2010-12-31

今年もありがとうございました!

いよいよ、2010年も終わりですね。今年最後の投稿です。
それでもやっぱり、雑談から。

前々回前回と続いてきた、わが子の描く「お父さんとお母さんのラブストーリー」シリーズ。
前回は、お父さんが「つきあってください!」と告白したシーンでした。「じかい きになるへんじ」と予告されていたのですが・・・。


「きになるへんじ」の結果は、お母さんからの「よろしく」との返事でした。
さらに次回へ続くようで、「じかい けっこん」との予告が。

・・・何と申したらよいやら。(笑)

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さて、今日は年末のご挨拶だけ。

<●今年もありがとうございました!>

皆さん、今年もありがとうございました。
今日言いたいことは、それだけです。(笑)

前から公言していますように、このブログはもっぱら、皆さんとのコミュニケーションを一番の目的にやっているものです。
ブログをご覧になった方から、メールを頂いたり、関連情報をご教示頂いたり。初めてお目にかかった方から、「ブログ読んでます」などと言って頂くのも、本当に嬉しいですね。

昨年、知財部から異動で図書館に出戻ってから、2年足らず。
その2年足らずで、多くの方々とお近づきになれました(少なくとも、こっちはそのつもり)。
いろいろなところで助けてもらったり、アドバイスを頂いたり。

本当に、皆さんに感謝です。


<●2010年私的ダイジェスト>

2010年も、いろいろなところで、図書館に関する活動ができました。

新年早々、かのエル・ライブラリーを見学し、そこにいらっしゃる方々とお近づきになれたのは、本当に嬉しいことでした。

(レアもの資料も、盛りだくさん!)

エル・ライブラリーは、本当に素晴らしい図書館ですが、非常に厳しい状況にあります。よろしければ、ぜひとも皆さんにもご支援を頂ければと思います(詳しくは、こちら)。
エル・ライブラリーさんは、@LlibraryOsakaというアカウントでTwitterもなさっていますので、そちらもぜひ。

2、3月には、ダイトケン兵庫支部にて、「はじめての、ブログとtwitter(ツイッター)」「もっともっと、twitter(ツイッター)!」を開催しました。

5月には、「トサケンなウィークエンド in大阪 -現場パワーアップ即効アイデア交換会-」+オフ会を開催しました。
トサケンでは今年から運営委員になったこともあり、11月に図書館総合展でも、トサケンフォーラム「今日から使える図書館ブランディングセミナー -図書館魅力再発見計画-」を開催しました。


そうそう、3月にも京都でオフ会を実施しましたのでしたね。

8月には、ダイトケン全国大会(大阪)にて、図書館システム分科会を担当しました。
魅力的な講師とコンテンツを提供し、大勢の方に声をかけた成果で、ダイトケン分科会史上最高となる80名以上の方々に、参加を頂くことができました(通常は20人前後ですから、胸を張っていいですよね?)。

9月のARGカフェ+フェスト@京都にて、ライトニング・トーク登壇したのも、大きな経験でした。
ARGカフェ+フェストには、11月にも横浜で参加しました。図書館員だけでない、「知」や「学術情報」をキーワードにしたネットワーク、本当に貴重です!

11月、12月には、ボイジャー・萩野正昭社長の講演をお聞きする機会に恵まれました。
講演後の懇親会などで、萩野社長といろいろお話をすることもでき、貴重なネットワークを作れたことも収穫でした。
草の根的にずっと電子書籍に取り組んでこられた方の経験談は、本当に傾聴すべきものですね。

12月には、大阪の老舗古書店・天牛書店(天神橋店)を訪問しました。とてもいい書店で、すっかりお気に入りです。関西付近の方は、ぜひ一度足を運んでみてください。



今年は、念願の大学院にも通い始めました
ここで得る直接的な知識はもちろんですが、ゼミでのネットワークも、代えがたい貴重なものです。
指導教員の北先生は、図書館関係のみならず、本当に広い知識と見識をお持ちの方です。こういった師について学ぶことを、本当に嬉しく思っています。

年間を通して勉強させてもらったのが、「自由なるライブラリーフィールド」です。
ここは本当に熱心な方々が集まる場で、関西の方にはぜひともご参加頂きたい勉強会です。

また、京都大学図書館員を中心とするku-librarians: 図書館系職員勉強会の方々にも、いろいろとお世話になりました。兵庫の私を迎えてくださり、多くの機会にご一緒させてもらいました。


図書館ネタでは、ありませんが。
昨日のエントリーでも書きましたが、今年は空手でも、多少なりともの収穫もありました。
自分個人で言えば、やはり現役復帰して、試合に出たことが一番でした。
(課題を持った、ということを含めて)



<●2011年度の目標>

まずは、できるだけ早い時期に、Code4Lib JAPANワークショップを京阪神に誘致をします。

これは、先日発足させたばかりの「D-ヒョーゴ」メンバーで、必ず実施します。
D-ヒョーゴでは、Code4Lib JAPANワークショップだけでなく、新しい活動を模索していきたいと思います。(参加メンバーも、募集中!)

それと、大学院では、修士論文を書かなければいけない勝負の年になります。これが、いかにも重いですが。(笑)


<●再度、感謝>

いつもに増して、とりとめのないブログエントリーになってしまいました。
自分の回顧や目標のようになってしまいましたが、ご容赦ください。

脱線しまくりでしたが、今日お伝えしたかったことは、皆さんへの感謝です。この場で、改めて感謝を伝えたいと思います。本当に皆さん、ありがとうございました!
そして、来年も、どうぞよろしくお願いします!


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<●どうでもいい独り言>

本当にもう年の瀬、毎年毎年が早いものです。
人生の半分を使ってしまったのに、さらに加速度的に時間が進む感じです。(笑)
来年は、どんな一年になるのでしょうか・・・?

今日はもうあまり書き足す必要もありませんね。
皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。

それでは、押忍!
 

2010-12-30

(空手ネタ)今年の空手を振り返って

 
今日は、空手ネタです。図書館業界の方、申し訳ありません。
それでも、やっぱり雑談から始まるこのブログ。

娘が、またiPadでお絵かき。
「お父さんとお母さんのラブストーリー(その2)」のようです。
(前回「その1」は、こちら


お父さんから「つきあってください!」と告白するシーン。しかも結果は、「じかい きになるへんじ」とのこと・・・。

繰り返しになりますが、念のため書いておきます。
この画像には、事実誤認が含まれている可能性があります。くれぐれもご注意ください。

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さて今日は、今年の空手を振り返ってみようと思います。

<●今年の脩己会拳真館>

2010年の脩己会拳真館最大のトピックは、何といっても子供たちの成長ぶりでしょう。

特に際立っていたのが、日々稽古に打ち込む子供たちの姿です。
1回1回の稽古での集中はもちろんですが、毎日のように道場に通う子供たちの姿が目立つようになりました。

ほのか、あやか、りゅう、ひろ、けんた、あつみ、むね、たつき、すばる、じのん、ようすけ、れいこ、かつじ、おうすけ、あつひろ、そうた、えいすけ。
特に君たちは、毎週何度も道場に通って、本当によく頑張ったね!

