2009-08-31

行ってきました!大図研 全国大会 in 群馬 (その2)

 
今日は、前置き抜きで。(笑)
24日の投稿「行ってきました!大図研 全国大会 in 群馬」の続きです。
もう1週間経ってしまいましたが・・・。

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<大会2日目 23日(日)>

この日は、前夜の懇親会と地酒の会のダメージで、なかなか起きられませんでした。目を覚ますと、同室に泊っているお二人は、すでに朝食へ。まったく気配に気付かなかった私。(笑)

さてこの日は、朝9時からいくつかの担当分科会が行われました。
大図研の全国大会は、複数のプログラムが同時に開催され、参加者は自由に関心のある会に参加することができます。

私が担当したのは、この時間帯に行われた、課題別第3分科会「情報リテラシー ~学生のGoogle利用を考える~」です。

 課題別第3分科会
 「情報リテラシー ~学生のGoogle利用を考える~」
 http://www.daitoken.com/taikai/2009/2009_bunkakai.html#k3

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遅い朝食後、慌てて会場へ飛び込み、何とか15分前に準備を完了させました。
非会員ながら、一番にやってきてくださったのは、G大学M山さん。朝早くにも関わらず、早めに来てくださったのが嬉しかったです!

この日の参加者は、17名でした。
上記サイトにもありますように、この分科会は、私や他の講師が何かを話し、それを学んで頂くものではありません。あくまで、参加者が自由に意見交換をして頂くための場として、設けたものです。

・・・とは言え、いきなり「さあ、みんな好きに話すんだ!」と言っても、困らせるかな、と。そこで最初に30分だけ、話題提供といった形で、私からGoogleについてよろず話を。

 当日の話題提供(パワポ資料)
 
http://www.geocities.jp/s830r1020/library/20090823google.pdf


噛みながら、脱線しながらも、ほぼ定刻で情報提供を終えました。

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その後は、フリートークの時間です。
予想はしていましたが、控えめな紳士淑女の図書館員がお集まりのせいか、最初はなかなか積極的に発言がしにくいご様子。

及ばずながら、私もあれこれ口を開いたり、ご指名させて頂いたりしているうちに、皆さんからご意見などが飛び出すようになりました。
そうこうしているうちに、3時間半という長丁場を、何とか乗り切ることができました。

私が設定していた、議論のポイントは以下の2つです。
当日の話題も、大きくはこの2点に集約されたかな、とは思います。

  1. 学生さんたちが、安易にGoogleを検索して、その断片的な情報を適正な「知」だと思ってしまう。それでいい?図書館員は、それをどう捉える?
  2. Web上の情報流通インフラになりつつあるGoogle。一民間企業が、社会の根幹を担うような存在になってもいい?

これら以外のテーマも含め、いろんな話題も出ましたし、簡単に集約することは難しいです。ですので、詳細は「大学の図書館」の大会記録号でご覧頂くということで!(逃!)
パートナーのK川さんが、記録原稿を作成してくださっていますので、それをお楽しみに!
<ホントにいろいろ、すみません・・・。(汗)

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分科会が終わってからの反省としては、もっと早い段階で議論しやすい環境を作りたかったことでしょうか。
最初が大事かと思い、冒頭でGoogleに関するクイズをしたり、一人一分の自己紹介タイムを設けたりしたのですが。それでもフリートークの序盤は、かなり皆さん遠慮気味だったように思いました。

次回こうした機会がありましたら、もう少し冒頭のツカミの部分を練っておきます。
こうした性格の分科会である以上、最初に議論が進みだしたら、もう後は何もしなくていいでしょうし。(笑)
本来であれば、それくらいを狙ってはいたのですが。

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分科会を運営して、一つ良かったこと。
参加者同士が、お知り合いになり、和やかに話をしてくださったことです。
分科会中においてもそうでしたが、終了後も分科会で知り合った方同士で、いろいろと話をしたり、一緒に次のプログラムへ参加したりされていました。

最初の自己紹介の他、途中で名刺交換タイムを設けたことなども、良かったのでしょうか?
拙い分科会ではありましたが、これがご縁で図書館員同士のお付き合いが生まれること、非常に嬉しく思います。

