2014-05-27

つくばの長期研修に参加します!

筑波大学が毎年行っている大学図書館職員長期研修に、この夏参加できることになりました。今日は、そのご報告です。


珍しく2日連続で投稿したと思えば、昨日に続いて、今日も私的な話でスミマセン・・・。


★大学図書館職員長期研修@筑波大学


大学図書館業界の方に、この研修の説明は不要ですよね。公式サイトにはその目的が、以下のように記されています。

全国の国立大学図書館等の中堅職員に対し,学術情報に関する最新の知識を教授するとともに,図書館経営・情報サービスの在り方について再教育を行い,職員の資質とマネジメント・企画等の能力の向上を図ることにより,大学図書館等の情報提供サービス体制を充実させることを目的とする。

要は中堅どころを日本中から集めて、2週間缶詰にして再教育する、と。(笑)
定員は35名程度ですが、噂に聞く範囲ではおおむね国立大学図書館員ばかりで、私学の図書館員は例年5名程度のようです。

これも又聞きですが、元々国立大学図書館員を主な対象とした研修で、私学にも一部門戸を開いている、という感じのようです(あくまで噂話程度ですので、話半分でお聞きください)。
もしそうなら、こうした研修を私学にも開いている姿勢は、高く評価されてしかるべきですね。素晴らしいです!


私は今年、異動の影響で申し込みやすくなっていましたので、思い切って申請をしてみました。
9年ぶりの大学図書館復帰で応募資格ができたこと、異動したてで2週間抜けても比較的職場への影響が少ないこと、学内での身分が変わって参加しやすくなったこと(研修が想定する「係長」ではないですが)。
それらに加えて、何より私自身が、学びの必要性を強く感じていることが最大の理由です。

幸い書類選考で落とされることもなく、受講が決定しましたので、つくばで2週間頑張ってきます。先生方、一緒に受講される皆さん、どうぞよろしくお願いします!



★そして、宴会も


せっかく関東に2週間も滞在するのですから、いろいろな方々とご縁を深めておきませんとね。
公式プログラムで、初日夜に交流会を設けてくださっている点には、配慮を感じています。人の繋がりは、何よりも大切ですからね。

ところで受講生名簿を見ると、自分以外の受講生35人中、何と11人が知人でした!
前夜からつくば入りする方も多いようですので、早速非公式の「前夜祭」を企画中です(ただの飲み会)。

知人には全員声をかけましたが、他の受講生でこのブログを見られた方がいらしたら、ぜひご一緒しませんか?ご希望でしたら、karatekalibrarian@gmail.comへメールをください。


他にも研修期間中に、秋葉原辺りで一度、(長期研修とは関係なく)図書館員の交流会を企画しようと思っています。
つくばは今や秋葉原に直結ですので、できないことはないですよね?追ってこのブログやTwitter@karatelibrarianでご案内しますので、関東の皆さま、ぜひチェックください。


関東にいるメリットをフル活用して、大勢の皆さんと出会い、学びたいと思っています。かのS沼さんが館長をされている世界の童話図書館@西葛西駅前にも行きたいですし、研修・懇親会以外でも図書館活動を頑張ってきます〜。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

義父とのお別れ以来、頻繁にれいこのことを思い出します。大人ですら辛く苦しい闘病を、小さな子どもがあれだけよく頑張ったと思うと、つい涙が出ます。きっと僕たちを心配させまいと、その辛さや恐怖を口に出せなかったのでしょう。



今となっては、私たちにできることは、れいこのことを忘れないこと、毎日声をかけてやることくらいです。
来月には「れいこパーティー!」を行って、れいこの友達やお世話になった方々にお越し頂き、れいこが寂しい思いをしないようにしてやりたいと思います。

そうそう、「れいこパーティー!」の日程を決定しました。
れいこのセカンド・バースデーである6月6日(金)と6月8日(日)です。きょーこもいますので、昨年より少し短い時間帯にする予定です。

追ってこのブログやTwitter@fight_Reikoでご案内しますので、ぜひお越しください。

2014-05-26

義父のこと、「れいこパーティー!」のこと

今日はまた、わが家とれいこの話です。図書館の話は、お休みさせてもらいますので、ご容赦ください。




★義父の旅立ち


いささか唐突ですが、先週末、義父がれいこのところへ旅立ちました。
1年ほど前から病気を患っていて、闘病を続けていたのですが、残念ながらとうとう力尽きました。今はただ、安らかに眠って欲しいという思いばかりです。

