2023-10-29

4年ぶりの再会に感激!図書館総合展、対面開催!

とにかく感激、感謝です!

図書館総合展が、実に4年ぶりに対面開催されました。私もパシフィコ横浜に行って、大勢の仲間と再会することができました。

今日は、この感激と感謝、そしてこの図書館総合展での自分の登壇について、記します。

イメージ画像:横浜の夜景

 

★図書館総合展とは

このブログをご覧くださっている皆さんは、図書館総合展をよくご存じでしょう。図書館総合展は、「館種を越えた図書館界全体の交流・情報交換の場」で、図書館界最大のイベントとされています。

メイン会場となるパシフィコ横浜には、毎年各館種の図書館員や、出版・教育・システムなど関連分野の方々が多く集い、これからの図書館のあり方を議論したり、交流を深めたりしています。

それがここ3年間はコロナ禍の影響により、メイン会場であるパシフィコ横浜では開催はされませんでした。

 

★再会、また再会!

そのパシフィコ横浜での対面開催は、実に4年ぶりとあって、ものすごい熱量でした!

私もこの機を逃さず、2日ともに参加してきました(今年は2日だけの開催)。
いくつかのフォーラムに参加し、多くのブースを回り、夜は恒例の大交流会に参加しました。

2日間で再会した仲間は、100人はくだらないでしょう。
ほとんどの方とはコロナ禍以来お会いできていませんでしたから、仲間たちとの4-5年ぶりの再会には、もう感激するばかり!

数年ぶりにも関わらず、旧知の皆さんが変わらない調子で「空手家さ〜ん!」と声をかけてくださったこと、本当に嬉しかったです。
もちろん私だけでなく、誰もが声をかけ合い、互いに再会を喜んでいました。

 

再会のハイライトは、初日夜の大交流会でした。今年は80人を超える関係者が一堂に集まり、再会を喜び合いました。

この大交流会は、今までに多くの図書館関係者どうしを繋げてきた場です。またこの場が戻ってきたこと、本当に嬉しいことでした。

なお、今年も大交流会の主催者は、「しぶたん」こと澁田さんでした。
異動で図書館を離れられた今も、こうして 図書館関係者が交流を深める機会を設けてくださっています。

とりわけ今年は、大勢が再会する(もちろん、たくさんの新しい出会いも)貴重な場となり、しぶたんには感謝しかありません。しぶたん、今年も本当にありがとう!

 

★丸善雄松堂さんフォーラム

2日目には、丸善雄松堂さんのフォーラム「これからの地域のまなびを考える ー電子書籍がつなぐみらいー」に登壇しました(開催趣旨・登壇者等)。

丸善雄松堂さんとは、何度も入念な打ち合わせを重ねました。
電子書籍を切り口としつつも、単なる利用促進などにとどめず、今後の地域社会のまなびはどのようにあるべきか、という将来に向けた議論を試みました。

登壇前の自撮り写真

私の発表では、勤務先での事例を報告しつつ、議論の呼び水として以下の論点を提示しました。

  • 地域のまなびにおいて、電子書籍はどれくらい有用?
  • 電子書籍について、出版社・書店・図書館+利用者のWin-Winバランスは?
  • (空間としての)まなびの場、交流の場の意義は?
  • 現在の地域のまなびにおいて、(大学)図書館の役割は?

 

これらがどれくらい適切な論点だったかは別として、コーディネーターの山内先生、一緒に登壇してくださった村上館長、高田専務のおかげで、いくつかの議論ができたように思います。

一つ印象的だったのは、予想以上に「出版社・書店・図書館+利用者のWin-Winバランス」について、議論されたことでした。

電子書籍はビジネスモデルとして提供されているものである以上、持続的であることが不可欠です。図書館だけが(あるいは利用者だけが)良くなるよう考えることには、強く反対します。

