2014-07-22

自分のミッションについて考えるワークショップをやってみた。

連載中(?)のつくば長期研修を、今日もひとまず置いておいて、自分イベントのご報告です。


7月20日(日)に、予定どおりワークショップ「気づこう、自分のアピールポイント。つくろう、マイ・ミッション。」を開催しました。
このワークショップは、前回ご案内しましたように、ダイトケン兵庫支部7月例会として開催したものです。


★ワークショップの進め方・ねらい


参加の大半が友人同士であるダイトケン兵庫支部例会であることを踏まえ、ワークショップはその親密さを活かそうと考えました。
冒頭少しだけ私が自分のミッションとその行動指針についてお話するものの、後は参加者同士で話し合いながら、自分自身についてで考えてもらうことにしました。

私の場合、自分のミッションについて考え始めてから、それをつくり上げるまでに数年かかりました。
この日参加する皆さんも、急に2時間で自分のミッションをつくれるとは思えません。そこでこの日のゴールは、自分でミッションをつくるためのトレーニング+材料探し、と位置づけました。


私の話の後、参加者の皆さんに「ミッションって何だろう?」、「ミッションが成功したときのイメージは?」などという質問を投げかけ、何人かで話し合ってもらいました。

その後、さらに別の私の問いかけに対して、各自で思い付く限りの答えを付箋に書き出すワークを行いました。

私の問いかけのいくつかを紹介すると、
  • あなたは誰ですか?
  • あなたが今までに褒められたことはどんなこと?
  • あなたが今までにしたレアな仕事は?
  • あなたが好きな図書館の仕事は?
  • あなたが、館長だったら?JLA理事長だったら?もし、世界の王様になったら?
・・・といったようなことです。


こうした質問に繰り返し答えていると、そこにはその人が持つ価値観のようなものが、不思議と滲み出てきます。その書き出した付箋をみんなで見せ合って、他人の答えで面白いと思えたところに印を入れてもらいました。

その後で、書いた本人に印が付けられた付箋を見てもらいました。他人がどんなところを面白いと思ったのか、そこから何か読み取れないか、考えてもらうのです。そこから読み取れるものがあれば、それこそが自分のミッションにつながるのではないか、と考えたからです。


★やってみると・・・


今回は時間も限られていましたし、どれほど自分のミッションに近づくことができるか、多少不安もありました。
しかし結果を見てみると、予想以上に参加者のヒントになったようでした。


ある方は、自分と利用者の関係について、他の方からの印が多く付けられていることに気づきました。この方は、利用者を笑顔にすること、喜んでもらうことを自分がとても大切にしている、と改めて感じたそうです。「意外にも?自分のミッションが見えてきた」と言ってくださいました。

またある方は、利用者に最終的な答えを出せないときでも、代替資料を紹介するなり今後こういった対応をすると伝えるなり、何か少しでも役に立ちたいという思いを強くお持ちでした。
そんな彼女の思いについて、私たちが意見を交わす中で生まれたキーワードは、「利用者を手ぶらで帰さないオンナ」でした。ミッションそのものにしていいほど、端的でインパクトがあるキャッチが生まれたと思います。

参加された全員が、何らかのヒントを得られたかどうか、判りません。
ですが、具体的にお話を伺ったこのお二人は、自分自身の思いをかなり明確にできたように思えました。


このワークショップは、答えを差し上げられるものではありません。
質問への回答や友人との会話を経て、参加者自身がもやっとした自分の思いに気づき、それを自分でイメージ化・言語化していくしかありません。このワークショップが、少しでも自分の魅力や素晴らしいところ、そして情熱に気づくきっかけになれば、これに勝る喜びはありません。

ご参加くださった皆さん、至らない講師でしたが、ほんの少しでも皆さんのヒントになれば幸いです。ありがとうございました!


★支部大会も


この日は、このワークショップに先立ち、年に1度の支部大会も開催しました。自分が至らずでいろいろと不手際もありましたが、新執行部も承認され、また新しい兵庫支部としてスタートを切ることができました。

大会にご参加くださった皆さん、そしてこの日のために頑張ってくれた新旧役員の皆さん、ありがとうございました。特に新旧事務局長には、本当に感謝しています。
皆さん、またこれから、新しい兵庫支部で頑張っていきましょう!

ところでこう見えて私、支部大会が終わると毎年ホッとしてドッと疲れるんですよね。は〜、お疲れさん、わし!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

きょーこは、まもなく1歳になります。
・・・が、未だに夜中に目を覚まし、お母さんに甘えておっぱいを飲まないと眠れない毎日です。

私が異動で毎日は保育園のお迎えなどをできなくなったこともあって、このところ妻もだいぶ疲労がたまっていました。おっぱいさえ要らなければ、私でも面倒を見られますし、きょーこの夜泣きも減りそうです(たぶん)。

そこで思い切って、今回卒乳にチャレンジしてみました!
(わが家は、あまりミルクに頼りたくないと考えていますので)


・・・が!
意外なことに、やってみるとおっぱいがなくても済んでいます。今日で3日目、もう卒乳できそうな気がしてきました。
ご飯をモリモリ食べることもあって、最近は夕方と夜しか飲まなくなっていましたから、そういうタイミングだったのかもしれません。

初日の夜は大変でしたが、だんだんと夜起きたときも簡単に寝付くようになってきました。哺乳瓶でお水をあげると、ちょっと飲んで割とスムーズに眠れるようになりました。
親の都合で卒乳させるのはちょっと可哀想な気もしていたのですが、予想よりはずいぶんとスムーズで驚いています。

れいこが星になって以来、妻は心身ともにずいぶんと弱くなっています。卒乳で、妻の負担を減らすことができればいいのですが、どうなることやら。余力が出れば、その分までたっぷりと両親揃って愛情を注いでやりたいと思っています!

れいこ〜!お母さんときょーこを応援してやな!


2 件のコメント:

E.Toku さんのコメント...

先日は楽しいワークショップをありがとうございました。急いでお暇しないといけなかったのが残念でした。
あの後さらに言葉をアレンジし、今は「絶対手ぶらで帰さないライブラリアン」にしようかと思っています。
「絶対ダウンしないボクサー」並に難しい道ですが…。
今日も頑張ります。

井上 昌彦@空手家図書館員 さんのコメント...

>E.Tokuさん、

コメントをありがとうございました。また、ワークショップへのご参加、ありがとうございました。

私自身手探りでしたが、E.Tokuさんは明確な言葉になったようで、何よりです。
「絶対手ぶらで帰さないライブラリアン」・・・行動を表すようでいて、実はその気持ちを表すミッション(あるいはキャッチ?)で、とてもいいと思います。

お互いに、頑張っていきましょう!