上家を応援してくださった皆さんには、心からの感謝を改めてお伝えしておきたいと思います。
皆さん、本当にありがとうございました!
○パーティー+最後のゼミ
式の後は、大阪市中央公会堂にて修了セレモニーも行われました。
普段はなかなか入ることもない場所で、少し改まった形で式典やパーティーが開催されました。
そのパーティー後は、恒例・北ゼミによる飲み会です。(笑)
修了生や先輩方とで先生を囲み、先生の隠れ家の一つ・ライブラリーバーに行きました。
先生が年度末でご退官ということもあり、こうして北ゼミ飲み会をするのも最後かと思うと、やっぱりちょっと寂しかったですね。
結局この日も、例によって終電まで飲み続けました。
ちなみにこの翌日は、ダイトケン(大学図書館問題研究会)全国委員会が東京で早朝から開催されることになっており、捨て身で飲みました。
結局2時間しか睡眠を取れず始発で出発・・・。丸一日の会議は、堪えました。微妙に若くないお年頃になってきた私、さすがに終電+始発はキビシイです・・・。
●れいこへ
れいこ、お父さん頑張ったよ。
途中でお前とお別れすることになって、本当に辛い思いをした。
でも、お前のためにも絶対に修了せんといかん、と思って頑張ったんよ。
修了式の夜、帰ってすぐお前に報告して、学位記も見せたわいね。喜んでくれたやろか?
お前とお父さん、一緒に卒業やね。
これからもずっと、ずっと一緒やけんね、れいこ。
2013-03-23
れいこの卒業式。みんな、ありがとう!
一つの区切り、ということになるでしょうか。
れいこが通っていた小学校の卒業式が、22日(金)に行われ、妻と出席してきました。
うそれいこと。
れいこにとって、わが家にとって、一つの節目になった一日でした。
この日、私たちはれいこの遺影を抱いての出席となりました。
6年前に、元気いっぱいで入学したれいこ。
まさか、こんな形で卒業式を迎えるなんて、思いもしていませんでした。
辛く、悲しいことです。
周りの子どもたちが元気に巣立っていく中、れいこだけはそうではないのですから。
なぜ、よりによって、あんなに元気だったわが子が・・・その思いは、今になっても消えません。
不条理感、悲しみ、辛さ、虚しさ。それに元気に卒業する周りの子どもたちへの眩しさ。親がこうして元気でいることの、やましさすら感じます。
いろんな感情が相まって、ただただ、いたたまれない思いがしました。
ですが、そうした感情を拭ってくれたのは、他の子どもたちや先生方、ご父母をはじめとする地域の皆さんのお心遣いでした。
卒業式のテーマは、「絆」でした。
これはきっと、れいこや私たちへの配慮もあったのでしょう。49人の6年生(この人数は、れいこを含んだものです)の絆がいかに大切なものか、全体を通じて先生からも、子どもたちからも語られました。
子どもたちが一人ずつ語るスピーチでは、絆、友情、思いやりといった言葉が、何度も口にされました。
あるクラスメートは、将来の夢は医者になり病気の子どものために働きたいと語りました。
会場には、ちゃんとれいこの席が用意され、大きなうそれいこ(教室のれいこの席に座らせていたリラックマ)が着席させてもらいました。
しかも、うそれいこには、ちゃんと新しい服まで着せてもらっていました。クラスの友達のおばあちゃんが、この日のために編んでくれたそうです。
入場行進やステージでは、きちんとれいこの場所が一人分空けられていました。
卒業証書も、用意くださいました。れいこの名前も読み上げてもらって、私がれいことともに、校長先生から授与頂きました。
6年生全員での記念撮影のときには、子どもたちが私たちに入って欲しいと言ってくれて、れいこと一緒に集合写真を撮ってもらいました。
そしてその場でサプライズで渡された、子どもたちかられいこへの手紙集!
他のクラスを含め、6年生全員が一人ずつれいこへの手紙を書いてくれていました。しかも、こんなお手製のファイルにしてもらって・・・。
これには、泣かされました。ホントに・・・。れいこもどれほど、嬉しかったことでしょう!
教室に戻っての最後のホームルームにも、私たちは参加させてもらいました。
先生は最初に、子どもたちに向かってれいこの話をしてくれました。れいこを含め、49人みんなが仲間であること、ずっとずっと一緒であること。子どもたちも、しっかりと先生の話に聞き入っていました。
教室で先生を囲んでの記念撮影にも、れいこや私たちは入れてもらいました。
いよいよ6年生を校門から送り出す花道にも、れいこや私たちは一緒に入れてもらえました。他の子どもたちと一緒に、下級生や親御さん、地域の皆さんに正門まで送ってもらいました。
みんなからかけられる「れいこちゃん、卒業おめでとう!」という声が、どれほど私たち一家に深く届いたことでしょう。
始まってしばらくは、辛くて悲しくて堪らなかった、れいこの卒業式。
ですが、こんなにみんなに愛され、今もずっと寄り添ってもらっているれいこと私たち。
そのみんなの気持ちが、私たちの悲しみを和らげてくれました。きっとれいこも、お空で喜んでいることでしょう。
本当に、れいこは先生や仲間に恵まれました。
愛され、支えられてきた、れいこ。
最高の仲間と先生方と一緒に過ごした、小学校の日々。れいこにとっても私たちにとっても、そして先生や学校の友達にとっても、ずっと忘れられない宝物でしょう。
本当に、みんなといられて良かったと思います。
友達のみんな、れいこと仲良くしてくれて、本当にありがとう。
先生方、ご父母や地域の皆さん、本当にありがとうございました。特にれいこを3年間担任頂いたT先生、最後の一日まで欠かさぬお心遣い、本当に感謝しています。本当に、先生のクラスで良かったと思います。
そして、ブログやTwitterを通じて、れいこや私たちを応援くださった皆さん。本当にありがとうございました。
支えてくださった全ての皆さんに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
卒業おめでとう。一人一人にちゃんと伝えられなかったけど、みんなが元気に学校を巣立っていくことを、本当に嬉しく思います。
これから、また新しい日々が始まるけど、れいこの分まで頑張って欲しいと思います。
みんなが、れいこや私たちのためにしてくれたことを、忘れません。
卒業式でもらった手紙も、全部れいこに読んであげたからね。
闘病中もれいこと過ごし、支えてくれたことが、きっとみんなにとっても大きな財産になるでしょう。
日々を一生懸命に生きること。
元気に生きることの意味、そして大切さ。
みんなが、お父さん・お母さん、先生方、地域のみんなから愛されていること。
それを忘れずに、頑張って欲しいと思います。
みんながれいこへの手紙で書いてくれた、FSBもね!(Friend=友達、Smile=笑顔、Believe=信じること)
それと、もう一つ。
ときどきでいいから、胸に手を当てて、れいこのことを思い出して欲しいと思います。
れいこは、ずっとずっと、みんなといるからね。
れいこという子がいたこと。れいこが一生懸命みんなと生きたことを、どうか忘れないでください。
みんな、ありがとう!
れいこが通っていた小学校の卒業式が、22日(金)に行われ、妻と出席してきました。
うそれいこと。
れいこにとって、わが家にとって、一つの節目になった一日でした。
○辛さや悲しみや
この日、私たちはれいこの遺影を抱いての出席となりました。
6年前に、元気いっぱいで入学したれいこ。
まさか、こんな形で卒業式を迎えるなんて、思いもしていませんでした。
辛く、悲しいことです。
周りの子どもたちが元気に巣立っていく中、れいこだけはそうではないのですから。
なぜ、よりによって、あんなに元気だったわが子が・・・その思いは、今になっても消えません。
不条理感、悲しみ、辛さ、虚しさ。それに元気に卒業する周りの子どもたちへの眩しさ。親がこうして元気でいることの、やましさすら感じます。
いろんな感情が相まって、ただただ、いたたまれない思いがしました。
○みんなと
ですが、そうした感情を拭ってくれたのは、他の子どもたちや先生方、ご父母をはじめとする地域の皆さんのお心遣いでした。
卒業式のテーマは、「絆」でした。
これはきっと、れいこや私たちへの配慮もあったのでしょう。49人の6年生(この人数は、れいこを含んだものです)の絆がいかに大切なものか、全体を通じて先生からも、子どもたちからも語られました。
子どもたちが一人ずつ語るスピーチでは、絆、友情、思いやりといった言葉が、何度も口にされました。
あるクラスメートは、将来の夢は医者になり病気の子どものために働きたいと語りました。
会場には、ちゃんとれいこの席が用意され、大きなうそれいこ(教室のれいこの席に座らせていたリラックマ)が着席させてもらいました。
しかも、うそれいこには、ちゃんと新しい服まで着せてもらっていました。クラスの友達のおばあちゃんが、この日のために編んでくれたそうです。
入場行進やステージでは、きちんとれいこの場所が一人分空けられていました。
卒業証書も、用意くださいました。れいこの名前も読み上げてもらって、私がれいことともに、校長先生から授与頂きました。
6年生全員での記念撮影のときには、子どもたちが私たちに入って欲しいと言ってくれて、れいこと一緒に集合写真を撮ってもらいました。
そしてその場でサプライズで渡された、子どもたちかられいこへの手紙集!
他のクラスを含め、6年生全員が一人ずつれいこへの手紙を書いてくれていました。しかも、こんなお手製のファイルにしてもらって・・・。
これには、泣かされました。ホントに・・・。れいこもどれほど、嬉しかったことでしょう!
教室に戻っての最後のホームルームにも、私たちは参加させてもらいました。
先生は最初に、子どもたちに向かってれいこの話をしてくれました。れいこを含め、49人みんなが仲間であること、ずっとずっと一緒であること。子どもたちも、しっかりと先生の話に聞き入っていました。
教室で先生を囲んでの記念撮影にも、れいこや私たちは入れてもらいました。
いよいよ6年生を校門から送り出す花道にも、れいこや私たちは一緒に入れてもらえました。他の子どもたちと一緒に、下級生や親御さん、地域の皆さんに正門まで送ってもらいました。
みんなからかけられる「れいこちゃん、卒業おめでとう!」という声が、どれほど私たち一家に深く届いたことでしょう。
始まってしばらくは、辛くて悲しくて堪らなかった、れいこの卒業式。
ですが、こんなにみんなに愛され、今もずっと寄り添ってもらっているれいこと私たち。
そのみんなの気持ちが、私たちの悲しみを和らげてくれました。きっとれいこも、お空で喜んでいることでしょう。
本当に、れいこは先生や仲間に恵まれました。
愛され、支えられてきた、れいこ。
最高の仲間と先生方と一緒に過ごした、小学校の日々。れいこにとっても私たちにとっても、そして先生や学校の友達にとっても、ずっと忘れられない宝物でしょう。
本当に、みんなといられて良かったと思います。
友達のみんな、れいこと仲良くしてくれて、本当にありがとう。
先生方、ご父母や地域の皆さん、本当にありがとうございました。特にれいこを3年間担任頂いたT先生、最後の一日まで欠かさぬお心遣い、本当に感謝しています。本当に、先生のクラスで良かったと思います。
そして、ブログやTwitterを通じて、れいこや私たちを応援くださった皆さん。本当にありがとうございました。
支えてくださった全ての皆さんに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
○れいこの友達のみんなへ
卒業おめでとう。一人一人にちゃんと伝えられなかったけど、みんなが元気に学校を巣立っていくことを、本当に嬉しく思います。
これから、また新しい日々が始まるけど、れいこの分まで頑張って欲しいと思います。
みんなが、れいこや私たちのためにしてくれたことを、忘れません。
卒業式でもらった手紙も、全部れいこに読んであげたからね。
闘病中もれいこと過ごし、支えてくれたことが、きっとみんなにとっても大きな財産になるでしょう。
日々を一生懸命に生きること。
元気に生きることの意味、そして大切さ。
みんなが、お父さん・お母さん、先生方、地域のみんなから愛されていること。
それを忘れずに、頑張って欲しいと思います。
みんながれいこへの手紙で書いてくれた、FSBもね!(Friend=友達、Smile=笑顔、Believe=信じること)
それと、もう一つ。
ときどきでいいから、胸に手を当てて、れいこのことを思い出して欲しいと思います。
れいこは、ずっとずっと、みんなといるからね。
れいこという子がいたこと。れいこが一生懸命みんなと生きたことを、どうか忘れないでください。
みんな、ありがとう!