ステークホルダー皆が折り合い、それぞれがメリットを享受するしかけを創らない限り、このモデルは絶対に成功を得られません。

前半でそう言及したところ、他のパネリスト、そしてフロアの皆さんがその点を受け止めてくださりつつ、議論が広がったように思います。

 

この日の論点は多岐にわたり、(当然ながら)地域のまなびや電子書籍について、結論めいたものが出た訳ではありません。

ただ、フロアを含めた議論により、多様な参加者一人ひとりが地域のまなびと電子書籍のあり方を考えることができたこと、この点は一定の評価ができるのではないでしょうか。

 

なお、このフォーラムを語るにあたって、見逃せない点があります。

それは、参加者が実に多様であったことです。 多くのフォーラムでは参加者のほとんどを図書館員が占め、もっぱらその視点での議論になりがちですが、 今回の参加者のお立場・ご所属・ご身分などは、実に多様でした。

こうした多様な人たちが多く議論に加わり、一緒に議論したことの意義は、見逃されるべきではないでしょう。丸善雄松堂さんのセンセプトが多くの方に響いた、ということなのでしょうね。

 

来場者の多様性に関連して、一つ感激したことがあります。

フォーラム後、私は大勢の方々から、名刺交換のお申し出を頂きました。私が名刺交換のお申し出をいただくのは、普段はほとんど図書館員からなのですが、今回は実にいろいろな方々からお声がけ頂き、驚かされました。

情報サービス会社、NPO、ライター、議員、ベンダー、電子系出版社、大学出版会…。
これは多様な来場者層が、そのまま名刺交換頂いた方々にも影響したのでしょう。とは言え、私にとってこうしたことは初めてで、多くの新しいご縁を頂き、とても感激しました!

(もう一つ言えば、後の方々はずいぶんお待ち頂いた上に、最後は廊下でのご挨拶となり、申し訳ありませんでした。ただ、そうまでして名刺交換くださったことは、これまた感激でもありました!)

 

そんなことで、自分自身にとってもよい学び、そして新たな出会いの場となりました。
貴重な機会を与えてくださった丸善雄松堂の皆さん、ご参加くださった皆さんに、改めてお礼申し上げます。

 

★図書館総合展を終えて(対面大事!)

今年の図書館総合展では、大勢の仲間と再会することができ、感無量の2日間でした。ご一緒くださった皆さん、本当にありがとうございました!

コロナ禍以降、オンラインでの勉強会やフォーラムなどが増えてきました。参加のしやすさなど、そのメリットを否定する気はありませんが、やはり対面ならではの良さを今回実感しました。

一堂に会してお互いの目を見ながら議論し、夜は仲間と杯を傾ける。そんなことの大切さを、コロナ禍によって再認識させられた格好でしょうか。
今後、オンラインを上手に併用しつつも、対面ならではの学びや交流を続けていければと思いました。

図書館総合展の事務局、スポンサー、そしてご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!皆さんとご一緒できましたこと、感謝でいっぱい、ただ感激です。ぜひまた、来年の図書館総合展でお会いしましょう!

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日10月20日は、れいこのバースデーでした。元気だったら、23歳になっていた、れいこ。

わしとれいこ

れいこのいないバースデーは、これでもう12回目。だんだんと、れいことの日々が遠ざかっていきます。

その間に、きょーこは10歳になりました。
れいこが病気になったときに10歳だったので、ここまできょーこが元気で育ってくれたことが嬉しいような、れいこのことを思い出して素直に喜べないような、そんな気持ちです。

このままきょーこが、れいこ姉ちゃんの分まで、元気に育ってくれますように。私たちの願いは、ただそれだけです。

 

2023-09-18

ご挨拶しても、それっきりじゃないですか…?名刺交換した人の96.2%から、メールを頂くワザ!

皆さん、研修会などで講師や隣の席の人と名刺交換したものの、それっきりになっていること、ありませんか?

