2023-01-01

2022年の私的振り返りと2023年の抱負

皆さん、今年もよろしくお願いします!
年始ですので、昨年の振り返り&今年の抱負を。

イメージ画像:公園

 

★昨年の私的トピック

まずは、昨年の私にとって大きかったトピックを。それぞれの見出しに各記事へのリンクを貼っておきますので、ご興味があればそちらも。

  • 柔術を開始
    グレイシー柔術に2021年末に入門し、2022年1月から稽古を始めました。今、ちょうど丸1年です。想像以上に楽しく、熱中しています。

  • 管理職に
    4月から、課長になりました。いろいろな意味で、本当に大変でした。責任、期待、育成、そして葛藤といったことについて、考える日々でした。
    (円安対応!電子ジャーナル維持!! 本当に、上司や同僚に助けられた一年でした)

  • れいこが星になって丸10年に
    れいこが星になってから、6月6日で丸10年が経ちました。今も、れいこのことを思い出さない日はなく、寂しさは募るばかりです。

  • 大図研 全国委員を退任
    17年務めた大学図書館研究会 全国委員を、退任しました。これまでの皆さんのご厚情やご支援に、感謝するばかりです。

  • 日本プロフェッショナル講師協会に入会
    今後も自分が注力したい講師活動のため、同協会に入会しました。多くの学びと刺激があり、入会して本当に良かったです。

  • 「司書名鑑」が刊行
    雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」の連載「司書名鑑」が、1冊の本になりました。私はその第1号で、当時のインタビューが掲載されました。

 

★昨年立てた目標の達成度は?

1年前に書いた、2022年度の5つの目標はこちらです。
結論をひと言で言えば、今年も目標達成度は今一つでした…。以下、個別にコメントを。

  1. ポジティブ心理学+「ほめ達」の図書館活動への落とし込み
    仕事をする中では、ポジティブ心理学と「ほめ達」を意識することができました。特に「ほめ達」は、自分自身の基本的な価値観として定着しつつあるように感じています。
    一方、私的な図書館活動には落とし込めておらず、今後の進め方についてまだ考えがまとめられませんでした。

  2. 人を「明るく楽しく前向きに!」するスキルの習得(継続)
    この件、全く進捗がありませんでした。実は考えていたプランがあったのですが、管理職になって忙しくなったことなどもあり、先送りしてしまいました。

  3. 65歳までのライフプランを検討(継続)
    こちらはいろいろと考え続けており、いくつか思うところも出来始めました。まだ具体的な形になっていませんので、ここでの記載は控えますが、近いうちに自分なりの答えを用意したいと考えます。

  4. 毎週2論文読了を義務化
    最も達成から遠かったのが、この目標だったかもしれません。その気になれば一番達成しやすいはずでしたが、週1本読めたかどうか…?怠惰な自分に負けました…。

  5. 格闘技への取り組み
    実質的に昨年1月から始めたグレイシー柔術は、道場が家から近いこと、稽古時間が遅いこともあって、仕事・家庭とのバランスを取りながら頑張りました。
    他方、空道(くうどう)の方は、残念ながらあまり稽古にも行けず(月2回程度?)。あえて言うなら、昇級試験を受けることができたことが、成果でしょうか…。

…という訳で、昨年は仕事上で一定の成果や努力ができた一方、なかなか私的な目標をクリアできない一年でもありました。
私もいいトシですし、もっと目標を意識して、成果に繋げないといけないのですけれどね。

 

★新年の抱負

今年も、マイ・ビジョン「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」を少しでも実現に近づけることが最大の目標です。

マイ・ビジョン実現のため、マイ・ミッション「人をつないで図書館を、明るく楽しく前向きに!」を設けていますので、今年もそれに沿った具体的な目標を定め、努力する一年にします。

昨年5つの目標への努力が不十分であったこと、それらに継続して取り組む必要があることから、今年は以下のとおり目標を定めます。

  • 未達成が多かったことから、昨年の目標1-4番を踏襲しました。
  • その上で、順番を含め、一部修正・変更しました。
  • 昨年の目標5.「格闘技への取り組み」は、除外しました。


■2023年の目標

  1. 65歳までのライフプランを検討
    私のライブラリアン人生も、その終盤をデザインすべき時期を迎えています。
    何に残りの時間をかけるのか、受けた恩をどのように社会に返すのか…。ひとまず65歳頃を一つの区切りに想定し、15年弱の間に何をすべきか、考えます。

  2. ポジティブ心理学+「ほめ達」の図書館活動への落とし込み
    ポジティブ心理学実践インストラクター「ほめ達」という立場を活かし、それらを自分自身や図書館活動にどのように活かせるか検討し、実践します。