義父は口数が多くはありませんでしたが、長女のパートナーでもある私のことを、割と気にかけてくれていたようでした。亡くなる少し前に、自分の一番お気に入りの時計を私に持たせてくれたことが、忘れられません。

しかしいささか薄情ながら、こうなってしまったからには、義父よりも義母と妻のことが気になります。
特に妻はれいこが星になって以来、ずっと心に負った深い傷が癒えず、今回のことも心配です。妻は少し前から、介護休業を取得して実家に帰っており、きょーこ連れで病院に泊まり込んだりもしていました。れいこのことがあり、義父に対しても特別な思いがあったようです。

義父の葬儀のときには、私ですら、れいこのことをいろいろと思い出して大変でした。火葬場で強いフラッシュバックを感じ、恥ずかしながらしばらく座り込んでしまったほどでした。

れいこのことと義父のことで、妻が受けたダメージは、私とは比べものにならないでしょう。これから、時間をかけて少しずつでも心を落ち着かせてもらいたいと思います。


そんな私たちの救いは、きょーこの存在です。きょーこがいることが、どれほど私たちに光を与えてくれていることか。
生まれてきてくれて本当にありがとう、きょーこ。


★今年もやります、「れいこパーティー!」


前回の記事でも少し書きましたが、今年も「れいこパーティー!」を開催したいと思っています。


私たちがれいことお別れをした日から、もう2年になろうとしています。
れいこのセカンド・バースデー(れいことお別れした6月6日)とその前後の週末のどこかで、れいこを囲んでみんなでパーティーをしたいと考えています。
(今のところ6月6日(金)は確定で、それに加えて6月8日(日)で調整中です)

パーティーについては、昨年とほぼ同じ方法になると思いますが、日程等を含め、追ってこのブログやTwitter@fight_Reikoでご案内差し上げます。
前回の記事で、病人がいるので中止もあり得る・・・と書きましたが、それは義父のことでした。ですので、予定どおり開催します)

皆さん、ぜひれいことお茶でも飲みにいらしてください。きっとれいこも、喜んでくれると思います。
それからパーティーでは、ぜひきょーこにも会ってやってください。れいこの自慢の妹ですからね〜!

2014-05-22

もう当たり前。図書館の「連携」
(図書館総合展フォーラム2014 in 岡山 参加報告)

5月18日(日)に、図書館総合展フォーラム2014 in 岡山へ行ってきました。


このところ、身内に重い病人がいて外出を控えているのですが、今回はこの貴重な機会を逃すこともできず、ちょっと無理をして参加しました。私も、図書館総合展運営協力委員の端くれですからね!


★この日の内容


いつもいつも、素晴らしいコンテンツを提供してくれる図書館総合展。今回も期待に違わず、素晴らしいフォーラムでした。
今回は中国地方ということで集客的にはいささか条件が悪かったはずですが(失礼!)、約300人もの関係者が集まり、会場のホールもほぼ満席になっていました。


当日の講演や討論内容については、とうてい詳しくレポートしきれません。公式サイトの開催報告ページにて、当日資料やTwitterのまとめがご覧になれますので、ぜひそちらを。
(こうして資料等を極力公開する姿勢も、図書館総合展のとても素晴らしいところの一つだと思います)

一言だけ言っておきますと、この日のご講演や討論はとても素晴らしいものでした。
嶋田さんの基調講演しかり、大園隼彦さん、久戸瀬瑞季さん、高橋真太郎さん、谷一文子さんたちのパネルディスカッションしかり、岡本真さんのコーディネートぶりしかり。

皆さんのお話は、素直に頷ける内容が多かったことが印象的でした。いかにユーザーさんの満足を高めるか、いかに社会のニーズに応えていくかという点にこだわった取り組みが多く、共感するところ大でした。


★思ったこと3点


この日の討論をお聞きして、私なりに感じたことが3点あります。

  • 図書館の「連携」は、もはや前提条件

    数年前に、しきりと訴えられた感のある図書館の「連携」。この日の討論では、もはやそれらは前提条件となっており、その必要性についての議論は行われませんでした。話されたのは、いかにしてどう「連携」するか、でした。
    ここで言う「連携」は、図書館同士と言うより、むしろ図書館外との「連携」です。いかに地域社会と「連携」し、そのニーズを満たして行くか、ということでしょう。
    この日はそうした文脈で討論がなされ、図書館界がまた一つ次のステージへ進んだとも思えました。感無量です。

