2021-09-22

日図研あれこれ (1) -理事になったことなど-

皆さん、日図研(にっとけん)はご存知でしょうか?
念のため言っておきますが、日本図書館協会(JLA)とは違いますよ!w

イメージ画像:秋の道


★日図研って?

最初に、日図研のことを。
日図研は、正式名称を日本図書館研究会といいます(英語形での略称「NAL」)。詳しくは同会Webサイトをご覧ください。

私が考える同会の特長は、以下の3つです。

  1. 大学、公共、学校、専門など、館種を超えた活動をしていること
  2. 図書館員と研究者がどちらも多く、一緒に活動していること
  3. 関西に基盤を置く組織であること
この3つの特長を兼ね揃えた団体は、おそらく日図研だけでしょう。



★理事になりました

さて私は今年度から、同会の理事になりました。
以前から評議員を務めていたのですが、今年度ご推薦を頂き、理事の末席に加わりました。担当するのは、以下の3つです。

  1. 広報・組織
    各種イベントの広報や、組織(とりわけ新規会員獲得)について、考えています。セミナーなどに参加くださる方や、新たに仲間になってくださる方を、募集します。日図研で一緒にやってみようかな、という方、まずは気軽にお声がけください!

  2. ブロックセミナー
    全国の各ブロックと連携し、現地でのセミナーを企画するものですが…いかんせんコロナ禍で身動きが取りづらい状況です。いいアイディアなどがありましたら、ご教示ください。

  3. 役員選挙制度検討委員会
    その名の通りの活動ですが、現在少し議論の幅を広げています。役員選挙のあり方は研究会のあり方でもあり、目先の定員を微調整するような検討に留めるべきではないかもしれません。今後どのような研究会であるべきか、といった視点も持ちながら、議論を深めています。

研究色の強い同会において、理事として貢献できるのかいささか不安ですが、頑張ります。会員の皆さん、よろしくお願いします!



★宣伝

  • 創立75周年記念式典+図書館学セミナー
    この登壇者が超豪華なことは、特筆に値します。これほどの豪華な登壇者は、ちょっと見覚えがないかも…。
    今、標記式典/セミナーの参加者を募集中です。会員でない方も大歓迎ですので、ぜひこちらをご確認ください!

  • Webサイトリニューアル中
    同会Webサイトが、先日よりリニューアル中です。まだ移行が完了しておらず、それに伴い更新もできていないページもありますが、順次移行・更新中です。

  • 座標
    理事になったのを機に、会誌「図書館界」冒頭の「座標」に書く機会を頂きました(v.73 n.3 p.171「『いつも同じ顔』という危惧」)。よかったら、ぜひお目通しください!



★ご協力を

…という訳で、新米理事ですが、改めてよろしくお願いします!
特に広報活動は、会員の皆さんの協力が不可欠です。この記事もご覧頂き、ぜひ一緒によりよい活動を作りましょう。

今後日図研のTwitterFacebookで発信していきますので、まずはRT/シェアをお願いします!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

きょーこは、本が大好き。公共図書館にせっせと通い、たくさん本を読んでいます。
小学校2年生ですが、ゾロリくらいなら時間がある日曜は、5冊くらいは軽く読んでしまいます。

今日子とはらぺこあおむし
バブーの頃から本が大好きだった、きょーこ

本が大好きなのは、れいこ譲りかな?
子どもたちには、小さいときから毎日欠かさず絵本の読み聞かせをしてきたことが、大きかったのかもしれません。

お前が本好きなことを、きっとお姉ちゃんも喜んどるよ、きょーこ!


2021-09-04

ささやかだけど、あなたがすぐできる貢献

気づけば9月。コロナ禍で帰省すらできず、一度も県外に出ないまま夏が終わりそう…。(涙)

プールサイド



★ちょっとだけでも、役に立ちたい!


