2022-01-22

50歳になった図書館員がグレイシー柔術、始めたんかい!

「え!?そのお歳で格闘技ですか…!」
…と言われることが、増えてきました。そうですよね、私も50歳ですから、驚かれても仕方ないですよね。

今年の抱負で、そんな私がグレイシー柔術に入門したことにも触れました。
予想していましたが(笑)、皆さんから一番反応があったのは私の図書館活動についての目標ではなく、グレイシー柔術でした(やっぱりね!)。

50歳になって、新たな格闘技に挑戦したことが、驚かれたのでしょうか。それとも、空道(くうどう)とグレイシー柔術とに、同時に取り組むことが驚きだったのでしょうか?

ともあれ反応の多いネタですので(笑)、改めて単独の記事にしてみました。よかったら、ご一読を(図書館とは全く関係ないです…)。

グレイシー柔術の道着


★グレイシー柔術って?

多くの人は、「グレイシー柔術って何?」と思っているでしょうね。(笑)

グレイシー柔術は初耳でも、「ブラジリアン柔術」なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ブラジリアン柔術は、寝技・関節技・締め技(いわゆるグラウンド)を中心とした格闘技です。スポーツとしても普及しつつあり、日本での競技人口も3万人にも達するとか。

ご存じない方は、以下のイメージ動画をどうぞ(適当に見つけた動画で、特定団体等の推奨ではありません)。



そしてグレイシー柔術はブラジリアン柔術の一つであり、かつそのルーツ、本家といったところでしょうか。以下の動画で、特長を紹介しています(同上)。



念のため言っておきますと、「柔術(じゅうじゅつ)」であり、「柔道(じゅうどう)」ではありませんよ!
柔道は投げ技が主でグラウンドが従、といった印象ですが、ブラジリアン柔術は逆のイメージです。



★その魅力

私にとってのグレイシー柔術は、特に以下の点で魅力的です。

  • 数百とも数千とも言われる技があり、攻防いずれにおいても高度な技術体系が確立されていること。
  • 肉体的な強さ以上に技術、そして読み合いや心理戦のウェイトが高いこと(その性格から、「体を使ったチェス」などとも言われます)。
  • 特にグレイシー柔術は、スポーツとしてのブラジリアン柔術と比べストリートでの護身も重視しており、より実戦に即していること(稽古は、試合の技からではなく、何と護身術から始まります!)。

当然ながらまだ白帯なのですが、稽古が楽しくて仕方ありません。
道場のない日も、一人でイメトレをしたり、ムーブ(基本動作)をしたりしています。先日などは、(手元だけ)袖車絞という技の練習をしながら歩いていたら、同僚に目撃されてしまいました…。(恥)



★入門のきっかけ

私は長年取り組んだ空手を離れた後、3年ほど前に空道(くうどう)を始めました

空道は着衣型総合格闘技と言われ、突きや蹴りといった打撃(頭突きや金的まで!)はもちろん、投げ技やグラウンドもOKです。

空手出身の私は、突きや蹴りには多少下地がありますが、グラウンドは素人でした。空道に入門し多少稽古をしましたが、入門後1年余りでコロナ禍となり、グラウンドは素人同然のままでした。
ですので、この2年間は「グラウンドの稽古をしたい!」と思い続けてきました。


そんな中、思いがけないチャンスが訪れました。私の住む街に、グレイシー柔術の道場ができたのです!

グレイシー柔術と言えば、グラウンドの最高峰!空道とグレイシー柔術を同時に学べば、相乗効果でより強くなれること、間違いなしです。
しかも家の近くですから、仕事や家庭との両立がしやすく、かつ(空道と違い)人の多い大阪方面へ行かなくて済みます。

これはもう、見に行くしかないですよね!?プレオープン初日に見学に行き、即日入門しました(一般部の入門第1号!)。

わし道着姿


★何で格闘技?