大勢の子供たちが頑張っていたことが、そのまま結果に繋がりました。
いくつもの大会で、大勢がトロフィーを獲得しました。

圧巻だったのは、10月の甲子園カップでした。17人が出場し、3名が準優勝、3名が3位入賞、3名がベスト8入りを果たしました!何と、過半数の子供たちが、入賞です!




<●空手祭り>

今年のハイライトは、何と言っても、11月下旬からの空手祭りでしたね!
近隣で開催される空手大会が3週連続となり、何人かはすべてに参戦というハードなものです。

○第7回拳真館交流空手道大会

第一週は、いきなりわが拳真館主催の第7回拳真館交流空手道大会が行われました。


道内大会という位置付けではありますが、他の道場からの招待選手も多く参加し、熱戦が繰り広げられました。


特に光ったのは、むね・たつき・かつじの大会二連覇達成でした。おめでとう!


○第3回関西ジュニア空手道選手権大会

そして第2週は、第3回関西ジュニア空手道選手権大会でした。
この日はごく僅差の勝負が多く、審判の判定も分かれる大接戦もありました。
その中で、れいこが3位、むねがベスト8入りという好成績を残しました。



○全日本少年少女空手拳法選手権大会

最後の第3週は、舞洲アリーナで開催された第22回全日本少年少女空手拳法選手権大会でした。
強豪・魚本流主催の大会ということもあり、各地から強豪選手が揃って参加していて、本当にレベルの高い大会でした。
その中で、ひろが持ち前のスピードで、ベスト8入りする快挙を達成しました!


このところ各大会でずっと好成績を残していた拳真館でしたが、ハイレベルな大会では、まだまだ実力が及ばないことを痛感させられました。
これを励みに、また来年も頑張っていきましょう!


<●子供たちの成長ぶり>

子供たちは、空手の選手としても力を付けてきましたが、人間としての成長ぶりも感じさせてくれました。

大会のときも、他の子供たちの試合にはみんなが集まって、声援を送るようになりました。また、試合に参加しない子も、他の子が参加する大会に応援に来てくれたりするようになりました。

道場での挨拶などもしっかりとできるようになってきましたし、空手の技とは違う面で、子供たちの成長を感じることも多い一年でした。


<●わが家のこの一年>

○子供たちの一年

今年のわが家の空手ニュースは、愛娘・れいこの奮起でしょうか。

所属の末広支部はもちろん、自分が行ける範囲だけではありますが、本部・高松支部の稽古も欠かしません。
出られる大会という大会すべてにも出場して、おそらく20試合はしたと思います。
たまたまではありますが、トロフィーを2度もらえたことも、プラスになったと思っています。
この頑張り屋さんぶりには、わが子ながら感心させられます。

対照的だったのは、息子の退会です。
いつの間にか、ズルズルと稽古を休むようになり、本人の意思を確認したところ、退会することを選びました。
ヘタレながら、6年あまり親子で一緒に稽古をしてきたので、本音としては残念なのですが・・・。まあ、もう済んだことです。

○自分自身の一年

私個人としての収穫は、5年半ぶりの試合出場に尽きます。
当時まだ道場にいた息子に、お父ちゃんが必死に頑張る姿を見せようとしての現役復帰でした。
7月に復帰を決意して、10月の試合まで3ヶ月間、いつになく稽古を重ねました。

結果としては1回戦負けでしたが、自分と接戦だった相手(延長戦の末判定)が準優勝したことで、ある種の手応えを感じなくもありません。

一方で、試合をビデオで見てみると、ガチガチに緊張し、ろくに技も出せていないお粗末な組手でした。まだまだ修行不足であることも、再認識したところです。
課題は山ほどありますが、また稽古を重ねて、試合にも挑んでいきたいと思います。


年末には、風林火山正指導員との自主稽古で、いろいろとご教示頂きました。
しっかりと指導頂く中で、いまだに突きの打ち方一つできていないことを、感じさせられました。
風林火山正指導員には、武道に向き合う姿勢と言うか、技術よりも大事なものを教わることも多いのですが、その辺りを含めて自分はまだまだです。

今年はちょうど入門10年だったのですが、本当に何も身に付いていないことを実感します。
「10年も経つし、もうそろそろ黒帯を・・・」と言って頂くことは多いのですが、自分自身が納得するのには、もっともっと長い時間がかかりそうです。

武道というのは、薄い紙を重ねるようなものだとも言われます。
簡単にレベルアップするのではなく、1枚1枚、薄い紙を根気よく重ねることで、いつしか厚みが生まれます。長い時間を経た木が年輪を重ねるように、自分自身も何かを積み重ねていきたいものですが・・・。

来年もまた、親子で頑張りたいと思います。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!

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<●どうでもいい独り言>

もういよいよ、年の瀬ですね。
数日前から、愛媛の実家に帰っているのですが、帰省してもゴロゴロしてばかり。急に体を動かすようにもなりましたが、暴飲暴食の方が明らかに勝っています。(笑)

いくつか持って帰った大学院のレポートや図書館関係の仕事もひと段落し、ようやく久しぶりのブログ更新もできました。
明日は大晦日、家族でゆっくりと過ごす時間を、満喫したいと思います。

それでは、押忍!

2010-12-23

はじまります! 「D-ヒョーゴ」!

 
ウチの娘が「お父さん!ラブストーリー描いたよ!」と言って持ってきたのが、私のiPad。そこに描かれていたのは・・・。


「うんめいの赤い糸」に結ばれた「おとうさん」と「おかあさん」。しかも、「ひとめぼれ」と「りょうおもい」だそうで・・・。
<若干の事実誤認が、含まれている可能性があります。

画面の左下に書かれた「つづく」も、大いに気になるところです。


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さて、今日の本題。

<●はじまります!「D-ヒョーゴ」!>

・・・これだけでは、何のことだか、判りませんね。
実はコレ、皆さんへのお誘いメッセージです。


私たちと一緒に、兵庫を中心にした図書館員をつなぐネットワークを作りませんか?


・・・と言うことで、まずは、このスライドをご覧ください。



何となく、イメージは伝わるでしょうか?