ほとんどの方は多かれ少なかれ、自分の属するチームや集団、身近な仲間のために、役に立ちたいと考えているのではないでしょうか?
仕事でも何でも、自分がちょっとだけでも貢献し、仲間に喜んでもらえたら嬉しいですよね。

とは言え、誰しもそこにかけられる時間や労力には限界がありますから、何もかもという訳にはいきません。
そこで今日は、自分に負担をかけ過ぎずにすぐできる、ささやかな貢献について考えてみます。


★友人のやっていること


私には、素晴らしい友人がいます。彼は勉強会に行ったとき、いつも意識的にある行動を行い、その場を大いに盛り上げ貢献しています。

それは、どんな行動でしょう?

実は、驚くほど簡単なことです。
彼は講師の話が終わったときに、大きな拍手をするのです。顔の前にまで(ときには頭の上にまで!)手を高く上げ、間違いなく会場の誰よりも大きく強く、拍手を贈るのです。

たったそれだけ?…と思うかもしれません。ですがこれこそ、ささやかでもすぐできる貢献の例だと思います。

勉強会や研究会などには、多くの人が関わっています。講師はもとより事務局も、何より大勢の参加者もいます。
その人たちにとって、講演が終わった直後の雰囲気は、とても大切なものですよね?盛大な拍手が起きれば、場の空気も良くなり、その後の質疑応答も活発になるでしょう。

たかが拍手、されど拍手です。
彼がとったささやかな行動は、講師や事務局への感謝を示す行為であり、その場を盛り上げさらに活発な議論の呼び水となるものです。

公園


★他にもいくらでも


仲間に感謝を示し、すぐできるささやかな貢献は、誰にとってもあるはずです。
例えば自分の参加したことのある研究会から、イベント情報が流れてきたとき、あなたはそれをリツイートやシェアしているでしょうか?

研究会の朝、「今日は〇〇例会。頑張るぞ!」とだけ書いてSNSに流すこともできます。
知人が雑誌に寄稿していたら、感想を誰かに伝えることもできます。
グループのメーリングリストに投稿があったとき、短い返信だけでもグループを盛り上げることができます。

図書館総合展の後、自分の職場に来る書店さんに、スポンサーになってくれた感謝を伝えることだってできます。
自分の研究会や応援する仲間のSNSをフォローするだけでも、立派な貢献です。


★今日から!


このように、ささやかであってもあなたのチームや仲間のために、すぐできることがあるはずです。
思えば、私が信頼する方々は例外なく、感謝を行動で返したりチームに貢献することを心がけているように思います。

ポジティブ心理学でも、人を助けたり誰かのために貢献したりすることが、自分の幸福感につながることが判っています。

自分の負担にならない範囲で構いません、ぜひささやかな貢献(すなわち感謝を示す行動)をしてみましょう。

まずは今日(明日ではありません!)、自分が入っているグループのツイートを、RTすることから始めませんか?



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

れいこはこの夏休みも、育成会の他はほとんど家族だけで過ごしました。いろいろ遊びに連れて行ってやりたい年頃ではありますが、このコロナ禍ではどうにもならず。

ダムに来たきょーこ

家から車で行ける範囲で、かつ混雑のないところで夏を乗り切りました。この写真も、ダムに行ったときのものです。

れいこの頃は車もなかったので、電車を乗り継いで、あちこち行ったものです。大変でしたが、それはそれで楽しい思い出やね、れいこ!

2021-09-02

オンライン講師に初挑戦、頑張りましたー!(SPODフォーラム2021のご報告を兼ねて)

「ほめ達」になってからというもの、人のいい所を探そう、という目であちこちを見ています。意識すると今まで気付かなかった、人のいい所がたくさん見えてくるものですね!

海の見えるカフェ



★オンライン研修講師に初チャレンジ


今年もSPODフォーラムにて、講師の機会を頂きました(前回記事)。
私にとって、初のオンライン研修講師です。コロナ禍以来、何か所かから講師依頼を頂いていたのですが、中止になったり事情でお断りしたりと、ご縁がありませんでした。
今回は初のオンライン研修講師、しかもSPODとあって、その分も頑張りました!

