★「司書名鑑」とは?
図書館関係者なら、一度は手に取ったことであろう雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」。かのアカデミック・リソース・ガイド株式会社の出版とあって、知らない方は少ないでしょう。
ですので、同誌での連載「司書名鑑」をご存じの皆さんも、多いでしょうね。
この連載は、「図書館の状況を『ライブラリアン』という切り口から明らかにする」ことを目的としています。「現場で活躍する若手ライブラリアンを中心に紹介」するもので、2013年から21年にかけて連載されました。
そしてこの度!
連載をまとめた書籍「司書名鑑:図書館をアップデートする人々」が、刊行されました!
出版くださった青弓社の皆さん、ありがとうございました!
★私も前座に
この「司書名鑑」連載が始まったのは2013年ですから、はや9年前。
そして、その9年前の連載第1回で取り上げて頂いたのが、恥ずかしながらこの私でした。
まさに「前座」とは言え、第2回目以降の綺羅星のような皆さんと一緒に、こうした書籍に掲載頂けるのは本当に光栄なことです。
こうした場を与えてくださったアカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真さんや当時編集をなさっていた嶋田さんには、改めて感謝するばかりです(当時の報告)。
今回の書籍は、連載順に構成されていますので、やはりトップバッターになっています。嬉し恥ずかしドヒャーですが、よかったらぜひご覧ください。
★書籍化にあたって
ところで皆さん、子供の頃に伝記を読まれたでしょうか?
伝記には、先人の情熱や信念、そして苦難をいかに乗り越えたか、物ごとを成し遂げたかといったことが描かれています。
そこに描かれる内容に共感したり、何かを得たりすることができるから、伝記は大勢に読まれるのでしょう。
そしてこの「司書名鑑」は、ある種の伝記と言えるかもしれません。
情熱あふれるライブラリアンのチャレンジや成功、ときには挫折なども交えたその半生から、誰しもが大いに学ぶところがあるでしょう。
連載の末席に身を置く私も、この本から学ぶところ大でした。
併せて、今回の書籍化にあたり、見逃せない点があります。
それは、元々の当初連載内容に加え、各ライブラリアン自身による現時点での振り返りエッセーが添えられていることです。
31人のライブラリアンが、連載時から時間を置いて自身を見つめ直して書いたエッセーは、非常に興味深いものになっています。
この本をご覧になる皆さんには、ぜひこのエッセーにも注目頂きたいと思います。
ちなみに私は連載第1回ですから、インタビューを受けてから、実に9年以上が経っています。
その9年の間には、大学図書館に戻ったり(当時は短大図書館員)、管理職になったりしました。プライベートでも、下の娘が生まれたり、空手をやめたりもしました(そして空道(くうどう)とグレイシー柔術を始めました)。
また、マイ・ミッションを改めたことも、大きかったですね。
当時の自分は若く、今以上に情熱があり、エネルギッシュだったようにも思えます。
何より、愛娘・れいこを失った悲しみを振り払おうと、懸命だったのかもしれません。
今、当時の記事を読み返し、その後の9年余りを振り返ると、とても感慨深いです。
私のことは置いておくとして、大勢のライブラリアンの情熱や信念やその経験を知ることで、必ず学びや刺激を得られる1冊です。
皆さん、ぜひこの「司書名鑑」を手に取ってみてください!
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
前回の記事で、きょーこの骨折のご報告をしました。おかげ様でその後の経過も順調で、12月から運動も解禁となりました。
結局2ヶ月近く、大人しくしていましたね。体育も見学し、公園遊びにも行かず、小学生にしては頑張ったと言えるでしょう。これからまた、普段の生活に戻していければ、と思います。
余談ですが、きょーこの骨折中、私の胸骨亜脱臼騒ぎがありました。(笑)
空道で打撲した胸を、翌日柔術でニーオン(膝で胸に乗られること)され、軽い痛みを感じていました。
それが、数日経ってから職場で残業中に胸がだんだん痛くなってきて。帰り道はもう、自転車の振動すら耐えがたいほどでした。
私の豊富な骨折経験からして(今までに10本以上骨折)、この痛みは確実に骨折だろうと(数日後に激しく痛み出したのが不思議でしたが)。
…が、ここで奇跡が!
不思議なことに、翌朝目が覚めると、痛みが全く無くなっていたのです!
痛みもないので(病院ですらなく)行きつけの整体に行ってみると、状況からしておそらく、胸骨の亜脱臼(軽度の脱臼)だろうとのことでした。
おそらく打撲で傷めた胸の関節が、何かのはずみに骨がずれて亜脱臼になり、眠っている間にたまたま正常な位置にはまったのだろう、と。
…という訳で、こんなことって、あるんや…という出来事でした。
あ、もう、れいこや きょーこの話ではなくなっていますね。(笑)
ともあれ、きょーこは元気になりました。ご心配くださった皆さん、サポートくださった皆さん、ありがとうございました!
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