2014-01-26

勉強会に参加するときの心構え的Tips(連載・図書館員のセルフブランティング8)

「連載・図書館員のセルフブランティング」第8回目です。
この連載も、少し数が増えてきましたし飛び飛びに書いていますので、判りにくくなってきました。そこで、このページ右側にある「投稿テーマ」という欄に、「連載・図書館員のセルフブランティング」というカテゴリーをつくってみました。いかがでしょうね?




★勉強会の目的


さて今回は、勉強会に参加するときの心がけ的なものについて、書いてみます(運営サイドではなく、一般の来場者の心がけとしてご覧ください)。

当たり前のことですが、勉強会などに参加するときには、目的がありますよね。
私が考える目的は、2つ。1つ目は、直接的な知識・情報を仕入れること。そして2つ目は、知人をつくり交流を深めること。そして私は、2つ目の方がより重要なことだと考えています。

交流を深めることは、自分を知ってもらうことです。こうした勉強会などに参加することは、自分にとってアピールの機会でもあります。そして、ちょっとした心がけだけで、その結果も違ってきます。


★心構え的Tips


以下、勉強会に参加するときに、私が心がけていることを記します。
  1. 予習
    最低限、講師についてはどんな分野の人か、どんな活動をされているのか知っておくべきですね。GoogleやCiNiiなどで書かれたものを調べ、読んでおきましょう。
    また、講演内容やその勉強会の主催団体などについても、必要に応じ予習しておきましょう。

  2. 名刺の準備
    当日、絶対に名刺を忘れてはいけません。名刺は最低限の営業ツールであり、相手へのメッセージです。公的な名刺だけでなく、連載第5回でご紹介したマイ名刺を、充分な枚数用意しておきましょう。
    持ち忘れのないよう、使う可能性のあるバック類すべてに名刺を常備しておくことをお勧めします。

  3. (求めがあれば)裏方の手伝い
    受付など、当日の手伝いを募集していることがあります。運営サイドとお近づきになるチャンス、ぜひ挙手しましょう。

  4. できるだけ前の席に着席
    講師に覚えてもらいたいと思ったら、当然前の方に着席するべきです。最前列ど真ん中、という露骨な作戦もアリです。また、講演内容に頷くなど大きなリアクションによって、講師とのコミュニケーションを取ることができます(=自分の印象づけ)。

  5. 講師には休み時間中に挨拶
    講師とご縁をつくりたい場合、講演後にすぐに挨拶にいきましょう。休憩時間があるときは、それを逃さず。閉会後に挨拶などと悠長なことを考えてはいけません。講師であっても、懇親会に出られなかったり、途中退席される場合もあるからです。
    挨拶待ち行列に並ばなければいけないこともありますが、そんなときほどチャンスです。講師にとって、並んでまで自分と話したいと思ってくれた方々は特別な存在で、よく覚えているものです。マイ名刺があれば、その印象はさらに強まります。

  6. 休み時間に初対面の人に挨拶
    講師への挨拶が済んだ後は、初対面の人に挨拶しましょう。隣の席の方に、「さっきの話は・・・」とさり気なく声をかけ、名刺交換もしましょう。

  7. 質疑応答で挙手
    講演の後の質疑応答では、挙手するべきです。必ず質問をする、という気持ちで講演を聞きましょう。質問するのは、自分の疑問解消・理解促進のためですが、その質問・回答を参加者で共有することで大勢が学べ、勉強会も活性化します。
    質問することは、講師・運営者・参加者に自分の積極的な姿勢をアピールできることでもあります。

    とある勉強会で質問が私からしか出なかったときに、講師からこんなことを言ってもらったことがあります。
    「こうした場で質問し、疑問や回答を共有することが重要。井上さんはこうした場で挙手し続けることで、存在感を高めている。皆さんも、ぜひ」とのこと。いささか過分ですが、自分の信念を代弁してもらえた思いです。

  8. 懇親会に参加
    懇親会がある場合、必ず参加しましょう。ビールをご一緒しながら話せば、大勢の方々とぐっと親しくなることができます。また、日中には話せない実情やオフレコ話なども、聞ける場合も多いです。

  9. お礼のメール
    勉強会後は、必ずお礼のメールを送りましょう。講師はもちろん、事務局やご挨拶できた方々にも、です。できればその日の晩、遅くとも翌日に。
    ちなみに私、「1-7-30-180ルール」というマイルールをつくって、自分に義務化しています(このルールに付いては、またの機会に)。

  10. facebookで友達リクエスト
    最近、facebookユーザーがとても多くなりました。勉強会などでご一緒できた人はぜひfacebookで探し、「友達リクエスト」を出しましょう。facebookで友達になることで、ご縁が続きやすくなります。

  11. 学んだことや感想を発信
    これも重要なことですが、学んだ内容などを極力発信しましょう。Twitter、facebookもいいですが、私が一番薦めたいのはブログです。Twitterやfacebookは、基本的に遡ってみられることが少ないのに対し、ブログは記事がストックされて過去のものも読まれます。まだの方は、ぜひ一度挑戦してはいかがでしょうか。




★でも、これらのTipsは枝葉


私が考え、実践していることを紹介してみました。皆さんの参考になれば幸いです。

ですが併せて、お伝えしておきたいことがあります。
(今までも書いてきましたが)セルフブランティングは、自分を偽って飾り立てることが目的ではありません。セルフブランディングとは自分を見つめ、自分の長所や魅力(誰しもがそれぞれ必ず持っているものです)を把握した上で、それらにメッセージ性を持たせて伝えることだと思います。