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スライドと重複しますが、ポイントだけ。
こんなコンセプトで、ネットワークを作りたいと思っています。

  • ヒョーゴでの、図書館員どうしのコミュニケーション。
    一番大事なコトは、図書館の仲間をつくること。
    ちょっと困ったときに、気軽に相談したり、プライベートでランチに誘い合ったり。勉強会やイベントを通じて、そんな仲間を増やしていきたいと思います。

  • 手作りで、やりたいことを少しずつ。
    勉強会など、自分が関心あることをやっていきましょう。
    でも、人まかせではありません。自分たちが手作りで、お互いにスキルアップできるようなものを、考えていきたいと思います。

    大事なことは、無理をせず、やりたいことを、やれるだけ。少しずつ前進していきましょう。
    ちょっとずつ、メンバーみんながチカラを付けていけたら、いいですよね。

  • オープンに。いろんな立場で。
    ヒョーゴをメインの舞台にしようと思っていますが、そこはオープンに。
    ヒョーゴ在住・在勤の方じゃなくても、OKです。「ココロはヒョーゴ!」な方、大歓迎!すべての活動をオープンにしますので、どなたでもご参加頂けます。


    とりわけ、いわゆる専任職員でない方に、多く参加を頂きたいと考えています。
    「勉強会には興味があるけど、専任さんばっかりだし、何となく行きにくいよね」、「非常勤だから、何となく気がひけて・・」という皆さま!
    図書館が大好きな仲間と一緒に、立場など関係なく、図書館のハナシをしませんか?

    実際、「D-ヒョーゴ」メンバーのうち半数近くが、専任職員ではありません。
    「D-ヒョーゴ」では、そうした方のために、所属をオープンにしなくてもよいことにしました。立場上、勤務先の名前を出しにくい方も、気軽に「D-ヒョーゴ」へ飛び込んでください。


    大学/短大図書館員だけでなく、それ以外の方にも、「D-ヒョーゴ」はオープンです。
    書店の方、出版社の方、ベンダーの方。もっと言えば、図書館や本が好きな方。「D-ヒョーゴ」は、いつでも誰でも大歓迎!




<●「D-ヒョーゴ」って?>

「D-ヒョーゴ」は、現在のダイトケン兵庫支部を母体に、自ら企画・立案・実行する新グループです。いわば、ダイトケン兵庫支部の実行部隊といったところでしょうか。
(「ダイトケン」とは、「大学図書館問題研究会」の略称です)

ダイトケン兵庫支部は、今まで長い間、地道に活動を続けてきました。
しかし、ここ数年は異動で図書館を離れる方も多く、活発な活動をしてこれませんでした。

そこで、今回!
世代交代を兼ねてメンバーを大幅に入れ替え、上記コンセプトにもとづき、新しいスタイルの活動へ大きく舵を切ろうと考えています。
(「D-ヒョーゴ」の「D」は、「ダイトケン」を意味するものでもあります)

「D-ヒョーゴ」は、組織的にはあくまで、ダイトケン兵庫支部の一部に過ぎません(「D-ヒョーゴ」の活動は、そのままダイトケン兵庫支部の活動になります)。
新メンバーグループ「D-ヒョーゴ」は、今後自分たちの手で、新しい活動を創っていきます。
ダイトケン兵庫支部においても、今後の活動は「D-ヒョーゴ」が中心となって担っていくことが、決定されています。


詳しいことは、何も決まっていません。
それは、新メンバーグループ「D-ヒョーゴ」が、今から考えていくからです。


まずは私たちと一緒に、地元・ヒョーゴでどんなことをしていくか、一緒に考えてみませんか?
勉強会を企画するもよし、ブログやtwitterを立ち上げるもよし、ランチ+ビール会を企画するのもよし。やりたいことを、無理のない範囲でやれるだけ。

「D-ヒョーゴ」のプランで、ヒョーゴのライブラリアンを元気づけ、ダイトケン兵庫支部も元気づける。これを、「リバイバルプラン:D-ヒョーゴ」と称しています)



<●「D-ヒョーゴ」に参加するには?>

もしこうしたコンセプトにご賛同頂き、一緒にやってみようという方には、2つの方法があります。
  1. ダイトケンの会員になること。
    「D-ヒョーゴ」は、組織的にはダイトケン兵庫支部のもとにあります。そのため、「D-ヒョーゴ」でやってみようという方には、まずはダイトケンへの入会をお薦めします(年会費6,000円)。

    会員になれば、「D-ヒョーゴ」だけでなく、全国のダイトケンの活動などに参加したり、大勢の会員と交流したりすることもできます。

  2. 「D-ヒョーゴ」サポーターになること。
    正式なダイトケン会員ではないものの、「D-ヒョーゴ」の趣旨に賛同し、「D-ヒョーゴ」と一緒に活動するメンバーです(年会費等、一切なし)。
    閣外メンバーとして、「D-ヒョーゴ」と一緒に、新しい活動を立ち上げましょう。

    「D-ヒョーゴ」が自分にあっていると思ったら、正式に会員になることをご検討頂けると幸いです。「D-ヒョーゴ」は、いつでもあなたを歓迎します!

詳しくは、「karatekalibrarian●gmail.com」(「D-ヒョーゴ」代表・井上)まで、お問い合わせください。
(「●」を「@」に置き換えてください)



<●なんで、ダイトケン?なんで、兵庫支部?>

「なんで、新しい活動を始めるときに、ダイトケンなの?」という疑問を持たれるかもしれません。

・・・それは、言い出しっぺの私が、ダイトケン大好き人間だからです!(笑)

30歳を過ぎた私が、いろいろな話をできる仲間を求めたとき、受け止めてくれたのがダイトケンでした。
それまで消極的だった自分が、多くの知人を得たり、いろいろな情報を手にすることができるようになったのが、ダイトケンでした。

ですが、私の属する兵庫支部も、ここ数年活動が活発とは言えず、非常に寂しい思いをしてきました。
ここらで一念発起して、兵庫支部の良さに、新メンバーの力をブレンドした活動をしたいと思いました。それが、今回の「リバイバルプラン:D-ヒョーゴ」です。

「D-ヒョーゴ」によって、私たちがやりたいことを楽しみながら創っていき、それがダイトケン兵庫支部の活性化にもつながる-そんなことを、考えています。

ほんの少しでも興味を持たれた方、ぜひお気軽にご連絡ください!
一緒に新しいグループを、創っていきましょう!


