2023-12-24

ご参加ください! 佐賀・福岡・徳島・兵庫で図書館イベント+交流会!

(2024.1.28 福岡の研修会・交流会情報を追記)

先日の記事で、研修講師に尽力したい、と書いた私。

「口に出せば夢は叶う」などと言いますが、「講師をやりたい!」とあちこちで叫んでいたおかげでしょうか。最近、お引き受けし切れないほど、講師のお申し出を頂いています(感激!)。

イメージ画像:冬の湖

そうした研修や同時に行われる交流会などで、外部にオープンなものは、このブログでもお知らせしていきたいと思います。

今回はまず、佐賀県鳥栖市で開催される研修会・私的な交流会をご案内します。どなたでも歓迎ですので、ぜひご参加ください!

また、記事の最後に、これから兵庫・徳島・福岡で開催するイベント+私的交流会の予定も掲載します。こちらも、ぜひ。

 

★「空手家図書館員から学ぶスキルアップセミナー」

こんなネーミングを考えて頂き、とてもとても恐縮です…が、宣伝はしっかりやります!(笑)

久留米市・小郡市・基山町・鳥栖市の三市一町図書館協力協議会が開催されます、以下の研修会に講師としてお招き頂きました。どなたでも歓迎とのことですので、ぜひ。


★空手家図書館員から学ぶスキルアップセミナー

【テーマ】
「つながり、学び、自ら成長する図書館員になろう! ~スキルアップのためのマインドセット~」
【主催】
三市一町図書館協力協議会(久留米市・小郡市・基山町・鳥栖市)
【開催主旨】
近年、図書館に求められるものはますます多様化し、図書館員はこれまで以上に学び、成長することが課題とされています。
そこで今回、ユニークな活動を立ち上げ、多様なつながりや学びを提唱されている、井上昌彦氏を講師にお迎えすることとなりました。(同協議会チラシより)
【日時】
2024年1月26日(金)13:30-15:00
【場所】
鳥栖市立図書館 2階 視聴覚室
【参加対象】
「公共図書館、学校図書館等で図書館業務に携わる方」
(図書館情報学を履修されている方、図書館員を目指す方、大学図書館員なども大歓迎とのこと)
【定員】
30名程度(先着順)
【参加費】
無料
【お申し込み】
1月中旬頃 までに tosyokan■city.tosu.lg.jp (鳥栖市立図書館ご担当 中溝様・重松様) 宛メールにて(「■」となっている部分を、「@」に置き換えてください)。
お申し込みの際、お名前、(支障ない範囲で)ご所属・職名、当日も連絡のできるメールアドレスを書いてください。

【その他】
詳細は、鳥栖市立図書館公式サイトにてご確認ください。
同協議会の方のみ、公式サイト掲出の様式「出席者連絡票」にてお申し込み頂くことになっているそうですので、(上記の方法ではなく)協議会所定の方法でお申し込みください。

 

★私的交流会 in 鳥栖

せっかく佐賀へ伺うのですから、図書館関係者の交流会をしない訳にはいきませんよね!

同日夜に、私的な交流会を、鳥栖駅周辺で開催します。こちらのページから、お申し込みください。

交流会もご所属・ご身分によらず、どなたでも歓迎です。また、日中の研修会にご参加頂けない方も、大歓迎です。佐賀近隣の皆さん、ぜひ一緒に交流しましょう!

※この交流会は、同協議会が開催するものではなく、私が個人的に主催するものです。同協議会に、お問い合わせ・お申し込み等なさいませんよう。
※当然ながら、研修会とは別々に申し込みが必要です。

 

★兵庫・徳島・福岡でのイベント・交流会情報

ありがたいことに、これから年度末にかけて5-6件のイベント等に登壇する機会を頂く予定です。
そのうち、オープンのものや私的な交流会を開催するものについて、ご案内します。いずれも、どなたでも歓迎です。

特に交流会は、お一人で来られても寂しい思いはさせませんので、気軽にご参加ください!

※各予定の詳細は、追ってこの記事に追記しますので、後日再確認をお願いします。
追記が反映されない可能性がありますので、リロード(ページの再読み込み)をしてからご覧ください。



  • 【イベント】【兵庫】
  • 【私的交流会】【徳島】
    • 2024年1月17日(水)18:30- 徳島駅付近
    • 当日、徳島県下の某所で講師を務めた後、それとは無関係に行う私的交流会(受講者の会ではないので、お気軽に)。
    • 6-8人程度の小規模な交流会にする予定です。ご関心のある方は、 karatekalibrarian@gmail.com までお申し込みください。

  • 【図書館研修会+私的交流会】【福岡】
    • 2024年2月16日(金) 研修会=福岡女学院大学、交流会=博多駅近辺
    • 日中、福岡女学院大学にて、講師を務める予定。テーマは学術情報流通で、電子ジャーナル、オープンサイエンスなどの概況などをあまり詳しくない方向けに(大学図書館の方には簡単過ぎるかも…?)。研修にも、外部の方が参加できるようにする予定。 (2024.1.28追記)研修会のご案内
    • 夜は博多駅付近にて、私的な交流会を開催予定。日中の参加に関わらず、どなたでも歓迎。 (2024.1.28追記)交流会のご案内
    • 研修会・交流会とも、後日このページに案内を追記予定。

 

繰り返しますが、いずれもどなたでも歓迎です。
コロナ禍で何年も空手家に会っていないご友人の皆さん、初対面だけど一度会ってみようかという方、そのテーマの研修なら聞いてみようという方。ぜひお気軽に、ご参加ください!

(ご友人・ご同僚にこのページをシェアくださると、空手家から感謝されます!)

 

研修や交流会を通じ、図書館関係者の輪や学びが広がり、よりよい図書館、よりよい社会を創っていきたいです。
それはまさに、私のミッション「人をつないで図書館を、明るく楽しく前向きに!」そのものですから!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

毎年、年末年始頃には休みが取りやすいこともあって、れいこを連れてあちことへ出かけたものです。

スケートれいこ

スケートをしたり、牧場に行ったり、愛媛の実家に帰ったり。
楽しい時間を、たくさんたくさん過ごしました。

今も、れいこがいないことを受け止めることができません。

 

きょーこには、れいこの分まで、楽しい冬休みを過ごさせてやろうと思います。
きっとれいこが、それを願っていますから。

 

2023-10-29

4年ぶりの再会に感激!図書館総合展、対面開催!