2013-03-22
北克一先生の最終講義+退官記念パーティー
私が通っていて、まもなく修了する大阪市立大学大学院 創造都市研究科。
そこで私をご指導くださっている北克一先生が、今年度末で退官されます。
それを祝して、最終講義とともに退官記念パーティーを行いました。
当日の資料に掲載された研究業績は、100本以上!
先生のゼミ生がほぼ全員、東京など日本中から駆け付けました。
年度末なのに、何十人もの歴代ゼミ生が集まる辺りに、先生のお人柄やこのゼミの結束が窺われます。
最終講義に先立って、1期生のD先輩や他ゼミの大先生からスピーチを頂きました。
私も現役学生の代表(?)として時間を頂き、僅かばかりですが先生への感謝をお伝えしてきました。
さて北先生の最終講義は、「本の歴史ー近代印刷本の成立から電子書籍黎明期、さらにその先へー」と題して行われました。
先生らしく巨視的なアプローチで、講義は600万年前の人類の誕生から始まりました。
農耕社会への移行、国家の成立や文字の誕生などを経て、読書文化の変容、教育の普及といった話と絡めて、本の成立に始まり電子書籍の現在・未来に至るまで、マクロなお話を頂きました。
講演後に先生と(先生のOKを頂きアップしています)
講演内容については、当日のツイートのまとめを作成しましたので、ご覧ください。
最終講義の後は、退官記念パーティーです。
講義に集まった全員(!)がパーティーに出席し、仕事などで遅れて駆け付けたゼミ生もいて、パーティーは大盛況となりました!
とにかく、北ゼミは多彩でユニークな人が揃っていて、飲んでいてもとても楽しいゼミです。
パーティーは15時からだったのですが、大いに盛り上がり、2次会、3次会・・・と際限なく続き、私は5次会で終電になり、ギブアップ。
でも先生方は、終電を無くすことも恐れず、6次会へ・・・(汗)。
この日も、私がいた飲み会だけで9時間、最終講義などと合わせて12時間・・・飲み会が真骨頂といったところでしょうか。(笑)
ゼミ生が先生と、そして先輩後輩同士が大いに交流しあった1日でした。参加された皆さん、特に幹事の先輩方、ありがとうございました!
先生には、本当に感謝しています。
修士論文のご指導はもとより、れいこをずっと応援してくださったこと。私の妻へも度々のお心遣いを頂いたこと。そしてれいこが星になった後、大学院へ戻るように導き励ましてくださったこと。
先生がいらっしゃらなければ、大学院へに通うこともありませんでしたし、復学することもできませんでした。本当に、先生のおかげと感謝しています。北先生、ありがとうございました!
先生には、いくらお礼を言っても言い足りませんが・・・感謝の気持ちを込めて、レポートさせてもらいました。
それでは、押忍!
そこで私をご指導くださっている北克一先生が、今年度末で退官されます。
それを祝して、最終講義とともに退官記念パーティーを行いました。
当日の資料に掲載された研究業績は、100本以上!
先生のゼミ生がほぼ全員、東京など日本中から駆け付けました。
年度末なのに、何十人もの歴代ゼミ生が集まる辺りに、先生のお人柄やこのゼミの結束が窺われます。
○最終講義
最終講義に先立って、1期生のD先輩や他ゼミの大先生からスピーチを頂きました。
私も現役学生の代表(?)として時間を頂き、僅かばかりですが先生への感謝をお伝えしてきました。
さて北先生の最終講義は、「本の歴史ー近代印刷本の成立から電子書籍黎明期、さらにその先へー」と題して行われました。
先生らしく巨視的なアプローチで、講義は600万年前の人類の誕生から始まりました。
農耕社会への移行、国家の成立や文字の誕生などを経て、読書文化の変容、教育の普及といった話と絡めて、本の成立に始まり電子書籍の現在・未来に至るまで、マクロなお話を頂きました。
講演後に先生と(先生のOKを頂きアップしています)
講演内容については、当日のツイートのまとめを作成しましたので、ご覧ください。
○退官記念パーティー
最終講義の後は、退官記念パーティーです。
講義に集まった全員(!)がパーティーに出席し、仕事などで遅れて駆け付けたゼミ生もいて、パーティーは大盛況となりました!
とにかく、北ゼミは多彩でユニークな人が揃っていて、飲んでいてもとても楽しいゼミです。
パーティーは15時からだったのですが、大いに盛り上がり、2次会、3次会・・・と際限なく続き、私は5次会で終電になり、ギブアップ。
でも先生方は、終電を無くすことも恐れず、6次会へ・・・(汗)。
この日も、私がいた飲み会だけで9時間、最終講義などと合わせて12時間・・・飲み会が真骨頂といったところでしょうか。(笑)
ゼミ生が先生と、そして先輩後輩同士が大いに交流しあった1日でした。参加された皆さん、特に幹事の先輩方、ありがとうございました!
○先生への感謝
先生には、本当に感謝しています。
修士論文のご指導はもとより、れいこをずっと応援してくださったこと。私の妻へも度々のお心遣いを頂いたこと。そしてれいこが星になった後、大学院へ戻るように導き励ましてくださったこと。
先生がいらっしゃらなければ、大学院へに通うこともありませんでしたし、復学することもできませんでした。本当に、先生のおかげと感謝しています。北先生、ありがとうございました!
先生には、いくらお礼を言っても言い足りませんが・・・感謝の気持ちを込めて、レポートさせてもらいました。
それでは、押忍!
2013-03-21
行ってきました!「図書館のデジタルアーカイブとウェブを活用した情報発信」
3月14日(木)に、兵庫県立図書館で開催された、標記の研修会に参加してきました。
この研修会のプログラムや開催主旨は、こちらをご覧ください。
講師はよく存じ上げている、国立国会図書館関西館電子図書館課の安藤一博さんと、アカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真さんでした。
このお二人なら、魅力的なお話をお聞かせくださるだろうな・・・と期待しつつ参加してきました。
午前中は、安藤さんの講演でした。
主な聴衆が(比較的デジタルとは縁遠い)公共図書館の職員ですので、おそらく一からのご説明になるだろう・・・と思っていましたところ、予想どおり。(笑)
安藤さんは、国立国会図書館のデジタルアーカイブ事業について、丹念に説明してくださいました。
ご自身の担当であるWARPの他、リリースされたばかりの「れきおん」など、デジタル事業について広くご説明くださいました。
説明は丁寧で、それぞれのサービスを使ってデモも実施されましたので、とても判りやすかったです。
・・・が、スタンダードな事業説明的なものであっため、ここでは詳細は割愛します(安藤さん、スミマセン!)。
一般的に考えれば、ですが。
このテーマで講演するのであれば「何でもWebに載せていきましょう!」だとか「Twitter使ってみましょう!」みたいな話になりそうですが・・・岡本さんのお話は、そんなものではありません。いつものごとく、いい意味で期待を裏切る講演でした。
例によって聞きどころ満載でしたので、私にはとても要約できません。講演内容については、氏が公開されている当日のパワポファイルをご覧ください。ここでは、私が感じたことだけを、いくつか記しておきましょう。
岡本さんが冒頭で話されたのは、「伝える」とは何か、「伝わる」とは何が違うのか、ということでした。
情報発信することそのものに意味があるのではなく、実際に行動に移させるために何が必要なのか。まずその点をしっかりと考えることがスタート、というメッセージでした。
岡本さんのお話にいつも共通しているのは、何が目的なのかをしっかりと押さえること、そのためには具体的な方法論が必要だ、という点だと思います(たぶん)。
広報すること自体が目的であってはならない、という氏の主張はまさに核心を衝いた指摘で、深く考えさせられたところです。
加えて、企画立案にはVMSOが必要だ、ということを力説されていました。
詳しくは岡本さんのスライドを見て頂くといいのですが、VMSOとはVision, Mission, Strategy, Objectivesの略です。この中でも、わけて重要なのはVision, Missionになるのでしょう。
あらゆるプランに存在するべきVisionやMissionは、漠然と仕事をしていると、失われがちです。先の話で言えば、広報すること自体が目的化してしまい、考えなしにWebにアップして終わりにしてしまう、といったことがこれに該当するでしょう。
表現こそ違えど、このVMSOについては、ちょうど先日書き上げた私の修士論文でも、触れたことです。
短大/大学などには建学の精神があり、それらをもとにした教学方針などがあります。さらにその下には、それらと同じ方向性を持った図書館の理念などが存在します。これらがちょうど、短大/大学などにおけるVMSOに相当することになるのでしょう。
企画が持つ目標や方向性を共通言語化し、組織でシェアしておく必要がある、という岡本さんの指摘は、非常に示唆に満ちたものでした。
なお、岡本さんが講演の冒頭でTwitterでの発信を推奨されましたので、私もいろいろとツイートしておきました(そんな訳で申し訳ありませんが、午前はあまりツイートしていませんでした)。この日のツイートのまとめも、ぜひご覧ください。
ここでお二人のお話から離れ、いささか苦言めいたものを。
私はいつも、いろいろな場で言っていることですが・・・改めて書いておきましょう。
講演などに際し、聴衆にもいくつかの義務があると思っています。
その一つは、質疑応答の時間を有効活用することです。
講演が終わって、講師に質問の一つもない、などということがそうそうあるでしょうか?
この日も、ほとんど質問が出ませんでした。
安藤さんの講演後は、(時間があったのに)私を含め数件。岡本さんの講演後などは、私が挙手しただけ。特に岡本さんの講演は、3時間近いものだったのに、本当に誰も聞きたいことがなかったのでしょうか?
人前では発言しにくいのでしょうか?
マイクを持っては話ができない・・・というのは、非常によくないことですね。まして、コミュニケーション能力が問われているはずのライブラリアンがそうだとしたら、致命的です。
それとも、疑問が何も湧かないのでしょうか?
確かに、そんなときもあるでしょう。講演ではいろいろ学んだけど、何を聞いたらいいのかパッとその場では整理できない、などということもあります。
でも、30人のライブラリアン全員がそうだとしたら、もはや思考停止しているのではないか、とすら危惧します。
私自身、講演を伺うときは、必ず質問するつもりでお話をお聞きします。
毎回自分ばかり質問する訳にもいきませんが、少なくとも1日1度は挙手し、質問しています(さらに言えば、質問した講師には、必ず名刺交換にも伺います)。
「さっきの話、どういうことなんだろう・・・?」と思ったら、ぜひ挙手しましょう。
自分の疑問は、きっと誰かも同じ疑問を持っています。講師がその疑問に応えることが、他の方に何かを気付かせたり、次の質問に繋がります。
ささやかではありますが、こんなことが聞き手の義務だと思いますし、講師への感謝の具体的な表現だとも思っています。
質疑応答を通じて、その会場や研究会が盛り上がり、大げさに言えば(ほんのちょっとではありますが)図書館界の活性化にも寄与できる・・・そんなつもりで、思い切って手を挙げてみてはいかがでしょうか?
