★まちなか図書館(仮称)シンポジウム
豊橋では新図書館計画があり、より良い図書館を作るため議論が重ねられています。このシンポジウムも、その文脈の中で開催されたものでしょう。
シンポジウムは、「はなぼん」で知られる花井裕一郎さんの講演で始まりました。
花井さんは、ご自身が携わってこられた様々な事例を紹介くださいました。おそらく、新図書館計画を巡る議論の題材を意識してくださったのでしょう。
後半はパネルディスカッションでは、「6次元」などで知られるナカムラクニオさんや是住さんら豪華なパネリストから、ユニークな提言をお聞かせ頂きました。
魅力的なお話が続いたのですが、今回はその詳細ではなく、別の感想をお伝えします。当日の討論については、ツイートのまとめをご覧ください。
★変わってきた図書館の立ち位置
今回のシンポジウムで改めて驚かされたことは、こうした新図書館計画に即した議論をするにあたり、施設設備に関する話がほぼ皆無だった点です。
本を介して人がどのようにつながることができるのか、本を使ってどのように人を集める場を創り出すのか、それが主要な論点でした。
ハコモノベースの図書館建設ではなく、まちにどのようなものが必要で、図書館がそれをどのように解決するか、という点に議論が集約されていたのが非常に印象的でした。
思うにこれは、図書館がハードではなくソフトとして認識されるようになったということで、大きな前進でしょう。
こうした議論は豊橋だけではなく、この数年全国各地で見られます。まちの中の図書館の立ち位置がこの数年で明らかに変わってきた、この日の議論はそう再認識させるものでした。
大げさに言うなら、公共図書館を軸とするまちづくりが成熟してきたのかもしれません。これからまちの中で図書館が何をしていけるのか考えると、ワクワクしてきますよね!
★もう一つの論点
この日の議論に言い足すなら、昨今大学が意識している地域連携という動きを、どう絡めていくのか考えるべきでしょう。
大学と地域との結びつきを考えるとき、大学図書館は単なる資料提供に留まらず、新しく担うべき役割があるはずです。これは私自身も答えを持ち合わせておらず、考えていきたいと思っています。
素晴らしい場を提供くださったパネリストの皆さん、豊橋の皆さん、ありがとうございました!
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
この夏、うそれいこ&きょーこを連れて、私の実家・松山に帰省しています。
お爺ちゃんやお婆ちゃん、いとこ達と一緒に、きょーこは毎日楽しく過ごしています。
れいこもこうして、毎年帰省して楽しい時間を過ごしていたものです。
きょーこ、ずっとずっと元気な姿を、お爺ちゃん達に見せてあげててな〜。