  3. 人を「明るく楽しく前向きに!」するスキルの習得
    周囲の人たちを「明るく楽しく前向きに!」するためのスキルを、身につけたいと考えています。今考えているものもあり、それとポジティブ心理学・「ほめる達人」で学んだことを併用して、マイ・ミッションの実践へ繋げます。

  4. 毎週1論文読了を義務化
    必ず毎週1本、図書館関係の論文を読むことにします。毎週1本読めれば年50本、本やWebサイトも加えれば多少の勉強になりそうです。
    一昨年公開した、「大学図書館員が読んでおきたい30の政策文書/関連資料まとめ」への反響が大きかったですから、公開以降の関連資料を追加するのも一案でしょうか。


以上、年始の決意表明でした!
仕事でも管理職1年目ということもあり、どこまでやれるか心許ないですが、自分なりに頑張ろうと思います。

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

上でも書きましたが、昨年6月には、れいこが星になって丸10年が経過しました。
本当に悲しいことですが、れいことの日々がだんだんと、ぼんやりした遠い記憶になりつつあります。

れいこの表情、声、立ち振る舞い。そうしたものが、徐々に朧げになってきています。
きょーことの日々が重なり思い出が増えるにつれ、れいことの記憶が薄れていくようで、怖くもありれいこに申し訳なくもあります。

せめてこれからも毎日れいこに声をかけ、自分の気持ちを伝えようと思います。

れいこと、わし
れいこと

れいこのこともあり、きょーこには元気に育ってくれればそれでいい、と考えています。
…が、実際にはそうできていないことに、今悩んでいます。

つまらないことで頻繁に、きょーこに対して怒ったり、細かいことを言ったりしてしまいます。いつも直後に後悔するのですが、なかなか改められません。

とは言え、きょーこはおおむね伸び伸び育っていますし(昨年は骨折もありましたが)、お父さん大好きっ子です(たぶん)。
今年は、これまで以上にきょーこに大らかに接し、愛してやろうと思います。

お兄ちゃんときょーこ

ところでれいこのお兄ちゃんは、この春大学院を修了し、社会人になります。どうやら家も出て、離れたところで頑張るようです。
もう完全に手を離れていますし、どうこう言うつもりもありませんが、れいこの分まで元気でいてくれれば、と願います。


れいこの闘病以来、私たち一家に寄り添ってくださっている皆さんに、改めてお礼を申し上げます。今年もよろしくお願いします!



2022-12-06

「司書名鑑」刊行!(私も前座で登場)

イメージ画像:森の中の橋


★「司書名鑑」とは?

図書館関係者なら、一度は手に取ったことであろう雑誌「ライブラリー・リソース・ガイド」。かのアカデミック・リソース・ガイド株式会社の出版とあって、知らない方は少ないでしょう。

ですので、同誌での連載「司書名鑑」をご存じの皆さんも、多いでしょうね。

この連載は、「図書館の状況を『ライブラリアン』という切り口から明らかにする」ことを目的としています。「現場で活躍する若手ライブラリアンを中心に紹介」するもので、2013年から21年にかけて連載されました。

そしてこの度!
連載をまとめた書籍「司書名鑑:図書館をアップデートする人々」が、刊行されました!

出版くださった青弓社の皆さん、ありがとうございました!



★私も前座に

この「司書名鑑」連載が始まったのは2013年ですから、はや9年前。
そして、その9年前の連載第1回で取り上げて頂いたのが、恥ずかしながらこの私でした。

まさに「前座」とは言え、第2回目以降の綺羅星のような皆さんと一緒に、こうした書籍に掲載頂けるのは本当に光栄なことです。

こうした場を与えてくださったアカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真さんや当時編集をなさっていた嶋田さんには、改めて感謝するばかりです(当時の報告)。

今回の書籍は、連載順に構成されていますので、やはりトップバッターになっています。嬉し恥ずかしドヒャーですが、よかったらぜひご覧ください。



★書籍化にあたって

ところで皆さん、子供の頃に伝記を読まれたでしょうか?