とにかく感激、感謝です!

図書館総合展が、実に4年ぶりに対面開催されました。私もパシフィコ横浜に行って、大勢の仲間と再会することができました。

今日は、この感激と感謝、そしてこの図書館総合展での自分の登壇について、記します。

イメージ画像:横浜の夜景

 

★図書館総合展とは

このブログをご覧くださっている皆さんは、図書館総合展をよくご存じでしょう。図書館総合展は、「館種を越えた図書館界全体の交流・情報交換の場」で、図書館界最大のイベントとされています。

メイン会場となるパシフィコ横浜には、毎年各館種の図書館員や、出版・教育・システムなど関連分野の方々が多く集い、これからの図書館のあり方を議論したり、交流を深めたりしています。

それがここ3年間はコロナ禍の影響により、メイン会場であるパシフィコ横浜では開催はされませんでした。

 

★再会、また再会!

そのパシフィコ横浜での対面開催は、実に4年ぶりとあって、ものすごい熱量でした!

私もこの機を逃さず、2日ともに参加してきました(今年は2日だけの開催)。
いくつかのフォーラムに参加し、多くのブースを回り、夜は恒例の大交流会に参加しました。

2日間で再会した仲間は、100人はくだらないでしょう。
ほとんどの方とはコロナ禍以来お会いできていませんでしたから、仲間たちとの4-5年ぶりの再会には、もう感激するばかり!

数年ぶりにも関わらず、旧知の皆さんが変わらない調子で「空手家さ〜ん!」と声をかけてくださったこと、本当に嬉しかったです。
もちろん私だけでなく、誰もが声をかけ合い、互いに再会を喜んでいました。

 

再会のハイライトは、初日夜の大交流会でした。今年は80人を超える関係者が一堂に集まり、再会を喜び合いました。

この大交流会は、今までに多くの図書館関係者どうしを繋げてきた場です。またこの場が戻ってきたこと、本当に嬉しいことでした。

なお、今年も大交流会の主催者は、「しぶたん」こと澁田さんでした。
異動で図書館を離れられた今も、こうして 図書館関係者が交流を深める機会を設けてくださっています。

とりわけ今年は、大勢が再会する(もちろん、たくさんの新しい出会いも)貴重な場となり、しぶたんには感謝しかありません。しぶたん、今年も本当にありがとう!

 

★丸善雄松堂さんフォーラム

2日目には、丸善雄松堂さんのフォーラム「これからの地域のまなびを考える ー電子書籍がつなぐみらいー」に登壇しました(開催趣旨・登壇者等)。

丸善雄松堂さんとは、何度も入念な打ち合わせを重ねました。
電子書籍を切り口としつつも、単なる利用促進などにとどめず、今後の地域社会のまなびはどのようにあるべきか、という将来に向けた議論を試みました。

登壇前の自撮り写真

私の発表では、勤務先での事例を報告しつつ、議論の呼び水として以下の論点を提示しました。

  • 地域のまなびにおいて、電子書籍はどれくらい有用?
  • 電子書籍について、出版社・書店・図書館+利用者のWin-Winバランスは?
  • (空間としての)まなびの場、交流の場の意義は?
  • 現在の地域のまなびにおいて、(大学)図書館の役割は?

 

これらがどれくらい適切な論点だったかは別として、コーディネーターの山内先生、一緒に登壇してくださった村上館長、高田専務のおかげで、いくつかの議論ができたように思います。

一つ印象的だったのは、予想以上に「出版社・書店・図書館+利用者のWin-Winバランス」について、議論されたことでした。

電子書籍はビジネスモデルとして提供されているものである以上、持続的であることが不可欠です。図書館だけが(あるいは利用者だけが)良くなるよう考えることには、強く反対します。

ステークホルダー皆が折り合い、それぞれがメリットを享受するしかけを創らない限り、このモデルは絶対に成功を得られません。

前半でそう言及したところ、他のパネリスト、そしてフロアの皆さんがその点を受け止めてくださりつつ、議論が広がったように思います。

 

この日の論点は多岐にわたり、(当然ながら)地域のまなびや電子書籍について、結論めいたものが出た訳ではありません。

ただ、フロアを含めた議論により、多様な参加者一人ひとりが地域のまなびと電子書籍のあり方を考えることができたこと、この点は一定の評価ができるのではないでしょうか。

 

なお、このフォーラムを語るにあたって、見逃せない点があります。

それは、参加者が実に多様であったことです。 多くのフォーラムでは参加者のほとんどを図書館員が占め、もっぱらその視点での議論になりがちですが、 今回の参加者のお立場・ご所属・ご身分などは、実に多様でした。

こうした多様な人たちが多く議論に加わり、一緒に議論したことの意義は、見逃されるべきではないでしょう。丸善雄松堂さんのセンセプトが多くの方に響いた、ということなのでしょうね。

 

来場者の多様性に関連して、一つ感激したことがあります。

フォーラム後、私は大勢の方々から、名刺交換のお申し出を頂きました。私が名刺交換のお申し出をいただくのは、普段はほとんど図書館員からなのですが、今回は実にいろいろな方々からお声がけ頂き、驚かされました。

情報サービス会社、NPO、ライター、議員、ベンダー、電子系出版社、大学出版会…。
これは多様な来場者層が、そのまま名刺交換頂いた方々にも影響したのでしょう。とは言え、私にとってこうしたことは初めてで、多くの新しいご縁を頂き、とても感激しました!

(もう一つ言えば、後の方々はずいぶんお待ち頂いた上に、最後は廊下でのご挨拶となり、申し訳ありませんでした。ただ、そうまでして名刺交換くださったことは、これまた感激でもありました!)

 

そんなことで、自分自身にとってもよい学び、そして新たな出会いの場となりました。
貴重な機会を与えてくださった丸善雄松堂の皆さん、ご参加くださった皆さんに、改めてお礼申し上げます。

 

★図書館総合展を終えて(対面大事!)

今年の図書館総合展では、大勢の仲間と再会することができ、感無量の2日間でした。ご一緒くださった皆さん、本当にありがとうございました!