私自身、多くの方々とは今回初めてお目にかかりましたので、貴重な機会となりました。
もちろん、このブログの宣伝もしておきましたよ!(笑)
<休み時間中にN村さんが、プロジェクター投影内容を、私のブログに変更してくださっていて、驚きました!嬉し恥ずかしです。

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最後になりますが、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
もしよかったら、ご意見・ご要望等、ぜひお聞かせください。
お時間のあるときにでも、「ブログ読んだで~」といったメールでも頂ければ幸いです。(笑)

一緒にこの分科会を開催して頂いたK川さん、ありがとうございました!最初から最後までバタバタで、申し訳ありませんでした。
<記録も、よろしくお願いします。

そして何より、会場手配など、設備面等で大いにサポートしてくださった群馬支部の皆さまにも、大いにお礼を申したいと思います。本当にありがとうございました!

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午後からは、一参加者として、出版・流通分科会に出席しました。

 出版・流通分科会
 http://www.daitoken.com/taikai/2009/2009_bunkakai.html#k6

前半はまず、日本出版販売株式会社(いわゆるニッパン)の方をお招きして、お話を頂きました。お話としては、以下の4点から構成されていました。

  1. 出版業界の全体像を知る ~出版業界の特徴や仕組みについて~
  2. 出版社の基本情報を把握する
  3. 取次 ~「出版物の流通」を知る
  4. 書店 ~「出版物の小売」を知る

「どうせ図書館員は、出版をめぐる状況なんか、何も知らんのやろ」と思われたかどうかは定かではありませんが、お話はごくごく基本的なところからスタートしました。
市場規模だとか、1997年以降のマイナス成長ぶりだとか、再販制度だとか。
まあほとんどは、ちょっと出版や流通について興味のある方であれば知っている内容でした。
ニッパンさんはちょうど今年、王子に流通センターが竣工したとのことで、そのご紹介も頂きました。

質疑応答の時間になったので、早速挙手。
「返品率4割がずっと続いているような、再販・委託販売制度を中心とするスキームが、全ての元凶ちゃうの?ホンマに、この制度がないといかんの?」という質問をしました。
残念ながらご回答は定番どおりのもので、いささか肩すかし。
最近は、出版社サイドでも、再販・委託制度を見直そうという動きがあるように聞いています。その辺りを、直球勝負でお答え頂きたかったのですけれどね。(笑)

ちなみに、再販・委託制度につきましては、7月12日の記事で記載していますので、そちらもご覧ください。

 7月12日記事「再販制に乗らない本。ポット出版の試み」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/8-24-9-1-200971800-1-asahi.html

ニッパンの方々は、前半の部だけで、退出されました。
私はそのことを判っておらず、後半にいろいろと伺おうと思っていたので、その期を失ってしまいました。質問をしたのに、名刺交換すらできず、残念!

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ニッパンの方々が退出された後半戦は、参加者同士の討論でした。
私としては、やはり質問した部分が大いに気になるところ。
もちろん既存の基本システムですし、今日明日に「再販・委託制はやめよう!」になることがないくらい、承知しています。

ですが、両制度の影響により発生している返本の多さが、出版社・取次の首を絞め、ひいては書店を苦しめていることは、素人の目からしても明らかです。
これを改善する努力なしに、出版状況の改善は見られないと思うのですが、どんなものなのでしょうね?

この後、他の参加者の方々からも、多く情報提供や意見などが出され、いろいろと刺激を受けることができました。
この分科会についても、大会記録号をご覧頂くということで。
「大図研会員じゃないけん、よう読まんぞ!」とお怒りの方は、ぜひこの機に大図研に入会頂くということ。(笑)

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この全国大会は、3日間ありますので、翌日もまだ会は続くのですが・・・。
私は月曜日はどうしても出勤しなければいけない日のため、この出版・流通分科会が終わると同時に、ダッシュで会場を後にしました。

こうした研究会の場は、本当にいい刺激を受けることができます。
直接知ることができる情報もそうですが、やっぱり一緒に顔を突き合わせ、3日間一緒に過ごすことに、意味がありますよね。
特に、一緒にビールを飲んで夜中まで語り合った方々とは、もうずっと懇意のお付き合いをしていけるかな、と。