今日説明した「Tips」は、言ってみれば、枝葉です。
セルフブランティングの幹は、自分を見つめ自身の魅力を高めていくことであり、それをしっかりと意識しておく必要があるでしょう。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

最近、よく2年くらい前の時点での、れいこの闘病のことを思い出します。
2年前の今の時期は発症から半年あまり、車椅子には乗っていたものの、まだ進行がそれほどなく比較的元気な状態でした。れいこが最後に私の実家を訪れたのも、このときでした。


かえすがえす、れいことの毎日が、宝物のような日々であったことを実感します。
毎日毎日れいこのことを思い出し、ため息をつきます。

でもだからこそ、今きょーことの時間を大切にし、毎日を一緒に送っていきたいと感じています。
ごく当たり前の日常の大切さ。れいこが、私たちに教えてくれたものです。

2014-01-24

ご参加ください、「井上さんを囲む会&図書館員と学芸員の交流会@和歌山」!

開催まで日にちがないのですが、今日はお誘いを。
私の敬愛するSさんが、「井上さんを囲む会&図書館員と学芸員の交流会@和歌山」を開催くださることになりました。どなたでも歓迎とのこと、ぜひご参加ください。



●井上さんを囲む会&図書館員と学芸員の交流会@和歌山

【開催主旨】
トサケン幹事長井上さんが和歌山にいらっしゃる予定があり、急遽、「井上さんを囲む会&図書館員と学芸員の交流会@和歌山」を下記のとおり開催することになりました。この機会に、図書館員と博物館学芸員の方々との交流も行いたいと考えています。ML連携in和歌山の小さな一歩にしたいと思います。

【日時】2014年1月31日(金)19:00-
【場所】JR和歌山駅付近(未定)
【参加資格】どなたでも歓迎

【会費】4,000〜5,000円程度(未定)
【お申し込み】1月29日(水)19時までに juns0085@yahoo.co.jp (幹事・志茂氏)宛メールにて。

現在すでに、10名ほどの参加お申し込みを頂いています。現段階では、図書館員・学芸員の比率は、半々です。
和歌山や大阪南部の皆さま、ぜひこの機にご一緒しませんか?



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

このところ風邪気味のきょーこ、なかなかすっきり治りません。治ってきたかと思うと、またすぐに鼻水と咳が出てしまいます。


れいこも保育園の間は、よく風邪をもらってきたものです。
ひどいときには、ずいぶんと心配させられたことを思い出します。それも今となっては、懐かしい思い出になってしまいました。

きょーこ、お姉ちゃんの分まで元気に育つんやで〜!!

2014-01-20

研究会+メーリングリストのメンバーになろう(連載・図書館員のセルフブランティング7)

前回は、「図書館員よ、外へ出よう!」と題して連載第6回をお送りしました。
今回はその続きとしてもう少し具体的なアクション、研究会・メーリングリストのメンバーになることについて記してみます。




★研究会のメンバーになろう


今回の内容は、前回記した内容と近いものです。
図書館に関する勉強会やセミナーなどは、非常にたくさんあります。今回私が参加をお勧めしたいのは、一発もののセミナーなどでなく、継続的な活動をしている研究会などのメンバーになろう、ということです。

研究会と言っても、そんなに身構えることはありません。要は、有志の勉強会です。
例えば、ダイトケン(大学図書館問題研究会)トサケン(図書館サービス計画研究所)などがそうですね。

最初は、1回だけのゲスト参加などで構いません。ゲスト参加してみて、そこの人たちとうまくやれそうだったら、思い切って入会してみましょう。
多くの研究会などでは、年会費はせいぜい数千円です。直接的な知識はもとより仲間づくりの視点からも、自分への投資と思って、ぜひチャレンジしてみませんか?


★いろいろな活動をしよう


さて、ここからが本番です。
こうした研究会は継続的な活動をしているので、会の運営のための仕事があります。入会したら少しでいいので、そこで何か仕事をしてみましょう。○○委員だとか、イベントの世話人だとか。

自分たちで活動すれば、メンバー同士の交流も深まります。オープンな企画にすれば、全く面識のない人たちと出会える機会にもなります。
あなたが開催したイベントに飛び込んでくれた人は、世話をしてくれたあなたのことをきっと忘れません。

そのときに、「○○委員」などという肩書きがあれば、さらに印象づけられます。
私は肩書きそのものに意味があるとは思いませんが、初対面の相手へのメッセージ性という点では、とても効果的なものだと考えています。どうせ仕事をするのであれば、ぜひこうした肩書きも名乗ってしまいましょう。

私であれば、ダイトケン兵庫支部長+全国委員、トサケン幹事長+運営委員、図書館総合展運営協力委員関西ライブラリアンおもてなし隊隊長、エル・ライブラリー広報大臣など、公式・非公式の冠を持っています。
これらはただの看板であって本質ではないのですが、こう並べると何だか頑張っているっぽいでしょう?(笑)



いろいろな活動に取り組んでいるうちに、周りの人たちの見る目が変わります。特に、勉強会などイベントの主催はいいと思います。研究会のメンバーになり、イベントの主催をしているあなたを、周りはきっとリスペクトするでしょう。
もしかすると、活動を見てくれていた人から、思わぬお声がけを頂くことがあるかもしれません。いろいろな活動がさらに新しいチャンスを産むことは、自分の経験からも確信しています。

人と会うことの重要性は前回記したとおりですが、参加者ではなく運営サイドに回ることで、さらに強いアピールになります。言ってみれば、イベントを運用すること自体、セルフブランティングと言えるのではないでしょうか。


★メーリングリストに入ろう


それでも勉強会や研究会はハードルが高いと思われる場合は、メーリングリスト(以下、「ML」)に入ることだけでもしてみてはいかがでしょうか。

ダイトケンなど会費を取っている研究会のMLは、通常は会員限定のものです。ですが、トサケンやLifoなどのように、日常はMLでの情報交換が中心になっている有志グループもあります。まずは、それらに入ってはいかがでしょうか?