コロナ禍以降、オンラインでの勉強会やフォーラムなどが増えてきました。参加のしやすさなど、そのメリットを否定する気はありませんが、やはり対面ならではの良さを今回実感しました。

一堂に会してお互いの目を見ながら議論し、夜は仲間と杯を傾ける。そんなことの大切さを、コロナ禍によって再認識させられた格好でしょうか。
今後、オンラインを上手に併用しつつも、対面ならではの学びや交流を続けていければと思いました。

図書館総合展の事務局、スポンサー、そしてご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!皆さんとご一緒できましたこと、感謝でいっぱい、ただ感激です。ぜひまた、来年の図書館総合展でお会いしましょう!

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日10月20日は、れいこのバースデーでした。元気だったら、23歳になっていた、れいこ。

わしとれいこ

れいこのいないバースデーは、これでもう12回目。だんだんと、れいことの日々が遠ざかっていきます。

その間に、きょーこは10歳になりました。
れいこが病気になったときに10歳だったので、ここまできょーこが元気で育ってくれたことが嬉しいような、れいこのことを思い出して素直に喜べないような、そんな気持ちです。

このままきょーこが、れいこ姉ちゃんの分まで、元気に育ってくれますように。私たちの願いは、ただそれだけです。

 

2023-09-18

ご挨拶しても、それっきりじゃないですか…?名刺交換した人の96.2%から、メールを頂くワザ!

皆さん、研修会などで講師や隣の席の人と名刺交換したものの、それっきりになっていること、ありませんか?

むしろほとんどの方は、それが普通かもしれませんね。
勇気を出してやっと名刺交換したのに、それっきり…。3ヶ月も経てばお相手は、あなたのお名前やお顔はもちろん、会ったことすら思い出せなくなってしまいます。

イメージ画像:渓谷

 

★何のための名刺交換?

そもそも、皆さんは何のために名刺交換をしているのでしょうか?
この人と今後情報交換したい、この人からまた教わりたい、講師を頼みたい、こんな理由が多いのではないでしょうか。

それなのにほとんどの皆さんは、名刺交換をしても、それっきりですよね。長くお付き合い頂くどころか、数ヶ月後には完全に(そう、完全に!)忘れ去られている訳です。

1年後に何か聞きたいことが出てきたとして、果たしてその人にメールを送ったり、電話をかけたりできるでしょうか?
仮にあなたにその勇気があったとして、お相手はほとんど記憶もないあなたのために、ベストの回答をしてくれるでしょうか?

 

★もしメールのやり取りをできていたら…?

ところが、もし名刺交換をした人が、その直後にあなたにメールを送ってくださっていたら、どうでしょうか?

おそらくお相手は何となくでもあなたのことを覚えていて、こちらから連絡したときも、「ああ、あのときご一緒した…!」となるのではないでしょうか?

お相手があなたにメールを書いてくださるとしたら、必ずあなたのことを思い出しながら書いているはずです。
しかもメールには、ご所属やお名前を入力しますよね。メールを1通書いている間に、お相手は名刺交換をしたシーンを思い出し、あなたのことが記憶に刻まれます。

ですので、お相手からメールを頂けるとしたら、それは今後のお付き合いの可能性が広がったことを意味します。あなたにとって、それは本当に嬉しいことですよね!

 

そして今回、そんなあなたにご紹介したいワザがあります。
それは、名刺交換した人の96.2%(!)の方から、メールを頂く方法です。実に簡単で、あなたも今日から確実に実践できます。

ちなみに「96.2%」というのは、実測値です。このワザの効果を確認しようと一年間、名刺交換した方々のうち私にメールを送ってくださった方の人数を、実際にカウントしたものです(210人中、何と202人も!)。

これまでの研修講師の際にも、このワザについては度々紹介してきました。
先日のSPODフォーラムなど、これまで何度もご質問を頂きましたので、この機に記事にしておきます。

 

★初対面の人からメールを頂くワザとは!?

勿体ぶらず、説明しましょう。
実に簡単、そのワザとはズバリ、「あなたが先にメールを書く」、ただそれだけなのです。

メールには、特別なことを書く必要はありません。お礼の気持ちを手短に伝える、それだけで十分です。そうすれば、きっとお相手の方は、あなたにメールをくださいます。

 

「え、そんなことで…?」と思った方は、考えてみてください。

あなたが出張した翌朝出勤すると、昨日の研修で隣の席に座っていた人から、「お会いできて嬉しかったです、ありがとうございました」といったメールが届いていたら、どうでしょうか?
気の利いたことが書いていなくても嬉しいですし、あなたはきっとそのメールに返信しようと思いますよね?

人には、「返報性の法則」が働きます(好意などを受けた人は、相手に何かしらのお返しをしたくなる、という心理ですね)。
あなたがメールを送れば、お相手は返信するだけでなく、知らず知らずのうちにあなたにいい印象を持ち、記憶にも残ります。

 

★凡事徹底

驚くほどシンプルなこのワザ、どう思われましたか?

講演などでこの話をすると、多くの方が「何だ、そんなことか。どんなすごいテクニックかと思ったのに」といったお顔をされます。
ですが、そう思われたのであれば、失礼ながらその方は、本気で人とのご縁を作ろうとしていないのでしょう。

仮にも人に覚えてもらいたい、今後のお付き合いを願いたい、ということであれば、しかるべき努力をするべきです。お礼メール一つで覚えてもらえるものなら、それくらいお安いことではないでしょうか。

本当に人とのご縁を持ちたい方なら、「何だ、そんなことか」ではなく、「そんな手があったか!今日からは、俺もやっちゃる!」と受け止められるのでしょう。

 

「凡事徹底」という言葉があります。誰にでもできるような平凡なことを徹底して行う、ということです。

私は自分に特別な技能も才能もないことを理解していますが、マイ・ミッションに従い図書館界をよりよいものにするために、せめて人とのご縁だけは大切にしよう、と心に決めています。
お会いした全ての方々にメールを送り、感謝を伝えることは、そんな私にとっての「凡事徹底」です。

私はもう10年以上、名刺を頂いた図書館業界の仲間には、おそらく一人の例外もなくお礼メールを送っています。
また他にも、マイ名刺に拘ったり、「仲間になってくださいカード」を作ったりして、人とのご縁を大切にしようと努めています。

もし私が図書館界に多くの知己を得ているとすれば、こうした凡事の積み重ねの成果かもしれません。

 

…ということで、皆さんもぜひ、今日(!)から出会った人に、お礼メールを書くようにしてはどうでしょうか?