何でいい歳にもなって格闘技をするのか、とよく聞かれます。

その答えは、単に強くなりたいからです。
競技者として上達したいのではありません。私は大会のトロフィーに興味はなく、ただ単に強くなりたいだけです。試合会場でではなく、道端で闘ったときに強くありたいです。(笑)

よく考えるのは、万一不当な暴力におびやかされ回避不可能なとき、家族を逃す時間を作れるか、ということです。
空手しかやっていなかった頃は、組みつかれたら負けと不安でしたが、グレイシー柔術で稽古をすれば、この不安からも解放されそうです。

とは言え、空手時代の師範代には、「金出せ、と言われたら、有り金全部出したらいい。誰にもケガさせず、自分もケガしない」と言われました。空道の師範代にも、「向こうがケンカ売ってきて相手に勝っても、社会的には負け」とも教わりました。

私は尊敬する先生方の教えを受け、道端で難癖を付けられても手を出したりせず、「誰か、警察呼んでー!」と大声をあげるつもりです。が、それはそれとして、やっぱり強くなりたいです。(笑)

何でしょうね、この気持ち?(笑)
ともあれこれからも、自分史上最強を日々更新するべく精進します、押忍!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

剣道・空手・空道・グレイシー柔術と、私も四半世紀以上格闘技をやってきましたが、その中でも最も楽しかった思い出は、れいこと空手に打ち込んでいた日々です。

れいこの空手着姿

れいこは不器用だったものの、とにかく何でも頑張りさんでした。
センスもありそこそこ強かったものの練習はしたがらないのお兄ちゃんに対し、あまり結果が出なくても、一生懸命稽古に通っていた、れいこ。

二人で道場に通った思い出は、本当に私の人生の宝物です。
本気で闘う父の姿をれいこに見せようとした現役復帰試合も、忘れることができません。れいこに自転車で伴走してもらい、走り込んだことが思い出されます。


れいこ、空手に打ち込んどった頃のこと、覚えていてくれとるかな?こんな宝物をくれて、本当にありがとうな。

お父ちゃんは、れいこと一緒に過ごした日々のこと、忘れんけんね。お父ちゃんは今もれいこのことが、大大大好きやけんな〜!


2022-01-10

2021年の私的振り返りと2022年の抱負

皆さん、今年もよろしくお願いします!
今日は毎年恒例、昨年の振り返り&今年の抱負を(今日は、「たった2分で読める」量ではありません)。

イメージ画像:公園


★昨年の振り返り

一昨年に続き、昨年もコロナ禍で不完全燃焼の一年でした。
予想していたものの、リアルに人に会えないというのは、厳しかったですね…。昨年掲げた目標への取り組みも、今一つでした。

私は昨年、以下の3つの目標を掲げていました。

  1. ポジティブ心理学の図書館活動への落とし込み
  2. 人を「明るく楽しく前向きに!」するスキルの習得
  3. 65歳までのライフプランを検討

1.については、あまりうまく実践できませんでした。
ポジティブ心理学実践インストラクターになって以来、ブログを通じて発信したいと考えていましたがなかなかできず、リアルな場は機会を持つこともできませんでした。
ポジティブ心理学の勉強は続けていますので、2022年も継続して取り組み、新たな方法を考えます。

2.については、「ほめる達人」(以下、「ほめ達」)になったことが一番の成果です。一昨年から取り組んできた結果、同検定一級(日本に500人余り!)に合格できました。
「ほめ達」は、日ごろ見過ごされがちな小さな良い行動に気づき、口に出してほめることで、その人や組織を輝かせるものです。今年も「ほめ達」として、家庭や職場、コミュニティをより良いものにしていきます。

3.については、まだまだあれこれ悩んでいるところです。
もう少し時間をかけて取り組み、お伝えできるようになったら、また当ブログでご報告します。

以上3点、目標に対し成果は今ひとつでした…。自分で決めたのに満足な成果が得られなかったのは、ひとえに私自身の甘さゆえです。今年は頑張りませんとね!