開催前に危惧していたのは、「オンラインは難しいな」ということでした。
普段私は台本は作らず、スライドもポイントを箇条書きにする程度です。話は骨子だけ固める程度で、後は当日聞き手の反応を見ながらお話をします。

聞き手が関心を持ったことは予定にないことまで話したり、知っていそうなことは飛ばしたり。聞き手の表情、頷き加減など、その場の空気を見て適当に。(笑)


ですがオンラインは、どうしても参加者とのコミュニケーションが難しく、 一方通行になりがちです。
しかも今回は聞き手が(反応を予想できる図書館員ではなく、)若手大学事務職員や若手研究者とあって、どうコミュニケーションをとるかが最大の課題でした。


★自分のスタイルを崩さないこと


私のスタイルは、上述のとおりです。私の信条は「プレゼンは、コミュニケーションである」ですから。
悩んだ挙句、オンライン研修であっても、そこは変えないこととしました。特に意識したのが、以下の3点です。
  1. 自分の言葉で
    オンラインだからと台本を読み上げるのではなく、できるだけ受講者の様子を見ながら、自分の言葉で伝えるようにしました。地味ながら、これは大切ですよね!

  2. サブモニターを用意
    受講される皆さんの反応が見えるよう、サブモニターを用意しました。メインモニターはパワポの操作だけにし、サブモニターには参加者をギャラリー表示しました(頷いている人が多い、といった様子は十分把握できます)。
    予想以上に効果的で、講師をする人にはお薦めです。

  3. 問いかけ、質問の多用
    いつも以上に、問いかけや質問を多用しました。スライドの中にクイズを入れたり、「〇〇を知っている人、手を上げてください」、「このこと、どう思いますか?」などと、頻繁に投げかけました。
    これによって反応が見られることはもちろん、単調になりがちなオンラインでも、メリハリを付けられました。聞き手も、受け身になりにくいと考えます。

これらがどれほど効果的だったかは、正直判りません。ですがサブモニターで見ていた感じでは、最後までしっかりと聞いてくださった方が多かったように思えました。
ともあれ、頑張りましたたー。いいぞ、わし!w

朝焼けの武庫川


ちなみに、講演のスライドは以下です(開催趣旨等はシラバスp.10にて)。




★SPODについて


このSPODフォーラムは、 「職場で使える実践型プログラム」であることを大切にしています。講義内容を作成する段階でも、受講対象者や到達目標などを明確にすることが求められます。
私も書類を提出した後、事務局から修正の提案があり、到達目標を一部修正したほどです。(笑)

SPODフォーラムは、私の知る限り最も強くFD/SDの研修効果を高めようとしている場です。四国の大学によるものですが、どなたでも参加可能ですので、ご関心があれば、来年ぜひ!


★感謝


このような場でお話しする機会を与えてくださった先生方には、 深く感謝しています。また、事務局の皆さんには、諸連絡や事前打合せなどで細やかなお心遣いを頂きました。
私の話が何かのお役に立ったとしたら、先生方や事務局の皆さんのおかげです。

最後にご参加くださいました皆さん、ありがとうございました。ご自分の大学について考えるヒントにして頂ければ、この上ない喜びです!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

早いもので、先日は私たち夫婦の銀婚式でした…と言っても、コロナで外出もできず、家でビールを呑む程度に。(笑)

25年もの間、子どもたちを産み育ててくれただけでなく、れいこの闘病のときは一緒に必死で戦ってくれた妻に、感謝するばかり。
ビール

れいこが一緒におったら、こんな日を祝ってくれとったやろうなあ。


れいこ、お父ちゃんたちはお前のことを、一日だって忘れたことないけんな。ずっとずっと、愛しとるけんねー!