  • 大学・短大図書館は、地域社会との連携をどう促進するのか

    地域社会との「連携」において、図書館はどのように貢献していくのか議論をするとき、その主役はやはり公共図書館になりがちです。ですがこの議論は、公共図書館だけに留めるべきではありません。
    いかに大学・短大の世界にこの文脈を持ち込み、社会をより良いものに変えるための貢献をするのか、それを私たちライブラリアン(とりわけ、大学図書館員)自身が考えなくてはいけないと思います。
    もちろん、学校図書館・専門図書館など、他館種にも同様のことが言えるでしょうが、特に大学図書館がそのことを考えなければいけません。

  • 場としての図書館機能が注目される中、オンラインの資源をどう活用するのか

    図書館に求められる役割は、従来の図書を中心とした機能から、情報と人、人と人を繋ぐ場へシフトつつあります。そうした空間としての機能が高まる中、Web上の情報など、オンラインの資源をどのように提供・サポートし、その空間に役立てていくべきでしょうか。
    一般論で言えば図書館には、Web上の情報を入手したり、加工・編集・発信したりするための環境については、まだまだ発展途上と言えるでしょう。
    図書館にPCを置くだけでは、情報サービスとは言えません。図書館は、自身が進める「連携」の中で何をしていけるのでしょうか。私たちは、さらに議論することが必要だと思います。



★感謝


最後に、感謝の言葉を。

まず、お会いすることのできた皆さまへ。特に、初めてご挨拶のできた方、ありがとうございました。こうした場でお会いできたことを、とても嬉しく思っています。

そして、出展くださった企業・団体の皆さま、後援等の関連団体の皆さま、ありがとうございました。 皆さんのご協力なしには、図書館総合展は成り立ちません。物心両面で図書館総合展を支え、また日頃から図書館界を支えてくださっていることに、深く感謝します。

最後に図書館総合展運営委員と、チームきびだんごの皆さまへ。
これだけのフォーラムを地方開催することは、さぞや大変なことであろうとお察しします。特に今回は、チームきびだんごの皆さんが、並々ならぬご尽力をくださったと伺っています。ありがとうございました!


★(おまけ)図書館総合展運営協力委員でいるということ


私も運営協力委員になって、僅かながらも運営サイドの大変さが見えるようになり、改めて関係者の皆さんへの感謝が深まったところです。微力ながら恩返しするためにも、今後も広報を中心に協力していきます。

(今回も、ブログに紹介記事を書いて、ソーシャルメディアでそれを何度も流しました。少しだけでも、動員・周知に協力できていれば、いいのですが)

これに関連して、ちょっと気になっていることが。
他の運営協力委員の皆さんは、図書館総合展に対してどんなオファー/サポートをされているのでしょう・・・?皆さんが、それぞれ見えないところで頑張ってくださっているとは思うのですが、私にはそれがあまり見えませんでした。

各種ソーシャルメディアやMLなどのおかげで、広報したり意見や感想を述べたりすることは、とても簡単です。ぜひ積極的に発信し、「運営協力委員も頑張ってるなあ!さすが図書館総合展!」と言ってもらえるようにしたいですね。

私たちはそれぞれ、複数の運営委員の推薦を頂いて、運営協力委員になっています。その期待に応えるべく、かつまた自分で引き受けた責務を果たすべく、みんなで頑張っていきたいですね。
運営協力委員もお互いに声を掛け合って、一緒に素晴らしい図書館総合展をつくっていきましょう!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今年も、6月6日が近づいてきました。私たちが、れいことお別れをした日です。あれから、もう2年になろうとしています。


今年も昨年に引き続き、れいこを囲んで賑やかに騒ぐ「れいこパーティー!」を開催したいと思います。
パーティーの内容は昨年と同じです。6月6日(金)とその前後の週末のどこかで、れいこを囲みたいと考えています。詳しくは、追ってこのブログやTwitter@fight_Reikoで案内します。

皆さんが来られてわが家でパーティーをしてくれれば、れいこもきっと大喜びです。ぜひぜひ、お気軽にいらしてくださいね〜。

一つだけ、お願いがあります。
冒頭でも書きましたように、今私たちの身内には、病人がいます。実家のことですのでパーティーには直接の支障はないのですが、万一のときには、「れいこパーティー!」を急に中止させて頂く場合があります。

中止の場合は、このブログやTwitter@fight_Reikoで案内しますので、必ずお越しになる前にご確認ください。
特に直前になった場合は、ブログすらアップする間もないかもしれません。その場合も、Twitter@fight_Reikoにだけは情報を流しますので、ご確認の上ご参加くださいますよう、お願いします。

それでは皆さま、続報をお待ちください。れいこを囲んで楽しい時間を過ごしましょう!