もちろん、メーリングリストでなくてもfacebookのグループなどであっても構いません。要はそうした場に加わって、何らかの発言、発信をすることが大事です。

今までも言ってきていますが、セルフブランティングは自分を過大に見せるのではなく、自分が持っている魅力や長所をしっかりとアピールすることです。例えWeb上でも、大勢が集う場で発言・発信することには意味があり、それが自身の魅力をPRすることになると思います。

ぜひこの機に何かの研究会、あるいはMLなどのグループに入ってみてはいかがでしょうか?


●次回は、一参加者として勉強会に加わるときのノウハウについて、述べてみたいと思います。勉強会に行くこと自体、セルフブランティングに繋げていくことができます。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

もうお気づきかもしれませんが、このブログのデザインを変更しました。
れいこの闘病に入ってから、タイトルを「空手家小学生の闘病記」としていたのですが、今回思い切って元に戻してみました。

画面右側に表示されているプロフィールも、れいこが闘病のときに書いたものでしたので、現状に即したものに改めました。

おかしくなっていた、画面右側のTwitterの表示欄やブログ内検索も修正しました。プリチーなきょーこの写真が写っているでしょう?(笑)
併せて、Twitter@karatelibrarianのプロフィールも修正しました。これもれいこの闘病の記載が中心になっていましたが、差し替えました。


これらは、れいこが星になってから、ずっと直さなければいけなかったものです。
ですがこうした闘病中のプロフィールを消すことで、れいこが明るく強く必死に病気と闘った日々を否定するような気がして、今まで取り組むことができませんでした。

年が変わったのを気に直そうと決意し、先日ようやくそれを果たしたものです。
れいこへの思いは今も変わりませんが、ほんの少し、前を向くことができたのかもしれません。

れいこ〜、お父ちゃんたちを応援していてやな!

2014-01-13

大学職員フォーラムへ参加してみました。
(高等教育研究会 2013年度大学職員フォーラム)

今回、高等教育研究会 2013年度大学職員フォーラムに参加してきましたので、そのレポートをしておきます。
「連載・図書館員のセルフブランティング」については、今回はお休みということで。




●今日一番、伝えたいこと

  • (大学)図書館員同士のネットワークは大事だけれど、大学/短大職員全体での繋がりも同じように大事。その交流によって、図書館だけにとらわれない大学/短大全体の運営という視点を持ちたい。
  • 勉強会などの自主的活動は、組織を強くするために非常に重要。評価は分かれるが、十分に貢献し得る。


★前振り的に


このイベントの正式名称は、高等教育研究会の2013年度大学職員フォーラム「大学職員個人の自発的活動・ネットワークはどのように大学を変えるのか?ー公的な組織・業務に対する個人の視点・ネットワークでの仕掛けを考えるー」でした(開催主旨等)。

昨今、ラーニング・コモンズの設置に見られるように、大学や大学図書館において、アクティブ・ラーニングの支援を中心とした新しい学習支援の動きが見られます。
私自身も以前から、大学/短大の図書館が学生さんを支援するためには、もっともっと教育に踏み込んでいかなければいけない、と強く感じていました。

教育現場のことを知らないライブラリアンがあまりにも多いですし(私自身そうですが)、何らかの形でもっと教育のデザインや運営について、関わり学んでいきたいと思っていました。

そんな矢先、前から気になっていた高等教育研究会が開催されるとのことで、京都まで出かけてきました。往復3時間以上かけて・・・。(涙)


★この日の内容


基調講演は、「組織変革につながる自主的活動とは」(南山大学大学院ビジネス研究科・安藤史江先生)で、とても魅力的なお話でした。
そもそもフォーマルな組織を、インフォーマルな勉強会等で補完する必要が生じているのは計画の失敗である、と指摘しつつ、条件が整えば自主的活動も成功し得ることをご説明くださいました。

とある自治体の成功例を詳細に説明しつつ、「すべての革新的な取り組み、アイディアは『既存価値』の否定・疑問から生まれる」、「自主的活動が組織成果として日の目を見るためには、組織による合法化が必要」、「活動の先の目指すレベル(目的地)は何かで、求められる出発地の在り方も変わる」といったお話を頂きました。



続いて、3件の事例報告がありました。詳しく紹介しきれませんが、いずれも示唆に満ちた事例でした。

  • 「事務系職員クラブ」を業務として位置付け設計した事例(佐賀大学総務部 末次剛健志氏)
  • 「風通しの良さ」をつくるために、自分の大学・公立大学全体の勉強会を立ち上げた事例(首都大学東京管理部 宮林常崇氏)
  • 飲み会以上勉強会未満の学内広場、知識教授よりコミュニケーション促進の「むすび塾」の事例(京都産業大学総務部 中原正樹氏)

実は私、自分の勤めるキャンパスで有志勉強会を立ち上げてみようかと思っているところです。この事例3件は、自分がやろうとしていることについて、たくさんのヒントを与えてくれました。

これらの事例に共通しているのは、中心になった人たちの情熱、そしてコンセプトがしっかりとできていたところです。その点が、何よりの成功の秘訣だと思いました。

全体を通してみれば、安藤先生に理論的なアプローチや事例への解説を頂いた上で、3つの実践報告を行うという構成が素晴らしかったです(人選を含めて)。
この日のコーディネーターでいらした京都大学・中元崇氏はじめ事務局の皆さんで、そうした構成を吟味されたのでしょう。講師陣だけでなく、コーディネーターや事務局の皆さんにも感謝したいと思います。