今回参加できなかった方も、大図研に限らず、こうした勉強・交流の場に、ぜひ出席しましょうよ!
出張費が出なければ、自費で参加すればいいじゃないですか!自分の血肉になるネットワークが作れるのですから、時間とカネを費やす値打ちがありますよ!(ちなみに、ほとんどの会員は、自費参加されているように見受けられます)

最後に。
群馬支部の方々には、お一人ずつご挨拶をしたかったところでしたが、終了後ダッシュのため、それも叶いませんでした。この場をお借りして、今一度お礼を申し上げます。
また、参加された皆さま全員に対し、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

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<どうでもいい独り言>

上でも書きましたが、こうした場で図書館員同士が交流することは、本当に大事だと思っています。私はいつもこうした場に出るとき、「勉強100%、飲み会100%」の力を注ぐつもりで、参加しています。
<「勉強50%、飲み会50%」じゃないですよ~。

ちょっとした情報をもらったり、何かあったときに無理を聞いてくれるのは、やっぱりお付き合いのある方々ですよね。
大声では言えませんが、お付き合いのある方に無理を言って、超法規的に資料を調達してもらったことや、調査をしてもらったこともあります。

損得だけではありませんが、人とのつながりが、どこかできっと役に立ちます。
迷われている方がいらしたら、ぜひこうした場へご参加ください。
図書館の世界は、相互の善意で成立していますから、きっとうまく助け合えると思いますよ!

・・・だからと言うわけではありませんが、金曜は別の取次のO社さん(バレバレ)の見学+懇親会がありました。
また次回の記事で書きますが、本当にいろいろと勉強することができました。懇親会(というか、飲み会)も、大いに楽しんできましたし。(笑)
日頃知らない本の世界を垣間見て、そこの人たちとお近づきになるのも嬉しいことです。
<M中さん、ありがとうございました!

 
 

2009-08-24

行ってきました!大図研 全国大会 in 群馬

 
例によって、まずは雑談から。
夏の高校野球、中京大中京が優勝しましたね!中京の皆さん、愛知の皆さん、おめでとうございます。

前にここでも書きましたが、中京は2回戦で関西学院を破ったチームです。


<写真は、甲子園にて撮影>

もともと優勝候補と言われてはいましたが、関学に勝ったからには、ホントに優勝してもらわないと!・・・と応援していたところです。

超強力打線で前評判が高かった中京、結局すべての試合で、5点以上取ったのですね!これは凄い!(ちなみに関学は、4-5Xで敗れました)
ある意味で、関学が一番中京を苦しめたのかも・・・と思ったりしつつ。詮無いことですが。

何にせよ、中京の優勝、おめでとうございます!
関西学院も、来年また挑戦します!

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さて。
今日のネタは、大図研の全国大会です。今年も行ってきました、全国大会!

 大学図書館問題研究会
 http://www.daitoken.com/
 
 大図研 全国大会
 http://www.daitoken.com/taikai/2009/

今年は、群馬県前橋市での開催でした。22日(土)から24日(月)にかけて、3日間の開催です。
私は月曜に出勤しなければいけなかったので、やむを得ず日曜の午後の分科会が終わった後で途中退場となりましたが、非常に勉強になり、かつ楽しい時間を過ごすことができました。

参加者の皆さんも、それぞれいろいろ勉強をできたり、知人を作ったりできた様子でした。皆さん、お疲れさまでした。
これもひとえに、群馬支部の皆さんのご尽力のおかげです!本当にありがとうございました。
また、常任委員、全国委員の皆さんも、お疲れさまでした。

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<大会前日 21日(金)>

この日午後から、群馬支部で配布物の封入作業をするというので、お手伝いを・・・と、少し早めに現地入りしました。
行ってみると、常任委員、各地の全国委員の皆さんが大勢来られていて、予想よりはるかに早く終了です!