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<●どうでもいい独り言>

今回は、宣伝に終始して、申し訳ありません。
この数ヶ月、ずっとこの「リバイバルプラン:D-ヒョーゴ」を考えてきました。

大阪や京都に比べて、ちょっと元気のないヒョーゴ。
そのヒョーゴのライブラリアンや、ダイトケン兵庫支部を元気にしたいと思っています。

もし、私から勧誘の声がかかった方は・・・ぜひ一緒にやりましょうよ~。

それでは、押忍!
 

2010-12-11

古書店の味、満喫!天牛書店(天神橋店)!

 
先日、京都に出かけてきました。息子が社会見学で行ったルートに、家族を案内したいと言ってくれたのです。
紅葉の時期、快晴の一日で京都はすごい賑わいでした。


霊山歴史館で、龍馬と記念撮影したり。


清水寺の舞台を背景にしたり。


紅葉を楽しんだり。

・・・挙げ句に、午後からの大学院の授業に遅刻したり。(汗)

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<●古書店の味、満喫!天牛書店(天神橋店)!>

さて、今日の本題。
大阪の古書店、天牛書店天神橋店に行ってきました。
天牛書店は、明治40年の創業以来、大阪で地元の古書店として親しまれてきた老舗です。

以前、とある勉強会で、天神橋店の店長さんとお近づきになりました。
この方が粋なことに、ときどきハガキを送ってくださるのですね。今回、ちょうど天神橋店10周年セールということでしたので、授業帰りに足を伸ばしてみました。

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お店は、地下鉄の扇町駅や南森町駅からすぐ、天神橋商店街の中にあります。


行って驚いたのは、お客さんが多いことでした!
それほど広くもない店舗ですが(失礼!w)、大勢のお客さんで、ギッシリと埋まっていました!10周年セールのためか、土曜夕方という時間のためか判りませんが、20人ほどもいたでしょうか。


(どうしても一般のお客さんが写ってしまいますので、上の写真は公式ブログから拝借しました。また、以下の写真は、店長の許可を得て撮影したものです。ケータイで撮ったため、写りが悪くて申し訳ありません)

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店内に入ると、お香でしょうか、微かな香りに気付かされます。心なしか、ちょっとリラックスした気分になれました。

入ってすぐ右手には、ガラスケースに納められたユニークな本が展示されています。
レジよりも、このガラスケースを手前に置くあたり、工夫されている様子が伺えます。スタンドの使い方も、上手ですね。



さらに少し進むと、メイン展示ケースが置かれていました。


この中にも、いろいろな本が展示されていました。
展示ケース内に限りませんが、地元・大阪関係史料が、充実していることが目に付きました。やはり大阪の資料類は、コンスタンスに動くものだそうです。



他にも、バリエーション豊かな図書が、いろいろと並んでいます。




この春陽堂の菊池寛などは、モノとして欲しいですね~。
昭和初期の春陽堂というのが、自分の知らない古きよき時代への、ある種のノスタルジックな訴求力を持っているのかもしれません。

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この店が扱うのは、国内の図書だけではありません。
下の絵は、戦前のフランスで刊行されていた女性ファッション誌 "Gazette du Bon Ton, Juillet"(1914年7月号)に掲載されていたものです。


第一次世界大戦前に相次いで現れた、豪華ファッション誌を代表するものです。
当時隆盛を誇ったイラストレーターたちが手がけた絵を、全ページにポショワール版画(*)としてちりばめた、華やかにして洗練された誌面が魅力です。

(*)非常に手のかかる木版画の多色刷り技法。アールデコの時代に流行しました。


上の写真は、60年ほど前のフランスのポスターです。ポスター横に、解説が付されているのが親切、かつ宣伝効果を高めていますね。


上の写真は何と、石鹸の包み紙です。20世紀初めのフランスのものです。

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お店で目に付いたもののうち、ケータイ撮影で写りがよかったものを、ご紹介しました。
もちろん、こうした資料ばかりでなく、一般の内国書も多数販売していました。


下の写真のように、大阪に関する資料も豊富。


全集もの・セットものリストを作ってあるところも、痒いところに手が届く感じです。


ちなみに、このリストを作っているのはアルバイトさんで、私の勤務先大学の学生さんとのことでした。(笑)


小さな中庭(?)には、ちょっとしたオブジェを置くことで、空間を上手に演出されていました。

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ちなみに。
私もこの日、買い物を楽しんで帰りました。購入したのは、下の3冊。


  • 「本の情報事典」 紀田順一郎(監修) 出版ニュース社 1986年
    本、読書、出版、流通、広告、図書館、印刷など、幅広いテーマに渡り、判りやすく解説した1冊です。出版から20年あまりが経ち、現在の状況と読み比べると面白そうです。

  • 「本と人を糧に」 川口正 編集工房ノア 2002年
    日本出版学会などでご活躍の川口さんの力作です。関西出版界をめぐる状況についても、詳しい記述があります。以前お目にかかる前に、図書館で借りて流し読みだけしていたものを、改めて熟読したいと思い購入しました。

  • 「日本の奇書77冊」(第3版) 佐藤要人ほか 自由国民社 1984年
    いかにも、図書館員が本棚に並べておきたそうな本ですね。笑話集、説話集、風刺、地獄絵巻に艶本まで。帰りの電車の中で、食い付いて読みました。(笑)

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授業の後、ほんの少し立ち寄るはずが、結局1時間半以上滞在していたでしょうか。
驚かそうと、アポなしで訪問したのですが、店長さんともちょうどお目にかかれて、嬉しかったです。

この店は、商品の揃えなども良いのだと思いますが、何よりも雰囲気がいいですね。何だか、子どもの頃に通っていた地元の小さな本屋さんを思い出させます。
Amazonや大型書店にはないものが、ここにはある、といった感じでしょうか。私はすっかり、この店が気に入ってしまいましたよ~。

店長さんは、私よりもずいぶんお若い方ですが、こんなに魅力ある雰囲気の店にされて、本当に素晴らしいですね。

なお、天神橋店の公式ブログもありますので、そちらもよろしければどうぞ!
「電牛書店 天神橋だより」「天牛書店 稀覯書目録撰」「天神橋筋・中崎町界隈 古書店マップ」(下の写真)なども、このブログからご覧になれます)


以上、天牛書店天神橋店訪問記でした。
また足を運びたいと思えるこの書店、関西の方はぜひお立ち寄りを!

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<●どうでもいい独り言>

先日、子どもたちの学校で、個人懇談がありました。
私も妻も、ちょうど仕事の都合がよく、二人とも休んで参加することに。

懇談が昼からだったので、久しぶりに妻と外出。いつ以来か判らないほどの、二人だけでのランチを取りました。
昔を思い出したので、帰ってから公園でキャッチボール。若い頃は野球バカだった私が、よく妻を付き合わせたものでした。

気の迷いかとは思いますが、懐かさのあまり、ごく稀にであればこういうのも悪くないかな、と。

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最近、「ブログはお子さんのネタばかりで、どうして奥さんのこと書かないんですか?」とか、「ホントは奥さんに逃げられてるから、ブログに書けないんじゃないか?」とか言われていますので、ちょっとだけ気になっていて、ネタにしてみました。(笑)

あ、でもやっぱり、日本男児としてはいかんなあ・・・。今回限り、ということで。

押忍!
 

