2021-10-09

セレンディピティではないもの ー日図研あれこれ(2)ー

ささやかでも、嬉しい出来事が思いがけず起きること、ありますよね?今日は、私が思いがけずプレゼントされた幸福感の話です。

田園風景


★日図研75周年記念イベント

私は、日本図書館研究会(=日図研・にっとけん)の理事を務めています。

この度日図研では、創立75周年記念式典および図書館学セミナーを開催することになりました。実に、魅力的なイベントです。

これだけのイベント、新米の広報担当理事としては頑張って周知し、多くの方に参加して頂きたいところ。 非会員も歓迎のため、外部に案内を出すことにしました。

私は図書館関係の学協会・団体を分担し、先日から各団体に案内メールを送り始めました。



★裏切られた予想

日図研にとっては記念事業ですが、その案内も他団体からすれば、突然送られてくる迷惑メールの類かもしれません。
スルーされるのは仕方ないとして、お叱りの一つも受ける覚悟で、各所にメールを送りました。

ところがその予想は、 嬉しい意味で裏切られました。多くの団体から、とても温かい反応を頂いたのです。

メルマガやMLで周知くださったり、Webサイトに掲載くださったり。わざわざ返信で、そうしたご報告を頂きました。
頂いたメールの多くには申し合わせたかのように、75周年を祝う言葉まで添えられていました。


さらに、 嬉しかったことがあります。

メルアドを調べられなかった団体もあったので、知人に相談したところ、連絡先をわざわざ調べて下さったり、 転送してくださったりしました。

また、メールを送ったいくつかの団体のご担当は、私の旧知の方々でした。私はそれを知らないままメールをお送りしたのですが、皆さんから思いがけない連絡を頂きました。

SNSで連絡をくれた方。
日図研への返信メールに、私へのメッセージを添えてくれた方。
日図研への返事に加え、私個人宛に別メールまでくれた方。

連絡をくださった皆さんは、私がご無沙汰してしまっている方々ばかりでした。温かい言葉や応援を頂き、私は本当に嬉しかったです!



★日々の繋がりがあってこそ

各団体のご対応、旧知の皆さんのご厚情には、温かい気持ちにさせられました。

今回改めて感じたことは、日々の繋がりが大切だ、ということです。
各団体がこうして祝ってくださり、そして広報に協力してくださるのは、長年の各団体の交流、すなわち図書館界の繋がりがあってこそです。

旧知の皆さんが連絡をくださったのも、私たちがお互いに交流を重ねてきたからに他なりません。お互いに身銭を切って研究会に入り、自分の時間を費やして活動してきた結果とも言えるでしょう。

今回こうした対応を頂いたのも、日々の交流があったからこその必然なのかもしれません。そう考えると、日々の図書館員の繋がりは本当に大切です。


ポジティブ心理学実践インストラクターでもあるこの私、皆さんからもらったこの嬉しい気持ちを、他の皆さんにも広げていきたいと思います。
(ポジティブ心理学研究でも、一人の幸福感は、周囲の幸福感を高めることが分かっています)

自分がポジティブな気持ちになり、少しでも図書館員の交流を深めたりよりよい図書館活動を行ったりすることで、「世界をもっと幸せに」していきたいと考えます。

よし、頑張るでー!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

れいこは闘病中、書道教室に通っていました。ご近所の先生が自宅でなさっている、小さな教室です。


そして先日からきょーこが、習字教室に通い始めました。もちろん、れいこがお世話になっていた、同じ先生です。

半年あまり(?)硬筆を練習して、最近ようやく毛筆を始めました。下の写真は、毛筆3日目の作品です。


2年生の毛筆3日目にしては、なかなかのものだと思いません?(笑)
初日の作品(写真は撮らないまま廃棄…)を見たときも、「いきなりこれだけ書けるとは、大したもんじゃ!」と思いましたが、これもなかなか。

きょーこが元気に育ち、れいこの通っていたこの教室で頑張っていることを、とても嬉しく思います。