それが終わった後は、恒例!現地支部会員+常任委員+全国委員で、お約束の前夜祭です。
毎年のことですが、この大会前の独特の熱気というか、祭りの前のテンションの高さというか、大いに盛り上がりますね~。私もいささか酒が過ぎ、大騒ぎしてしまいました。
<いつも。

何かとお世話になっている、某O大学のKさん、酔った勢いで禁断の蟹・海老に手を出し、翌日ゲッソリされていましたね!失礼ながら、大笑いしてしまいました。

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<大会初日 22日(土)>

この日は朝早くから、人知れず全国委員会です。大会の運営等について、最終の打合せを行いました。
そして、午後からいよいよ全国大会が開始されました。まずは、研究発表からです。

  1. 宮下 明美氏(群馬県立文書館)
    「群馬出身の図書館先人たち―佐野友三郎、湯浅半月、樋口千代松、石坂荘作を語る―」

    宮下さんが表題のとおりお話くださったいましたが、いかんせん、私に受け止める下地がありませんでした。
    「これらの方々については、皆さん、ある程度は知ってますよね?」という雰囲気があったのですが、恥ずかしながら、私は全く存じませんでした。
    15分という短い発表時間の中で、一からの説明を望むべくもなく、愕然とする間に終了してしまいました。(涙)お話くださった宮下さんには、申し訳ないとしか。

  2. 久保山 健氏(大阪大学)
    「次世代OPACの現況と展開への期待」

    久保山さんのお話は、6月に学術情報ソリューションセミナーで伺ったばかりです。
    恥ずかしながら、次世代OPACについては、白紙同然の私。6月のセミナーの質疑応答の際も、何を尋ねたらよいやら、戸惑っているうちに終わってしまい、ご挨拶にすら伺えませんでした。

    この日のお話は、そのセミナーとも幾分重なるものでしたが、2度でも3度でもお聞きして勉強しなければ!
    まず前回に続き、次世代OPACの定義をチェックするところから。久保山さんによると、以下の項目が挙げられるようです。

     (1)シンプルな検索ボックス
     (2)絞り込み機能
     (3)関連語の表示 他のサイトへのリンク
     (4)適合度によるソート
     (5)コメント、レビュー機能(利用者参加型機能)
     (6)リコメンド機能

    *但し、特定の機能などを指すものではない。基本的には、Web環境での技術向上の文脈かと思われる
    *一方で、これらの機能は「ウェブ環境においてはごく普通」(宇陀論文)

    前回のセミナーと合わせ、ようやくイメージが具体的になってきました。
    海外を中心に、こうした次世代OPACに関する議論が展開されているとお聞きしていますが、自分のイメージとしては、Amazon+OPAC??のような漠然としたものが。

    素人的な考えとして・・・(5)、(6)が非常に面白そうですが、大学単位で導入したときに、どれくらいのメリットがあるのか、素朴な疑問を感じました。

    Amazonでしたら、膨大な数のユーザーがいて、その上でやっとあれだけのレビューがあるのですよね。1~2万人以下の大学で、どれくらいコメントやリコメンドが成立するんでしょう??
    あるいは、「この本は、何とか概論のテキストで試験に・・・」といった、ローカルな情報こそが魅力になるのでしょうか???

    う~ん、やっぱり今一つ判っていませんね・・・。
    久保山さんにも、またお聞きしてみようかな。
    ・・・って、それ以前のレベルなんですが。もう少し勉強してみないといけません。

    お話は他に、国内外の事例・研究動向・今後期待することなどが語られました。
    印象的であったのは、とにかくOPACは使ってもらってナンボ、ということです。
    得てして、図書館員は、利用者の視点から離れたものの見方をするものですが。次世代OPACは、目録カードの延長上にあるのではない、というご発言は、非常に示唆に富んだものでした。

    ・・・が、とにかく時間不足でした。
    本件について素人の私ですら、もう少し時間をかけてご説明頂き、フロアでいろいろな意見交換をすべきテーマであることは、よく判りました。
    時間の制約の中で仕方なかったのですが、また場を改めて、時間をかけてお話をお聞きしたいところです。
    <もちろん、予習しておきませんと!