2010-12-08

行ってきました、総合展!やってきました、トサケンフォーラム!(満員御礼!)

  
出先で、熱心にダンゴを食べるわが子ら。


この後、餅を食べた後、中華そば屋とうどん屋をハシゴして、漬物屋で試食しまくって、仕上げにジュースも飲んだのは内緒。
<お前ら、怪物か・・・。

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<●トサケンフォーラム>

さて、今日の本題。このタイミングで、書くのも恥ずかしいですが。

行ってきました、総合展!やってきました、トサケンフォーラム!
トサケンフォーラムは有料であったのにも関わらず、あの大きな会場が満員となりました。ご来場頂いた皆さんには、本当に感謝です!


まずは、トサケンフォーラムの報告といきましょう。
先日のエントリーでも書かせてもらいましたが、私はトサケンの運営委員をやっています。
今回、図書館総合展で、トサケンフォーラムの運営に携わりました。以下、簡単にご報告を。

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トサケンフォーラム「今日から使える図書館ブランディングセミナー -図書館魅力再発見計画-」

まずは、トサケン発起人・仁上幸治先生から、基調講演を頂きました。
残念ながら時間の都合で、この日は例のカメ映像はなし。(笑)
  • 図書館の経営環境
    存在理由の見直し、独自の価値の対外的訴求。
  • 3つの視点
    業界内の位置、図書館界での独自性、組織内の存在感。
  • プラス面切り取り主義
    何でも、都合よく切り取ってプラスに考える。
    「規模が小さい」ではなく、「小回りのきくキビキビしたサービス」。
  • どうすればいいのか?
    やっぱりワークショップ!楽しいトーク、即効役立つコツ。
    広告業界に学ぼう!→今回のワークショップへ。
  • ブランディング
    基本的な考え方を学ぼう。誰もが簡単に実践&実務応用ハウツー。
  • 結論:ブランディングは使える!
    帰ったら、速攻で実践!1年後に総括・発表を。

いつもながら、ウィットが利いていて、即効性を重視するゆらがないスタンス、さすが仁上さんでした。改めて、感心させられました~。

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続いて、今回のワークショップ講師・渡邉崇先生の登場です。
渡邉先生は、株式会社トランスヒューマンの取締役で、広告制作ディレクター/コピーライター/コンテンツプロデューサーとしても、第一線でご活躍されている方です。

  • まずは、ワークシート。
    最初に、各人でワークシートに取り組みました。「もし図書館と航空会社が合体したら、どんなサービスができる?」といった質問に回答しました。
  • ブランドとは何か?
    ブランド認知の基本構造を、ブランディングコーンから学びました。
  • ブランド構築事例
    ケータイブランド・女性情報誌・某有名豆腐屋を引き合いに、ブランド構築に成功した例を紹介し、説明頂きました。
  • ブランド構築のポイント
    ターゲットの設定と、着地点の設定。誰に、何を伝えるのか。
  • 総括
    固定観念の打破を。コンビニがやっている棚の大転換、図書館でやってみては?TSUTAYAがやっている手作りポップを、図書館に?柔軟に考えて、発想の転換を!

渡邉先生のお話は、広告業界のノウハウが、ふんだんに盛り込まれたものでした。
単純にキャッチコピーなどを作るのではなく、どのようにブランドを捉え、どんなメッセージを送りたいのかが重要、というお話は非常に示唆に富んだものでした。

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その後、質疑応答の時間となりましたが、何人もの方々から質問が出されました。
ときには鋭い質問もあり、講師の渡邉先生も感心された素振りも見せられていました。

時間が許せば、まだまだ質疑応答を続けたいところだったのですが、残念ながらそうもいかず。「宴たけなわ」感が残りつつ、やむを得ず閉会となりました。

そうそう、アンケートに答えてくださった皆さんには、トサケンらしく、栞(しおり)がプレゼントされました。
ですがこの栞、ただの栞ではありません。ALAと、ツクロウ君の栞です!


「ツクロウ君」は、図書館サービス・ツール研究会が制作したオリジナル・キャラクターです。

かくして、第一部のトサケンフォーラムは、終了となりました。

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ところで、改めてこの場でお礼を言っておきたいことが。
このトサケンフォーラムでは、大勢の方々がボランティアに立候補してくださいました。

ポスター作成(これがまた、秀逸!)・当日の受付・ツクロウ君しおりの封入・写真撮影など、ボランティアの皆さんなしには、今回のトサケンフォーラムは、実行できませんでした。
ボランティアにお申し出くださいました皆さん、本当にありがとうございました!

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ちなみに私はと言いますと、このフォーラム中は、司会をやっていました。


大勢のご来場者を前に、かなり緊張していて、しどろもどろでした。ところどころ、笑いを誘おうとして、成功したり、失敗したり。(笑)

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さて、フォーラムが終わったら、その後は当然オフ会ですよね!
自称・トサケン幹事長の私は、当然オフ会の幹事も担当しました。

オフ会の参加者は、何と32名!
皆さん総合展で一日お疲れの中でしたが、大勢の方がご参加くださって、本当に嬉しかったです。

ちなみにお店は、せっかくの横浜ということで、定番の中華街にしました。
行ってみるとお店には、「トサケン(井上)様」という文字が。(笑)


もちろん私が、お店に「トサケン」って書いておくように、頼んでおいたからですが。(笑)

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会場は、「一楽(いちらく)」という店です。
一室貸切、当日の人数変更可能、固定料金、美味しい料理・・・という高いハードルでお店を探し続け、ようやく見つけたのがこの店です。当日は、幹事のわがままに見事に応えてくれました。
料理も美味しく食べきれないくらいで、来年からトサケンはここを、フォーラムオフ会の固定会場にしようかと思うくらいです。(笑)


ビールも、こんな感じで。いいでしょ〜?

当然、オフ会は大いに盛り上がりました!
序盤は大名刺交換会、その後は無礼講の大懇親会です。職場のジャンパーを来て営業に励む方、「エビチリの女」の異名を得た方、自分の著書の宣伝をする方、などなど。
講演を頂いたお二人をはじめ、一人一分の自己紹介&アピールタイムもありました。
参加者による、9月に山中湖で行われたトサケンセミナーの報告もありました。

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いつまでも名残は尽きませんでしたが、時間がきて、やむを得ず閉会に。
あまりにも盛り上がっていましたので、22時という時間にも関わらず、二次会には10人くらい?が参加しました。
しかも、道中たまたま出会ったライブラリアン3人も拉致(?)し、再度大宴会!