伝記には、先人の情熱や信念、そして苦難をいかに乗り越えたか、物ごとを成し遂げたかといったことが描かれています。
そこに描かれる内容に共感したり、何かを得たりすることができるから、伝記は大勢に読まれるのでしょう。

そしてこの「司書名鑑」は、ある種の伝記と言えるかもしれません。
情熱あふれるライブラリアンのチャレンジや成功、ときには挫折なども交えたその半生から、誰しもが大いに学ぶところがあるでしょう。

連載の末席に身を置く私も、この本から学ぶところ大でした。


併せて、今回の書籍化にあたり、見逃せない点があります。
それは、元々の当初連載内容に加え、各ライブラリアン自身による現時点での振り返りエッセーが添えられていることです。

31人のライブラリアンが、連載時から時間を置いて自身を見つめ直して書いたエッセーは、非常に興味深いものになっています。
この本をご覧になる皆さんには、ぜひこのエッセーにも注目頂きたいと思います。


ちなみに私は連載第1回ですから、インタビューを受けてから、実に9年以上が経っています。

その9年の間には、大学図書館に戻ったり(当時は短大図書館員)、管理職になったりしました。プライベートでも、下の娘が生まれたり空手をやめたりもしました(そして空道(くうどう)グレイシー柔術を始めました)。
また、マイ・ミッションを改めたことも、大きかったですね。

当時の自分は若く、今以上に情熱があり、エネルギッシュだったようにも思えます。
何より、愛娘・れいこを失った悲しみを振り払おうと、懸命だったのかもしれません。

今、当時の記事を読み返し、その後の9年余りを振り返ると、とても感慨深いです。


私のことは置いておくとして、大勢のライブラリアンの情熱や信念やその経験を知ることで、必ず学びや刺激を得られる1冊です。
皆さん、ぜひこの「司書名鑑」を手に取ってみてください!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

前回の記事で、きょーこの骨折のご報告をしました。おかげ様でその後の経過も順調で、12月から運動も解禁となりました。

結局2ヶ月近く、大人しくしていましたね。体育も見学し、公園遊びにも行かず、小学生にしては頑張ったと言えるでしょう。これからまた、普段の生活に戻していければ、と思います。

れいこと愛犬ラッキー
れいこと愛犬ラッキー

余談ですが、きょーこの骨折中、私の胸骨亜脱臼騒ぎがありました。(笑)

空道で打撲した胸を、翌日柔術でニーオン(膝で胸に乗られること)され、軽い痛みを感じていました。
それが、数日経ってから職場で残業中に胸がだんだん痛くなってきて。帰り道はもう、自転車の振動すら耐えがたいほどでした。

私の豊富な骨折経験からして(今までに10本以上骨折)、この痛みは確実に骨折だろうと(数日後に激しく痛み出したのが不思議でしたが)。


…が、ここで奇跡が!
不思議なことに、翌朝目が覚めると、痛みが全く無くなっていたのです!

痛みもないので(病院ですらなく)行きつけの整体に行ってみると、状況からしておそらく、胸骨の亜脱臼(軽度の脱臼)だろうとのことでした。
おそらく打撲で傷めた胸の関節が、何かのはずみに骨がずれて亜脱臼になり、眠っている間にたまたま正常な位置にはまったのだろう、と。


…という訳で、こんなことって、あるんや…という出来事でした。
あ、もう、れいこや きょーこの話ではなくなっていますね。(笑)

ともあれ、きょーこは元気になりました。ご心配くださった皆さん、サポートくださった皆さん、ありがとうございました!


2022-11-12

新チャレンジ!日本プロフェショナル講師協会に入会!(ついでに娘の骨折報告)

先日私は、日本プロフェショナル講師協会(以下、「JPIA」=ジェイピア)に入会しました。自分にとって大きなチャレンジですので、報告します。

イメージ写真:紅葉


★JPIAとは?入会の目的

JPIAは、「講師のみなさまの学びの場や自己成長の機会を提供することにより、日本における研修やセミナーのクオリティを高め、すべての人が「学ぶことの楽しさ」を感じられるような社会づくりを目指」す団体です。

プロの研修講師が集まり、お互いに励まし合いながら、学び合い高め合っていこうとする団体、といったところでしょうか。


では、なぜプロでも何でもない私が、JPIAに入会したのでしょうか?