とは言えもちろん、1度メールのやり取りをしただけで、長期的な関係を築くことはできませんよね。
「ライブラリアン同士のご縁を大切にしちゃうぞプロジェクト」や「1-7-30-180」ルール(このブログでは書いたことがないかも?ご要望があれば、記事にします)など、ご縁を長く大切にすることも、併せて考えて頂ければ嬉しいです。

図書館員がつながり合い、学び合えるネットワークを自分たちで創ることで、よりよい図書館、よりよい社会を創っていきましょう!

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日、私がコロナに罹患して散々だったことを記事にしましたが、実はその少し前、きょーこも罹患していました。おそらく私は、娘からプレゼントを受け取っていたのでしょう。

きょーこは、熱がポンと一瞬上がったものの、ずっと元気でした。
もう4年生ですから、自分の部屋で別居生活をしてくれたのですが、その間もマンガを読んだりYoutubeを観たり、クッションと闘ったり。(笑)

親はあれこれ心配していたのですが、本人はケロッとしていましたね。そのうちに私がダウンしてしまいましたし、そろそろ親は自分たちの方を心配をするべきかもしれませんね。

きょーちゃん、れいこ姉ちゃんの分まで、元気に育ってやー!お父ちゃんたちが願っとるんは、ただそれだけやけんね!

 

2023-09-07

アレでダウンしてました…(ご報告とお詫び)

とあることで、大勢の方々にご迷惑をおかけしましたので、今回はそのご報告とお詫びです。

イメージ写真:サファリパーク

 

★ダウンしてました(現在進行形)

このご時世ですので、お察しかもしれませんが、コロナウィルスに感染しました。

土曜にパッと38度台の熱が出て、検査に行ったら陰性で。夜には平熱に戻ったので安心していたところ、翌朝には39度超になりました。
その夜はしんどさと喉の痛みで眠れないくらいになり、翌朝にはとうとう40度に!

ヨレヨレで這うように再検査に行ったところ、今度は陽性でした…。やっぱりね…。

病院ではやはり例の「発症から5日間は外出しないで」を、言われました。
それもあって、まだ自宅療養中です。4日間くらいはホントにしんどかったのですが、ようやく机に向かうことができるくらいにはなり、この記事を書いています。

 

★お詫び

今週は予定がいろいろあったので、ずいぶん大勢の方々に、ご迷惑をおかけしました。

まずは、本業から。
詳細は書けませんが、9月から、私のいる課は大きな転換点を迎えたところでした。こんなものでしょうか、名ばかりとは言えリーダーの私が、そのタイミングでダウンしてしまう、という失態でした。

せめてもの救いを挙げるなら、初日だけは元気で出勤でき、新メンバーを含めたみんなにアイス72本の差し入れができたことでしょうか。
「カシ出し」の大切さを訴える私、節目の日にみんなに喜んでもらえたことは、嬉しいことでした。w

また、本業とは別に、某図書館イベントの登壇打ち合わせがありましたのに、ドタキャンとなりました。まだ未公表かと思いますのでお名前等出しませんが、先生や運営の皆様にお詫び申し上げます。

 

大勢の方々にご迷惑をおかけした、という点では、福岡女学院大学さんの研修講師をキャンセルしたことが、一番申し訳ないことでした。

学内外から大勢のご参加予定だっただけに、本当にご迷惑をおかけすることとなりました。喉を激しく痛めたこともあり、オンライン開催への切り替えも提案できず、心苦しい限りです。

この研修当日に博多で、私が個人的に開催予定だった、図書館関係者の交流会も中止となりました。こちらも大勢の方々にご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

 

★せめて前向きに…

実は私、初めて外部から依頼を受けて講師を務めた研修が、ちょうど10年前の夏でした。
その間に数十回は講師を務めたと思いますが、これまで自分からキャンセルしたことは、ただの一度もありませんでした。
その意味でも今回のダウンは、自分自身に失望でした…。

こういうときは、自分の好きな言葉「人生に失敗なんてない。あるのは、成功と経験だけ」を思い出すようにします。
今回手痛い失敗でしたが、これも後になれば、いい経験なのかもしれません(ご迷惑をおかけしておいて言うことではないですが…)。

 

ところで気を取り直して、お伝えしたいことがあります。
ありがたいことに、この福岡女学院大学さんの研修は、もう一度チャンスを頂けることになりました!

研修を中止とせず、2月に延期する方向でご検討頂けることになったのです。参加予定だった皆さん、ご都合が合えばぜひまたご検討願えますでしょうか。今度こそ、体調を整えて万全で臨みます!

福岡女学院大学の皆さん、勝手をお許し頂いただけでなくこのようなご配慮まで、本当にありがとうございます!(申し訳ないやら、でも感謝でいっぱいやら)

 

さて今回の件では、月並みですが健康管理の大切さを改めて実感しました。
今でも人と近くで話すときは基本マスクをしていますし、ワクチンも合計4回打っていますので、それなりに気を遣っているつもりでしたが…結果的には大勢に迷惑をかけてしましました。

今後、今まで以上に健康管理には留意しようと思います。ご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今回ダウンしてから自宅の別室で、自主隔離生活を送っています。階下には家族がおり、声も聞こえてきますが、やはり一人で病気と闘うのは、辛いものですね。

振り返れば、れいこの1年ほどの闘病生活は、こんな毎日だったのかもしれません。
主な入院先は自宅から離れた大阪の病院で、夜間の家族滞在は認められておらず、れいこは一人の時間が長かったのです。

せめてれいこが眠るまでは、と夜は横で見守っていたものです。ですが遠方のため、翌朝早くにはなかなか来られませんでした。
れいこは夜中に目を覚ましても一人、朝起きても一人。家族もおらず、さぞ寂しい思いをしていたことでしょう。
私はたった数日ですがこうして一人で過ごし、今改めて当時のれいこの気持ちに思い至りました。

 

今思うと、自分がなぜあんな状況で仕事に行っていたのか、分かりません。
娘が大病を患っているのに、先の心配をして、仕事も続けていたのですからね(と言っても、欠勤になったくらい、仕事を放り出して病院に通ってはいましたが)。
今日の食費がないじゃなし、仕事なんて放り出して1秒でも長く、れいこと一緒にいてやれば良かったです。