1時くらいまで飲んだ挙句、最後は5人で、3次会に行きました!
こちらは、朝の3時まで!よく皆さん、付き合ってくださったものです。(笑)
<この3次会のメンバーのうちお一人は、3時まで飲んでいたにも関わらず、翌朝7:30からの早朝ミーティング?にも、付き合ってくださいました。

オフ会に参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
多くの出会いに結び付くことになり、幹事冥利に付きますね〜。(感涙)

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以上、遅くなりましたが、大いに盛り上がりましたトサケンフォーラム+オフ会のレポートでした。
改めて、講師の方々、運営委員+ボランティアの皆さん、総合展の事務局の方々、ありがとうございました。
そして何より、お忙しい中ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
またいつか、トサケンフォーラムでご一緒させてくださいね~。

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図書館総合展は、初日だけの参加でしたが、他に2つのプログラムに、参加してきました。
以下、ごくかいつまんでご報告を。

<●Code4Lib JAPAN Meeting & Exhibits 2010>

ご存じ、Code4Lib JAPANによる企画です。
開催主旨などは、開催要項をご覧ください。
ミッションと事業の説明後に、図書館業界関係者を交えたパネルディスカッションを行いました。

当日の様子は、公式ブログの「図書館総合展フォーラム:Code4Lib JAPAN Meeting & Exhibits 2010(11月24日)の開催報告です。」というエントリーでご覧になれます。
当日のスライド、Ustream、Twitterのまとめなども、ここからアクセスできます。

Code4Lib JAPANの重要性や、私がその主旨に敬意を払っていることは、もう言わなくてもいいでしょう。今回ここで書いておきたいのは、プレゼンの重要性です。

Code4Lib JAPAN代表の丸山さんによるプレゼン、本当にカッコよかったです。本当に、ここを基点に日本の図書館を変えていけるのではないか、そんなことを感じさせるものでした。

お話の内容はもちろんですが、落ち着いた話ぶり、洗練されたスライド、間の取り方、身振り手振り。すべてにおいて、人を惹きつけるものでした。
Ustreamで、その雰囲気などがどこまで再現されるか判りませんが、もしよろしければ、ぜひこのプレゼンにもご注目ください。

ちなみに私は、当日のお手伝いとして、Twitter班という任務(?)を頂いていました。及ばずながら、ちょこちょことツイートをしていました。

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もう一つ参加したプログラムが、こちら。

<●「長尾構想」への図書館界・出版界のまなざし―長尾 真と湯浅俊彦の論点整理―>

今や電子書籍の第一人者となった湯浅俊彦先生(夙川学院短大)が、国立国会図書館の長尾真館長と、講師を務められました。
電子書籍を巡る議論の中心となっている「長尾構想」について、図書館界・出版界の視点から、背景などを含めて再整理を行おうというものです。

湯浅先生から、「長尾構想」に至る経緯や背景について説明があり、それを受けて長尾館長が説明を加える、といったスタイルでした。
内容に応じ、司会的なお立場でもある湯浅先生が、適宜「出版界のお立場から、発言はありませんか?」などと見事な進行を見せられました。

長尾館長は総括的に、「長尾構想」などと言われているが、これはあくまでたたき台であり、広い議論をして欲しいことを明言され、幕を閉じました。

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以上、長くなりましたが、1日だけの図書館総合展参加レポートを終わります。

この翌日も休みを取っていたのですが、午後から監査が入ることになり、泣く泣く関西へ戻りました(別に悪いことをしたワケではありません)。
トサケンフォーラム後に、午前3時まで飲んで、7時に起きて謎の早朝ミーティング、そのままダッシュで新幹線は、さすがにちょっと辛かったです。(笑)

トサケンフォーラムで、図書館総合展でご一緒くださいました皆さん、ありがとうございました~!ぜひまた、来年お会いしましょう!
(来年は、11月9日(水)~11日(金)に、パシフィコ横浜で開催予定)

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<●どうでもいい独り言>

最近かなりテンパっていて、ブログも全然進みません。
日本図書館研究会図書館学セミナー、天牛書店(天神橋店)訪問(すごくいいお店でした!強くお薦め!)、昨夜のボイジャー萩野社長のご講演などなど、ネタは豊富にあるのですが・・・。
<いかんせん、時間が。

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空手ネタも、アップしたいことがいっぱいあるのに、なかなかできません。
先日開催された、わが道場の主催大会、大阪に行って参加してきた某大会(何と、わが娘が望外の3位入賞!)、今日行われた昇級審査。
そして今週末も、さらに別の大会があります。

3週連続3つの空手大会、しかも途中に昇級審査まで入るという、今までにないハードスケジュールです。
私はともかく、わが子は3週連続の強行参加。さすがにちょっとキツイと思いますが、先週の3位入賞に、ぐっと気をよくしている様子です。(笑)

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それにしても、時間が~。
通っている大学院のレポートも、2つかかえていますし、まだまだピンチは続きます・・・。(汗)

押忍!
 

2010-11-30

【参加者募集!】 ボイジャー萩野正昭社長講演「激動する電子図書の動向-市場モデル、技術など- 」

 
久しぶりにアップしました、わが子のすごい顔シリーズ。


必死にスゴイ顔をしている兄をしり目に、妹は気にも留めずに、ヘンな石の写真撮影。このコントラストが、妙におかしいです。(笑)

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<●ボイジャー萩野社長のご講演について>

さて今日は、開催予告だけ。
図書館界の皆さんや、電子書籍に関心を持っている方なら、誰でもご存じでしょう。
株式会社ボイジャー萩野正昭社長に、以下の要領でご講演頂きます。本当に貴重な機会ですので、ぜひともご参集ください!


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<●講師とボイジャーのご紹介>

電子書籍の草分け的存在として知られる、萩野正昭社長。
最近では、誰からともなく、「Mr.電子書籍」とまで呼ばれています。その活躍ぶりは、国内の電子書籍に取り組んだ嚆矢として、大いに知られているところです。


そして今月(2010年11月)、萩野社長の新著「電子書籍奮戦記」が刊行されました!ぜひ、ご一読を!
(Kindleを意識した表紙が、とってもクール!)