以下の2件、図書館員の交流会を企画する方向で考えています。
現段階では調整中ですが、追ってこのブログやTwitter@karatelibrarianでご案内しますので、よろしければチェックください。
●トサケンオフ会@愛知
4月6日(土)に愛知にお泊まりするかもしれません。そうなれば・・・恒例になりつつある、トサケンオフ会@名古屋をしませんとね。
もちろん、トサケンメンバー以外どなたでも大歓迎です。
確定できましたら、こちらはトサケンMLやトサケン公式Twitter@tosaken2006でもご案内します。
●2012年度私立短期大学図書館協議会 全国研修会 同窓会?
2012年9月に開催しました全国研修会@大阪に参加された皆さん、一度同窓会(?)をしませんか?
あのときのスタッフにも、異動で図書館を離れる方がいますので、送別会を兼ねて同窓会を開催しようと考えています。4月の土日のどこかで開催したいと思っていますので、ご都合があえばご参加ください。
なお、これは参加者同士が声をかけ合う、私的な集まりです。協議会の公式行事ではありませんので、正式な案内等はありません。送別会がてら、私があのときご縁があった方々に声をかけようとしている程度のもの、とご理解ください。
いずれも、追ってこのブログでご案内しますので、よろしくです!
いよいよ明日は、れいこの小学校の卒業式です。
元気であれば、笑顔いっぱいで卒業式に臨んだはずの、れいこ。
先生方のご配慮により、私たちにも卒業式のご案内を頂いています。卒業式には、れいこを連れて参加しようと思っています。
れいこが大好きだったクラスメートと一緒に、卒業させてやります。
先生を始め、れいこの学年の子どもたちは、本当にれいこをずっと支えてくれました。この学校で、この学年で良かったと本当に思っています。
明日が楽しみやね、れいこ!
この研修会のプログラムや開催主旨は、こちらをご覧ください。
講師はよく存じ上げている、国立国会図書館関西館電子図書館課の安藤一博さんと、アカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真さんでした。
このお二人なら、魅力的なお話をお聞かせくださるだろうな・・・と期待しつつ参加してきました。
○一番印象に残ったこと+考えたこと
- (安藤さんの講演より)国立国会図書館のサービスは多岐に渡り、電子リソース面でも非常に重要。日々新しいサービスが志向されているので、動向を見逃せない。
- (岡本さんの講演より)伝えるというのは、どういうことか。何が目的で、そのために何をすべきか、そこから考えることが大事。情報発信そのものが自己目的化していないか、多分に自戒。
○「国立国会図書館デジタルアーカイブ事業について」
午前中は、安藤さんの講演でした。
主な聴衆が(比較的デジタルとは縁遠い)公共図書館の職員ですので、おそらく一からのご説明になるだろう・・・と思っていましたところ、予想どおり。(笑)
安藤さんは、国立国会図書館のデジタルアーカイブ事業について、丹念に説明してくださいました。
ご自身の担当であるWARPの他、リリースされたばかりの「れきおん」など、デジタル事業について広くご説明くださいました。
説明は丁寧で、それぞれのサービスを使ってデモも実施されましたので、とても判りやすかったです。
・・・が、スタンダードな事業説明的なものであっため、ここでは詳細は割愛します(安藤さん、スミマセン!)。
○「ウェブを活用した図書館からの情報発信について」
一般的に考えれば、ですが。
このテーマで講演するのであれば「何でもWebに載せていきましょう!」だとか「Twitter使ってみましょう!」みたいな話になりそうですが・・・岡本さんのお話は、そんなものではありません。いつものごとく、いい意味で期待を裏切る講演でした。
例によって聞きどころ満載でしたので、私にはとても要約できません。講演内容については、氏が公開されている当日のパワポファイルをご覧ください。ここでは、私が感じたことだけを、いくつか記しておきましょう。
岡本さんが冒頭で話されたのは、「伝える」とは何か、「伝わる」とは何が違うのか、ということでした。
情報発信することそのものに意味があるのではなく、実際に行動に移させるために何が必要なのか。まずその点をしっかりと考えることがスタート、というメッセージでした。
岡本さんのお話にいつも共通しているのは、何が目的なのかをしっかりと押さえること、そのためには具体的な方法論が必要だ、という点だと思います(たぶん)。
広報すること自体が目的であってはならない、という氏の主張はまさに核心を衝いた指摘で、深く考えさせられたところです。
加えて、企画立案にはVMSOが必要だ、ということを力説されていました。
詳しくは岡本さんのスライドを見て頂くといいのですが、VMSOとはVision, Mission, Strategy, Objectivesの略です。この中でも、わけて重要なのはVision, Missionになるのでしょう。
あらゆるプランに存在するべきVisionやMissionは、漠然と仕事をしていると、失われがちです。先の話で言えば、広報すること自体が目的化してしまい、考えなしにWebにアップして終わりにしてしまう、といったことがこれに該当するでしょう。
表現こそ違えど、このVMSOについては、ちょうど先日書き上げた私の修士論文でも、触れたことです。
短大/大学などには建学の精神があり、それらをもとにした教学方針などがあります。さらにその下には、それらと同じ方向性を持った図書館の理念などが存在します。これらがちょうど、短大/大学などにおけるVMSOに相当することになるのでしょう。
企画が持つ目標や方向性を共通言語化し、組織でシェアしておく必要がある、という岡本さんの指摘は、非常に示唆に満ちたものでした。
なお、岡本さんが講演の冒頭でTwitterでの発信を推奨されましたので、私もいろいろとツイートしておきました(そんな訳で申し訳ありませんが、午前はあまりツイートしていませんでした)。この日のツイートのまとめも、ぜひご覧ください。
○聞き手の義務
ここでお二人のお話から離れ、いささか苦言めいたものを。
私はいつも、いろいろな場で言っていることですが・・・改めて書いておきましょう。
講演などに際し、聴衆にもいくつかの義務があると思っています。
その一つは、質疑応答の時間を有効活用することです。
講演が終わって、講師に質問の一つもない、などということがそうそうあるでしょうか?
この日も、ほとんど質問が出ませんでした。
安藤さんの講演後は、(時間があったのに)私を含め数件。岡本さんの講演後などは、私が挙手しただけ。特に岡本さんの講演は、3時間近いものだったのに、本当に誰も聞きたいことがなかったのでしょうか?
人前では発言しにくいのでしょうか?
マイクを持っては話ができない・・・というのは、非常によくないことですね。まして、コミュニケーション能力が問われているはずのライブラリアンがそうだとしたら、致命的です。
それとも、疑問が何も湧かないのでしょうか?
確かに、そんなときもあるでしょう。講演ではいろいろ学んだけど、何を聞いたらいいのかパッとその場では整理できない、などということもあります。
でも、30人のライブラリアン全員がそうだとしたら、もはや思考停止しているのではないか、とすら危惧します。
私自身、講演を伺うときは、必ず質問するつもりでお話をお聞きします。
毎回自分ばかり質問する訳にもいきませんが、少なくとも1日1度は挙手し、質問しています(さらに言えば、質問した講師には、必ず名刺交換にも伺います)。
「さっきの話、どういうことなんだろう・・・?」と思ったら、ぜひ挙手しましょう。
自分の疑問は、きっと誰かも同じ疑問を持っています。講師がその疑問に応えることが、他の方に何かを気付かせたり、次の質問に繋がります。
ささやかではありますが、こんなことが聞き手の義務だと思いますし、講師への感謝の具体的な表現だとも思っています。
質疑応答を通じて、その会場や研究会が盛り上がり、大げさに言えば(ほんのちょっとではありますが)図書館界の活性化にも寄与できる・・・そんなつもりで、思い切って手を挙げてみてはいかがでしょうか?
●図書館員の交流会企画
以下の2件、図書館員の交流会を企画する方向で考えています。
現段階では調整中ですが、追ってこのブログやTwitter@karatelibrarianでご案内しますので、よろしければチェックください。
●トサケンオフ会@愛知
4月6日(土)に愛知にお泊まりするかもしれません。そうなれば・・・恒例になりつつある、トサケンオフ会@名古屋をしませんとね。
もちろん、トサケンメンバー以外どなたでも大歓迎です。
確定できましたら、こちらはトサケンMLやトサケン公式Twitter@tosaken2006でもご案内します。
●2012年度私立短期大学図書館協議会 全国研修会 同窓会?
2012年9月に開催しました全国研修会@大阪に参加された皆さん、一度同窓会(?)をしませんか?
あのときのスタッフにも、異動で図書館を離れる方がいますので、送別会を兼ねて同窓会を開催しようと考えています。4月の土日のどこかで開催したいと思っていますので、ご都合があえばご参加ください。
なお、これは参加者同士が声をかけ合う、私的な集まりです。協議会の公式行事ではありませんので、正式な案内等はありません。送別会がてら、私があのときご縁があった方々に声をかけようとしている程度のもの、とご理解ください。
いずれも、追ってこのブログでご案内しますので、よろしくです!
●れいこと
いよいよ明日は、れいこの小学校の卒業式です。
元気であれば、笑顔いっぱいで卒業式に臨んだはずの、れいこ。
先生方のご配慮により、私たちにも卒業式のご案内を頂いています。卒業式には、れいこを連れて参加しようと思っています。
れいこが大好きだったクラスメートと一緒に、卒業させてやります。
先生を始め、れいこの学年の子どもたちは、本当にれいこをずっと支えてくれました。この学校で、この学年で良かったと本当に思っています。
明日が楽しみやね、れいこ!
2013-03-19
人と人が出会う場所を!まちづくりライブラリー@大阪府立大学
シューロン(修士論文)の提出以来、怒濤のような図書館イベントの嵐に、ガンガン出席しています。行けばいつも飲んで帰るので(しかもたいてい終電まで)、書く方が追い付きません・・・。レポートが遅くなって、申し訳ありません。
さて今日の報告は、3月10日(日)に参加してきた、まちづくりライブラリー@大阪府立大学 第1回植本祭です。
本当は、前日9日(土)から2日連続のイベントだったのですが、仕事の都合などで1日のみの参加となりました。
まちづくりライブラリーのコンセプトやプログラムについては、こちらをご覧ください。
この植本祭の前半は、キーノート・トーク(パネルディスカッションのようなもの)でした。
まちライブラリーの提唱者である大阪府立大学・磯井先生、奈良県立図書情報館・乾聰一郎さん、小布施町立図書館まちとしょテラソの前館長・花井裕一郎さん・・・といった豪華な顔ぶれが、「本に囲まれた場を交流空間にする!」と題してトークを行いました。
このお話も魅力たっぷりだったのですが、書ききれませんので省略。(涙)
そして後半が、グループセッションです。各グループは、特定テーマでセッションを開くカタリスト(リーダー的な人)のもとに集まります。
グループは、「情報発信とコミュニティを考える」・「岡本町商店街のまちライブラリー」のような割とスタンダードっぽく見えるものから、「転勤主婦の学校」・「有馬温泉のまちづくり」・「お芋で地産地消13歳がやってみた」みたいなものまで、ユニークで魅力たっぷりの24グループ!
