○今日のれいこの体調
手術から3日目を迎え、ますます元気になってきました。
朝食を前に、こんなニコリとした表情です(病院の朝食は、どうしても味気ないですね)。
午後14時過ぎには、一度38度を超える熱が出ました。
ですが、これは予想していたものですので、慌てません。切開手術の後は、だいたい翌日夜から翌々日にかけて、熱が出ることが多いそうです。
先生によると、風邪のときの38度ほどは、しんどくないという方が多いそうです。れいこも、それほど具合が悪くなかったようです。
<私はちょうど職場にちょっとだけ行っていて、そのときはいなかったのですけれど。
夕方には、もう37.4度に下がっていて、いつもの元気なれいこに戻っていました。
○今日の診察
今日は、診察らしい診察は、ありませんでした。
朝、主治医の先生がいらして、術後経過や感染症対策の話をしました。簡単に傷口などを調べてもらい、順調とのお墨付きを頂きました。
どうやらこれで、水頭症の方は、ほぼ片付いた感があります。後は、黴菌さえ入らなければ、もうOKかと。
○職場との調整
今日は、診察がないようでしたので、急遽職場へ行くことにしました(MRI検査以後、そのまま手術になり、一度も職場に行っていませんでした)。さすがに仕事も、引き継ぎやら手続きやらが、必要ですので。
簡単に職場の同僚と打ち合わせをした後、上長と人事課へ。人事課では現状報告をして、介護休職・自己都合休職などの説明を受けました。
私自身、れいことずっと一緒にいたくて、すぐに休職しようと考えていたのですが、上長や人事は、そうしない方がいいのではないか、とアドバイスをくださいました。
妻も休職してしまっている今、私が休職すると、井上家には収入がなくなる訳です。長い闘病生活になる可能性もあり、それはいかがなものか、と。
例えば半日ずつ出勤し、山ほど残って繰り越している有休を半日ずつ使えば、相当の長期間、職場に残ることができます。
言ってみればその期間分は、給料を頂けるわけです。妻がメインでれいこの世話をしつつ、私の収入をできる限り確保する、というやり方は、非常に賢明に思えました。
今後、腫瘍の組織を摂取して、治療方法やお願いする機関を決定することになりますが、その際にこのことを頭に置いて、考えたいと思います。
極端な話、余命1ヶ月であれば、ずっとれいこの傍にいることを選ぶでしょうけれど、もしかすると数年間の闘いになります。
抗ガン治療は、お金もかかると聞いていますし、現実も見据えながら、落とし所を探していかなければいけませんね。
○Twilogの作成
先日から何度か書いていますように、Twitterで @fight_Reiko というアカウントを作成しています。
今回、Twilogというサービスを使って、その @fight_Reiko で書いた内容を、過去に遡って見られるページを作成しました。
このリンクを辿ってもらえれば、Twitterアカウントを持っていない方でも、簡単に過去のツイートまで読むことができます。
よろしければ、ぜひお目通しください。
○お引越し
今日からは、術後すぐのVIP患者(?)ではなくなり、一般患者として相部屋へ。宝塚市民病院西棟の小児科458号室です。
一緒の部屋にいる子は、偶然同学年の女の子で、盲腸で入院しているようです。
親御さんも来られていましたが、すぐに帰られたようです。そうですよね、ただの盲腸ですもんね・・・。
れいこがただの盲腸で、1週間で帰ってくるのであれば・・・そんなことを、考えずにはいられませんでした。
○今日のお見舞い
今日も、れいこにとって大事な友達や恩師が、足を運んでくださいました。
朝はまず、道場の館長がお越しくださいました。私が入院したときもそうでしたが、館長は足しげく門下生を見舞ってくださいます。れいこにも、1日1度はお顔を見せてくださいます。
自己都合で退会したばかりのれいこに、この愛情ある態度。
世辞を言う訳でもありませんが、こういう師ですから、僕は10年以上も付いていっているのでしょう。
昼には、学校の友達が二人で遊びに来てくれました。
特にそのうち1人は、一番の親友と言っていい友達で、来てくれたことが、本当に嬉しく思いました。
その子のお母さんも、仕事帰りにわざわざ足を運んでくださいました。
先方の一家とは、お互いに遊びに出るときに相手の子どもを連れて行くことも多く、とても親しくして頂いています。
今回の親子でのお見舞いもそうですが、いくら感謝しても、し足りません。
そして夕方には、クラス担任の先生が来てくださいました。
昨年から、2年連続でお世話になっている先生で、ハッキリと言ってくださる面も持ちつつ、温かく生徒を見守ってくださる方です。
<私たち両親はもちろんですが、れいこがこの先生を大好きなのです。
手術以降、先生は何度も電話をくださって、本当にれいこのことを心配してくれています。前述の空手の館長だけでなく、こんな先生に出会えたれいこは、本当に幸せだと思います。
さらに夕方は、以前の空手の先生ご一家と、同門の仲間が来てくれました。
みんなで示し合わせてくれていたようで、れいこが大好きなリラックマグッズを、持って来てくださいました。
先生方とは、このところご挨拶もできておらず礼を失しており、今回のこともまだ連絡すら出来ていませんでした。
しかし、このれいこのピンチをお聞きになって、聞いたその日に駆け付けてくださいました。
こうしたことがあると、友達・仲間・先生といった方々の強い愛情を感じます。れいこはこんな逆境にいますけれど、こうした仲間に囲まれ、今もなお、幸せなんだと深く感じました。
○一人だけのお泊り
個室は、家族の泊まり込みもOKでしたが、前述のとおり、今日からは相部屋です。
今まで私はれいこと泊まり込んでいましたが、今日からは、私も夜は家に帰ることになります。
本来面会時間は20時までですが、れいこが眠るまでは、私だけでも残ることにしました。
部屋の灯りや音が気になって、なかなか寝付けない様子でしたが、21時前にはグッスリと。お気に入りの「くーたろう」を抱きしめて、眠っています。
ちなみに、昨日は下のコレ。(笑)
実は今日はずっと頭痛がしていて、れいこが寝たらすぐに帰るつもりだったのですが。こんな病気のれいこを置いて帰ることに、ひどく心が痛みました。
椅子に座ったまま、朝まで頑張ってしまいそうだったので、心を鬼にして、帰ることにしました。後ろ髪を引かれる思いでしたが、おかげでこうしてブログを更新できました。(笑)
<●最後に、れいこへ。>
れいこへ。
今日は、大勢れいこのためにお見舞いに来てくれて、良かったね。みんな忙しいのに、れいこのためだけに、来てくれてるんやで。
みんなみんな、れいこのことが大好きで、れいこを応援してくれとるんぞ。
これだけみんなが応援してくれとるんやけん、きっと病気にも勝てるよね?お父さん、お母さん、お兄ちゃんも一緒に頑張るけんね。
病気なんか、早くやっつけて家に帰ろう、れいこ!