  3. 浦 さやか氏(長崎大学)
    「『Webシステム開発に関する基礎知識』から学ぶ図書館員の人材育成 - 福岡支部例会事例報告 -」

    浦さんがメインのご発表で、福岡支部長の西村さんがフォローする形のご発表でした。
    浦さんはこうした場に不慣れとのことですが、きちんと準備をして来られたことがよく判る、丁寧なお話ぶり。非常に好感を持ちました。

    福岡支部で、教員を招き、Webシステム開発に関する勉強会を、継続して行ったことが報告されました(正直、研究発表という要素はなく、本当に事例紹介でしたね。その事例紹介が非常にいいご報告で、私としては大いに喜んでいますが)。

    失礼ながら、研修でどういう技術を覚えたかは、どうでも良かったです。
    この話の肝は、いかにして複数の大学の図書館員が人脈を作り、それを継続しながら研修を重ねていくか、という点だと思います。

    質疑応答のときにも、思わず挙手して、その点を伺いました。
    恥ずかしながら、私の所属する兵庫支部の活動は盛んとは言えません。福岡支部の精力的で継続性を持った活動には、どういったノウハウがあるのか、お聞きしてみました。

    ・・・が、答えは極めて平凡でした。皆さんが、予想されるような回答です。
    ですがそれを、メンバー同士で声を掛け合って、実際に継続してやれるところが凄い!
    「コレ、勉強しないと、やっていけないよね?」と言い合えること、その通りだからみんなで頑張れること・・・判っていても、なかなかやれませんよね。

    結局は、福岡支部の皆さんの個々のモチベーションに、還っていく話のようにも思えました。しかもそれを、みんなで維持しているから、より高めあえるのでしょうね。
    今回の事例報告、見習うところ大でした。

    それにしても、福岡支部のこの数年の異常な元気は何だろう・・・あ、書いちゃいました!いや、ホントに羨ましくもあり、見習いたくもあり。素晴らしいです、福岡支部!

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研究発表の後は、全体会でした。
各支部の1年間の活動報告や、大図研の決算・予算、新年度の全国委員等の選出が行われました。

・・・が!もっと討議をしたかったですね~。
議案書号にも、あれだけの討議資料が載っていて、各支部であれを読んで、いろいろと議論を深めてきたものです(・・・のはず)。

支部活動等の議論で時間が押して、やむを得なかったことは百も承知ですが、それでもやっぱり、もっと「大学図書館をめぐる動き」について、討議したかったですよ!
決算や予算などはMLで済ませて、議案書号の討議だけに全体会を充てることには、無理があるでしょうかねえ?

会員外の方も来てくださっていますし、その方々の前で、延々と身内の話をするのは、正直つらいものがあります。
もちろん、大図研としての大会なのは承知していますし、来られる方もこういう事態を想定されているとは思いますけれど。

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全体会の後は、記念講演でした。
講師は、俳人であり、古書店「山猫館書房」の店主でもある、水野 真由美さんでした。

この水野さん・・・何と言おうか、まあエネルギッシュというか。
記念講演が、あれだけ笑いの渦になり、参加者が盛り上がったこともないでしょうね。
この長い公演・・・もとい講演を要約することは不可能ですので、記録号に譲りたいと思います。とにかく、ウケてました。(笑)

ちなみに水野さんは、和光大のご出身で。
本会の委員長が、和光大図書館の所属とも知らず、さんざん母校をネタにされていて。終わった後に、委員長からそれを告げられ、大いに恐縮しておいででした。(笑)

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記念講演後は、全体の記念写真撮影を経て、肝心の懇親会へ。
この日も、本当に多くの方々とお近づきになることができ、嬉しく思います。

中でも、京都からつくばへ移られた某Dさんとその一派(失礼!)の方々に、久しぶりにお会いできたのが、嬉しかったです!
互いに異動して以来、お会いできていなかった方にも久しぶりにお会いでき、お話をすることができました。また、若手の方もご紹介頂き、大いに交流を深めることができました。

そしてトドメに、毎年恒例自主企画・地酒の会!
会場の和室に陣取り、最後は午前1時半か2時頃まで、ひたすら飲んでいました。私も、酒の許容量を超え、前夜に続いて泥酔状態。
地酒の会に最後まで残った8人は、そのうち6人がつくば経験者だったり、うち3人が38歳だったりという、妙にアレなメンバーでした。(笑)