むしろほとんどの方は、それが普通かもしれませんね。
勇気を出してやっと名刺交換したのに、それっきり…。3ヶ月も経てばお相手は、あなたのお名前やお顔はもちろん、会ったことすら思い出せなくなってしまいます。

イメージ画像:渓谷

 

★何のための名刺交換?

そもそも、皆さんは何のために名刺交換をしているのでしょうか?
この人と今後情報交換したい、この人からまた教わりたい、講師を頼みたい、こんな理由が多いのではないでしょうか。

それなのにほとんどの皆さんは、名刺交換をしても、それっきりですよね。長くお付き合い頂くどころか、数ヶ月後には完全に(そう、完全に!)忘れ去られている訳です。

1年後に何か聞きたいことが出てきたとして、果たしてその人にメールを送ったり、電話をかけたりできるでしょうか?
仮にあなたにその勇気があったとして、お相手はほとんど記憶もないあなたのために、ベストの回答をしてくれるでしょうか?

 

★もしメールのやり取りをできていたら…?

ところが、もし名刺交換をした人が、その直後にあなたにメールを送ってくださっていたら、どうでしょうか?

おそらくお相手は何となくでもあなたのことを覚えていて、こちらから連絡したときも、「ああ、あのときご一緒した…!」となるのではないでしょうか?

お相手があなたにメールを書いてくださるとしたら、必ずあなたのことを思い出しながら書いているはずです。
しかもメールには、ご所属やお名前を入力しますよね。メールを1通書いている間に、お相手は名刺交換をしたシーンを思い出し、あなたのことが記憶に刻まれます。

ですので、お相手からメールを頂けるとしたら、それは今後のお付き合いの可能性が広がったことを意味します。あなたにとって、それは本当に嬉しいことですよね!

 

そして今回、そんなあなたにご紹介したいワザがあります。
それは、名刺交換した人の96.2%(!)の方から、メールを頂く方法です。実に簡単で、あなたも今日から確実に実践できます。

ちなみに「96.2%」というのは、実測値です。このワザの効果を確認しようと一年間、名刺交換した方々のうち私にメールを送ってくださった方の人数を、実際にカウントしたものです(210人中、何と202人も!)。

これまでの研修講師の際にも、このワザについては度々紹介してきました。
先日のSPODフォーラムなど、これまで何度もご質問を頂きましたので、この機に記事にしておきます。

 

★初対面の人からメールを頂くワザとは!?

勿体ぶらず、説明しましょう。
実に簡単、そのワザとはズバリ、「あなたが先にメールを書く」、ただそれだけなのです。

メールには、特別なことを書く必要はありません。お礼の気持ちを手短に伝える、それだけで十分です。そうすれば、きっとお相手の方は、あなたにメールをくださいます。

 

「え、そんなことで…?」と思った方は、考えてみてください。

あなたが出張した翌朝出勤すると、昨日の研修で隣の席に座っていた人から、「お会いできて嬉しかったです、ありがとうございました」といったメールが届いていたら、どうでしょうか?
気の利いたことが書いていなくても嬉しいですし、あなたはきっとそのメールに返信しようと思いますよね?

人には、「返報性の法則」が働きます(好意などを受けた人は、相手に何かしらのお返しをしたくなる、という心理ですね)。
あなたがメールを送れば、お相手は返信するだけでなく、知らず知らずのうちにあなたにいい印象を持ち、記憶にも残ります。

 

★凡事徹底

驚くほどシンプルなこのワザ、どう思われましたか?