れいこが星になってから10年余り、私はずっと後悔しています。おそらくこの先も、ずっと。きっと自分には、勇気がなかったのでしょう。

もし今、れいこと過ごせる時間が1日でも戻ってくるなら、私は自分の寿命全てを差し出しても、れいこと過ごすことを選ぶでしょう。これは本当に、心からそう思えます。

れいちゃん、お父ちゃんが一緒にいられないことが多かったの、ホントにごめんな。
もう一度会いたいよ、れいこ。

 

2023-09-03

3年半ぶりのリアル研修講師をやったら、もっと講師にチャレンジしたくなった件

先日、愛媛大学さんから貴重な機会をいただき、3年半ぶりに対面でのリアル研修講師を務めました。いろいろと思うところもあったので、記しておきます。

イメージ画像:青空

 

★SPODフォーラム

お話の機会を頂いたのは、SPODフォーラムという場です。四国の教職員が500人規模で集まる、おそらく四国で一番大きなFD/SDフォーラムです。

そのSPODフォーラムで、今年も「若手職員向け超入門! 研究者と学術情報流通」と題した講演を行いました。
初めて担当したのがもう4年前で、オンラインの年もありましたが、それ以来毎年ご依頼頂いています。

数年ぶりのSPODフォーラムの対面開催で、さらに私にとっては、実に3年半ぶり(!)のリアル研修講師でした。しかも故郷・愛媛での登壇とあって、今回は意気込んで臨みました。

 

★今年のねらい

今年は以下の2点を中心に、前年度の資料をブラッシュアップしました。

  1. 聞き手が理解しやすい流れに再構成
  2. これまで以上に聞き手を意識し、理解しやすくなるよう、構成を一から見直しました。地味な改善ながら、かなり流れが良くなりました。
    (聞き手をここまで意識できるようになったのは、何といっても日本プロフェショナル講師協会での学びの成果です!)

  3. 「3つの喫緊課題」を新設
  4. 私が講師をする研修で最も避けたいことは、聞き手が「ええ話、聞けたなー」と思っただけで終わり、次の行動に結びつかないことです。
    そこで、職場に持ち帰って議論してもらえるように、講演のうち早急な対応が必要な3点だけピックアップし、「3つの喫緊課題」に纏めました。受講の皆さんには宿題として、この「3つの喫緊課題」について他の人と情報/意見交換するよう、お願いしました。

講演スライドは、こちらからご覧になれます。

会場の様子

 

★講演を終えて

実に3年半ぶりのリアル研修講師、楽しみました!
さすがに最初は若干緊張気味で喋りも拙かったですが、すぐにいつもの調子(笑)に戻ったような気がします。

若手(今回の対象は入職数年の職員)に自分の知識や経験をお伝えし、考えて頂くことで、大学が良くなり社会が良くなるのかと思うと、本当に嬉しいことです。

貴重な機会を与えてくださった中井先生、毎年行き届いたサポートをしてくださる事務局の皆さん、本当にありがとうございました!


講演後、お若い方も名刺交換に来てくださいました。
感謝を伝えられましたが、感謝するのは私の方でしょう。こうして耳を傾けてくださる方々のためにも、また頑張っていこうと思いました。

 

余談ながら、同日夜は「えひめライブラリアンシップネットワーク」のリスタート・ミーティングを仲間と主催しました。
こちらもコロナで数年間活動できておらず、この日私が愛媛に帰るのに合わせて、リスタートの勉強会・懇親会を開催したものです。やっぱり、リアルでの学びと交流は、嬉しいですね!

 

★研修講師活動に打ち込みたい!

新年の決意表明でも触れましたが、自分がこれからどのように生きていくのか、どのように図書館界や社会に貢献していけるのか、毎日毎日考えています。

その中ではっきり固まってきたのが、研修講師活動に打ち込みたい、という気持ちです。今回のSPODフォーラムをやってみて、その気持ちはますます強くなりました。

 

上でも記しましたが、研修講師は自分の知識や経験を人に伝え、それによって図書館や大学、社会をより良いものに変えていける存在です。そんな魅力のある講師活動に、今まで以上に積極的に取り組みたい、と考えるようになりました。

(ここでも、昨年入会した日本プロフェショナル講師協会で、多くの研修講師(ほとんどがプロ!)に接し、その奥深さや魅力を学んだことが、強く影響しています)


そして何より私、講師をするのが好きなんですね!今回、改めて実感しました!
初めての方にお会いし、自分なりのメッセージを送り、ときには強く共感頂ける。誰かの役に立ち、喜んでもらえる。その場でそれを伝えられ、新たな交流が生まれる。これがとても嬉しく、講師の醍醐味だと感じます。

 

では今の私に、十分なスキルやマインドが備わっているのでしょうか?
残念ながら、まだまだ勉強中としか言えません。しかし、チャレンジしなければ何も生まれません。自転車のランプは漕がないと点かないのですから、自転車の横で待っていても仕方ないですよね?

実は今、小さなものや相談中のものも合わせれば、5件ほど講師・発表の機会を頂いています。これらにチャレンジしながら、少しずつ自身の成長にも繋げていければと思います。皆さん、研修の機会がありましたら、ぜひお声掛けください!


なお、私は研修講師を受けるに当たって、謝金・旅費ポリシーを定めていますので、併せてご覧ください(謝金など頂けなくても講師にチャレンジします、という宣言です!)。

 

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

きょーこも4年生になり、だいぶ一丁前の口をきくようになりました。
夏休みの宿題や塾の課題も自分でちゃんとやるから、親がスケジュール管理しなくてもいい、と。

そこまで言うので本人に任せてみたところ、何と始業式の朝、読書感想文を書いているではありませんか!
塾の課題は間に合いもせず。やらないまま、堂々と塾に行ったようです(塾に入った直後なのに!)。

どちらも終わってない気配がしていたのですが、失敗させたらいいと思い、あえて放置していました。そんな親の期待にバッチリ応えた、きょーこです。


我が子ながら、なかなかの大物。れいこもきっと、お空で笑いよるやろね。

まあ、ええ経験ができて良かったね、きょーこ!
(来年こそは大丈夫、と信じておるぞよ…)

2023-08-05

最高のワーク!「3つのいいこと」で、自分も周りもご機嫌に!

