2009-09-09

岡田淳さん「放課後の時間割」を読んで・・・児童文学の持つチカラ?

  
とうとう井上家にも、アレがやってきました!
何がやってきたか、以下の三択から選んでください。

 1)インフルエンザ
 2)裁判員制度の呼び出し状
 3)メタボおっさん対象再検査

正解は、文末の「どうでもいい独り言」にて。(笑)

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さて、今日は岡田淳さんの話題です。
岡田淳さんについては、先日の記事「岡田淳さんとお会いできました!」で取り上げたとおりです。わが子たちのアイドル!(笑)

 7月31日記事「岡田淳さんとお会いできました!」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/blog-post_31.html

児童文学作家として、精力的な活動を続ける岡田淳さん。
今回、息子に勧められて、「放課後の時間割」を読みました。


写真は、「放課後の時間割」の表紙です。
子どもたちの岡田淳文庫から取り出したので、息子お手製の帯が付いています(しかも、帯は2種類!)。

私が読んでいたら、息子は岡田淳さんを読むため専用の栞を作ってくれました(写真左)。
もちろん栞や帯に描かれているたくさんのイラストは、岡田淳さんの著作に出てくるキャラクターです。(笑)

ビール片手に、息子の推薦する本を、お手製の栞と帯を手に堪能する、最高!いや~、ええ息子に育ったな~。
<育てた私が偉いのかも?

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さて、読んでみての感想。
すげ~人じゃの~、岡田淳さん! <愛媛風に表現。

久しぶりに面白い本を読みました。
子どもの頃、夢中になって本を読んでいた感覚を、思い出させるような。
懐かしさでもあり、ある種の憧憬でもあるような。
岡田ワールドに引き込まれる、というと陳腐すぎますね。
「心温まる」と言うとまた違うのですが。子どもの頃の自分の感性に、ジャストミートといった感じでしょうか。
適当な言葉を持たない自分が、もどかしい。(笑)

本書は、アンソロジーと言おうか、短編集と言おうか、独特の構成になっています。
私がここで、詳しいストーリーを書いても仕方ありませんから、省きます。

ちなみにわが家は、全員この作品を読みました。
子どもたちには負けますが、両親とも何作かずつ、岡田さんの作品を読んでいます。
僕は「二分間の冒険」、「びりっかすの神様」、「ムンジャクンジャは毛虫じゃない」に続いて、4作目。これが一番、ツボに来ました!

もしちょっとでも児童文学に関心がある方や、小学生前後のお子さんがいらっしゃる方でしたら、ぜひこの本を手に取ってみてください!
これがダメなら、僕が勧められる児童文学は、「ホビット」くらいしか残りません。(笑)

こうした作品を読む機会に恵まれますと、児童文学というものが持っているものについて、考えさせられます。
こうした作品は、単に子ども向きに平易に書いた本に留まりませんね。
大人にも何かを感じさせる・・・それがどういった意味を持つのかは、読んだ大人一人一人が考える、もとい、感じ取るものなのでしょう。

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ついでに言い足しておきますと。
この本の魅力を表せるとは思えませんが、客観的な評価として言うならば、この作品は「日本児童文学者協会新人賞」を受賞しています。
私が勧めるだけではなくて、誰しもに響くものなのでしょうか。

ちなみに先週、某江戸川乱歩賞受賞作を買って読んだのですが、はっきり言って、「放課後の時間割」の方が、10倍も夢中になりました~。

まあ賞を取っているかどうかなんて、読者にとってはどうでもいいことです。
要は、その作品が自分に何かを訴えるかどうか、ですよね?
その意味において、本当の傑作でした!皆さんも、ぜひ!

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<どうでもいい独り言>

冒頭に書きました、井上家にやってきたアレ。
正解は、1)インフルエンザです!<嬉しくない。
今の時点では、感染者は1名。

岡田マニアの息子が、金曜に腹痛を訴えまして。
土曜には、発熱。日中は37度台でしたが、夜に突然39度!日曜に一度下がって、その夜に今度は39.4度をマーク!
幸い熱の割には元気で、今日はもうすっかり治った様子でした。

発熱と同時に、わが家には、緊急対策本部が設置されました(本部長は、家長であるヨメさん)。
タオル、コップ等の使い分けの徹底、家庭内マスクの使用等の取り組みが功を奏したのでしょうか。現時点ではまだ、二次感染は発生していません。

ちなみに息子の学校でも、インフルエンザは猛威を奮っています。
病院に2回行ったのですが、その待合室で見かけた知り合いの子どもだけで、何と8人!
近所の小さな病院に、1時間かそこらいただけですよ!?

こんな状況ですから、息子のクラスの学級閉鎖に続き、月曜からはとうとう学校閉鎖になりました。いや~、笑えんわ、コレ・・・。

こんな時期に空手の稽古に行ったら、ダメですよね?
至近距離で殴り合い、絡み合い、汗や唾が飛び交う道場・・・ギブミー・ウィルス状態です。(笑)
<あ、さすがに息子は行かせていませんよ?

皆さんも、くれぐれも予防に努めてください。
こうなってはもはや感染拡大は防げませんが、一気に感染者を増やさないことが大事ですよね。ピークを遅く、ずらすように努力しませんと。
どうぞお体に、気を付けて!
 

2 件のコメント:

  1. 熱の上がり下がり具合が週末の我が家のちびっこと激似ですね。(夜中に40度近くまでいってビビりました。)でも我が子はインフルは検出されませんでした。謎。この季節はインフルでなくても体調を崩しやすいのかもしれません。ご家族の皆様もお大事に&お気をつけを。あ、ウィルス対策には適度な湿度も必要らしいですよ!

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  2. >あすさん、まいど!

    あすさんのお子さんも、発熱ですか!
    小さい子供の場合は、心配ですよね。ウチは大きくなったので、もう前ほどは心配せずに済むようになりました。

    お互いに、気を付けるようにしましょうね。旦那さんにも、よろしく!

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