講演などでこの話をすると、多くの方が「何だ、そんなことか。どんなすごいテクニックかと思ったのに」といったお顔をされます。
ですが、そう思われたのであれば、失礼ながらその方は、本気で人とのご縁を作ろうとしていないのでしょう。

仮にも人に覚えてもらいたい、今後のお付き合いを願いたい、ということであれば、しかるべき努力をするべきです。お礼メール一つで覚えてもらえるものなら、それくらいお安いことではないでしょうか。

本当に人とのご縁を持ちたい方なら、「何だ、そんなことか」ではなく、「そんな手があったか!今日からは、俺もやっちゃる!」と受け止められるのでしょう。

 

「凡事徹底」という言葉があります。誰にでもできるような平凡なことを徹底して行う、ということです。

私は自分に特別な技能も才能もないことを理解していますが、マイ・ミッションに従い図書館界をよりよいものにするために、せめて人とのご縁だけは大切にしよう、と心に決めています。
お会いした全ての方々にメールを送り、感謝を伝えることは、そんな私にとっての「凡事徹底」です。

私はもう10年以上、名刺を頂いた図書館業界の仲間には、おそらく一人の例外もなくお礼メールを送っています。
また他にも、マイ名刺に拘ったり、「仲間になってくださいカード」を作ったりして、人とのご縁を大切にしようと努めています。

もし私が図書館界に多くの知己を得ているとすれば、こうした凡事の積み重ねの成果かもしれません。

 

…ということで、皆さんもぜひ、今日(!)から出会った人に、お礼メールを書くようにしてはどうでしょうか?

とは言えもちろん、1度メールのやり取りをしただけで、長期的な関係を築くことはできませんよね。
「ライブラリアン同士のご縁を大切にしちゃうぞプロジェクト」や「1-7-30-180」ルール(このブログでは書いたことがないかも?ご要望があれば、記事にします)など、ご縁を長く大切にすることも、併せて考えて頂ければ嬉しいです。

図書館員がつながり合い、学び合えるネットワークを自分たちで創ることで、よりよい図書館、よりよい社会を創っていきましょう!

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日、私がコロナに罹患して散々だったことを記事にしましたが、実はその少し前、きょーこも罹患していました。おそらく私は、娘からプレゼントを受け取っていたのでしょう。

きょーこは、熱がポンと一瞬上がったものの、ずっと元気でした。
もう4年生ですから、自分の部屋で別居生活をしてくれたのですが、その間もマンガを読んだりYoutubeを観たり、クッションと闘ったり。(笑)

親はあれこれ心配していたのですが、本人はケロッとしていましたね。そのうちに私がダウンしてしまいましたし、そろそろ親は自分たちの方を心配をするべきかもしれませんね。

きょーちゃん、れいこ姉ちゃんの分まで、元気に育ってやー!お父ちゃんたちが願っとるんは、ただそれだけやけんね!

 

2023-09-07

アレでダウンしてました…(ご報告とお詫び)

とあることで、大勢の方々にご迷惑をおかけしましたので、今回はそのご報告とお詫びです。

イメージ写真:サファリパーク

 

★ダウンしてました(現在進行形)

このご時世ですので、お察しかもしれませんが、コロナウィルスに感染しました。

土曜にパッと38度台の熱が出て、検査に行ったら陰性で。夜には平熱に戻ったので安心していたところ、翌朝には39度超になりました。
その夜はしんどさと喉の痛みで眠れないくらいになり、翌朝にはとうとう40度に!

ヨレヨレで這うように再検査に行ったところ、今度は陽性でした…。やっぱりね…。

病院ではやはり例の「発症から5日間は外出しないで」を、言われました。
それもあって、まだ自宅療養中です。4日間くらいはホントにしんどかったのですが、ようやく机に向かうことができるくらいにはなり、この記事を書いています。

 

★お詫び

今週は予定がいろいろあったので、ずいぶん大勢の方々に、ご迷惑をおかけしました。

まずは、本業から。
詳細は書けませんが、9月から、私のいる課は大きな転換点を迎えたところでした。こんなものでしょうか、名ばかりとは言えリーダーの私が、そのタイミングでダウンしてしまう、という失態でした。

せめてもの救いを挙げるなら、初日だけは元気で出勤でき、新メンバーを含めたみんなにアイス72本の差し入れができたことでしょうか。
「カシ出し」の大切さを訴える私、節目の日にみんなに喜んでもらえたことは、嬉しいことでした。w

