「え!?そのお歳で格闘技ですか…!」
…と言われることが、増えてきました。そうですよね、私も50歳ですから、驚かれても仕方ないですよね。
今年の抱負で、そんな私がグレイシー柔術に入門したことにも触れました。
予想していましたが(笑)、皆さんから一番反応があったのは私の図書館活動についての目標ではなく、グレイシー柔術でした(やっぱりね!)。
50歳になって、新たな格闘技に挑戦したことが、驚かれたのでしょうか。それとも、空道(くうどう)とグレイシー柔術とに、同時に取り組むことが驚きだったのでしょうか?
ともあれ反応の多いネタですので(笑)、改めて単独の記事にしてみました。よかったら、ご一読を(図書館とは全く関係ないです…)。
★グレイシー柔術って?
多くの人は、「グレイシー柔術って何?」と思っているでしょうね。(笑)
グレイシー柔術は初耳でも、「ブラジリアン柔術」なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ブラジリアン柔術は、寝技・関節技・締め技(いわゆるグラウンド)を中心とした格闘技です。スポーツとしても普及しつつあり、日本での競技人口も3万人にも達するとか。
ご存じない方は、以下のイメージ動画をどうぞ(適当に見つけた動画で、特定団体等の推奨ではありません)。
そしてグレイシー柔術はブラジリアン柔術の一つであり、かつそのルーツ、本家といったところでしょうか。以下の動画で、特長を紹介しています(同上)。
念のため言っておきますと、「柔術(じゅうじゅつ)」であり、「柔道(じゅうどう)」ではありませんよ!
柔道は投げ技が主でグラウンドが従、といった印象ですが、ブラジリアン柔術は逆のイメージです。
★その魅力
私にとってのグレイシー柔術は、特に以下の点で魅力的です。
- 数百とも数千とも言われる技があり、攻防いずれにおいても高度な技術体系が確立されていること。
- 肉体的な強さ以上に技術、そして読み合いや心理戦のウェイトが高いこと(その性格から、「体を使ったチェス」などとも言われます)。
- 特にグレイシー柔術は、スポーツとしてのブラジリアン柔術と比べストリートでの護身も重視しており、より実戦に即していること(稽古は、試合の技からではなく、何と護身術から始まります!)。
当然ながらまだ白帯なのですが、稽古が楽しくて仕方ありません。
道場のない日も、一人でイメトレをしたり、ムーブ(基本動作)をしたりしています。先日などは、(手元だけ)袖車絞という技の練習をしながら歩いていたら、同僚に目撃されてしまいました…。(恥)
★入門のきっかけ
私は長年取り組んだ空手を離れた後、3年ほど前に空道(くうどう)を始めました。
空道は着衣型総合格闘技と言われ、突きや蹴りといった打撃(頭突きや金的まで!)はもちろん、投げ技やグラウンドもOKです。
空手出身の私は、突きや蹴りには多少下地がありますが、グラウンドは素人でした。空道に入門し多少稽古をしましたが、入門後1年余りでコロナ禍となり、グラウンドは素人同然のままでした。
ですので、この2年間は「グラウンドの稽古をしたい!」と思い続けてきました。
そんな中、思いがけないチャンスが訪れました。私の住む街に、グレイシー柔術の道場ができたのです!
グレイシー柔術と言えば、グラウンドの最高峰!空道とグレイシー柔術を同時に学べば、相乗効果でより強くなれること、間違いなしです。
しかも家の近くですから、仕事や家庭との両立がしやすく、かつ(空道と違い)人の多い大阪方面へ行かなくて済みます。
これはもう、見に行くしかないですよね!?プレオープン初日に見学に行き、即日入門しました(一般部の入門第1号!)。
★何で格闘技?
何でいい歳にもなって格闘技をするのか、とよく聞かれます。
その答えは、単に強くなりたいからです。
競技者として上達したいのではありません。私は大会のトロフィーに興味はなく、ただ単に強くなりたいだけです。試合会場でではなく、道端で闘ったときに強くありたいです。(笑)
よく考えるのは、万一不当な暴力におびやかされ回避不可能なとき、家族を逃す時間を作れるか、ということです。
空手しかやっていなかった頃は、組みつかれたら負けと不安でしたが、グレイシー柔術で稽古をすれば、この不安からも解放されそうです。
とは言え、空手時代の師範代には、「金出せ、と言われたら、有り金全部出したらいい。誰にもケガさせず、自分もケガしない」と言われました。空道の師範代にも、「向こうがケンカ売ってきて相手に勝っても、社会的には負け」とも教わりました。
私は尊敬する先生方の教えを受け、道端で難癖を付けられても手を出したりせず、「誰か、警察呼んでー!」と大声をあげるつもりです。が、それはそれとして、やっぱり強くなりたいです。(笑)
何でしょうね、この気持ち?(笑)
ともあれこれからも、自分史上最強を日々更新するべく精進します、押忍!
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
剣道・空手・空道・グレイシー柔術と、私も四半世紀以上格闘技をやってきましたが、その中でも最も楽しかった思い出は、れいこと空手に打ち込んでいた日々です。
れいこは不器用だったものの、とにかく何でも頑張りさんでした。
センスもありそこそこ強かったものの練習はしたがらないのお兄ちゃんに対し、あまり結果が出なくても、一生懸命稽古に通っていた、れいこ。
二人で道場に通った思い出は、本当に私の人生の宝物です。
本気で闘う父の姿をれいこに見せようとした現役復帰試合も、忘れることができません。れいこに自転車で伴走してもらい、走り込んだことが思い出されます。
れいこ、空手に打ち込んどった頃のこと、覚えていてくれとるかな?こんな宝物をくれて、本当にありがとうな。
お父ちゃんは、れいこと一緒に過ごした日々のこと、忘れんけんね。お父ちゃんは今もれいこのことが、大大大好きやけんな〜!
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