なお、当日のツイートのまとめを作成しておきましたので、併せてご覧ください。


★雑感的に


この日得たものの一つは、「今まで自分が勉強会などをインフォーマルにやってきたことは、決して間違っていなかった」という自己肯定感です。私の活動は、学内的には思いっきりアウトローですが、それにある種の後押しをもらったような。(笑)

インフォーマルな勉強会と言えども、組織にとって非常に有用な活動たりえますし、今後も積極的に学内外でアクションを起こしていきたいと思います。

一方でこうしたスタイルは、決してメインストリームではないことも感じました。組織にとってこうした活動は、やはり本来的なものではありません。公的な枠組みにするなり、組織のコンセンサスを得るなり、何らかの模索を図るべきなのかもしれません。今後、考えていきたいと思います。



また、大学/短大職員同士の繋がりや情報交換も、非常に大事だと感じました。
私は大勢のライブラリアンとはお付き合いがありますが、それ以外の部署に勤める方々とは、ほとんど接点がありません。一緒に飲んで話してみると、違う大学の図書館以外の方々との話も、非常に学ぶところ大でした。

今まで自分は、ひたすらライブラリアンのネットワークに拘ってきたところがありました。ですが今後は、こうした大学/短大職員のネットワークも大切にし、改めて大学/短大の運営を強く意識していきたいと思いました。

いろいろな形はあれど、私たち職員は繋がり学ぶことによってよりよい教育を提供し、社会に貢献しなければいけません。こうした場に出てくる熱心な方々と議論をすることで、そうした思いを再認識させてもらいました。
それは私のミッション+行動指針そのものでもあり、これからも頑張っていこうと決意を新たにしました。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
きょーこが生まれてから、はや5ヶ月半近く。昨日から、離乳食を始めました。


・・・と言っても初日ですから、重湯をほんのひとさじ分、飲ませただけです。これから少しずつ、離乳食らしいものにしていきます。

れいこのときは果汁などを飲ませていたのですが、今はあまりそうしないそうですね。13年ぶりの育児は、いろいろな違いが出ています。

れいこもその違いに驚きながらも、きょーこを見守ってくれているでしょう。

2014-01-11

図書館員よ、外へ出よう!(連載・図書館員のセルフブランディング6)

先日予告編でお伝えしましたように、今日から「連載・図書館員のセルフブランディング」を再開したいと思います。
再開第1回は、通算6回目となり、題して「図書館員よ、外へ出よう!」です。


過去の第1〜5回については、予告編からリンクを貼っていますので、そちらをご覧ください。


●今日一番、伝えたいこと

  • 職場以外の場所でいろいろな図書館活動に参加し、大勢のライブラリアンに会おう。
  • いろいろな人に会い、その人たちの魅力を知ることで、自分の魅力を高める。それがまた、自分のブランディングに繋がる。



★いろいろなライブラリアンに会おう


セルフブランティングを考えたときに、絶対にしなければいけないことがあります。それは、大勢のライブラリアンに会う、ということです。

例えば職場で研修会の案内が回っていたら、どうされていますか?
もし、ずっとスルーしてしまっているのでしたら、ちょっと関心のあるテーマの案内があったときに、思い切って手を挙げてみましょう。

あるいは、メーリングリストや雑誌などで、関心あるテーマの勉強会のことを知ったときは?これも思い切って、参加してみましょう。

職場に籠っていてはいけません。外へ出て、いろいろな図書館活動に参加しましょう!
職場の外には、いろいろな魅力を持った素晴らしいライブラリアンが大勢います。そうした人たちは、いろいろな場で活躍しています。研究会や有志グループなどに参加して、そうした人たちに出会いましょう。



★出会えた人から学ぶ


私も、いろいろな場で活躍されている方々から、いろいろと学び、教えを請うことができました。
そうして学んだことは、自分の財産になっていると思います。その財産が積み重なり大きくなっていくと、それがいつしか自分の魅力になってくるのだと思います。
外へ出ていろいろな人に会い、いろいろな活動に参加することそれ自体が、一つのセルフブランティングに繋がるとも言えるでしょう。

この連載では、アピールすることを重視して書いている面もありますが、それも自分に確立されたものがあってこそ。自分の魅力を創り上げながら、それをブランディングしていくべきだと思います。


大勢の方々から学び身に付けたものを糧にして、自分のミッションなどを作っていくことができれば、素晴らしいことですよね。そしてそれらを、ニックネームマイ名刺などで表現していければ、最高のセルフブランティングになると思います。

自主的にやっている研究会や勉強会でお会いする人は、積極的にこうした場に出てきている人たちです。そうした前向きマインドを持った人たちとお付き合いできれば、いろいろと学ぶことも多いはずです。
そういった方々にマイ名刺を渡して、自分が関心を持っていること、考えていることを伝えていければ、きっと双方のプラスになると思います。

セルフブランディングは、言葉で自分を飾るものではありません。
大勢と交流して自分の魅力を高めた上で、ミッションなどを通じて自分を見つけ、それをしっかりと伝えていくことだと考えています。
特に若手の皆さんには、外の場へ出ることで、自分を考えるきっかけにして欲しいと思っています。


次回は、いろいろな勉強会やMLへの参加について、書いてみたいと思います。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
先日記しましたきょーこの体調不良ですが、この2日ほどでずいぶんと良くなってきました。お気遣い頂きました皆さん、ありがとうございました。


ですが、禍福は何とやら。
きょーこが元気になってきたと思ったら、昨日は自分とお兄ちゃんがダウン。二人して仕事も学校もお休みして、寝て過ごしました。

きょーこを見習って早く治さんとね、れいこ!