そして私が参加したのは、上述・花井さんの「小布施を交流の拠点にする!」というグループです。
様々な取り組みで、一躍まちとしょテラソの名前を日本中に轟かせた花井さん。その花井さんを囲んで、集まった10人ほどが、図書館に何が求められているのか、それをどのように実現していけばいいのか、様々な意見を交わしました。
花井さんのお話は、本当に魅力たっぷりで示唆に満ちていました。
その花井さんにリードされ、いろいろな分野の人たちが自由に意見を交わす場は、とても新鮮でした。
図書館員・書店員もいましたが、主婦だったり自営業だったり会社員だったり・・・それぞれの立場から、本や人に対する思いを語り合いました。
本当に貴重な場と、そして新たな仲間を得られたように思います。
花井さん、参加された皆さん、ありがとうございました。
そしてこの場へ誘ってくださったMNさん、こうした場を設けてくださった磯井先生はじめ事務局の皆さん、本当にありがとうございました!
そうそう、花井さんと言えば、先日出されたこの本を紹介しておきませんとね!
花井さんが、いろいろなご経験や取り組まれてきたことを綴った1冊です。ぜひ、手に取ってみてください。
冒頭でも書きましたように、この日強く感じたことは、図書館は人と人が出会う場所、ということです。
従来の図書館は、本をはじめとする情報を提供するところでした(たぶん)。
私たち図書館員は、もしかすると、その価値観をバッサリとすべて捨てた方がいいのかもしれません。
この日提唱されたのは、図書館は人と人が出会う場所、という価値観です。
もちろんこの価値観は、本や情報の重要性を否定するものではありません。言うなれば、本が主役だった図書館を、ユーザーが主役の場として捉え直していこう、という考え方です。
この考え方、方向性は正しいと思います(これも、たぶん)。
学問や知識が細分化され、学際化され、そしてそれに携わる人たちの専門性が多様化してきました。学問分野だけではなく、社会としてもそうでしょう。あらゆる社会の構成要素が、複雑化・多様化・細分化されていっていることは、実感として感じられるのではないでしょうか。
ゆえに、私たちは自分の住んでいる世界以外を捉えることができず、自分の分野のタコツボ化が起きているのかもしれません。
だとすれば、私たちが日頃接点のない人たちと出会い、お互いに交流し、情報のやり取りをすることが必要になってきます。その機能を担う場所があるとしたら、それはまさに図書館であるのかもしれません。
ちょっと乱暴な議論だったかもしれません。
ですが、こうした捉え方は、十分に吟味する価値のあるものだと思えます。もしかすると、図書館以外にこうした機能を担う場所があるのかもしれませんし、よりスマートな方法が出来上がっていくのかもしれません。
ただ、私が言っておきたいことは、図書館員は従来の伝統的な図書館機能だけに拘っていてはいけない、ということです。それは、大学図書館など学術情報を中心に求められる図書館であっても、例外ではありません。
図書館が、単に本を中心とする情報の提供場所に過ぎないとすれば、もしかすると半世紀後にはその存在が歴史上のものになっているかもしれません。
ただしこれは、図書館が生き残るための方便であってはいけません。
ユーザーの求めるもの、社会が求めるものは何なのか・・・それを突き詰めていく中で、今回示された価値観についても、立ち止まって考える必要があるのではないでしょうか。
GoogleとAmazon、Yahoo!知恵袋があればそれで十分!・・・なんて未来は、あまり考えたくありませんよね。(笑)
以下の勉強会等の情報提供を頂きました。よろしければ、ぜひご参加ください。詳細は、各タイトルをクリックして、リンク先でご確認ください。
●グローバル・コモンズ、見学&意見交換会
日時: 2013年3月30日(土)15時頃~17時頃(交流会も検討中)
場所: 大阪大学総合図書館(グローバル・コモンズ)
内容: グローバル・コモンズの紹介、見学、および意見交換
●「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」最終報告会
(イベント「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」)
平成25年3月21日(木)13:30~17:30
●第9回レファレンス協同データベース事業フォーラム
(イベント「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」)
平成25年3月22日(金)10:30~12:00
れいこが星になって、はや9ヶ月あまり。
私たちの心の傷は、癒えることはありません。
去年の今頃、れいこはずいぶんと麻痺が進み、歩けない状態になっていました。
けれど、楽しみにしていた社会見学で奈良に出かけたその日、れいこは車椅子から立ち上がり、自分の足で歩きました。
たった1日だけ。
そう、たった1日だけですが、れいこが最後に自分で歩いた1日でした。楽しみで楽しみで仕方ない、そんな1日だったからこそ、れいこは立ち上がることができたのでしょう。
人間にとって、気持ちや意思がいかに大切なのか、れいこが教えてくれた1日でした。
それでは、押忍!
さて今日の報告は、3月10日(日)に参加してきた、まちづくりライブラリー@大阪府立大学 第1回植本祭です。
本当は、前日9日(土)から2日連続のイベントだったのですが、仕事の都合などで1日のみの参加となりました。
まちづくりライブラリーのコンセプトやプログラムについては、こちらをご覧ください。
○一番印象に残ったこと+考えたこと
- 図書館は、今や本を貸すだけの場所ではない。本を介して、人と情報が、人と人とが出会う場所。
- 既存の価値観に拘る必要は、全くない。タブー抜きでいろんな人が集まって、いろんな交流ができたらいい。いろんな人が出会うことで、新たなものが生まれる。
- 図書館員以外の人と話すのも、とても楽しい!
○花井さんのセッションに参加!
この植本祭の前半は、キーノート・トーク(パネルディスカッションのようなもの)でした。
まちライブラリーの提唱者である大阪府立大学・磯井先生、奈良県立図書情報館・乾聰一郎さん、小布施町立図書館まちとしょテラソの前館長・花井裕一郎さん・・・といった豪華な顔ぶれが、「本に囲まれた場を交流空間にする!」と題してトークを行いました。
このお話も魅力たっぷりだったのですが、書ききれませんので省略。(涙)
そして後半が、グループセッションです。各グループは、特定テーマでセッションを開くカタリスト(リーダー的な人)のもとに集まります。
グループは、「情報発信とコミュニティを考える」・「岡本町商店街のまちライブラリー」のような割とスタンダードっぽく見えるものから、「転勤主婦の学校」・「有馬温泉のまちづくり」・「お芋で地産地消13歳がやってみた」みたいなものまで、ユニークで魅力たっぷりの24グループ!
そして私が参加したのは、上述・花井さんの「小布施を交流の拠点にする!」というグループです。
様々な取り組みで、一躍まちとしょテラソの名前を日本中に轟かせた花井さん。その花井さんを囲んで、集まった10人ほどが、図書館に何が求められているのか、それをどのように実現していけばいいのか、様々な意見を交わしました。
花井さんのお話は、本当に魅力たっぷりで示唆に満ちていました。
その花井さんにリードされ、いろいろな分野の人たちが自由に意見を交わす場は、とても新鮮でした。
図書館員・書店員もいましたが、主婦だったり自営業だったり会社員だったり・・・それぞれの立場から、本や人に対する思いを語り合いました。
本当に貴重な場と、そして新たな仲間を得られたように思います。
花井さん、参加された皆さん、ありがとうございました。
そしてこの場へ誘ってくださったMNさん、こうした場を設けてくださった磯井先生はじめ事務局の皆さん、本当にありがとうございました!
そうそう、花井さんと言えば、先日出されたこの本を紹介しておきませんとね!
花井さんが、いろいろなご経験や取り組まれてきたことを綴った1冊です。ぜひ、手に取ってみてください。
○人と人が出会う場所、という価値観
冒頭でも書きましたように、この日強く感じたことは、図書館は人と人が出会う場所、ということです。
従来の図書館は、本をはじめとする情報を提供するところでした(たぶん)。
私たち図書館員は、もしかすると、その価値観をバッサリとすべて捨てた方がいいのかもしれません。
この日提唱されたのは、図書館は人と人が出会う場所、という価値観です。
もちろんこの価値観は、本や情報の重要性を否定するものではありません。言うなれば、本が主役だった図書館を、ユーザーが主役の場として捉え直していこう、という考え方です。
この考え方、方向性は正しいと思います(これも、たぶん)。
学問や知識が細分化され、学際化され、そしてそれに携わる人たちの専門性が多様化してきました。学問分野だけではなく、社会としてもそうでしょう。あらゆる社会の構成要素が、複雑化・多様化・細分化されていっていることは、実感として感じられるのではないでしょうか。
ゆえに、私たちは自分の住んでいる世界以外を捉えることができず、自分の分野のタコツボ化が起きているのかもしれません。
だとすれば、私たちが日頃接点のない人たちと出会い、お互いに交流し、情報のやり取りをすることが必要になってきます。その機能を担う場所があるとしたら、それはまさに図書館であるのかもしれません。
ちょっと乱暴な議論だったかもしれません。
ですが、こうした捉え方は、十分に吟味する価値のあるものだと思えます。もしかすると、図書館以外にこうした機能を担う場所があるのかもしれませんし、よりスマートな方法が出来上がっていくのかもしれません。
ただ、私が言っておきたいことは、図書館員は従来の伝統的な図書館機能だけに拘っていてはいけない、ということです。それは、大学図書館など学術情報を中心に求められる図書館であっても、例外ではありません。
図書館が、単に本を中心とする情報の提供場所に過ぎないとすれば、もしかすると半世紀後にはその存在が歴史上のものになっているかもしれません。
ただしこれは、図書館が生き残るための方便であってはいけません。
ユーザーの求めるもの、社会が求めるものは何なのか・・・それを突き詰めていく中で、今回示された価値観についても、立ち止まって考える必要があるのではないでしょうか。
GoogleとAmazon、Yahoo!知恵袋があればそれで十分!・・・なんて未来は、あまり考えたくありませんよね。(笑)
●勉強会のご案内
以下の勉強会等の情報提供を頂きました。よろしければ、ぜひご参加ください。詳細は、各タイトルをクリックして、リンク先でご確認ください。
●グローバル・コモンズ、見学&意見交換会
日時: 2013年3月30日(土)15時頃~17時頃(交流会も検討中)
場所: 大阪大学総合図書館(グローバル・コモンズ)
内容: グローバル・コモンズの紹介、見学、および意見交換
●「日本の図書館におけるレファレンスサービスの課題と展望」最終報告会
(イベント「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」)
平成25年3月21日(木)13:30~17:30
●第9回レファレンス協同データベース事業フォーラム
(イベント「社会を創る図書館の力―レファレンスサービスの今を知り、未来を語る」)
平成25年3月22日(金)10:30~12:00
●れいこと
れいこが星になって、はや9ヶ月あまり。
私たちの心の傷は、癒えることはありません。
去年の今頃、れいこはずいぶんと麻痺が進み、歩けない状態になっていました。
けれど、楽しみにしていた社会見学で奈良に出かけたその日、れいこは車椅子から立ち上がり、自分の足で歩きました。
たった1日だけ。
そう、たった1日だけですが、れいこが最後に自分で歩いた1日でした。楽しみで楽しみで仕方ない、そんな1日だったからこそ、れいこは立ち上がることができたのでしょう。
人間にとって、気持ちや意思がいかに大切なのか、れいこが教えてくれた1日でした。
それでは、押忍!