また、本業とは別に、某図書館イベントの登壇打ち合わせがありましたのに、ドタキャンとなりました。まだ未公表かと思いますのでお名前等出しませんが、先生や運営の皆様にお詫び申し上げます。

 

大勢の方々にご迷惑をおかけした、という点では、福岡女学院大学さんの研修講師をキャンセルしたことが、一番申し訳ないことでした。

学内外から大勢のご参加予定だっただけに、本当にご迷惑をおかけすることとなりました。喉を激しく痛めたこともあり、オンライン開催への切り替えも提案できず、心苦しい限りです。

この研修当日に博多で、私が個人的に開催予定だった、図書館関係者の交流会も中止となりました。こちらも大勢の方々にご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

 

★せめて前向きに…

実は私、初めて外部から依頼を受けて講師を務めた研修が、ちょうど10年前の夏でした。
その間に数十回は講師を務めたと思いますが、これまで自分からキャンセルしたことは、ただの一度もありませんでした。
その意味でも今回のダウンは、自分自身に失望でした…。

こういうときは、自分の好きな言葉「人生に失敗なんてない。あるのは、成功と経験だけ」を思い出すようにします。
今回手痛い失敗でしたが、これも後になれば、いい経験なのかもしれません(ご迷惑をおかけしておいて言うことではないですが…)。

 

ところで気を取り直して、お伝えしたいことがあります。
ありがたいことに、この福岡女学院大学さんの研修は、もう一度チャンスを頂けることになりました!

研修を中止とせず、2月に延期する方向でご検討頂けることになったのです。参加予定だった皆さん、ご都合が合えばぜひまたご検討願えますでしょうか。今度こそ、体調を整えて万全で臨みます!

福岡女学院大学の皆さん、勝手をお許し頂いただけでなくこのようなご配慮まで、本当にありがとうございます!(申し訳ないやら、でも感謝でいっぱいやら)

 

さて今回の件では、月並みですが健康管理の大切さを改めて実感しました。
今でも人と近くで話すときは基本マスクをしていますし、ワクチンも合計4回打っていますので、それなりに気を遣っているつもりでしたが…結果的には大勢に迷惑をかけてしましました。

今後、今まで以上に健康管理には留意しようと思います。ご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

 

●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今回ダウンしてから自宅の別室で、自主隔離生活を送っています。階下には家族がおり、声も聞こえてきますが、やはり一人で病気と闘うのは、辛いものですね。

振り返れば、れいこの1年ほどの闘病生活は、こんな毎日だったのかもしれません。
主な入院先は自宅から離れた大阪の病院で、夜間の家族滞在は認められておらず、れいこは一人の時間が長かったのです。

せめてれいこが眠るまでは、と夜は横で見守っていたものです。ですが遠方のため、翌朝早くにはなかなか来られませんでした。
れいこは夜中に目を覚ましても一人、朝起きても一人。家族もおらず、さぞ寂しい思いをしていたことでしょう。
私はたった数日ですがこうして一人で過ごし、今改めて当時のれいこの気持ちに思い至りました。

 

今思うと、自分がなぜあんな状況で仕事に行っていたのか、分かりません。
娘が大病を患っているのに、先の心配をして、仕事も続けていたのですからね(と言っても、欠勤になったくらい、仕事を放り出して病院に通ってはいましたが)。
今日の食費がないじゃなし、仕事なんて放り出して1秒でも長く、れいこと一緒にいてやれば良かったです。

れいこが星になってから10年余り、私はずっと後悔しています。おそらくこの先も、ずっと。きっと自分には、勇気がなかったのでしょう。

もし今、れいこと過ごせる時間が1日でも戻ってくるなら、私は自分の寿命全てを差し出しても、れいこと過ごすことを選ぶでしょう。これは本当に、心からそう思えます。

れいちゃん、お父ちゃんが一緒にいられないことが多かったの、ホントにごめんな。
もう一度会いたいよ、れいこ。