2018-10-06

東北の図書館、大好き!私的東北図書館見学ツアーのご報告(1)

忙しい夏でした。
某記念号の事務局をやったり、大学図書館問題研究会 全国大会に行って分科会運営をしたり、オーテピアの図書館総合展フォーラムに行ったり、沖縄に行ったり、帰省したり、空道の修行を本格的に始めたり。

本当に、忙しい夏でした(・・・と、ブログを更新できなかった言い訳)。

イメージ画像:海



★私的東北図書館見学ツアー(概要)


さて、その忙しい夏の中でも一番のイベントが、この私的東北図書館見学ツアーでした。
東北の皆さんのおかげで、とても楽しく充実した旅になりました。東北の皆さん、他地域からでもアドバイスをくださった皆さん、本当にありがとうございました!

5泊6日の旅で、24施設を見学しました(図書館だけでなくラーコモ等を含む)。
いずれも友人・知人を訪ねたり、その紹介であったりして、全館丁寧なご案内を頂きました。ここでは、その24館を紹介したいと思います。


★各館紹介


それぞれ詳しく報告したい魅力的な図書館(あるいは類縁施設)なのですが、24館もありますので、各館をムリヤリひと言でご紹介します。


■国際教養大学中嶋記念図書館
「美しすぎる図書館」などと知られる図書館です。半円形の閲覧室は圧巻!外見だけでなく、様々な独自の運用にも留意したいところです。
この大学の特長である独自の教育スタイルを知ってこそ、なぜこの図書館がこういったスタイルなのか、理解できると思います。

国際教養大学中嶋記念図書館



■秋田県立図書館
「打って出る図書館」を掲げ、積極的な姿勢で知られる図書館です。行動力と無数の工夫にあふれ、まさに「打って出る」ための実力を備えています。
随所から地域との連携の足跡が伺え、まさに地域の情報活動の本丸としての図書館であろうと感じました。
同日の秋田魁新報の号外「金足農 初の決勝」を、即座に貼り出すスピード感もさすがでした。

秋田県立図書館



■八郎潟町立図書館
小さいながらも、職員の意気込みが感じられる図書館でした。入口すぐの展示コーナーに、メッセージ性を感じました。各種案内板のクオリティの高さも、とても印象的でした。木材を多く用いた建築にも、注目です。
こちらも秋田県立図書館同様、同日の秋田魁新報の号外を即座にカウンター前に貼り出しており、地域への強い意識を感じさせました。

八郎潟町立図書館



■横手市立平鹿図書館
入り口から全体が見渡せるサイズではありますが、非常に魅力的な図書館でした。
手作り感と木目と緑が相まって、雰囲気づくりが抜群です。そして、この規模では考えられないほど、農業(=地域の最重要産業)支援にウェイトを置いているところに脱帽です。

横手市立平鹿図書館



■横手市立雄物川図書館
地元とゆかりのある白水社資料を、しっかりと集めていることが印象的でした。短期的な利用に結びつかなくても、これを継続してやり続ける強さは、公共図書館のあり方を示唆していると言えるでしょう。
加えて、甲子園で躍進する金足農の決勝戦の日とあって、大勢のスタッフが(同校のカラーの)紫のリストバントをつけていたのが最高でした。

横手市立雄物川図書館



■岩手県立図書館
豊富な資料もさりながら、広さを存分に活かした展示やコーナーづくりが、印象的でした。郷土、震災関連、宮沢賢治等ゆかりの作家コーナー、企画展示等、全てがとても光っていました。
照明の使い方も上手なのでしょうか、明るさと同時に落ち着きも感じさせる居心地のよい空間を演出していました。

岩手県立図書館



■紫波町図書館
利用者にとって、館内の手の届き加減が最高だろう、と思える図書館でした。その意味で、私の大好きな海士町中央図書館に似た雰囲気を感じました。ここで働く皆さん
図書館単体ではなく、「オガール」というエリア全体で魅力を高めています。近くのマルシェで売っている食材の近くに、図書館によるレシピ本の案内があるのが、衝撃的ですらありました。

紫波町図書館


以上、最初の2日間で回った図書館でした。 毎晩の交流会や大勢の方々との出会いなども含め、次回また続きをアップします。

次回にもまた書きますが、楽しく有意義な最高の東北ツアーでした!東北の皆さん、本当にありがとうございました!



●れいこと

最後にまた、れいこの話を。
れいこのお兄ちゃん、シューイチローが先日ハタチになりました。


この日の夜は焼肉屋で、生中も!


息子は日付が変わった24時ちょうどに自室から降りてきて、自分で買ってきていたプレモルを出してくれました。起きていた私と、二人で乾杯。なかなかに粋なことをします。(笑)


愚息はデカくて、むさくて、ルーズでアホちんですが、ここまで元気に育ってくれた上に妹たちを可愛がってくれていますから、もうそれだけで100点です。

シューイチロー、このままずっと、れいこの分まで元気でおるんやで〜!

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