泥酔した某Yさんがお帰りのときには、靴も判らなくなり、「履けるんだから、大丈夫だ~」と豪語しながら帰ったら、それは事務局長の靴でした。
<事務局長のTさん、日曜はホテルのサンダルでしたけど・・・。


本部受付に、謎の忘れ物の案内が。日付を間違えているのが、ご愛敬。一応、事務局長のお名前は、伏せておきました。

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話がダラダラと長くなり、とても書ききれなくなってしまいました。
今日は、初日のレポートだけで終わることにします。

2日目(日曜)は、分科会の日です。私も「情報リテラシー ~学生のGoogle利用を考える~」と題した分科会を持ちました。
また明日以降、ご報告したいと思います。

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<どうでもいい独り言>

2時間ほど、ビールを飲みながらここまで入力してきたのですが。いい加減泥酔してきて、何を書こうと思っていたのか、思い出せなくなってきました。(実話)

う~ん、何だろう・・・。何かネタを用意していたのに・・・。

仕方ないので、また空手ネタに。
7月23日の「どうでもいい独り言」で、子どもたちの稽古ぶりに腹を立てて、空手では絶縁状を突き付けたこと書きました。

 7月23日記事「新型iPhone」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/iphone.html

そしてようやく!今になって、家庭内破門(?)を取り消すことにしました。
小物なりに、それなりに頑張って悔い改めた姿勢を見せ続けたので、お父ちゃんのお怒りは一ヶ月で何とか終息です。

まあ子どもたちも、空手バカ親父と、空手のことで絶縁してしまっては、まともに話もできないといったところでしょうか。

この件、何故か何名かの方のフックにひっかかったようで、何通かのメールを頂きました。いわく、「早くお子さんたちを、許してあげてください!」。う~ん、意外。
ま、多少時間がかかりましたが、ようやく元の日常に戻りました。
今では、道場でも子どもたちにも指導したりするようになりましたので、ご安心ください。(笑)

とりとめがなくなりましたが、今日はこの辺で。フ~、酔ってます!
 

2009-08-20

大学図書館問題研究会 全国大会

 
10日あまり、更新が滞っており、申し訳ありません。
長い夏休みを取って、飯田市に行ったり、実家に帰ったりしていました。
実はもう数日、実家で過ごす予定だったのですが、野球観戦のためにスケジュール変更です。

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さて、この夏のトピックは、何と言っても関西学院(かんせいがくいん)の甲子園出場でした!
私も何と言おうか・・・関西学院とは縁のある身ですので(笑)、精一杯応援しました。もちろん2試合とも、甲子園に駆け付けてきましたよ~。

<野球観戦のために帰ってきたというのは、もちろんコレです。2試合あったので、行きも帰りも、飛行機キャンセルする羽目に。


写真は、第1戦の甲子園。アルプススタンドに、校章・新月(しんげつ)が描かれました。

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関西学院は、かつて全国制覇も成し遂げた古豪ですが、夏の甲子園出場は、70年ぶりの快挙でした。そのために、地元・兵庫では、すごい盛り上がりでした。

2試合とも、試合開始から1時間近く前に行ったのですが、内野・アルプスのチケットは完売で、やむを得ず外野席に。(涙)
初戦などは、8:30プレイボールの第一試合だったのですが、平日にも関わらず、球場は満員でした!

大学を含め、関学OBが全国から応援に駆け付けたようですね。球場の周りでは、ご年配のOB・OGが久しぶりに再会した姿も、見かけました。



僕があまりにも入れ込んでいたので、子どもたちも付いてきました。
<一緒に飛行機をキャンセルして・・・。

さて、1回戦は、山形・酒田南高校との試合でした。
相手ピッチャーの安井君は、山形県大会全試合完封で、プロも注目するピッチャーでした。とんでもない相手でしたが、望外の試合運びで見事な快勝でした。

2回戦は、優勝候補の一角・中京大中京との試合でした。
最後はサヨナラ負けとなりましたが、2度の相手リードに追い付く、素晴らしいゲームを見せてもらいました。

残念ながら2回戦敗退となりましたが、いずれも素晴らしい試合で、久しぶりに野球でジ~ンと来ました。ナインには、胸を張ってもらいたいです!本当によくやった~!!