2013-03-16
「図書館情報システムの最新技術と近未来の図書館システム」
3月8日(金)に、ワークショップ「図書館情報システムの最新技術と近未来の図書館システム」に参加してきました。
講師は、富士通株式会社の松永義昭さん(文教第二ソリューション統括部第二ソリューション部)でした。
これは、私が通っている大阪市立大学大学院創造都市研究科が開催したもので、平たく言うと自分のゼミ。(笑)
もう1週間も経過していますので、ごくごくかいつまんでレポートしましょう。
松永さんのお話は、現在の富士通さんのシステムをもとに、機能面からアプローチするような感じでした。
この機能についてはこう、これについては・・・といった形で、一つずつ丁寧にお話くださったのが印象的でした。
聴衆がライブラリアンやそれに近い立場という点も押さえてくださっていたようで、お話は難しすぎず優しすぎず、聞きやすかったです。
富士通さんは、図書館やそのユーザーのことをよく知っている、という印象を持ちました(そうでなければ、こうしたシステムを作ることができないですよね)。
上にも書きましたが、現在の図書館システムは、非常に多機能化・高性能化していることが、よく判りました。
あまり具体的な話はここで書かない方がいいのかな・・・?基本的には、オフレコレベルの話はなかったと理解していますが、自由に書いていいとも言われていませんので、詳しい内容には触れないことにします。
他方、正直に言いますと・・・ご講演はやや無難な話に留められたかな、という印象は拭えませんでした。
整い過ぎた奇麗なお話で終わった感があって、もう少し突っ込んだ議論をした方が、大学院のゼミとしては面白かったかな、と。
(そんな訳で質疑応答のときも、どんな図書館観をお持ちなのか、聞いてみたのです)
(私のいる前期課程ではなく)後期課程のゼミでしたので、どのようにお話を依頼したかも聞いていません。
「富士通さんのシステムを紹介して」という依頼だったのであれば、この日の松永さんのお話は理想的だったと思います。
そこは私の思い込みかもしれませんが(その可能性はかなり高そう)、せっかくこうしたお立場のプロとお話をするのですから、もっと壮大な(?)話をしても良かったかな、とも思います。
今のシステムどうこうではなくて、20年後の図書館とシステムがそこに果たす役割、みたいな?(思いつき)
「20年後には、Googleがなくてもユーザーを満足させるぜぃ!」と富士通さんにぶった切ってもらうとか。(笑)
ある程度、突拍子もないくらいのレベルで、講師とフロアでしてもいいのかな、とも思います。
いささか批判めいたようにもなりましたが、そんなつもりではありません。(汗)
富士通さんのやっていることはよく判りましたし、とても貴重な機会になりました。松永さん、セッティングくださった後期課程の皆さん(特にMさん)、ありがとうございました!
昨日のエントリーにも書きましたが、17日(日)に京都で開催されるJLA店無ーの後、便乗してトサケンランチ会を実施します。
例年やっている企画ですが、今回はオトナの事情により、事前申込み制とします。先着10〜15名限定で、定員になりましたらお断りします(当日参加不可)。詳細は、昨日のエントリーをご覧ください。
申込み期限は、このブログをアップしている今日16日(土)18時です。お考えの方、いますぐお申し込みください!
毎日毎日、れいこのことを思い出します。
去年の今頃はああだった、元気でいたら今は・・・取り留めなく、ボンヤリしてしまうこともしばしば。
この写真の頃は、ステロイド大量投与の真っ最中。びっくりするくらい、顔がまん丸な、れいこ。
これはこれで可愛らしかったけど、本人はホントに嫌がっていたなあ・・・。
思い出すと悲しいのですが、笑顔にもさせてくれる、そんなれいこです。
それでは、押忍!
講師は、富士通株式会社の松永義昭さん(文教第二ソリューション統括部第二ソリューション部)でした。
これは、私が通っている大阪市立大学大学院創造都市研究科が開催したもので、平たく言うと自分のゼミ。(笑)
もう1週間も経過していますので、ごくごくかいつまんでレポートしましょう。
○一番、印象に残ったこと
- 電子リソースの流通は、図書館にとってチャンス。
- 図書館システムは、多機能化・高性能化。
- ゆえに、図書館システムができること=図書館サービス、という図式になりつつある?
○雑感
松永さんのお話は、現在の富士通さんのシステムをもとに、機能面からアプローチするような感じでした。
この機能についてはこう、これについては・・・といった形で、一つずつ丁寧にお話くださったのが印象的でした。
聴衆がライブラリアンやそれに近い立場という点も押さえてくださっていたようで、お話は難しすぎず優しすぎず、聞きやすかったです。
富士通さんは、図書館やそのユーザーのことをよく知っている、という印象を持ちました(そうでなければ、こうしたシステムを作ることができないですよね)。
上にも書きましたが、現在の図書館システムは、非常に多機能化・高性能化していることが、よく判りました。
あまり具体的な話はここで書かない方がいいのかな・・・?基本的には、オフレコレベルの話はなかったと理解していますが、自由に書いていいとも言われていませんので、詳しい内容には触れないことにします。
他方、正直に言いますと・・・ご講演はやや無難な話に留められたかな、という印象は拭えませんでした。
整い過ぎた奇麗なお話で終わった感があって、もう少し突っ込んだ議論をした方が、大学院のゼミとしては面白かったかな、と。
(そんな訳で質疑応答のときも、どんな図書館観をお持ちなのか、聞いてみたのです)
(私のいる前期課程ではなく)後期課程のゼミでしたので、どのようにお話を依頼したかも聞いていません。
「富士通さんのシステムを紹介して」という依頼だったのであれば、この日の松永さんのお話は理想的だったと思います。
そこは私の思い込みかもしれませんが(その可能性はかなり高そう)、せっかくこうしたお立場のプロとお話をするのですから、もっと壮大な(?)話をしても良かったかな、とも思います。
今のシステムどうこうではなくて、20年後の図書館とシステムがそこに果たす役割、みたいな?(思いつき)
「20年後には、Googleがなくてもユーザーを満足させるぜぃ!」と富士通さんにぶった切ってもらうとか。(笑)
ある程度、突拍子もないくらいのレベルで、講師とフロアでしてもいいのかな、とも思います。
いささか批判めいたようにもなりましたが、そんなつもりではありません。(汗)
富士通さんのやっていることはよく判りましたし、とても貴重な機会になりました。松永さん、セッティングくださった後期課程の皆さん(特にMさん)、ありがとうございました!
●(再)17日のトサケンランチ会@京都のご案内
昨日のエントリーにも書きましたが、17日(日)に京都で開催されるJLA店無ーの後、便乗してトサケンランチ会を実施します。
例年やっている企画ですが、今回はオトナの事情により、事前申込み制とします。先着10〜15名限定で、定員になりましたらお断りします(当日参加不可)。詳細は、昨日のエントリーをご覧ください。
申込み期限は、このブログをアップしている今日16日(土)18時です。お考えの方、いますぐお申し込みください!
●れいこと
毎日毎日、れいこのことを思い出します。
去年の今頃はああだった、元気でいたら今は・・・取り留めなく、ボンヤリしてしまうこともしばしば。
この写真の頃は、ステロイド大量投与の真っ最中。びっくりするくらい、顔がまん丸な、れいこ。
これはこれで可愛らしかったけど、本人はホントに嫌がっていたなあ・・・。
思い出すと悲しいのですが、笑顔にもさせてくれる、そんなれいこです。
それでは、押忍!
2013-03-14
【至急お誘い】トサケンランチ会@京都
今日は、図書館系ランチ会へのお誘いです。
たびたび、このブログにも登場するトサケン(図書館サービス計画研究所)。私自身、トサケンの運営委員であり、幹事長でもあります。
今回、3月17日(日)に開催されます「第18回 図書館利用教育実践セミナーin京都」に便乗して、トサケンランチ会を開催することにしました。
詳細は調整中ですが、以下のとおり実施します。皆さま、ぜひご参集ください。
直前のご案内となり、申し訳ありません。
ご同僚・ご友人など、周知して頂けると幸いです。↓にあるボタンで、Twitterやfacebookにて拡散くださると幸いです。
それでは、押忍!
たびたび、このブログにも登場するトサケン(図書館サービス計画研究所)。私自身、トサケンの運営委員であり、幹事長でもあります。
今回、3月17日(日)に開催されます「第18回 図書館利用教育実践セミナーin京都」に便乗して、トサケンランチ会を開催することにしました。
詳細は調整中ですが、以下のとおり実施します。皆さま、ぜひご参集ください。
- 【場所】セミナー会場(キャンパスプラザ京都)付近
- 【日時】上記JLAセミナー終了後
- 【会費】最高でも1,500〜2,000円
- 【定員】先着10〜15名。トサケンメンバーを含めどなたでも歓迎。
ただし事前予約者限定(当日参加不可)。キャンセル時は、会費をご負担頂く場合があります。 - 【お申し込み】16日(土)18時までに、karatekalibrarian@gmail.comまでお申し出ください。折り返し、詳細をご連絡差し上げます。
直前のご案内となり、申し訳ありません。
ご同僚・ご友人など、周知して頂けると幸いです。↓にあるボタンで、Twitterやfacebookにて拡散くださると幸いです。
それでは、押忍!
2013-03-12
行ってきました、日図研研究大会
3月3日(日)に、日図研(にっとけん、日本図書館研究会の略)の研究大会に参加してきました。
本当は翌4日(月)にシンポジウムもあったのですが、業務のため、泣く泣く1日だけの参加となりました。
もう1週間以上経ちますので、自分が特に考えさせられた部分のみ、簡単にレポートします。
日図研の研究大会とあって、この日も盛りだくさんのプログラム。
とても紹介しきれませんので、印象深かった発表のみ、一言ずつ。
石橋進一さんの「公立図書館の評価指標に関する考察と提言:『登録』」に係わる数字を中心に」について。
利用動向を示す数字として、登録数などが用いられること、登録と利用の混同などについて説明・提言されました。公共図書館員でない私には、身近な話ではありませんでしたが、おっしゃることには頷けます。ご発表は丁寧で、好感を持ちました。
久野和子さんの「場としての図書館:その歴史的展開と研究方法について」は、とても興味深い内容でした。
アメリカの図書館界を中心に研究されている「場としての図書館」("Library as place")について、今までの議論の展開を概観されました。その上で、「場としての図書館」研究の意義について、考察を加えられました。
こうした研究は、昨今のオンラインリソースを巡る議論の対極にあるのかもしれません。その観点からも重要な示唆も多く、注目される内容でした。
今後このテーマの進展と、久野さんのご活躍には注目したいと思います。
なお、久野さんはこの日、本年度の日図研奨励賞も受賞されました。おめでとうございます!