2014-01-09

連載再開します!(連載・図書館員のセルフブランディング予告編)

今日は、予告だけ。

きょーこの誕生のバタバタで、すっかり冬眠してしまっていた、この「連載・図書館員のセルフブランディング」。「続編も書いて欲しい」といった嬉しいお声も頂いていますし、半年ぶりに再開していきたいと思います。



★過去の連載


この「連載・図書館員のセルフブランティング」は、過去5回に渡って私の気持ちを綴ってきました。書いていたのが2013年6〜7月ですので、もう一度振り返っておきましょう。


自分で書いておいて何ですが、今読み返しても、なかなか魅力的な内容のような。(笑)


★過分のお言葉


以前この連載を書き始めたときに、私が敬愛する田原市立図書館の豊田高広館長に、facebookにてシェア頂き、過分のお言葉を頂きました。以下、ご本人の許可を得て、掲載します。

<図書館員のセルフブランディング>

この連載はいいですね。特に、今、嘱託・臨時職員・契約社員の立場で働いている図書館員(公共図書館の場合、すでに7割に達する勢いで増えている)に、ぜひ読んでほしいと思います。厳しい状況は相変わらずだけど、その中でも生き抜いていくヒントがあると思うので。(もちろん、正規雇用されている図書館員には不要、という意味ではありません。)

若い図書館員と話していて、自己評価があまりに低い、これじゃ生きづらいだろう、と思うことがよくあります。この連載の初回で、井上さんは、セルフ・ブランディングに取り組むことで自分が好きになった、と書いておられましたが、自分への「好感」こそ、今の若い図書館員にいちばん必要なことしれません。

豊田館長がおっしゃるように、若手にこそ読んで欲しい、この私の気持ちを伝えたいと思って書いています。
(私もそんなことを言う年齢になったか・・・)

明日以降、第6回から再開していきますので、ぜひご覧ください!
第6回は、「図書館員よ、外へ出よう!」です。大勢に会い、自分の魅力を伝えていくことの大切さを、記したいと思います。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

とうとうきょーこが、風邪をひいてしまったようです。
鼻水と軽い咳、そのせいか割と慢性的にご機嫌ななめ。関係あるのかどうか、目やにも多く出ています。
体調不良による病院は初めてでしたが、幸いたいしたことはなさそうで、漢方などを処方してもらいました。


れいこが星になった経験をしたからかもしれませんが、きょーこのことが不安でたまりません。
今回のようにちょっと風邪をひいただけでも、もしかすると大きな病気なんじゃないかと、とても心配です。常に最悪の想像をしてしまい、多少のストレスを感じています。

健やかに、ただ健やかに。
私たちの願いは、ただそれだけです。

2014-01-06

人と人との繋がり。改めて感じる、その大切さ

長かった連休も終わり、今日から私も仕事始めです。
図書館で働くことに大きな喜びを感じている私ですが、それでもやはり連休明けは辛いです。(笑)




○人と人との繋がり。改めて感じる、その大切さ

今回のお話の元になったのは、ご存じエル・ライブラリーブログ記事「クリスマスに届いたブックトラック」です。


要は、愛知の某大学図書館員のNさん(※)が、エル・ライブラリーにブックトラックを寄贈した、という話です。ここに至るまでには、いろいろな人のつながりやご縁がありました。
(※)関係者にはバレバレですが、一応匿名にしておきます。(笑)


★繋がりが、次の繋がりへ


今回の経緯は、上記のエル・ライブラリーの記事をご覧ください。
非常に精力的なライブラリアンとして知られるNさんは、先日エル・ライブラリーのことを知り、サポート会員にもなってくれたところでした。そして、このNさんとエル・ライブラリーのご縁は、私を介してのものでした。


私とNさんとのお付き合いは、まだ1年余りです。
昨年の図書館総合展オプショナルバスツアーで、たまたま前後の席に座ったことがきっかけでした。後ろの席にいらしたNさんに声をかけて名刺交換をさせてもらったことで、親しくなりました。

あのとき、たまたまバスで前後に座ったという偶然が生んだご縁。
見ず知らずだったNさんに声をかける勇気を私が持たなかったら、私たちのご縁はなかったでしょうし、Nさんとエル・ライブラリーのご縁もなかったでしょう。

親しくなったばかりのNさんが、こうしてエル・ライブラリーを支えてくださったということ。人との繋がりが、また次の繋がりを生むのだ、と改めて感じられた出来事でした。




もっと言えば、このブックトラックのプレゼントという話が出たこと自体、大勢の繋がりがあったからです。

この図書館総合展大交流会2013をメインになって進めてくれたのはしぶたんでしたし、抽選でプレゼントを用意しようというアイディアはアカデミック・リソース・ガイド社の岡本真さんが出してくれました。
もちろんこの件は、ワゴンを寄贈くださったキハラ株式会社の木原社長のご厚意があってこそです。
今回の一件はすべて、人と人の繋がりが生んだもの、と言えるでしょう。


★自分のミッション+行動指針の意味を実感


私が自分のミッションとその行動指針に掲げる「情報に携わる人と人とを、とりわけライブラリアン同士をつなげる」こと。それがこうして目に見える形になり、とても嬉しいです。

