2013-10-14

登壇終了!
未来図書館創造会議@未来フェス2013 in 京都

ここしばらく、忙しく過ごしました。
アウェーな某誌への投稿原稿完成、同志社大学ラーコモ見学、大阪府立中之島図書館ステップアップ研修、そして妻の実家への帰省・・・。慌ただしい1週間でした。


その忙しい一週間の仕上げは、12日(土)の未来図書館創造会議への登壇でした。今日は、その報告をしておきますね。
同志社大学ラーコモ見学、大阪府立中之島図書館ステップアップ研修等についても追って報告しますが、まずは自分が登壇したものが優先でしょう。(笑)


○今日一番、伝えたいこと

  • 違う立場の人や図書館以外の人たちから、気付かせてもらえることも多い。いろんな人と出会い、話すことはとても大切。
  • 高い料金を払って時間を割いても、自分たちの企画に来てくれる仲間がいる。本当に感謝。


○未来図書館創造会議

このイベントは、未来フェス2013 in 京都(以下、「未来フェス」)の一つとして、トサケン(図書館サービス計画研究所)デメケン(デジタルメディア研究所)が共同開催したものです。開催主旨などは、こちら

会議はまず、トサケン主宰・仁上幸治先生(帝京大学)の基調講演から始まりました。
いつものごとく、ツカミにアレの映像を使って、一気に聴衆を惹き付けておいででした(図書館関係者なら、「アレ」のことはお分かりですよね?)。仁上さんからは、図書館のイメージのこと、図書館+図書館員のブランディングのことなど、多くのヒントに満ちたお話を頂きました。


続いて、この日のメイン企画・図書館大喜利です。
これは、橘川さんがどんどん振ってくるお題に対し、5人のパネリストが即興で答えを返そうというもので、早い話が「笑点」です。(笑)

橘川さんはいわゆる図書館員ではありませんが、何冊もの著書を出され、出版・図書館に関しても非常に明るい方です。この日も司会として、以下のようなオモシロイお題を出されました。

  • (最初に)自己紹介+図書館の思い出話を。
  • 100億円あげたら、図書館のために何をする?
  • 本の他に、図書館で貸したらいいものは?
  • 電子書籍とどう付き合うか?
  • 図書館を動物に例えると?その理由は?
  • 図書館のない発展途上地域にそれをつくるとしたら、どんなことをする?
  • 出版界に、図書館界から言いたいことは?
  • (無くなりつつある初期テレビゲームを引き合いに)図書館が集め、残すべきというものはあるか?

また、フロアからも以下のような問いが発せられました。
  • 未来の図書館は、どんな人材が担うのか?
  • 大勢に本をもっと読んで欲しいと思い活動をしているが、何かいい方法は?

私たちパネリストの回答も、真面目に応えたもの、ユーモアで切り返したもの、夢(大風呂敷?)を語ったもの・・・いろいろでした。(笑)
私も思い付くまま即興で応えましたが・・・気の利いた回答は難しいですね。いろいろな来場者がいる中で、ほどよく受け答えをすることはずいぶんと難しいものです。

この図書館大喜利は、別々のテーマについて即興でやり取りしたものばかりですので、話を要約するのは断念します。(笑)

雑感を言えば、いろいろな立場のパネリスト(大学の先生お二人、出版流通の方お一人、現役大学生お一人、そして私)が、それぞれの視点から物ごとを見て話し、フロアと対談するのは、とても楽しく有意義でした。

最近図書館業界では、館種を越えた交流の重要性がよく口にされますが、こういう場もそれに近いかもしれません。(この辺りは、多分に橘川さんと仁上さんのコンセプトや人選が良かったのでしょう)
フロアには図書館と直接関わりのない方もいらして、そういった方々とのお話も、とても楽しかったです。

ちなみに、この未来図書館創造会議、当日はニコ生で中継されました。プレミアム会員は、録画視聴可能ですので、よろしければどうぞ。


○お越しくださった皆さんに、感謝!

この日強く感じたことは、こうした場に集まってくれる仲間のありがたさです。

この未来図書館創造会議に参加するには、未来フェスのパスポートが必要です。平たく言えば、3,150円を払わなければ参加できません。決して安くない金額を払って皆さんが来てくださいましたこと、本当に嬉しかったです。

私の友人の中には、愛知や広島、さらには東京(!)から駆け付けてくださった方々もいらっしゃいました。参加費はもとより多額の交通費、そして何より時間を割いて頂くことのご負担もあったでしょう。本当に友人のありがたさを感じます。
近隣の方々を含め、ご参加くださった皆さんには、本当に感謝しています。


また、この場で参加者の皆さんともご縁ができたことも、とても嬉しいことでした。
会場には大学生も多く、いささか驚きでした。お若いのにしっかりとした思いを持たれている方々もいらして、感心させられました。こういった若い方々が、(図書館に限らず)これからの社会を担ってくれるのかと思うと、とても頼もしいですね。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!


○未来フェスがスゴかった!

繰り返しになりますが、この未来図書館創造会議は、未来フェスの一プログラムとして開催されました。この未来フェス、とても楽しかったです!


みんなで集まっていろんなテーマのイベントを開催し、みんなで未来を考える未来フェス。未来図書館創造会議の後、私もいくつかの会場を回ってきましたが、とても楽しかったです!
(例えば、未来図書館創造会議の参加者が小学校の若手先生グループと一緒になって、教育や図書館などについて即興で話し合う場が生まれました)

こういう企画に集まる人は、好奇心が強くて前向きな人が多いような気がします。
未来図書館創造会議以外の場でも多くの方々とお話して、交流を深めることができました。図書館のことに限らず、いろんな人と出会うこと、話をすることはとてもいいことですよね!

この未来フェスは、前述の橘川さんと実行委員の宮崎要輔さんが主催されたものです。橘川さん、宮崎さん、そしてデメケンをはじめ事務局の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!

ちなみに橘川さんはとてもユニークな方で、デメケン代表として非常に多くの活動をしておいでです(Wikipediaにも、橘川さんのページが作られているほどです)。
図書館界の人ではありませんが、こうしたユニークなご経験を積み重ねられている方から図書館もいろいろと学び、自身の未来の姿を考えていきたいと思います。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
身内に病人が出て、この週末は見舞いのために、妻の実家に帰省しました。


井上家3兄妹

病気の身内のこと、生まれたばかりのきょーこ、そしてれいこのことを思えば、健康に日々を過ごせることの大切さを感じます。

家族が元気で一緒に過ごせることは、本当に宝物のような時間です。特に子育て中の皆さんには、お子さんが元気に育っていることが何よりの幸せであることを、忘れないでいて欲しいと思います。

すべての子どもたちが元気で、そして家族に愛されて育ちますように。


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