それは私が、JPIAで講師としての技量やマインドを高め、これからの自分の活動の幅を広げたいと考えたからです。

念のため断っておきますが、「今すぐ大学図書館を辞めて、プロ講師にチャレンジする!」…となどと言っているのではありません。(笑)


私の本業は大学図書館員ですが、図書館員として取り組むべきことが勤務時間に職場に貢献することだけ、とは考えません。

これまでも度々言及していますが、私は機会を頂けるのであれば、講師としても尽力したいと考えています。
今までも年に数回程度ながら機会を頂いた際は、図書館界での研修や勉強会、大学SDなどで、自分なりに頑張ってきたつもりです。

私は職場の一員であるだけでなく、一人のライブラリアンとして、マイ・ミッション「人をつないで図書館を、明るく楽しく前向きに!」にもとづき、講師などの諸活動によって、図書館界を少しでもよいものにしたいのです。

それによって、マイ・ビジョン「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」の実現に、一歩でも近づけると考えます。



★入会の経緯

JPIAに入会した直接のきっかけは、先日開催された「講師サミットオンライン2022」に参加したことです。

どうしても外せない仕事や研究会活動(大学図書館研究会の全国大会と直撃!)もあって、ほんの数コマだけでしたが、このサミットに参加できました。


最も印象的だったことは、以下の2点です。

  • 登壇した講師の技量、そして情熱
    いわゆる有名講師ばかりだったせいでしょうか。登壇した方の技量 ー問いかける力、引き込み方、話術などー の高さには、驚かされました。
    それ以上に驚かされたのは、講師陣のあふれんばかりの情熱、熱量の高さでした。「このセミナーで、聞き手の意識や行動を変える!」といった気概に満ちているように思えました。

  • 参加者の積極性とポジティブな雰囲気
    講演後の質疑応答や交流イベントで感じたのは、聞き手が非常に積極的に参加していることでした。皆さんとも、ただ聞きに来ているのではなく、自らの成長の機会として学びの意欲が溢れていました。
    また、参加者同士がリスペクトし合っていて、お互いを高め合う相手として認識しているようで、ポジティブな雰囲気に満ちていました。

そして、この講師サミットを開催していたのが、JPIAでした。

積極的でポジティブな雰囲気と書きましたが、それは参加者の多くをJPIAの会員が占めていたからでした。参加者の多くはプロの研修講師でしたが、(競合相手ではなく)同じ志を持つ仲間、と認め合うコミュニティのようでした。

「明るく楽しく前向きに!」チャレンジしようとする私にとって、こうした雰囲気で学び合っているコミュニティは、とても素晴らしいと思えました。

私はプロの研修講師ではありませんが、ここで学べるものは大きいと考え、サミットの直後にJPIAに飛び込みました。



★これから

私もまだ、JPIAでどういった学びに取り組んでいくのか、考えているところです。提供される資料やコンテンツが非常に多く、正直まだ手探りです。

話術や資料の構成といったテクニカルな面もさりながら、入会以降頻繁に耳にする「講師軸」を、まずはしっかり作っていこうと考えます。

ひとまず、一つ継続的な有料セミナー(それなりにかかります…)を選んで申し込みをしましたので、そこを起点にチャレンジしていきます。


図書館業界の皆さん、もし私が講師としてお役に立てることがあれば、いつでもおっしゃってください。JPIAでの学びを実践し、今まで以上に頑張りたいと考えます。

ちなみに私は、自分が講師をお受けするときのために、「謝金・旅費ポリシー」を作成しています。要点は、以下のとおりです。

  • 講師の機会を頂けるなら、謝金なしでも喜んで!
  • 謝金を頂ける場合は、全額を寄付に充てます(資金難に苦しんでいる図書館関連活動か、病気の子どもたちを支援する活動に)
  • 旅費だけ出してくれると嬉しいですが、場合によってはそれもご相談で

依頼をご検討くださる際は、ぜひご一読ください。
ええ格好しいみたいですが、講師活動を通じてマイ・ミッションを少しでも前へ進められるなら、謝金がなくても本当に嬉しいのです!

これからも頑張っていきますので、改めてよろしくお願いします!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
今回は何と、きょーこの骨折報告です…。(涙)

れいこのことがあって以来、図書館界の皆さんにも可愛がってもらっている、きょーこ。リアルに会ってくださった方も、少なくありません。

バブーの頃のきょーこと、うそれいこ

そのきょーこが1ヶ月ほど前に、人生初の骨折をしました。
体操教室で習っていることを家で私に見せようとして、床に強く足を着いたときに、ポキリと。

幸い、大したことはありませんでした。
足の骨がちょっと欠けただけで、痛みもそれほどありません。松葉杖なども使わず、もう治りかけています(全治1ヶ月半予定)。

とは言え、骨折はそれなりに大変でした。
朝夕の教室への送り迎え、4回にわたる通院、日々の不自由さ…。ようやく最近、ゆっくりなら多少歩いてよい、との医師の許可も出て、日常に戻りつつあります。


きょーこを学校に送る中で、闘病中のれいこに付き添って、毎日学校に通っていたことを思い出しました。元気でいられること、健康であること、本当にありがたいですね!

きょーこ、早く元気になってやー!