(ついでに)
毎年力を入れている研修講師も、昨年は限られた機会しか得られませんでした。

何度か講師や非常勤講師の依頼も頂いたのですが、結果的にはほとんど実施に至りませんでした(うち2件は、22年実施予定)。諸事情でお断りせざるを得なかったものも多く、申し訳なく思います。

唯一ある程度納得できたのは、SPODフォーラムでしょうか。
最近私が関心を持っている学術情報流通について、(図書館員に限らず)大学の教職員に向けてお話をしたものです。マイ・ミッション実践の上でも、大学図書館員でない方々に広くお話する機会を頂けることはとても嬉しく、感謝でいっぱいです。



★新年の抱負

怠惰な自分のお尻を叩くため、今年も目標を設定し公言しておきます。

■2022年5つの目標
  1. ポジティブ心理学+「ほめ達」の図書館活動への落とし込み
    一昨年ポジティブ心理学実践インストラクターに、昨年「ほめ達」になったことを活かし、それらを自分自身や図書館活動にどのように活かせるか検討し、実践します。
    「ほめ達」として人の行動に目を向けているうちに、自分の周りや社会は人の善意や親切で成り立っていると、強く感じるようになりました。前にも書きましたが、感謝することを大切にしたいと思います。

  2. 人を「明るく楽しく前向きに!」するスキルの習得(継続)
    周囲の人たちを「明るく楽しく前向きに!」するためのスキルを、身につけたいと考えています。今考えているものもあり、それとポジティブ心理学・「ほめる達人」で学んだことを併用して、マイ・ミッションを実践します。

  3. 65歳までのライフプランを検討(継続)
    私もいいトシになり、ライブラリアン人生の終盤をデザインすべき時期を迎えています。
    何に残りの時間をかけるのか、受けた恩をどのように社会に返すのか…。ひとまず65歳辺りを一つの区切りに想定し、15年程度の間に何をすべきか、考えます。

  4. 毎週2論文を義務化
    図書館関係の論文を2本読むことを、自分に義務付けます。もちろん論文以外の形で文字を読んでもいいのですが、漠然と読書を目標にしてもきっと手を抜きますので、このように設定します。毎週2本読めれば年100本、本やWebサイトも加えればそれなりの勉強になりそうです。
    昨年頑張って、「大学図書館員が読んでおきたい30の政策文書/関連資料まとめ」を公開したところそれなりの反応があり、勉強は大切だと再実感しました。

  5. 格闘技への取り組み
    私は18年打ち込んできた空手を離れた後、3年前から打撃系総合武道・空道(くうどう)を始めました(空道は、突き・蹴りはもちろん、投げ・寝技・関節技や頭突きなどまで認められる、いわゆる総合格闘技に近いものです)。
    コロナ禍もありこの2年間ろくに稽古できていませんので、今年は最低週1回道場に行こうと思います。

    昨年末に、グレイシー柔術に入門しましたので、そちらも頑張ります。
    「グレイシー柔術って何?」という方が多いと思いますが、関節技・寝技を中心にした格闘技です。ご存じない方は、こちらの動画を(1分ぐらいのところからチラ見くらいで)。
    グレイシー柔術は、競技として普及しているブラジリアン柔術の本家とでも言ったらいいのでしょうか。競技として成立しているブラジリアン柔術と比べ、グレイシー柔術ではストリートファイトでの護身を重視しており、より実戦性が高いものです。

    空道と補完し合えるグレイシー柔術、週1回の稽古を欠かさないよう、頑張ります!


以上、5つの目標に取り組みます。
毎年目標倒れにはなっていますが、自分が何に取り組むかを考え明言しておくことで、少しでも目標に近づけると考えます。マイ・ミッションも忘れず、頑張ります!

#公言したからには頑張れ、わし!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

れいこが星になってから、今年6月で丸10年になります。
いろいろな意味で、あっという間の10年でした。今も多くの方々が私たちに寄り添ってくださり、感謝するばかりです。

わしとれいこ

この10年、れいこのことを忘れたことは、ただの一日もありません。その心の隙間を埋めてくれたのは、やはりきょーこの存在です。

40を過ぎた私たち夫婦のもとに生まれてきてくれて、元気に育ってくれているきょーこ。きょーこの笑顔に、私たちは毎日救われています。
ありがとう、きょーこ。このまま、元気に育ってくれたら、それだけでええけんな。

れいこ、ずっとずっと、大好きやけんね!これからもきょーこのことを、見守ってやってな。