2016-09-18

自分の館で何をできていないのか、できていない要因は何で、それをどうクリアしたら良いのか?
(大学図書館問題研究会 全国大会@広島レポート)

先日、兵庫県図書館協会の研修会で、講師とワークショップの運営をしてきました。久しぶりの公的機関からのオファー、何とか終えることができて、ホッとしています。

大図研全国大会 会場外観
(大図研全国大会 会場外観)



★大学図書館問題研究会 全国大会


さて、先日レポートしたSPODフォーラムの翌日から3日間、大学図書館問題研究会(略称・大図研=ダイトケン)全国大会が広島で開催されましたので、レポートします。ツイートのまとめもご覧ください(その1その2)。


★会員総会


会の運営を議論する総会が開かれました。大図研はこの数年、様々な改革に取り組んでおり、今年も討論が行われました。
私の所属してきたグループの中でも例を見ないほど、最も意欲的・集中的かつ全体合意を尊重した大変革で、他の組織においても参考になると思います。


★研究発表


つくばの先輩と後輩による研究発表がありました。いずれもユニークで興味深い内容でした。
特に後輩の方は、内容はもちろん積極性の点でも、良かったです。学部を出て半年でこれほどの発表をするとは!将来、一緒に図書館界で頑張れたらいいなあ、と嬉しく聞きました。齊藤さん、お疲れ様〜。良かったよ!


★利用者支援分科会


昨年度に続き、利用者支援分科会を担当開催しました(開催趣旨)。
今回の狙いは一般論の理解ではなく、自分の館で何をできていないのか、できていない要因は何で、それをどうクリアしたら良いのか、各自に考えて実践してもらうことでした。

討論の中で、参加者同士のMLを作成し、今後お互いの考えや進捗状況をやり取りしながら改善に取り組んでいくことになりました。ご参加くださった皆さん、これからもMLを通して一緒に考えていきましょう!

討論の様子



★シンポジウム「反転授業は、図書館のサービスを変える!!~どこまで支える、学習支援」


愛媛大学・清水栄子先生がたをお招きして、シンポジウムを開催しました。
印象的だったのは、学内の位置付けと目的の明確化、カリキュラムと有機的に結合しているか、という先生からの指摘です。

大学図書館の学習支援デザインが、どれだけ大学の目指す教育の方向性にもとづいているか、かつまたそれを全学的に位置付けられるか、ということでしょう。これから学習支援を進める上で、心がけていきたいと思いました。


★感謝


今回も素晴らしい学びと交流の場になりました。ご参加くださった皆さん、運営に関わった皆さん、とりわけ広島の皆さんに深く感謝します。
会員でない皆さん、大図研は最も現場の課題に近い実践的な団体です。ご興味があれば、ぜひお気軽に!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
きょーこはお姉ちゃんに似て、プールが大好き!先日、今年最後のプールに連れて行ってきました。9月だと言うのに暑く、きょーこはご機嫌でした。


この写真は、おやつを分けてもらっているときのものです。
妻にアーンしてもらうことなど日本男児として出来ませんが、娘からなら出来ます!(笑)

こうして何度も何度も、一緒の夏を過ごしていけたらいいね、きょーこ!
お姉ちゃんも、そう願ってくれよるけんな!

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