「マルチメディアと図書館」研究グループは、川瀬綾子さんが「情報環境生態系の変容と次世代図書館システム」と題して、発表されました。
このグループは、私の大学院の指導教員である北克一先生を中心に、研究を続けているグループです。私にとっては自分の関心ごとでもあり、日頃教えを頂いている分野でもありますので、とてもスムーズにお話を伺うことができました。
ですので、内容については思い切って、ここでは省略。(笑)
特筆しておきたいのは、発表者の川瀬さんのご発表ぶりでした。某大学で先生をしているだけあって、とても落ち着いたお話ぶりで良かったです。
オーラルヒストリー研究グループは、私がトサケンでご一緒させてもらっている石川敬史さんらによるご発表「千葉県立中央図書館『ひかり号』関係資料の分析:1940-1950年代を中心に」でした。
正直なところ私は、オーラルヒストリーについて全く知識を持っていないのですが、このような世界があるということに改めて驚かされました。
かつての移動図書館を巡る図書館員の努力や思い、そしてそれにスポットライトを当てようという石川さんたちの情熱に、ただただ圧倒されました。
図書館サービス研究グループは、「科目〈図書館サービス特論〉における障害者サービス論の展開についての検討」と題して、立花明彦さんが発表されました。
・・・が、正直に告白しておきましょう。
立花さんのお話は、あまり聞いていられませんでした。以前からご活躍ぶりを存じ上げていた立花さんのお話ではありましたが、今の私にとって、障害を持つ方に関する話を受け止める心の余裕がありません。どうしても、れいこのことを思い出さずにいられませんから。
そんな訳で、お話ほとんど頭に残っていないのですが・・・。
一番印象に残ったのは、(物理的な意味に限らず高齢者を含め)図書館の利用に支障がある方は、人口の30%にも達する、という指摘です。
そうした30%にも及ぶ方々がいるということに加え、私たちが忘れてはならないことは、健康な人でもある日突然病気やケガによって、図書館を利用することすら不自由になるかもしれない、ということです。れいこが、そうだったように。
それを思えば、障害を持つ人へのサービスは、誰にとってもごく身近な話題のはずです。そのことを、忘れないようにしたいと思います。
研究後、当然(!)懇親会に出席しました。
この日も大勢の方々とご挨拶したり、旧知の方々とご縁を深めることができました。
こういう場こそ、ぶっちゃけで講師とお話をしたり、いろいろな人と仲良くなるチャンスです。懇親会には参加しない方も多いですが、せっかくの機会ですから、皆さんぜひこういう場に出ましょうよ〜。
知人が多い、などと私は言って頂くことがありますが、それは懇親会があるからこそ!自分が無理をしてでも、懇親会に欠かさず出席しているからこそ!・・・と断言しておきます。(笑)
れいこが大好きだった、水木一郎さん。
去年の今頃、ひらかたパークで水木一郎さんのライブに連れて行ってやったことを思い出します。
今年も先日、ひらかたパークで水木一郎さんが来られて、ライブをされました。
れいこを連れて行ってやりたかったのですが、先約もありましたので、どうしても叶いませんでした。それに今は、れいこの思い出が強く残る場所へ行くのは、まだ妻にとって無理があります。
もうちょっと気持ちが落ち着いてきたら、バブーちゃんも連れて、家族で水木さんのライブに参加したいと思います。
れいこ〜、もうちょっと待っといてな!
それでは、今日はこの辺で。押忍!
本当は翌4日(月)にシンポジウムもあったのですが、業務のため、泣く泣く1日だけの参加となりました。
もう1週間以上経ちますので、自分が特に考えさせられた部分のみ、簡単にレポートします。
○一番印象に残ったこと
- 現職の図書館員だけではなく、関連分野の研究者との交流は大事。経験+理論、のような。その意味で、日図研は貴重な場になり得る。
- 館種や担当が異なれば、視点が大きく異なる。自分の今の業務以外でも、いろんな話を聞いておくことが大事。
- やっぱり、懇親会は大事。特に違う館種の方、教員、図書館以外の方と積極的に付き合っていくべき。
○いろいろな発表
日図研の研究大会とあって、この日も盛りだくさんのプログラム。
とても紹介しきれませんので、印象深かった発表のみ、一言ずつ。
石橋進一さんの「公立図書館の評価指標に関する考察と提言:『登録』」に係わる数字を中心に」について。
利用動向を示す数字として、登録数などが用いられること、登録と利用の混同などについて説明・提言されました。公共図書館員でない私には、身近な話ではありませんでしたが、おっしゃることには頷けます。ご発表は丁寧で、好感を持ちました。
久野和子さんの「場としての図書館:その歴史的展開と研究方法について」は、とても興味深い内容でした。
アメリカの図書館界を中心に研究されている「場としての図書館」("Library as place")について、今までの議論の展開を概観されました。その上で、「場としての図書館」研究の意義について、考察を加えられました。
こうした研究は、昨今のオンラインリソースを巡る議論の対極にあるのかもしれません。その観点からも重要な示唆も多く、注目される内容でした。
今後このテーマの進展と、久野さんのご活躍には注目したいと思います。
なお、久野さんはこの日、本年度の日図研奨励賞も受賞されました。おめでとうございます!
「マルチメディアと図書館」研究グループは、川瀬綾子さんが「情報環境生態系の変容と次世代図書館システム」と題して、発表されました。
このグループは、私の大学院の指導教員である北克一先生を中心に、研究を続けているグループです。私にとっては自分の関心ごとでもあり、日頃教えを頂いている分野でもありますので、とてもスムーズにお話を伺うことができました。
ですので、内容については思い切って、ここでは省略。(笑)
特筆しておきたいのは、発表者の川瀬さんのご発表ぶりでした。某大学で先生をしているだけあって、とても落ち着いたお話ぶりで良かったです。
オーラルヒストリー研究グループは、私がトサケンでご一緒させてもらっている石川敬史さんらによるご発表「千葉県立中央図書館『ひかり号』関係資料の分析:1940-1950年代を中心に」でした。
正直なところ私は、オーラルヒストリーについて全く知識を持っていないのですが、このような世界があるということに改めて驚かされました。
かつての移動図書館を巡る図書館員の努力や思い、そしてそれにスポットライトを当てようという石川さんたちの情熱に、ただただ圧倒されました。
図書館サービス研究グループは、「科目〈図書館サービス特論〉における障害者サービス論の展開についての検討」と題して、立花明彦さんが発表されました。
・・・が、正直に告白しておきましょう。
立花さんのお話は、あまり聞いていられませんでした。以前からご活躍ぶりを存じ上げていた立花さんのお話ではありましたが、今の私にとって、障害を持つ方に関する話を受け止める心の余裕がありません。どうしても、れいこのことを思い出さずにいられませんから。
そんな訳で、お話ほとんど頭に残っていないのですが・・・。
一番印象に残ったのは、(物理的な意味に限らず高齢者を含め)図書館の利用に支障がある方は、人口の30%にも達する、という指摘です。
そうした30%にも及ぶ方々がいるということに加え、私たちが忘れてはならないことは、健康な人でもある日突然病気やケガによって、図書館を利用することすら不自由になるかもしれない、ということです。れいこが、そうだったように。
それを思えば、障害を持つ人へのサービスは、誰にとってもごく身近な話題のはずです。そのことを、忘れないようにしたいと思います。
○懇親会
研究後、当然(!)懇親会に出席しました。
この日も大勢の方々とご挨拶したり、旧知の方々とご縁を深めることができました。
こういう場こそ、ぶっちゃけで講師とお話をしたり、いろいろな人と仲良くなるチャンスです。懇親会には参加しない方も多いですが、せっかくの機会ですから、皆さんぜひこういう場に出ましょうよ〜。
知人が多い、などと私は言って頂くことがありますが、それは懇親会があるからこそ!自分が無理をしてでも、懇親会に欠かさず出席しているからこそ!・・・と断言しておきます。(笑)
●れいこと
れいこが大好きだった、水木一郎さん。
去年の今頃、ひらかたパークで水木一郎さんのライブに連れて行ってやったことを思い出します。
今年も先日、ひらかたパークで水木一郎さんが来られて、ライブをされました。
れいこを連れて行ってやりたかったのですが、先約もありましたので、どうしても叶いませんでした。それに今は、れいこの思い出が強く残る場所へ行くのは、まだ妻にとって無理があります。
もうちょっと気持ちが落ち着いてきたら、バブーちゃんも連れて、家族で水木さんのライブに参加したいと思います。
れいこ〜、もうちょっと待っといてな!
それでは、今日はこの辺で。押忍!
2013-03-10
見たか知ったか、図書館体操!
皆さん、秋頃から図書館業界で話題になっている、図書館体操をご存じでしょうか?
図書館員でご存じない方は、もうあまりいらっしゃらないかもしれませんね。
もうかれこれ半年以上もあちこちで取り上げられていますので、改めてこのブログでもピックアップしてみます。
まずは、Youtubeにアップされている動画を見てみましょう。
はい、ご覧の通りです(笑)。
私のコメントは、不要ですね。
この体操は、図書館員の業務に関連する動きを取り込んだもので、みちのく図書館員連合(通称・MULU=ムル)の庄子隆弘さんという方が、考案されたものです。
図書館総合展でも、何度も上演(?)していましたので、全国のライブラリアンにも知られるようになりましたね。
かくいう私も、図書館総合展では一緒に踊ってきましたよ〜。
<MULUの皆さま、その節はありがとうございました!
そうそう、これは「図書館体操第一」なのですが、続編はいつ頃出るのでしょうかねえ?日本中のライブラリアンが楽しみにしていますよ、庄子さん?
この図書館体操、意外に(失礼!)長く話題になり続けています。
Youtubeの動画再生回数も、まもなく25,000回に達しようとしています!(地味にすごい!)
朝日新聞デジタル、Yahoo!映像トピックス、Gigazine、そして図書館員にはお馴染みのカレントアウェアネス・ポータル、など、いろいろな場で取り上げられています。
最近では、「flowers」というラジオで、3月6日に全国で放送されました(庄子さんが電話で生出演!)。
近いところでは、3月11日(月)23:05〜23:15に、NHK総合テレビの「特ダネ投稿DO画」でも放送があります!皆さま、ぜひご覧になってください!
ここで、ちょっとだけMULUへのエールを。
改めて言うまでもなく、東北はあの3.11でとてつもないダメージを受けました。
私自身も阪神大震災を被災した身ですから、東北の皆さんがどれほどの傷を負ったのか、僅かながらでもお察しするところです。
あまりご本人はおっしゃいませんが、庄子さんやMULUの皆さんは、こうして明るく楽しい図書館体操を踊ることで、少しでも東北を元気づけようとしている、そんな風に感じています。
私も、僅かでも東北の皆さんのお役に立ちたいと、「だれでも・どこでも Q&A図書館」にも立ち上げ時から加わっていました。
まもなくれいこの闘病が始まり、実質的に何もできませんでしたが、東北を応援したい気持ちは、今でも持っています。
だからこそ、東北の図書館員が集まったMULU自身がこうした取り組みをなさっていることを、本当に嬉しく思いますし、リスペクトしています。
ガンバレ、東北の皆さん。ガンバレ、MULUの皆さん!
日本中のみんなが、皆さんのことを応援していますよ〜!
ちょっと他人行儀な紹介になりましたが・・・庄子さん、MULUの皆さん、また一緒に飲みましょうね〜。(これが今日の結論?)
東日本大震災のことを考えると、いつもれいこのことを思い出します。
震災から3ヶ月あまりで、れいこは脳腫瘍を発症しました。震災直後の大混乱の中、わが家は思いがけない闘病生活に突入することになりました。
今でも、震災関連の報道では、身内を失った方々がよく出てきます。
そうした報道は、れいこを失った私たちにとっては自身とオーバーラップして、とても見てはいられないものです。こうしたニュースなどを見ると、そっとテレビのチャンネルを変えるようにしています。
毎日、毎日、れいこのことを考えます。
私が東北の方々に寄り添っていたいと思うのも、れいこのことがあるからなのかもしれません。
それでは、押忍!
図書館員でご存じない方は、もうあまりいらっしゃらないかもしれませんね。
もうかれこれ半年以上もあちこちで取り上げられていますので、改めてこのブログでもピックアップしてみます。
○まずはご覧ください!