自分が応援するエル・ライブラリーを支援する人が増えたことは喜ばしいことですし、Nさんと谷合館長が交流を深め合って得られるものは、それ以上でしょう。
自分がミッション・行動指針として掲げたことは、間違えていなかった、と実感できたエピソードとなりました。

Nさん、そしてこの素晴らしいエピソードを生んでくださった皆さん、ありがとうございました!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

6月6日は、れいことお別れをした日です。
以来、わが家では毎月6日は(ちょっとだけ)大切な日です。


今日1月6日は、れいこが星になって、1年と7ヶ月になる日です。
特別なことはしませんが、いつもよりもちょっとだけ、れいこに寄り添ってやりたいと思います。


2014-01-04

【ご案内】ワークショップ「新年度にはじめる、図書館のソーシャルメディア!」
(2014年ダイトケン関西3支部 新春合同例会)

新年の三ヶ日も終わり、今日から仕事という方も多いのではないでしょうか。
私は、妻の実家・愛知と私の実家・愛媛で、のんびりとしてきました。いろいろやりたいこともあったのですが、お約束どおり何も進まず・・・。(涙)




○【ご案内】ワークショップ「新年度にはじめる、図書館のソーシャルメディア!」

ダイトケンには関西で、京都・大阪・兵庫と3つの支部があります。毎年この3支部が一緒になり、新春合同例会を開催しています。
今年は、私が支部長をしています兵庫支部がメインとなって、以下のようなワークショップを企画しました。どなたでも歓迎ですので、ぜひご参加ください!


★開催要領


●2014年ダイトケン関西3支部 新春合同例会
 ワークショップ「新年度にはじめる、図書館のソーシャルメディア!」


Facebook、Twitter、ブログにLINE・・・世の中は、ソーシャルメディアで溢れかえっています。それなのに、多くの図書館はソーシャルメディアを使っていません。
ソーシャルメディアの魅力や可能性を知りながら、なかなか手を付けられないまま今に至っている・・・そんな図書館も多いのではないでしょうか。

そこで!
今回、図書館でソーシャルメディアを始めたいと思っている方々や、始めてみたけれどいろいろと悩んでいる方を中心にして、参加者みんなで考えるワークショップを開催します。

どんなことを考えなければならないか、どんなリスクがあるのか、どうやってそれを上司や教員に説明し説得するのか・・・いろいろな悩みを持ち寄り、シェアし、一緒に考える場にしたいと思います。
特に、ソーシャルメディアで一方的に情報発信をするだけでなく、利用者とのコミュニケーションを取る方法について、考えていければと思います。

このワークショップは、参加者自身が学び、気づき、考える場を目指します。
冒頭で話題提供と数件の事例報告を予定していますが、あくまで参加者が主役ですので、積極的な姿勢でご参加ください。

ここで自ら学んだこと、気づいたこと、そして考えたことによって、新年度に皆さんの図書館でソーシャルメディアが活用される―そんな場にしたいと思っています。


(参考)
このワークショップは、2013年8月のダイトケン全国大会ソーシャルメディア分科会をベースにし、議論をさらに深めていこうとするものです。
同分科会にご参加くださった方、参加できなかったけれどご関心を持たれた方、ぜひご参加ください。
なお、このブログでも上記分科会の報告をしていますので、併せてご覧ください。


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【日時】2014年2月11日(祝・火)13:30-17:00

【場所】関西学院大阪梅田キャンパス14階1408号室
 (JR大阪・阪急・地下鉄御堂筋・阪神の徒歩圏、アクセス良好!)

【参加資格】
 ダイトケン会員に限らず、どなたでもご参加になれますが、特に以下の方々を歓迎します。
 ・図書館でソーシャルメディアを始めたい方、興味がある方
 ・ソーシャルメディアを始めたものの運用などに悩みをお持ちの方

【参加費】無料
【定員】40名(先着順)

【ハッシュタグ】
 当日はTwitter推奨です。ハッシュタグは #ダイトケン です。

【事例報告募集】
 ソーシャルメディア導入済みの図書館の方に、5~10分の簡単な事例報告をお願いしたいと思います。ご報告頂ける方は、申込時にその旨お知らせください。
 (発表頂く方には、1月下旬〜末頃にお願いをする予定です。ご発表は、負担にならない範囲で結構です。時間をかけて準備頂く必要はありません)

【懇親会】
 終了後、懇親会を行います(4,000円程度、17:45開始20:00頃終了予定)。

【お申し込み】
 専用サイトにて、1月31日(金)までにお申し込みください。
【2月8日まで締切延長!】



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

年末年始の帰省で、いろいろとれいこのことを思い出します。
お爺ちゃんお婆ちゃんとの時間、大好きだった公園、一緒に食べたおせち料理・・・。


今はきょーこや甥・姪のおかげで賑やかな実家ですが、やはり寂しさは隠せません。
ここにれいこがいたらなあ・・・そればかり思う、年末年始でした。

2014-01-01

2013年私的振り返り+2014年抱負

皆さん、明けましておめでとうございます。
旧年中は、この拙いブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。また、れいこの闘病以来、ずっと応援してくださっている皆さま、ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。




○2013年、私的振り返り

2013年も、いろいろありました。2014年の抱負に先立って、まずは2013年の私的な振り返りをしておきます。
(手元に手帳などがなくて、ブログをもとにざっと遡りました。参加させて頂いたイベントのご報告ができていませんでしたら、ご容赦ください)


★1月


1月は修論を書き上げるのに必死で、図書館活動はほとんどできませんでした(締切前日になって、かろうじて提出・・・)。

そんな最中でしたが、元日にバブーちゃん(きょーこ)が誕生予定であることを、このブログでご報告することができました。
れいこが星になって半年あまり、ずっと応援くださっていた皆さんにこのご報告をできたことは、本当に嬉しいことでした。


