2023-09-03

3年半ぶりのリアル研修講師をやったら、もっと講師にチャレンジしたくなった件

先日、愛媛大学さんから貴重な機会をいただき、3年半ぶりに対面でのリアル研修講師を務めました。いろいろと思うところもあったので、記しておきます。

イメージ画像:青空

 

★SPODフォーラム

お話の機会を頂いたのは、SPODフォーラムという場です。四国の教職員が500人規模で集まる、おそらく四国で一番大きなFD/SDフォーラムです。

そのSPODフォーラムで、今年も「若手職員向け超入門! 研究者と学術情報流通」と題した講演を行いました。
初めて担当したのがもう4年前で、オンラインの年もありましたが、それ以来毎年ご依頼頂いています。

数年ぶりのSPODフォーラムの対面開催で、さらに私にとっては、実に3年半ぶり(!)のリアル研修講師でした。しかも故郷・愛媛での登壇とあって、今回は意気込んで臨みました。

 

★今年のねらい

今年は以下の2点を中心に、前年度の資料をブラッシュアップしました。

  1. 聞き手が理解しやすい流れに再構成
  2. これまで以上に聞き手を意識し、理解しやすくなるよう、構成を一から見直しました。地味な改善ながら、かなり流れが良くなりました。
    (聞き手をここまで意識できるようになったのは、何といっても日本プロフェショナル講師協会での学びの成果です!)

  3. 「3つの喫緊課題」を新設
  4. 私が講師をする研修で最も避けたいことは、聞き手が「ええ話、聞けたなー」と思っただけで終わり、次の行動に結びつかないことです。
    そこで、職場に持ち帰って議論してもらえるように、講演のうち早急な対応が必要な3点だけピックアップし、「3つの喫緊課題」に纏めました。受講の皆さんには宿題として、この「3つの喫緊課題」について他の人と情報/意見交換するよう、お願いしました。

講演スライドは、こちらからご覧になれます。

会場の様子

 

★講演を終えて

実に3年半ぶりのリアル研修講師、楽しみました!
さすがに最初は若干緊張気味で喋りも拙かったですが、すぐにいつもの調子(笑)に戻ったような気がします。

若手(今回の対象は入職数年の職員)に自分の知識や経験をお伝えし、考えて頂くことで、大学が良くなり社会が良くなるのかと思うと、本当に嬉しいことです。

貴重な機会を与えてくださった中井先生、毎年行き届いたサポートをしてくださる事務局の皆さん、本当にありがとうございました!


講演後、お若い方も名刺交換に来てくださいました。
感謝を伝えられましたが、感謝するのは私の方でしょう。こうして耳を傾けてくださる方々のためにも、また頑張っていこうと思いました。

 

余談ながら、同日夜は「えひめライブラリアンシップネットワーク」のリスタート・ミーティングを仲間と主催しました。
こちらもコロナで数年間活動できておらず、この日私が愛媛に帰るのに合わせて、リスタートの勉強会・懇親会を開催したものです。やっぱり、リアルでの学びと交流は、嬉しいですね!

 

★研修講師活動に打ち込みたい!

新年の決意表明でも触れましたが、自分がこれからどのように生きていくのか、どのように図書館界や社会に貢献していけるのか、毎日毎日考えています。

その中ではっきり固まってきたのが、研修講師活動に打ち込みたい、という気持ちです。今回のSPODフォーラムをやってみて、その気持ちはますます強くなりました。

 

上でも記しましたが、研修講師は自分の知識や経験を人に伝え、それによって図書館や大学、社会をより良いものに変えていける存在です。そんな魅力のある講師活動に、今まで以上に積極的に取り組みたい、と考えるようになりました。

(ここでも、昨年入会した日本プロフェショナル講師協会で、多くの研修講師(ほとんどがプロ!)に接し、その奥深さや魅力を学んだことが、強く影響しています)


そして何より私、講師をするのが好きなんですね!今回、改めて実感しました!
初めての方にお会いし、自分なりのメッセージを送り、ときには強く共感頂ける。誰かの役に立ち、喜んでもらえる。その場でそれを伝えられ、新たな交流が生まれる。これがとても嬉しく、講師の醍醐味だと感じます。

 

では今の私に、十分なスキルやマインドが備わっているのでしょうか?
残念ながら、まだまだ勉強中としか言えません。しかし、チャレンジしなければ何も生まれません。自転車のランプは漕がないと点かないのですから、自転車の横で待っていても仕方ないですよね?

実は今、小さなものや相談中のものも合わせれば、5件ほど講師・発表の機会を頂いています。これらにチャレンジしながら、少しずつ自身の成長にも繋げていければと思います。皆さん、研修の機会がありましたら、ぜひお声掛けください!


なお、私は研修講師を受けるに当たって、謝金・旅費ポリシーを定めていますので、併せてご覧ください(謝金など頂けなくても講師にチャレンジします、という宣言です!)。

 

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

きょーこも4年生になり、だいぶ一丁前の口をきくようになりました。
夏休みの宿題や塾の課題も自分でちゃんとやるから、親がスケジュール管理しなくてもいい、と。

そこまで言うので本人に任せてみたところ、何と始業式の朝、読書感想文を書いているではありませんか!
塾の課題は間に合いもせず。やらないまま、堂々と塾に行ったようです(塾に入った直後なのに!)。

どちらも終わってない気配がしていたのですが、失敗させたらいいと思い、あえて放置していました。そんな親の期待にバッチリ応えた、きょーこです。


我が子ながら、なかなかの大物。れいこもきっと、お空で笑いよるやろね。

まあ、ええ経験ができて良かったね、きょーこ!
(来年こそは大丈夫、と信じておるぞよ…)

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