まずは、Youtubeにアップされている動画を見てみましょう。
はい、ご覧の通りです(笑)。
私のコメントは、不要ですね。
この体操は、図書館員の業務に関連する動きを取り込んだもので、みちのく図書館員連合(通称・MULU=ムル)の庄子隆弘さんという方が、考案されたものです。
図書館総合展でも、何度も上演(?)していましたので、全国のライブラリアンにも知られるようになりましたね。
かくいう私も、図書館総合展では一緒に踊ってきましたよ〜。
<MULUの皆さま、その節はありがとうございました!
そうそう、これは「図書館体操第一」なのですが、続編はいつ頃出るのでしょうかねえ?日本中のライブラリアンが楽しみにしていますよ、庄子さん?
○あちこちで反響
この図書館体操、意外に(失礼!)長く話題になり続けています。
Youtubeの動画再生回数も、まもなく25,000回に達しようとしています!(地味にすごい!)
朝日新聞デジタル、Yahoo!映像トピックス、Gigazine、そして図書館員にはお馴染みのカレントアウェアネス・ポータル、など、いろいろな場で取り上げられています。
最近では、「flowers」というラジオで、3月6日に全国で放送されました(庄子さんが電話で生出演!)。
近いところでは、3月11日(月)23:05〜23:15に、NHK総合テレビの「特ダネ投稿DO画」でも放送があります!皆さま、ぜひご覧になってください!
○MULUへのエール
ここで、ちょっとだけMULUへのエールを。
改めて言うまでもなく、東北はあの3.11でとてつもないダメージを受けました。
私自身も阪神大震災を被災した身ですから、東北の皆さんがどれほどの傷を負ったのか、僅かながらでもお察しするところです。
あまりご本人はおっしゃいませんが、庄子さんやMULUの皆さんは、こうして明るく楽しい図書館体操を踊ることで、少しでも東北を元気づけようとしている、そんな風に感じています。
私も、僅かでも東北の皆さんのお役に立ちたいと、「だれでも・どこでも Q&A図書館」にも立ち上げ時から加わっていました。
まもなくれいこの闘病が始まり、実質的に何もできませんでしたが、東北を応援したい気持ちは、今でも持っています。
だからこそ、東北の図書館員が集まったMULU自身がこうした取り組みをなさっていることを、本当に嬉しく思いますし、リスペクトしています。
ガンバレ、東北の皆さん。ガンバレ、MULUの皆さん!
日本中のみんなが、皆さんのことを応援していますよ〜!
ちょっと他人行儀な紹介になりましたが・・・庄子さん、MULUの皆さん、また一緒に飲みましょうね〜。(これが今日の結論?)
●れいこと
東日本大震災のことを考えると、いつもれいこのことを思い出します。
震災から3ヶ月あまりで、れいこは脳腫瘍を発症しました。震災直後の大混乱の中、わが家は思いがけない闘病生活に突入することになりました。
今でも、震災関連の報道では、身内を失った方々がよく出てきます。
そうした報道は、れいこを失った私たちにとっては自身とオーバーラップして、とても見てはいられないものです。こうしたニュースなどを見ると、そっとテレビのチャンネルを変えるようにしています。
毎日、毎日、れいこのことを考えます。
私が東北の方々に寄り添っていたいと思うのも、れいこのことがあるからなのかもしれません。
それでは、押忍!
2013-03-06
合格!ご声援への感謝!
今日は、皆さんへのご報告と感謝とをお伝えしたいと思います。
私が3年前から通っていた、社会人大学院・大阪市立大学大学院創造都市研究科。昨夜、この大学院の最終合否判定があり、私も無事卒業(修了)できることになりました!
れいこのこともあって研究に打ち込めず(言い訳)、我ながらひどいシューロンを提出したのですが・・・。
温情采配で、何とかギリギリで合格させてもらったようです。やっぱり、ホッとしました〜。嬉しいですね!
2010年春に入学してから、はや3年経ちます。
もちろん当初は2年で修了するつもりだったのですが、れいこのことがあって、ずいぶんと回り道をしました。
一昨年6月にれいこが病気と闘い始めたときは、休学を決断しました。
れいこが星になった後は、何も手につかなくなって、大学院に戻ろうという前向きな気持ちにはなれませんでした。
ですが、指導教授のK先生を始め大勢の皆さんに励まされたおかげで、昨年10月に復学することができました。
以来半年間、皆さんの応援に励まされ、何とか修了まで漕ぎ着けることができました。これは本当に、れいこと井上家を応援してくださった皆さんのおかげです!
応援くださった皆さんには、ただただ感謝しています。ありがとうございました。
れいこや家族のみんなにも、お礼を言いたいと思います。
大学院に通い始めたときも、れいこ、お兄ちゃんのシューイチロー、妻はみんなで応援してくれました。家族のみんな、ありがとう!
昨夜帰宅してすぐ、れいこの前で合格の報告をしました。れいこも、喜んでくれよるよね?
そうそう。
Twitterやfacebookで結果を待ってくださっていた皆さんが、大勢いらしたご様子でしたね。
改めて嬉しい気持ちと喜びでいっぱいになりました。当日まで、応援をありがとうございました。
ソーシャルメディアへの結果報告に1時間以上かかってしまいましたこと、お詫びします。
家族に連絡したり、指導教授にお礼を伝えたり、「れいこお助け隊」や「れいこフレンズ」の皆さんにご報告したりするのに、だいぶ時間を使ってしまいました。
Web上で応援くださっていた皆さんにも早くお礼を言いたかったのですが、時間がかかってしまい、申し訳ありません。
報告後は、1時間あまりでfacebookの「いいね!」が100件あまり、コメントも20件ほども頂きました。Twitterでも多くのリプライを頂き、本当に嬉しかったです。
返事が追い付いていませんが、どうぞご容赦ください。
取り急ぎ、ご報告とお礼まで。
皆さん、本当にありがとうございました!押忍!
私が3年前から通っていた、社会人大学院・大阪市立大学大学院創造都市研究科。昨夜、この大学院の最終合否判定があり、私も無事卒業(修了)できることになりました!
れいこのこともあって研究に打ち込めず(言い訳)、我ながらひどいシューロンを提出したのですが・・・。
温情采配で、何とかギリギリで合格させてもらったようです。やっぱり、ホッとしました〜。嬉しいですね!
2010年春に入学してから、はや3年経ちます。
もちろん当初は2年で修了するつもりだったのですが、れいこのことがあって、ずいぶんと回り道をしました。
一昨年6月にれいこが病気と闘い始めたときは、休学を決断しました。
れいこが星になった後は、何も手につかなくなって、大学院に戻ろうという前向きな気持ちにはなれませんでした。
ですが、指導教授のK先生を始め大勢の皆さんに励まされたおかげで、昨年10月に復学することができました。
以来半年間、皆さんの応援に励まされ、何とか修了まで漕ぎ着けることができました。これは本当に、れいこと井上家を応援してくださった皆さんのおかげです!
応援くださった皆さんには、ただただ感謝しています。ありがとうございました。
れいこや家族のみんなにも、お礼を言いたいと思います。
大学院に通い始めたときも、れいこ、お兄ちゃんのシューイチロー、妻はみんなで応援してくれました。家族のみんな、ありがとう!
昨夜帰宅してすぐ、れいこの前で合格の報告をしました。れいこも、喜んでくれよるよね?
そうそう。
Twitterやfacebookで結果を待ってくださっていた皆さんが、大勢いらしたご様子でしたね。
改めて嬉しい気持ちと喜びでいっぱいになりました。当日まで、応援をありがとうございました。
ソーシャルメディアへの結果報告に1時間以上かかってしまいましたこと、お詫びします。
家族に連絡したり、指導教授にお礼を伝えたり、「れいこお助け隊」や「れいこフレンズ」の皆さんにご報告したりするのに、だいぶ時間を使ってしまいました。
Web上で応援くださっていた皆さんにも早くお礼を言いたかったのですが、時間がかかってしまい、申し訳ありません。
報告後は、1時間あまりでfacebookの「いいね!」が100件あまり、コメントも20件ほども頂きました。Twitterでも多くのリプライを頂き、本当に嬉しかったです。
返事が追い付いていませんが、どうぞご容赦ください。
取り急ぎ、ご報告とお礼まで。
皆さん、本当にありがとうございました!押忍!
2013-03-04
教育との連携!「リベラル・アーツ教育と図書館」(参加報告)
3月1日(金)に、「リベラル・アーツ教育と図書館~ラーニングコモンズの誕生から現在~」と題したワークショップに参加しました。
これは、私が通っている大阪市立大学大学院創造都市研究科が主催したもので、講師に国際基督教大学図書館の畠山珠美・館長代理をお招きしました。
独自の教育で知られる、国際基督教大学(以下、「ICU」)。 その図書館のお話とあって、とても斬新なお話を予想していたのですが・・・いい意味で、期待を裏切られました。
この日のポイントだと思えたのは、以下の点です。
ご講演では、まずICUの概要やリベラル・アーツ教育などに見られる学びの特色をご説明くださいました。
基本的アカデミック能力の育成と、その中における図書館との関わりを具体的にイメージされておいでだったことが、印象的でした。
図書館を取り巻く環境が激変する中で、自動化書庫やラーニングコモンズのお話もいろいろあったのですが・・・そこは省略しましょう。
特筆すべきはそれではなく、教育の変化のもとで図書館が何をするのか、という議論を重ねられた点にあります。
ICUの場合、図書館が成すべきことは、教学改革の6骨子のうち「協同学習の強化」・「言語能力と記述力強化」とご判断されたそうです。そしてそれに対応するため、ライティングサポートデスクを開設し、様々な試行錯誤をされておいでです。
私が素晴らしいと感じたのは、図書館が教育・学習の変化に対する自分の役割を、主体的に考えられたことです。
当日の質疑応答でも発言したのですが、今や「教員や他部署と連携しよう!」というお話そのものは、失礼ながら珍しくも何ともありません。
ただそれを、言うだけでなく結果が出る形で実行すること、当たり前のことを当たり前にやっていることが、ICUの強さなのだと思いました。
一つだけ、懸念するならば。
こうした試みが、ICU図書館の強さなのかどうか、という点に若干疑問(?)を感じなくもありません。
それはすなわち、畠山さんのようなリーダーだからこそできることなのではないか、という疑問です。
プロ野球に例えれば、大エースがいるからチームがもっているのであって、エースがチームを去れば投手陣のレベルが一気に下がる、という心配はないのかな、とも思ってしまいます。
この懸念には、特段の根拠もありません。
ただ、畠山さんがあまりにご活躍の様子でしたので、プレーヤーの強さが組織の強さに見えているのではないか、と危惧した次第です。
畠山さんと比べるレベルではありませんが・・・。
自分がれいこのことで職場を離れていたとき、やはり職場がうまく回らなかったように感じています。まして、畠山さんのような方でしたら、影響ははるかに大きいでしょう。
個々のプレーヤーの力を高めることと、チーム力を高めることを、同時に図っていくにはどうすればいいか・・・そんなことも考えさせられた一日でした。
ついでに。
ICUのWebサイトを拝見すると、トップページやサイトマップから、図書館をパッと見つけることができません(リンクがない??)。
検索すると出てくるのですが・・・1枚ものの看板だけのようです。学生用は、別にあるのかな??