今回は、「図書館員を、笑顔にしたい!」の続編です。

図書館の皆さんに笑顔になってもらうため、ポジティブ心理学実践インストラクターでもある私から、一つワークを紹介します。

これは「3つのいいこと」としてポジティブ心理学でよく知られる、幸福度を高めるワークです。とても簡単ですぐ終えられますので、皆さんもぜひやってみてください。

イメージ画像:海辺の青空

 

★そもそもポジティブ心理学って?

本題に入る前に。
そもそも「ポジティブ心理学」って、どんなものでしょうか?

ポジティブ心理学とは、「『人生を真に充実したものにするのは何か』という問いのもとに、幸福や強みなどのポジティブな要素を研究し、私たちの暮らしに実際に役立つものを提供」(※)する学問です。
(※)「ポジティブ心理学が1冊でわかる本」(成瀬まゆみ監訳) 日本語版監訳者まえがきより

よく誤解されますが、物ごとを自分にとって良い方に捉える「ポジティブ・シンキング」とは、全く関係ありません。

ポジティブ・シンキングは漠然とした心がけ(?)のようなものですが、ポジティブ心理学はファクトや理論・検証に裏打ちされた学問・研究領域です。

 

★「3つのいいこと」

ポジティブ心理学についておさらいしたところで、早速このワーク「3つのいいこと」に取り組んでみましょう。やり方は、びっくりするくらい簡単です。

  1. 毎晩眠る前にその日を振り返って、自分にとってよかったことを3つ書き出す
  2. その中で、自分の果たした役割を考える
  3. これを1週間続ける

たった、これだけ、です。ビックリするでしょう?(笑)
具体例を挙げれば、以下のような感じでしょうか。

  • 例1:
    (いいこと)家族が揃って、晩ご飯を食べられた。
    (自分の役割)ご飯の時間までに、家に帰れた。

  • 例2:
    (いいこと)職場の同僚と、ペットの話で盛り上がった。
    (自分の役割)昼休みに、気軽に声をかけた。

  • 例3:
    (いいこと)たまたま見たテレビが、面白かった。
    (自分の役割)いいタイミングで、テレビを付けた。

 

どんなささやかなことでも、構いません。自分がいいと思えれば、それだけでOKです。
自分の果たした役割も、「いいタイミングで、テレビを付けた」というレベルで十分です。

「えっ、こんな簡単なことでいいの?」と思われた方も多いでしょうね。
ですが、このワークを1週間行うだけで幸福感が6ヶ月間にわたって増す、とするポジティブ心理学のよく知られた研究があるのです。
(※もちろん、他の多くの研究同様、異なる見解や検証結果もあるようです)

ものは試し、皆さんぜひ今夜から、このワークをやってみてください!
(1週間やった後も、ときどき同じことをやってみると、さらに効果が期待できます)

 

★幸せは伝播する!

以前、感謝のひと言が職場を明るくする、という記事を書きました。

その記事でもご紹介しましたが、ハーバード大学の30年にもわたる研究によれば、個人が幸せでいると、友だちなど直接の知り合いの幸福度が15%も(!)上昇するそうです。
また、友だちの友だちにもそれが波及すると、分かっています。

これ、すごいことだと思いませんか?
個人の幸せが、知らず知らず、他の人に伝わるんですよ!?自分が幸せになれば、それが自然と周りの人に伝わっていくのです。

(考えてみれば、家族や親しい友人に笑顔が増えたら、きっと自分は影響を受けますよね。そう考えれば、至極当然だとも思えます)

 

私たち図書館員は、職場ではその本業でもって、「情報のチカラで、世界をもっと幸せに」できます。
それに加えて、自分が幸せでいることで、家族や友人の幸福度を高められるのですから、もう最高ですよね!

私もポジティブ心理学実践インストラクターとして、ポジティブ心理学の知見を活かし、周りの人たちを少しでも幸せにしていこうと思います。

ちなみに私は今、自分や周りの方々が、いかにご機嫌な日々を過ごせるか、よりよい人生を歩めるか、ということに強い関心を持っています。

これから、「図書館員とウェルビーイング」、「(働く環境としての)図書館とウェルビーイング」などを、深掘りしていこうと思います。

 

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

実はわが家では、この「3つのいいこと」に近いことを、十数年前に始めていました。それも、誰かに教わったのではなく、思いつきで。(笑)

子どもたちにご機嫌に過ごして欲しいと思っていた私は、布団に入ったとき、「きょうの かんぱい(乾杯)!」を、毎日お互い伝え合うことにしたのです。

今日嬉しかった気持ちを口に出す、というだけではありますが、我が子たちが日々の中にささやかな喜びを見つけ出すきっかけになり、とてもいい習慣になりました。

超絶ネガティブで悲観主義者だった私が、こうして前向きな性格になれたのも、このワークが多少でも影響したのかもしれませんね(もちろんエビデンスはありませんが、ポジティブな自分はそんな風にも考えられます)。

 

れいことも毎日「きょうの かんぱい!」を伝え合ってきましたが、今はきょーこと同じことをしています。
「3つのいいこと」で、きょーこがお姉ちゃんのように、前向きで明るい子になってくれたら、いいなあ!

 

2023-07-08

図書館員を、笑顔にしたい!

(2023.8.5追記)この記事の続編を書きました。ここで紹介するおススメワークは、そちらからどうぞ!

ここ数年SNSを見ていて、とても気になっていることがあります。
それは、図書館員がしんどさ、辛さを訴えるものです(仕事のことも、そうでないことも)。

イメージ画像:青空

 

★図書館員こそ幸せであるべき!

私は図書館員が、世の人たちに多様な情報を提供したり、新たな発見や出会い、喜びをオファーしたりすることによって、「世界をもっと幸せに」していくことができる存在だと考えます。
(図書館には、そして図書館員には、それだけのチカラがあります!)

その図書館員が、幸せでないことは、とても残念なことです(その職務に起因するかどうかに関わらず)。
カウンターで顔色の悪い図書館員を見て、利用者が明るい気持ちになるでしょうか?気軽に声をかけ、相談できるでしょうか?