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さて、本題です。
今日は、宣伝程度なのですが。

今月22日(土)から24日(月)まで、大学図書館問題研究会の全国大会が、群馬県前橋市で開催されます。

 大学図書館問題研究会(大図研:ダイトケン)
 http://www.daitoken.com/

 大図研 全国大会
 http://www.daitoken.com/taikai/2009/

23日(日)の午前の分科会(9:00~12:30)のうち、第3分科会「情報リテラシー ~学生のGoogle利用を考える~」を、私が担当します。
<ホントのホントに、ええんやろか・・・。(大汗・・・もとい、冷や汗)

会誌「大学の図書館」やWebサイトには、以下の案内文を掲載しています。

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課題別第3分科会
情報リテラシー ~学生のGoogle利用を考える~


サーチエンジンといえば、最初に挙げられるのがGoogleではないでしょうか。学生さんにもすっかり定着したこのGoogleについて、全員参加のフリーディスカッションを行いたいと思います。

この数年、Googleは単なるサーチエンジンに留まらず、膨大な情報量にもとづき、さまざまなサービスを展開することで、web2.0の代表的な存在としても知られるようになってきました。
この分科会では、まずGoogleの理念・提供サービスなどを簡単におさらいして、分科会参加者の理解を深めたいと思います。その上で、学生さんが(私たち図書館員も含め)、どのようにGoogleと付き合っていくべきなのか、一緒に考えてみませんか?

この分科会は、Googleについて技術的な理解を促すものでも、ハウツーの説明をするものでもありません。この革新的なツールに対して、学生さんと私たち図書館員がどのように向かい合っていくべきか、気ままにトークする場として提供できればと考えています。

特別な講師もお招きしませんし、答えが用意されているわけでもありません。参加者全員に自由に発言して頂き、それぞれがGoogle、ひいてはネット上のリソースとの付き合い方を、考えるきっかけにして欲しいと思います。

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・・・って、大見え切りすぎやろ~。<私。
別に、Googleに詳しくも何ともありませんが、とりあえず言ってしまいました。来られた方々から、お叱りを受けるのではないかと、早くも不安だらけ。

とりあえず、5月に兵庫支部の例会で大観衆を前に、Googleについて一度発表をしたことだけが救いでしょうか・・・。
まあ、紹介文にも書きましたように、皆さんに考えて頂くことが大事ということで。

ご出席の皆さん、当日ご教示くださいますよう、よろしくお願いいたします。
くれぐれも!お怒りになることのありませんように!

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<どうでもいい独り言>

ずっとブログ更新を怠っていたので、ネタはいろいろあるのですが。今日は甲子園と、週末の大図研全国大会の宣伝で目いっぱいです。

飯田の人形劇フェスタや、実家松山への帰省でも、いろいろとお話したいことがあるのですが、またの機会に。

そうそう、笑い話を一つ。
私、8月が結婚記念日なのですが。いや~、やってしまいました。
今年、完全に失念しておりまして。

朝は妻とすれ違いで、夜も空手の道場に通っていましたところ、子どもたちを迎えに来た妻が、「今日、結婚記念日よね?」と。

う・・・。また忘れとった・・・。

マンガなどで、記念日を忘れる話がありますが、よくある実話です(断言)。
皆さんも、家庭内の秩序と平和を維持するために、スケジュール管理に勤しんでください。

追伸:私の妻は、心持ちが瀬戸内海のように広いので、温かく許してくれました。ギャー。
 
 

2009-08-07

国会図書館の蔵書、有料配信?

 
毎日毎日、暑い日が続きますね~。
こんなに暑いと、外へ出る気がしなくなります。

・・・が、例外的に、外へ出たい場合も。

それはもちろん、私の応援する関西学院(カンイガクイン)が、70年ぶりに夏の甲子園に出場するので、応援に行きたいのです!
何でも、70年ぶりというのは、史上最長とのこと。かつて全国制覇を成し遂げた関西学院の名を、存分に全国に広めて欲しいものです!