れいこの話も、少ししましょう。
このところ、ちょっと妻の様子が不安です。
バブーちゃんが宿って以来、妻はずいぶんと気持ちが楽になっていたようなのですが・・・。
本人によると、去年の3月はれいこと過ごすことができた最後の春休みであり、一年前を思い出すと辛くてたまらないそうです。
去年この時期は、いちご狩りに行ったり奈良へ行ったりと、れいことはずいぶん一緒に過ごしました。あの頃は、れいこが絶対に元気になると信じて、一家で必死に(でも明るく)頑張っていたなあ・・・。
このところカウンセリングも減らしていたのですが、もうしばらくプロのサポートも必要なのかもしれません。
僅かなりとも慰めになればと思い、先日は土曜の仕事を強引に休んで、香川までうどんツアーに行ってきました(妻は、美味しいうどんが大好き!)。
大学時代の友人も付き合ってくれて、楽しい一日になりました。少しは気も紛れたかな・・・?
妻と親しくお付き合いくださっている皆さま、また良かったらランチにでも誘ってやってください。
それでは、押忍!
これは、私が通っている大阪市立大学大学院創造都市研究科が主催したもので、講師に国際基督教大学図書館の畠山珠美・館長代理をお招きしました。
○結論っぽく?思ったこと
独自の教育で知られる、国際基督教大学(以下、「ICU」)。 その図書館のお話とあって、とても斬新なお話を予想していたのですが・・・いい意味で、期待を裏切られました。
この日のポイントだと思えたのは、以下の点です。
- 自分の大学でどのような教育を目指しているのか、その理念を振り返ること。そして図書館には何ができるのか、よく考えること。
- 教育の理念を実現するために、教員・他部署と連携すること。常にアンテナを張って、教育に参画すること。
○ICUの強さ
ご講演では、まずICUの概要やリベラル・アーツ教育などに見られる学びの特色をご説明くださいました。
基本的アカデミック能力の育成と、その中における図書館との関わりを具体的にイメージされておいでだったことが、印象的でした。
図書館を取り巻く環境が激変する中で、自動化書庫やラーニングコモンズのお話もいろいろあったのですが・・・そこは省略しましょう。
特筆すべきはそれではなく、教育の変化のもとで図書館が何をするのか、という議論を重ねられた点にあります。
ICUの場合、図書館が成すべきことは、教学改革の6骨子のうち「協同学習の強化」・「言語能力と記述力強化」とご判断されたそうです。そしてそれに対応するため、ライティングサポートデスクを開設し、様々な試行錯誤をされておいでです。
私が素晴らしいと感じたのは、図書館が教育・学習の変化に対する自分の役割を、主体的に考えられたことです。
当日の質疑応答でも発言したのですが、今や「教員や他部署と連携しよう!」というお話そのものは、失礼ながら珍しくも何ともありません。
ただそれを、言うだけでなく結果が出る形で実行すること、当たり前のことを当たり前にやっていることが、ICUの強さなのだと思いました。
○(あえて言ってみる)ちょっとだけ懸念?
一つだけ、懸念するならば。
こうした試みが、ICU図書館の強さなのかどうか、という点に若干疑問(?)を感じなくもありません。
それはすなわち、畠山さんのようなリーダーだからこそできることなのではないか、という疑問です。
プロ野球に例えれば、大エースがいるからチームがもっているのであって、エースがチームを去れば投手陣のレベルが一気に下がる、という心配はないのかな、とも思ってしまいます。
この懸念には、特段の根拠もありません。
ただ、畠山さんがあまりにご活躍の様子でしたので、プレーヤーの強さが組織の強さに見えているのではないか、と危惧した次第です。
畠山さんと比べるレベルではありませんが・・・。
自分がれいこのことで職場を離れていたとき、やはり職場がうまく回らなかったように感じています。まして、畠山さんのような方でしたら、影響ははるかに大きいでしょう。
個々のプレーヤーの力を高めることと、チーム力を高めることを、同時に図っていくにはどうすればいいか・・・そんなことも考えさせられた一日でした。
ついでに。
ICUのWebサイトを拝見すると、トップページやサイトマップから、図書館をパッと見つけることができません(リンクがない??)。
検索すると出てくるのですが・・・1枚ものの看板だけのようです。学生用は、別にあるのかな??
●れいこと
れいこの話も、少ししましょう。
このところ、ちょっと妻の様子が不安です。
バブーちゃんが宿って以来、妻はずいぶんと気持ちが楽になっていたようなのですが・・・。
本人によると、去年の3月はれいこと過ごすことができた最後の春休みであり、一年前を思い出すと辛くてたまらないそうです。
去年この時期は、いちご狩りに行ったり奈良へ行ったりと、れいことはずいぶん一緒に過ごしました。あの頃は、れいこが絶対に元気になると信じて、一家で必死に(でも明るく)頑張っていたなあ・・・。
このところカウンセリングも減らしていたのですが、もうしばらくプロのサポートも必要なのかもしれません。
僅かなりとも慰めになればと思い、先日は土曜の仕事を強引に休んで、香川までうどんツアーに行ってきました(妻は、美味しいうどんが大好き!)。
大学時代の友人も付き合ってくれて、楽しい一日になりました。少しは気も紛れたかな・・・?
妻と親しくお付き合いくださっている皆さま、また良かったらランチにでも誘ってやってください。
それでは、押忍!
2013-03-02
ド素人が行ってみた・・・古典籍研究会
2月16日(土)に、神戸女子大学で開かれました、第2回古典籍研究会に参加してきました。
古典籍に関しては、ホントに全くのド素人の私・・・。
私くらい門外漢ですと、古典籍研究会に参加するのはちょっとした挑戦です(汗)。それでも、今回は初歩からお話くださるとのことでしたので、思い切って参加させてもらいました。
この日は、「モノとしての西洋古典籍の価値〜西洋史学者の視点から〜」と題して、神戸市外国語大学の指(さし)昭博先生のお話を頂きました。
初心者にも判るように、かつ古典籍の面白さが伝わるように、先生は心がけてお話くださいました。
興味深かった点は、モノとして書物を見た場合、素材や技術の面からいくつかのアプローチがあるということです。
素材として紙の材質や製法の違いに注目すれば、19世紀半ばに木材パルプが実用化された頃を境に、それ以前以後で大きく異なります(それ以前にも、手漉きの紙をはじめいろいろな紙があります)。
もちろん、紙以外にも羊皮紙をはじめ、いろいろな材質が試行されていました。
技術面では、グーテンベルクの活版印刷と、それ以降の印刷技術の変化についてご教示頂きました。
グーテンベルクの印刷技術では、印刷時に大きな圧力が必要であったため、印刷面の大きさなどに限界がありました。
それが、18世紀後半以降は良質な鉄が製造できるようになったことで鋼鉄製の印刷機が出現し、その重さや頑丈さで強い圧力をかけることができるようになりました。
他に蒸気機関を応用したり、梃の原理を活かしたりするなど、急速に印刷の技術が進化したそうです。
お話は多岐に渡り、私ではなかなかまとめられそうにありません。
ですが、コンテンツだけでなく、モノとしての側面から捉えても、西洋古典籍にはいろいろな魅力があることを理解できました。
指先生、古典籍研究会の皆さま、とりわけ事務局の皆さま、貴重な場を頂きありがとうございました!
研究会の終了後、懇親会がありました。今回も、メンバーでもないのに、のこのこと参加させて頂きました。
古典籍研究会というといささか場違いではあるのですが、メンバーの皆さんはとても温かく、楽しい時間を過ごすことができました。
懇親会で印象的だったのは、ご一緒した印刷博物館の方からお聞きしたお話です。
印刷博物館は、某印刷業界大手T社が運営しているものですが、そこにはとても共感できる思想がありました。
すなわち、印刷の歴史や貴重な資料は皆で共有すべき人類全体の財産である、という考え方です。
この博物館は、T社がもともと所有していた資料がベースになっているのですが、赤字覚悟で運営しているそうです。こうしたものを知り、役立てて欲しいとの願いが根底にあるそうです。
この思想には、大いに共感しました。
印刷あるいは図書館という世界においては、お互いの損得ではなく、社会的機関としての役割を考えるべきなのでしょう。知の世界において、何ができるかという視点は、これからの図書館界に不可欠なものだと思います。
10年くらい前に訪れた印刷博物館、ますます好きになりました!いつかまた、お邪魔したいと思います。
それでは、押忍!
古典籍に関しては、ホントに全くのド素人の私・・・。
私くらい門外漢ですと、古典籍研究会に参加するのはちょっとした挑戦です(汗)。それでも、今回は初歩からお話くださるとのことでしたので、思い切って参加させてもらいました。
○結論っぽく?思ったこと
- 古典籍だからと、身構える必要なし。レアな資料ではあるけれど、むしろ楽しんだらいい。
- 一定の時間を経た資料は、モノとしての観点からもユニークで魅力的。
○雑感?
この日は、「モノとしての西洋古典籍の価値〜西洋史学者の視点から〜」と題して、神戸市外国語大学の指(さし)昭博先生のお話を頂きました。
初心者にも判るように、かつ古典籍の面白さが伝わるように、先生は心がけてお話くださいました。
興味深かった点は、モノとして書物を見た場合、素材や技術の面からいくつかのアプローチがあるということです。
素材として紙の材質や製法の違いに注目すれば、19世紀半ばに木材パルプが実用化された頃を境に、それ以前以後で大きく異なります(それ以前にも、手漉きの紙をはじめいろいろな紙があります)。
もちろん、紙以外にも羊皮紙をはじめ、いろいろな材質が試行されていました。
技術面では、グーテンベルクの活版印刷と、それ以降の印刷技術の変化についてご教示頂きました。
グーテンベルクの印刷技術では、印刷時に大きな圧力が必要であったため、印刷面の大きさなどに限界がありました。
それが、18世紀後半以降は良質な鉄が製造できるようになったことで鋼鉄製の印刷機が出現し、その重さや頑丈さで強い圧力をかけることができるようになりました。
他に蒸気機関を応用したり、梃の原理を活かしたりするなど、急速に印刷の技術が進化したそうです。
お話は多岐に渡り、私ではなかなかまとめられそうにありません。
ですが、コンテンツだけでなく、モノとしての側面から捉えても、西洋古典籍にはいろいろな魅力があることを理解できました。
指先生、古典籍研究会の皆さま、とりわけ事務局の皆さま、貴重な場を頂きありがとうございました!
○番外編
研究会の終了後、懇親会がありました。今回も、メンバーでもないのに、のこのこと参加させて頂きました。
古典籍研究会というといささか場違いではあるのですが、メンバーの皆さんはとても温かく、楽しい時間を過ごすことができました。
懇親会で印象的だったのは、ご一緒した印刷博物館の方からお聞きしたお話です。
印刷博物館は、某印刷業界大手T社が運営しているものですが、そこにはとても共感できる思想がありました。
すなわち、印刷の歴史や貴重な資料は皆で共有すべき人類全体の財産である、という考え方です。
この博物館は、T社がもともと所有していた資料がベースになっているのですが、赤字覚悟で運営しているそうです。こうしたものを知り、役立てて欲しいとの願いが根底にあるそうです。
この思想には、大いに共感しました。
印刷あるいは図書館という世界においては、お互いの損得ではなく、社会的機関としての役割を考えるべきなのでしょう。知の世界において、何ができるかという視点は、これからの図書館界に不可欠なものだと思います。
10年くらい前に訪れた印刷博物館、ますます好きになりました!いつかまた、お邪魔したいと思います。
それでは、押忍!