図書館員はまず自身が幸せ、元気でないといけませんよね!
自分たちが笑顔でいてこそ、周囲の人々を、ひいては世界を幸せにできるのではないでしょうか。

 

★振り返れば

こんなことを考えつつふと振り返れば、私の掲げるビジョンは、「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」でした。
そう、私はほんのちょっとだけずつ、図書館(員)を含め、「世界をもっと幸せにする!」と決めたのでした。

そして、そのビジョンのもとに定めたマイ・ミッションは、「人をつないで図書館を、明るく楽しく前向きに!」でした。
私が最近「図書館員を笑顔にしたい!」と思いを強めていたことは、自身の定めたマイ・ミッションを進めることに他ならないと、改めて気付いたのです。

一足飛びに図書館を、まして世界を変えることは、確かに難しいです。
ですが、ほんの僅かでも、マイ・ビジョンに向けてやれることがあるはずです。自分ができることには、失敗を恐れずチャレンジしていこう、と気持ちを新たにしました。

 

★ポジティブ心理学

私は今、いくつか取り組もうとしていることがあります。ここ数年、いろいろ悩んできた成果でしょうか。(笑)

その一つは、ポジティブ心理学実践インストラクターとして学んできたことを活かし、それを図書館界の皆さんにフィードバックしていくことです。

トレンドにもなった「ウェルビーイング」も、その代表的なものですね。
「図書館とウェルビーイング」、あるいは「図書館員とウェルビーイング」、まさに私が日々思いを巡らせているテーマです!

笑顔でいること、幸せになること、ウェルビーイングを高めること。いずれも、いきなりゴールに到達することはできません。ですが、それぞれの図書館(員)が一歩ずつそれに近づけるよう、私も微力ながら努力したいと考えます。

そんな訳で、次回の記事では、あるワークを紹介します。
これはポジティブ心理学でよく知られる、幸福度を高めるワークです。とても簡単ですぐ終えられ、効果も高いとされています。

次回の記事をご覧頂き、ぜひ試して欲しいと思います(我が家でも長年やっています!)。

 

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

半年ほど前の記事で、きょーこの骨折をご報告したのを、覚えておいででしょうか。
今度は私が、同じ左足親指を折ってしまいました…!

空道(くうどう)の組手で、左前蹴りを放ったところ、膝でブロックされたら、ポキリと。
回復までは、2ヶ月「は」かかる、とのことです。しかも、「この折れ方は、もう治らないかも?」だそうで…。(涙)

そんな訳で、ここしばらくは道場にも行かず、大人しくしている私です。
きょーこには、「やったー、お父さんが道場に行かずに家におるー」と喜ばれて、嬉しいような、そうでないような。(笑)

 

2023-05-09

第9回「れいこパーティー!」へお越しください!

れいこが星になったのは、2012年6月6日。

れいこが星になって、はや10年を過ぎました。大勢の方々が今もずっと寄り添ってくださっていることに、感謝します。

さて、ご案内です。コロナ禍もひとまず落ち着いた状況ですので、今年も「れいこパーティー!」を開催します。


「れいこパーティー!」は、毎年れいこが星になった6月6日と、その近くの日曜に、みんなでれいこを明るく囲んで過ごそうというものです。

れいこの思い出話などをずっとするものではなく、本当に楽しいパーティーにしたいだけですので、れいこに会ったことのない方も歓迎です。ご友人の皆さん、ぜひお越しください!


れいこピースのポーズ


★第9回「れいこパーティー!」

日程が変則的になりますが、今年もおおむね例年どおりのスタイルで開催します。みんなでれいこを囲んで、明るく楽しくワイワイ騒いでやって頂ければと思います。

  • 【場所】れいこの家(宝塚市内・阪急電鉄沿線)
  • 【日時】2023年6月4日(日)14:00-19:00
    • 上記日時はずっとオープンしていますので、そのうちご都合のよろしい時間だけ遊びにいらしてください。
    • (注)今年は、6月6日は家族だけで過ごす日とし、オープンしません。例年と異なり、日曜だけのオープンとなりますので、ご注意ください。

  • 【事前お申し込み】不要
  • 【お持ち頂くもの】ご自分の食べ物・飲み物
    • 飲み物は、ご自分が必要な分だけお持ちください(不要な方は、無くても構いません)。
    • 全員が私たちの分まで持って来たら大変(!)ですので、くれぐれもお心遣いなさいませんよう。

  • 【その他】
    • れいこに思いを寄せてくださる方でしたら、どなたでも歓迎です。れいこの闘病中にご縁のなかった方も大歓迎ですので、ご友人の皆さん、ぜひ。大人も子どもも一緒になって、わが家を賑やかな場にしてください。
      特にれいこの友達のみんな、連れ立ってぜひ遊びに来てね〜!
    • 皆さんが気軽に来やすいように、今年も「おもてなしをしない!」宣言しておきます。皆さんも気遣いなしで結構ですので、好きな時間にいらして、自由に過ごしていってください。
    • わが家の場所をご存じない方は karatekalibrarian@gmail.com までお問い合わせください。

私たち一家は「命日」という言葉を使わず、6月6日をれいこの「セカンド・バースデー」と呼んでいます。
そのセカンド・バースデーに皆さんと明るく楽しく過ごすことを、れいこもきっと喜んでいますし、私たちも寂しい思いをせずに済みます。

皆さん、ぜひれいこと、その妹・きょーこに会いに来てやってください。皆さんとお会いできることを、れいこともども楽しみにしています!


れいこと、わし


【補足】
  • れいこに関することは、Twitter@fight_Reikoでツイートをしています。ぜひフォローください。
  • 「れいこお助け隊」「れいこフレンズ」の皆さんには、本件などメールでお知らせしていますが、登録アドレスがエラーになっている方もいらっしゃいます。アドレスの変更がありましたら、気軽にお知らせください。
  • 今後「れいこパーティー!」等の連絡を、メールで受け取りたい方がいらしたら、お申し出ください(「れいこお助け隊」に登録します)。


2023-01-01

2022年の私的振り返りと2023年の抱負

皆さん、今年もよろしくお願いします!
年始ですので、昨年の振り返り&今年の抱負を。

イメージ画像:公園

 

★昨年の私的トピック

まずは、昨年の私にとって大きかったトピックを。それぞれの見出しに各記事へのリンクを貼っておきますので、ご興味があればそちらも。

  • 柔術を開始
    グレイシー柔術に2021年末に入門し、2022年1月から稽古を始めました。今、ちょうど丸1年です。想像以上に楽しく、熱中しています。

  • 管理職に
    4月から、課長になりました。いろいろな意味で、本当に大変でした。責任、期待、育成、そして葛藤といったことについて、考える日々でした。
    (円安対応!電子ジャーナル維持!! 本当に、上司や同僚に助けられた一年でした)

  • れいこが星になって丸10年に
    れいこが星になってから、6月6日で丸10年が経ちました。今も、れいこのことを思い出さない日はなく、寂しさは募るばかりです。

  • 大図研 全国委員を退任
    17年務めた大学図書館研究会 全国委員を、退任しました。これまでの皆さんのご厚情やご支援に、感謝するばかりです。

  • 日本プロフェッショナル講師協会に入会
    今後も自分が注力したい講師活動のため、同協会に入会しました。多くの学びと刺激があり、入会して本当に良かったです。

  • 「司書名鑑」が刊行
    雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」の連載「司書名鑑」が、1冊の本になりました。私はその第1号で、当時のインタビューが掲載されました。

 

★昨年立てた目標の達成度は?