(新潮社 1,365円 ISBN978-4-10-328411-6)

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以上、萩野社長による講演のご案内でした。
ですが、こうしたプロフィール以上に、伝えたいことがあります。

それは、萩野社長が情熱を持って、ずっとこの道に携わってきたことです。
特に直接お話を伺うと、その熱い思いが伝わってくるようでした。
<最近すっかり、にわかファンかも。(笑)
皆さんぜひとも、この思いをキャッチしにご参集ください!

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最後に補足しておきますと、これは私が学生として通っている大阪市立大学 創造都市研究科 都市情報学専攻 知識情報基盤研究分野のワークショップとして、開催されるものです。
もちろん、学外の方も大歓迎ですので、ぜひともご参集ください!

それと、お願いです。
よろしければ、このページをご周知ください!
http://karatekalibrarian.blogspot.com/2010/11/blog-post_30.html
せっかくの貴重な機会、ぜひとも大勢の方と、一緒に勉強したいと思っています!
ツイッターでもアナウンスしていますので、RT頂ければ幸いです!

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<●どうでもいい独り言>

最近ちょっと忙しくて、テンパっていましたが、今日で少し楽になりました。
大学院のプチ発表と、課題が終わり、遅れに遅れていたダイトケン会誌「大学の図書館」の編集が、ほぼ終了しました。

昨日、所属する道場主催の空手大会が終わったのも、大きいですね。
一日審判+準備+撤収をすると、かなり疲れます。しかも、大会が終わった晩は、猛烈な飲み会で、さらに消耗しますし。(笑)

今朝も5時に起きて、昨日の空手の大会をアップしたところです(道場のホームページ担当もやっています)。明日あたり、ブログにも雑感をアップしませんとね。

しかし、来週、再来週と空手の大会が続きますので、これまた大変です・・・。移動、応援、審判、打ち上げ、Web更新、ブログ。ひたすら、体力勝負です。

さあ、明日からも頑張るぞ~!
押忍!
 

2010-11-27

「第10回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜」に参加!

   
今週は、日本中の多くのライブラリアンにとって、非常に重要な一週間だったと思います。そんな中ではありますが、いつものごとく、まずは雑談から。

先日、わが子の空手用グラブなどを買い出しに、ボディーメーカー大阪店へ。
初めて訪れた店でしたが、サンドバックからプロテクター類まで、なかなかの品揃い。店員さんも、親切でいろいろと相談に乗ってもらいました。


ふと気付くと、わが子がいません!
・・・と思ったら、いつの間にやら。



店のバランスボールに勝手に乗って、必死にトレーニング中。
画像がブレている辺り、真剣な様子が伺えます。(笑)

・・・でも、君のグラブを買いに来たんやけどね?

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<●「第10回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜」に参加!>

さて、今日の本題。
行ってきました、横浜まで。行ってきました、第10回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜
23日(祝)の開催でしたので、翌24日は仕事を休んで、図書館総合展初日とのハシゴ参加にして上京です。


ARGカフェと言えば、9月に京都で開催された前回は、私もライトニングトークに登壇してきました。あれから、はや2ヶ月経つのですね。
(詳しくは、先日のエントリーをどうぞ)

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さて、この「ARGカフェ&ARGフェスト」は、ご存じアカデミック・リソース・ガイド株式会社によるもので、今回は記念すべき第10回でした!
そのせいか、今回も豪華なラインナップとなりました!

当日の発表は、Ustで視聴することができます。
前回と違い、今回はスチール缶握り潰しは、出てきませんよ!(笑)



また、Togetterにもまとめられているので、個々の発表の説明は、そこに譲ることにします。

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一つだけ、特記事項を挙げておきましょう。

●スペシャルトーク「ARG漫遊記-人との出会いはプライスレス!」
(嶋田綾子氏)


嶋田さんは、10回に渡るARGカフェ&フェストすべてに、参加されています!北は仙台から、南は何と、那覇に至るまで!
今回10回連続参加という偉業を記念して、冒頭にスペシャルトークを頂きました。タイトルがそのまま、嶋田さんの思いを物語っていますね。

嶋田さんは、10回連続参加という実績に加えて、最近では毎回Ust中継も担当されており、その意味でも功労者。この場で改めて、敬意を表しておきたいと思います。
<パチパチパチ~。

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以下、参加しての雑感を。

  • 「知識」や「情報」をキーワードにした、図書館に限らないネットワークづくりができることが、この企画の魅力。
    今回は、図書館総合展前日に開催とのことで、図書館員だらけになるんじゃないかと思っていましたが、さにあらず。いろんな研究者や研究支援者、学生などが広く集まりました。
    <海外からも、お二人の参加がありました!

  • 今回の企画は、@argこと岡本さんは、ほとんどノータッチとのこと。ARGの誇るインターン軍団の一人、@ariyosiさんがほとんど一手に準備を進めたそうです。
    自分が学生時代に、社会人を相手にこんなことは、絶対にできなかったな~。他のインターン、@tlilaさんや、@humottyさんを含めて、今のつくば学生クラスタは、本当にスゴイです!

  • 長らくTwitterでお互いにフォローし合っていた方に、初めてリアルにお会いすることが多いのも、このARGカフェの特長です。今回も、@lily_2007さんはじめ、何名かの方とお会いすることができました。感激!

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ARGフェストが終わっても、まだ余韻冷めやらぬ参加者・・・ということで、一気に20人以上で二次会へ行きました。
私は例によって、二次会で沈没して仮眠タイム。グッスリと1時間近く眠って、一気に回復です。(笑)


二次会では、@argさんからの差し入れシューアイスが、振る舞われました。私が写真を撮ろうとする間に、迫りくる魔の手。

大勢が初対面同士なのに、二次会ではもう人のシューアイスに手を出すほどの、打ち解けよう。これも、ARGカフェ&フェストならでは、といったところでしょうか。

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・・・ということで、今回の参加報告としたいと思います。
参加された皆さん、本当にありがとうございました~。ぜひまた、別の機会にお話を伺えればと思います。今後とも、よろしくお願いします!

そして、こうした貴重な場を提供くださった、@argさん、インターンの皆さん、本当にありがとうございました!

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<●どうでもいい独り言>

図書館総合展、行ってきましたよ~。
23日は、このARGカフェ&フェスト、そして24日は図書館総合展です。

24日は、先日のエントリーでも予告した、トサケンフォーラムの日です。
こちらもまた、追ってレポートしますね~。

昨年もそうでしたが、11月は大勢のライブラリアンにとって、多くの新しい出会いの時期になりそうですね!

とりあえず、今日はこの辺で。もうキーボードに向かっているのも、しんどいくらいの眠気です・・・。まだ総合展のダメージが、抜けていませんから・・・。

それでは、押忍!
 