関西学院の初戦は、山形の酒田南高校です。相手のエース・安井くんは、山形県大会で、5ゲームをオール完封した無失点左腕です。
難敵ですが、関学らしい接戦で競り勝つ試合運びをして欲しいと思います!頑張れ、関学~!

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さて、今日もようやく本題に。
NIKKEI NETによると、国立国会図書館が日本文芸家協会・日本書籍出版協会と共同で、デジタル化した同館蔵書を、webで有料配信するサービスを開始するとのことです。

 NIKKEI NET 8月6日記事
 「国会図書館の本、有料ネット配信 400万冊対象、11年にも」
 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090806AT1C0500805082009.html

この記事によると、来月に国会図書館と両協会が協議会を設立し、著作権料などについて検討するとのことです。この有料サービスは、2011年にも開始されるとのことです。

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このNIKKEI NETには、元情報が記載されていません。
8月7日(金)AM1:30現在、国会図書館・日本文芸家協会・日本書籍出版協会のwebサイトには、私が見た限り、本件に関する記載は見当たりません。
NIKKEI NETだけに、信頼に足る根拠にもとづいた記事だとは思うのですが、もう少しいろいろと知りたいところです。
事情に明るい方、ぜひご教示ください!

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先日の記事で、JLAの常世田理事の講演を聞いてきたことに触れました。

 7月17日記事「日本図書館研究会例会「著作権法の改正と障害者サービス」に出席しました」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/blog-post_16.html

常世田さんからもご説明がありましたが、今回の著作権法改正により、国会図書館はその所蔵資料をデジタル化し、アーカイブすることが可能となりました。
また、先だってマスコミでも報道されましたように、国会図書館には今年度、120億円以上の予算措置がなされています。

 asahi.com 5月16日記事
 「国会図書館、デジタル化予算前年比100倍計上」
 http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200905120412.html

お聞きするところでは、これとは別に、システム経費として20億円以上が計上されているとか。
この100億円超のデジタル化が、蔵書の有料配信という形を取ろうとしているのでしょうか??詳細情報が、ぜひ欲しいところです。

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ところで。
上記の常世田氏の講演でお聞きしたところでは、この100億円計画(?)は、単に画像情報としてのデジタル化に留まるとのことです。
つまり、テキスト情報が付与されていない、単なる画像です。一昔前のPDFファイルのような、検索もカット&ペーストもできないような代物ということでしたが・・・??

せっかく、莫大な税金を投入しておいて、検索もできないようなものを作っても、仕方ないですよね?今回報道があった有料提供は、この100億円プロジェクトとは別なのかもしれませんが、非常に気にかかる・・・不安なところです。
Googleブック検索に対抗させよう、という主旨のものであれば、それなりの取り組みが必要であることは、誰の目にも明らかですが・・・?

とりあえず、詳細が判明するのを待ちたいと思います。情報提供、お待ちしています!

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<どうでもいい独り言>

今日(金曜)から、私は早くも夏休みに突入です!
さっそく金曜から日曜までを、長野県飯田市で過ごしてきます。
目的は、ここで毎年開催されている「いいだ人形劇フェスタ」。

 いいだ人形劇フェスタ(公式サイト)
 http://www.iida-puppet.com/index.html

たかが人形劇、と笑うことなかれ!
一流の人形劇、とりわけプロの劇団が演じる劇は、大人が高いカネを払って観に行く価値があるものです。ときには、何年経っても忘れられないような、名シーンに出会うこともあります。

それに、先日岡田淳さんに出会ったような素晴らしい経験も、人形劇がもたらしてくれたものです。
 
 7月31日記事「岡田淳さんとお会いできました!」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/blog-post_31.html

私は、毎年この時期に数日ずつ開催されるフェスタのために、例年飯田に通っています。
もう飯田での滞在日が、通算で1ヵ月を超えています。宿泊費だけで、今まで20~30万円くらい、飯田で払っていることになりますね!

市民プールにも親子で入ったり、市立図書館を利用したり、地元で本を購入したり。かなり、ネイティブ入ってます。そろそろ、名誉市民の表彰を受けませんと!(笑)

明日・・・もとい今日も早朝から出発なのですが、このブログを書きつつも、ドキドキ感が募るばかり!遠足前夜で眠れない気分です!