2014-05-05

図書館総合展フォーラム2014 in 岡山へ行こう!

皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
私は、先日ご案内していたライブラリアンの交流会@ナゴヤに参加してきました。気心の知れた仲間たちとのひととき、そして新しい出会いは、とても楽しいものでした。


この交流会は、「東海ライブラリアンおもてなし隊」の第1回として開催されました。昨年私が立ち上げた「関西ライブラリアンおもてなし隊」から生まれたこの企画、ご縁が広がっていくことが本当に嬉しいです。

もっともっとライブラリアンのご縁が広がり、それがより良い図書館をつくり、そしてより良い社会に繋がりますように!



★図書館総合展フォーラム2014 in 岡山


さて、いよいよ図書館総合展フォーラム2014 in 岡山まで、あと2週間足らずとなりました。私は図書館総合展運営協力委員でもありますので、皆さんにもぜひ同フォーラムに足を運んで頂きたいと思っています。

図書館関係者の皆さんなら、図書館総合展のことはご存じですよね。ここでは、多くのフォーラム、プレゼン、関連諸団体・企業さんのブース出展、ポスターセッションなどが行われています。
来場者も約3万人となっており、今や日本の図書館界で最大のイベントと言っていいでしょう。

図書館総合展には、私もほぼ毎年参加していますので、その魅力はこの場で綴ってきたところです。前回についても、6回に渡る報告をしたり、ダイトケンでの「図書館総合展シェア会@大阪」や「日本一早いシェア会@東京」など、いくつかの関連イベントを開催したりしました。


★地方フォーラムの魅力


全国各地で開催される図書館総合展フォーラムには、また一つ違った魅力があります。
それは、開催地の図書館・人材が協力して運営に当たっていることです。各地でコア的に活躍するライブラリアンが多く登壇したり、地域の人材がその視点にもとづいた運営をしたりしています。

今回で言えば、中国地方きってのライブラリアン・嶋田学さんが基調講演をされるということに、それが端的に表れていると言っていいでしょう。
また、フロアにもご当地のライブラリアンが多く参加しますので、他地域から訪れる参加者にとっては、開催地のライブラリアンとの交流を深める絶好の機会にもなります。

こうした人とのつながりという面でも、図書館総合展フォーラムには魅力があります。パシフィコ横浜とはまたひと味違う図書館総合展フォーラムに、ぜひ足を運んでください。
今回は日曜開催でもあり、参加しやすい方も多いのではないでしょうか。特に西日本なら、日帰りでも楽々です。皆さんぜひ、気軽に岡山を訪れてはいかがでしょうか?




★積極的な姿勢で参加を!


そのような図書館総合展ですが、(私的な考えを言えば、)参加される皆さんには「お客さん」として来て欲しくはありません。
図書館総合展公式サイトには、その目的として、以下のように記されています。

図書館総合展とは、図書館を使う人、図書館で働く人、図書館に関わる仕事をしている人達が、“図書館の今後”について考え、「新たなパートナーシップ」を築いていく場です。

この主旨に照らせば、私たちはゲストではなく、当事者として参加するべきでしょう。
せっかくのこうした貴重な場です。ただ単に講演だけ聞いて帰るのではなく、同じ世界の仲間と意見を交わし、一人でも友人を作ることが大切ではないでしょうか。

私的な考えではありますが、この辺りについては以前「図書館総合展の参加心得3ヶ条」として纏めていますので、よろしければぜひそちらもご覧ください。

そして皆さんぜひ、今月18日(日)に岡山でお会いしましょう!もちろん私も、参加しますよ〜。
(事前申し込みサイトは、こちらです)



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

この連休中に、きょーこは9ヶ月になりました。
大勢の皆さんに愛され、ここまで元気に育っています。


来月には、れいこが星になって2年になります。
去年、「れいこパーティー!」に集まって頂いてから、はや1年・・・毎日ため息をつきながらも、頑張っています。
れいこを失った悲しみが消えることはありませんが、きょーこのおかげで、ずいぶんと救われています。

今は、このきょーこの元気な成長を、ただただ願うばかりです。
れいこ〜、きょーこを見守ってやってな〜!