★2月


2月には、提出した修論の最終口頭試問がありました。ヨレヨレながら、かろうじてクリアできました。
それが終わってからは、修論執筆中に自粛していた分を取り返す勢いで、いろいろなイベントに参加しました。日文研図書館見学「ガンバJLA関西」エル・ライブラリーたにあん館長も登場!)、「水に濡れた紙とフィルムの修復ワークショップ」兵庫県大学図書館協議会研修会「大学図書館は電子書籍をどう取り扱うか」に次々と参加しました。


★3月


通っていた大学院を、無事修了できました!(大阪市立大学大学院 創造都市研究科 都市情報学専攻 知識情報基盤研究分野・・・名前、長!)れいこのこともあり、一度は通学を断念しかけましたが、恩師・北克一先生の励ましとご指導のおかげで、何とか最後まで頑張ることができました。
先生はこの年度でご退職となり、最終講義+退官記念パーティーを経て、無事一緒に卒業(?)することができました。

図書館関連のイベントでは、古典籍研究会「リベラル・アーツ教育と図書館」日図研研究大会「図書館情報システムの最新技術と近未来の図書館システム」「まちづくりライブラリー@大阪府立大学」「図書館のデジタルアーカイブとウェブを活用した情報発信」「図書館利用教育実践セミナー」などに参加しました。

この春、れいこの卒業式がありました。先生方やみんなが一緒にれいこを送り出してくださり、忘れられない一日になりました。


★4月


望外にも、図書館総合展運営協力委員に任命頂きました!図書館業界最大イベントに、わずかながらも貢献することができるようになり、とても嬉しく光栄に思います。

愛知大学名古屋図書館見学会+トサケンオフ会を企画したり、「国立国会図書館サーチ:その開発経緯・機能・特長・今後」、「大阪大学グローバル・コモンズ見学&意見交換会」、「マイニング探検会 #34」「図書館の自由の『理念』と『現実』?ー伝家の宝刀を研ぐことは可能かー」MALUI名刺交換会に参加したりしました。

また、れいこがNHKラジオ第1に登場しました!
朝日新聞などで積極的な言論活動を続けられている高橋源一郎さんの特別企画「源ちゃんのゲンバ〜こどもホスピス〜」で、私たちをはじめ、病気と闘う子どもたちや親の気持ちをしっかりと汲み取って頂きました。




★5月


この月、自分のライブラリアン人生に、多大な影響を与える成果を出すことができました。自分自身のミッション+行動指針をまとめ上げられたのです。これは私にとって、次のステージへ進むための必須項目でした。

自分の主催イベントでは、私が支部長を務めるダイトケン兵庫支部での「図書館員行饂飩乃国讃岐(ライブラリアンが行く!香川うどんの旅)」トサケンオフ会@名古屋エル・ライブラリーお祝い+応援会がありました。
特に、エル・ライブラリーの図書館サポートフォーラム賞受賞のお祝い+応援会に、43名もの方々が駆け付けてくださったことは、望外の喜びでした。

他に、私立短期大学図書館協議会近畿地区研修会ダイトケン大阪支部例会「新学期ガイダンス」「まわしよみ新聞ワークショップ」ダイトケン京都支部ワンデイセミナー「『図書館活用法』授業評価活動~明治大学図書館におけるリテラシー教育評価の実践」などにも参加しました。


★6月


ダイトケン兵庫支部で、「ドライブで訪ねる、関学アカデミックコモンズ&兵庫教育大学PAO」を開催した他、「会員制図書館から何かくみ取るべし会」に参加しました。

ブログでは、「連載・図書館員のセルフブランディング」を開始しました(第1回第2回第3回第4回第5回)。この連載もしばらく途切れてしまっていますが、今年は再開します。
イベントではありませんが、日頃の思いをブログに綴った「あなたの所属している場所は?」「椅子の座り心地は、いかが?」に意外な反響がありました。

6月6日はれいこが星になってからちょうど1年でもあり、「れいこパーティー!」を開催したところ、合計55名もの方々がれいこに会いに来てくださいました。れいこもきっと、とても喜んでいたと思います。


★7月


きょーこを身ごもっていた妻の体調不良もあり、図書館活動を自粛していました。救急車2回、入院3回ではいたしかたなし、でした。
私の住んでいる宝塚市で、市役所への放火事件があり、図書館の危機管理について書いたこともありました。


★8月


8月は、今年最も忙しい月になりました。
何と言っても、れいこの妹・きょーこの誕生です!れいこを失って以来、ずっと寂しかった井上家が、久しぶりに笑顔で包まれました!

私立短期大学東海・北陸地区図書館協議会研修会の講師にお招き頂いたことも、とても貴重な機会でした。今まで人前でお話した機会は多かったものの、トサケンやダイトケンなど、言ってみれば身内での講師でした。完全な外部からお招き頂いたのはこれが初めてで、私にとっても大きな経験となりました。

他に自分が主催した企画では、ダイトケン全国大会「ソーシャルメディア分科会」「明日から変わる!図書館広報 即効クリニック」(ダイトケン兵庫支部例会兼トサケンセミナー)図書館員の交流会@名古屋0817などがあり、いずれも盛況となりました。




★9月


9月には、ダイトケン兵庫支部にて「海文堂さんで最後の買い物を楽しむ会」を主催しました。神戸の個性派書店として知られた海文堂さんの閉店のニュースは、とても寂しい出来事でしたが、最後にみんなで買い物を楽しめたことは良かったです。