1年前に書いた、2022年度の5つの目標はこちらです。
結論をひと言で言えば、今年も目標達成度は今一つでした…。以下、個別にコメントを。

  1. ポジティブ心理学+「ほめ達」の図書館活動への落とし込み
    仕事をする中では、ポジティブ心理学と「ほめ達」を意識することができました。特に「ほめ達」は、自分自身の基本的な価値観として定着しつつあるように感じています。
    一方、私的な図書館活動には落とし込めておらず、今後の進め方についてまだ考えがまとめられませんでした。

  2. 人を「明るく楽しく前向きに!」するスキルの習得(継続)
    この件、全く進捗がありませんでした。実は考えていたプランがあったのですが、管理職になって忙しくなったことなどもあり、先送りしてしまいました。

  3. 65歳までのライフプランを検討(継続)
    こちらはいろいろと考え続けており、いくつか思うところも出来始めました。まだ具体的な形になっていませんので、ここでの記載は控えますが、近いうちに自分なりの答えを用意したいと考えます。

  4. 毎週2論文読了を義務化
    最も達成から遠かったのが、この目標だったかもしれません。その気になれば一番達成しやすいはずでしたが、週1本読めたかどうか…?怠惰な自分に負けました…。

  5. 格闘技への取り組み
    実質的に昨年1月から始めたグレイシー柔術は、道場が家から近いこと、稽古時間が遅いこともあって、仕事・家庭とのバランスを取りながら頑張りました。
    他方、空道(くうどう)の方は、残念ながらあまり稽古にも行けず(月2回程度?)。あえて言うなら、昇級試験を受けることができたことが、成果でしょうか…。

…という訳で、昨年は仕事上で一定の成果や努力ができた一方、なかなか私的な目標をクリアできない一年でもありました。
私もいいトシですし、もっと目標を意識して、成果に繋げないといけないのですけれどね。

 

★新年の抱負

今年も、マイ・ビジョン「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」を少しでも実現に近づけることが最大の目標です。

マイ・ビジョン実現のため、マイ・ミッション「人をつないで図書館を、明るく楽しく前向きに!」を設けていますので、今年もそれに沿った具体的な目標を定め、努力する一年にします。

昨年5つの目標への努力が不十分であったこと、それらに継続して取り組む必要があることから、今年は以下のとおり目標を定めます。

  • 未達成が多かったことから、昨年の目標1-4番を踏襲しました。
  • その上で、順番を含め、一部修正・変更しました。
  • 昨年の目標5.「格闘技への取り組み」は、除外しました。


■2023年の目標

  1. 65歳までのライフプランを検討
    私のライブラリアン人生も、その終盤をデザインすべき時期を迎えています。
    何に残りの時間をかけるのか、受けた恩をどのように社会に返すのか…。ひとまず65歳頃を一つの区切りに想定し、15年弱の間に何をすべきか、考えます。

  2. ポジティブ心理学+「ほめ達」の図書館活動への落とし込み
    ポジティブ心理学実践インストラクター「ほめ達」という立場を活かし、それらを自分自身や図書館活動にどのように活かせるか検討し、実践します。

  3. 人を「明るく楽しく前向きに!」するスキルの習得
    周囲の人たちを「明るく楽しく前向きに!」するためのスキルを、身につけたいと考えています。今考えているものもあり、それとポジティブ心理学・「ほめる達人」で学んだことを併用して、マイ・ミッションの実践へ繋げます。

  4. 毎週1論文読了を義務化
    必ず毎週1本、図書館関係の論文を読むことにします。毎週1本読めれば年50本、本やWebサイトも加えれば多少の勉強になりそうです。
    一昨年公開した、「大学図書館員が読んでおきたい30の政策文書/関連資料まとめ」への反響が大きかったですから、公開以降の関連資料を追加するのも一案でしょうか。


以上、年始の決意表明でした!
仕事でも管理職1年目ということもあり、どこまでやれるか心許ないですが、自分なりに頑張ろうと思います。

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

上でも書きましたが、昨年6月には、れいこが星になって丸10年が経過しました。
本当に悲しいことですが、れいことの日々がだんだんと、ぼんやりした遠い記憶になりつつあります。

れいこの表情、声、立ち振る舞い。そうしたものが、徐々に朧げになってきています。
きょーことの日々が重なり思い出が増えるにつれ、れいことの記憶が薄れていくようで、怖くもありれいこに申し訳なくもあります。

せめてこれからも毎日れいこに声をかけ、自分の気持ちを伝えようと思います。

れいこと、わし
れいこと

れいこのこともあり、きょーこには元気に育ってくれればそれでいい、と考えています。
…が、実際にはそうできていないことに、今悩んでいます。

つまらないことで頻繁に、きょーこに対して怒ったり、細かいことを言ったりしてしまいます。いつも直後に後悔するのですが、なかなか改められません。

とは言え、きょーこはおおむね伸び伸び育っていますし(昨年は骨折もありましたが)、お父さん大好きっ子です(たぶん)。
今年は、これまで以上にきょーこに大らかに接し、愛してやろうと思います。

お兄ちゃんときょーこ

ところでれいこのお兄ちゃんは、この春大学院を修了し、社会人になります。どうやら家も出て、離れたところで頑張るようです。
もう完全に手を離れていますし、どうこう言うつもりもありませんが、れいこの分まで元気でいてくれれば、と願います。


れいこの闘病以来、私たち一家に寄り添ってくださっている皆さんに、改めてお礼を申し上げます。今年もよろしくお願いします!