他にこの月は、「図書館システムの脆弱性について考える」に参加しました。
この月は、自分の思いを書散らした文章を多くブログにアップしました。「『派遣さん』『委託さん』という呼び方」「接骨院>図書館?」、そして「そのネームプレート、変えてもらえませんか?」には驚くほど多くの反応を頂きました。

家庭のことでも、「きょーこの一ヶ月検診のこと、れいこのこと。」など、雑感を綴りました。


★10月


10月末から、図書館総合展を含めて1週間、関東図書館ツアーに出てきました(参加心得3か条その1その2その3その4その5その6)。

1週間の関東滞在中に、「図書館総合展大交流会2013」「版元×図書館 交流会@図書館総合展」「日本一早い図書館総合展シェア会@東京!」を開催しました。一番規模の大きな「図書館総合展大交流会2013」はサブ幹事でしたが(メイン幹事のしぶたん、ありがとう!)、3イベントで合計150名以上の参加を頂き、非常に充実した1週間となりました。

他にも、「未来図書館創造会議@未来フェス2013 in 京都」で登壇したり、「本の歴史〜形態の移り変わりを概観する〜」に参加したりと、10月は非常に充実した一ヶ月となりました。


★11月


11月初旬は、10月末からに引き続き、関東で図書館ツアーを楽しんでいました。
それ以降では何と言っても、「関西ライブラリアンおもてなし隊」を結成したことに尽きるでしょう。このブログ史上最高の366「いいね!」(2014年1月1日現在)を頂き、ツイートも多数拡散されました。
これまでに3回のおもてなし会を開催しただけでなく、東海・九州方面でもおもてなし会の設立の動きに繋がりました。


★12月


2つの図書館系雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)」「みんなの図書館」に記事を掲載頂きました。特に「LRG」は新連載「司書名鑑」の第1回にご指名頂き、非常に光栄に思っています。

その他、「図書館総合展シェア会@大阪!(ダイトケン兵庫+大阪支部合同例会)」を開催したり、兵庫県図書館協会研究集会「図書館ブランディングと図書館の役割」に参加したりしました。
また、「関西ライブラリアンおもてなし隊」に関連し、「東海で空手家さんをおもてなし&総合展シェア会」を開催頂きました。


★2013年のまとめ


さっと1年分のブログを振り返ってみました。2013年はいろいろな意味で、特別な年になりました。
やはり一番は、れいこの妹・きょーこの誕生です。れいこや私たちを応援くださっていた皆さんにこうした報告をすることができ、本当に嬉しいです。

図書館関係で言えば、自分自身でいろいろなイベントを企画できたことが、大きな収穫でした。自分がメインで開催したイベントだけでも十数件になり、自分自身を含めて多くの人たちにとっての学び・出会いの場を提供できたことは、何よりの喜びです。

加えて、私立短期大学図書館東海・北陸地区協議会の講師にお招き頂いたり、雑誌「LRG」・「みんなの図書館」に掲載頂いたりするなど、私個人としても大きな成果が得られました。こうした活動も自分自身のミッションに沿ったものであり、自分が目指すものに近い活動と評価していいと思います。

こうした様々な活動を通じ、2013年も多くの方々との出会いや、ご縁を深める機会がありました。本当に、感謝でいっぱいです。




○2014年の抱負

さて、こうした振り返りをしつつ、2014年の抱負を。
2014年の目標はただ一言、「自分のミッションどおりに活動する!」ということに尽きます!

【ミッション】
  情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!

【行動指針】
  • 図書館とWebを世界の二大情報源と位置づけ、そのスペシャリストであるライブラリアンも含めて、そのチカラと魅力を世界に伝える。
  • 情報に携わる人と人とを、とりわけライブラリアン同士をつなげる。
  • やるからには自身のプレゼンスも向上させ、一目置かれるライブラリアンになる。


私自身のミッションに対する思いは、こちらをご覧ください。

積極的に勉強会などに参加することもそうですが、様々なイベントを開催したり、アウトプットを行うことを意識していきたいと考えています。
8月に講師を務めたことなどにより、非公式ながらいくつか過分のお申し出も頂いています。こうしたチャンスも活かしつつ、ミッションに沿った活動を続けていきたいと思います。

また、このブログについては、以下の3点を目標にします。
  • 1エントリーあたりの文章量を抑え、コンパクトに要点を纏める。
  • その分、更新頻度を上げる。目標は、2日に1回!(かなり大きく出た!)
  • 単なる情報は抑え、自分の考えや気持ちを伝えることを重視する。

こうした目標を公言することで、少しでも自身の成長や前進に繋げていきたいと思います。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
昨年12月に決心してこのブログでも触れましたが、今年の抱負として再度宣言しておきましょう。

今年は毎日定時で帰宅し、きょーこや家族との時間を作ります。れいこのこともありましたし、家族との時間を大切にしたいと思います。
(ただし、勉強会やイベントを自粛することはせず、出かけるときにはしっかりと取り組みたいと思います)



このことは、すでに同僚には宣言済みです。
12月はほとんど17時台で職場を離れ、保育園にも私がお迎えに行くことができました。忙しいと言っていたらいつまでもできませんし、同僚の理解も得られましたので、今年はとにかくきょーこたちと一緒に過ごす時間を作ります!

れいこのことがあって、家族との時間がいかに大切なものか、恥ずかしながらようやく気付きました。幼いきょーことの時間を、家族みんなで一緒に過ごしたいと思います。


以上、ライブラリアンとして、一人の親として、昨年の振り返りと今年の抱負を記しました。皆さん、2014年もどうぞよろしくお願いいたします。