2010-11-18

講演会「iPadが図書館を変える?」に参加

写真は、私のお気に入りの店に置いてある、ベルギーのビール、シメイ(ブルー)。ちょっと濃いめの味、とても美味しいです!


しかも、いつもお世話になっている方に、しっかりご馳走になってしまいました。
タダ酒なのに、ブログのネタには使います。(笑)

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さて、今日の本題。
今さらですが、10月19日(火)に開催された、京都大学図書館機構講演会「iPadが図書館を変える?~これからの出版、教育、大学図書館~」に行ってきましたので、その報告をします。

開催主旨や当日のプログラムは、上記リンクからご覧ください。当日の資料については、京都大学リポジトリKURENAIからご覧になれます。

「そもそも、このタイトルは何ぞ!?」と、思わずツッコミから入ってしまいますよね。
でも講師陣は豪華で、お話は極めてマトモ、講演タイトルはツカミにしか過ぎない、ということでしょうか。
<まんまと、ツカまれている私。

・・・それにしても、ブログで一ヶ月も前のことを取り上げる人、あんまりいませんよね?(笑)

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●「変貌する電子出版:1985年~2010年を総括する」
(講師: 夙川学院短期大学 湯浅 俊彦氏)

  • ここ数年、Googleブック検索訴訟などを経て、出版社にも危機感が広まった。出版社の権利ビジネスの空洞化、が起きていることが明らかに。
    現在の電子書籍の前史として、「防衛としての電子書籍」の歴史がある。15年くらい前に電子書籍が試行され始めた頃、「やらなきゃ、やられる」的に取り組んだ例がある。それはあたかも、「自社で文庫化しないと、他社で文庫化されてしまう」という危機感のようだった。

  • よく誤解されているが、慶應義塾がスキャンに提供したのは、著作権が切れたものだけ。著作権の切れていない日本の図書は、アメリカのプロジェクトでスキャンされたものと思われる。

  • 背景には、出版の長期低迷があり、デジタルコンテンツへの期待がある。例えば、講談社ですら前年度決算で、雑誌・書籍・広告など全部門で前年を下回る売り上げの減少。

  • 「電子書籍元年」は、本物か?かつて何度も、そう言われたのでは?しかし今回は、以下の理由により今までとは状況が違う。

    • Googleブック検索訴訟により、デジタル化が不可避であるという現状認識が、中小零細を含めて出版社に浸透した。

    • 出版販売額の低下は、出版業界の構造転換によって解決せざるを得ないことが明らかに。例えば雑誌の広告よりもネット広告が優位となり、雑誌メディアの広告モデルそのものが凋落。

    • 国立国会図書館の大規模デジタル化、納本制度審議会の答申、そして例の長尾構想などにより、出版業界は意識改革を迫られた。


  • 「電子書籍」の定義は困難。かつては、パッケージ系とネットワーク系などと区分する場合もあったが、現在の状況には馴染まない。そもそも、デジタル化されたコンテンツには、書籍や雑誌という区分や、1冊2冊という数え方にも意味がない。

  • 「出版年鑑」によれば、2009年の電子書籍の発行点数は、26,474件。ちなみに紙の本は、同年で78,501件。
    また、「電子書籍ビジネス調査報告書2010」によれば、電子書籍の市場は574億円で、うちケータイ向けは513億円、さらにそのうちコミックが428億円。
    ただし、これらに「魔法のiらんど」などは含まれていない。そもそも、出版と呼べるかどうかが難しいが。

  • 2000年に「デジタル時代の出版メディア」を上梓し、デジタル化が出版界にもたらす影響について、検討した。価格の問題提起、系列化・外資参入、取次と書店の地位の低下などを指摘したが、おおむねその通りになってきた。

  • コンテンツのデジタル化は、海外の学術出版界で展開されてきたが、あらゆる分野で進展するようになった。デジタル雑誌、コミック、文芸書、新聞連載の新書化、ネット上の無料公開など。
    グーグル・エディションのように、電子出版から巨大な出版コンテンツ・データベースへという変化が起きている。それには、寡占化、表現の自由、長期保存といった課題もある。

  • 電子出版を巡り、出版業界の利害調整が進んでいる。様々な団体・協議会・懇談会が設立されている。長尾構想には期待するところ大だが、出版界からの反発も強い。
    長尾氏と言えば、1994年の電子図書館プロトタイプシステム「アリアドネ(Ariadne)」は重要なもの。電子図書館の可能性を示すことに成功したが、普及には至らなかった。出版界がこれに協力さえしていれば・・・?

  • 今月、OCLC副社長ジェームズ・ミハルコ氏が来日し、NDL関西館で講演を行った。非常に示唆に富んだ内容。
    「結論として、電子出版への転換、電子書籍への転換というのは学術図書館の様相を変えていくであろうということ。そして学術図書館はそのリソースを使って、もっと効率的な地元での価値を出せるような形に変貌するだろう。過去の伝統的な役割を超えて、もっと広範囲な価値を提供して、教育や研究の成果物を提供できるように変貌していくと思われる。」

  • 本日の結論として、以下の4点を挙げる。

    • 日本の出版業界において電子出版が本格的に取り組まれつつある。

    • 従来はデバイスへの依存度が高く、タイトルリストは貧弱であったが、「電子出版」から巨大な「出版コンテンツ・データベース」へと方向が変化してきた。

    • 紙媒体の資料のデジタル化と電子出版物の流通によって、図書館資料の定義が大きく変わるだろう。

    • コンテンツプロバイダーとしての図書館の役割が改めてクローズアップされることになるだろう。

湯浅先生は、やはりこの分野の権威ですね。配布資料を見たときに、これは到底話し切れないな・・・と思いましたが、そこはもうサクサクと。いつもながら、ポイントが整理されていて、とても判りやすいお話でした。

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●「新時代のモバイル端末による大学教育支援について」
(講師: 京都大学大学院情報学研究科 中村 聡史氏)

  • ユーザーインタフェースの全般について、研究を行っている。特に、あいまいな情報にもとづく検索に関心がある。
    例えば、意図にもとづく検索県下のダイナミックな再ランキングを実現する方法として、Rerank.jpを作成している。具体例を挙げれば、レシピを検索して、ピーマンを切らしているのでランクを下げたり、ソーセージが多くあるのでたくさん使ったりするよう、検索結果を変更できる。
    →(井上コメント)これ、すごく面白い!ぜひ、お試しを!

  • 図書館関係でこれを応用すれば、OPACやAmazonの検索結果について、「この著者を、上位に上げたい!」、「講談社の本を優先して表示させたい!」といったニーズに対応できる。

  • 漠然とした意図に応える検索を考えている。例えば、「京都っぽい和食を食べたい」とき。「京都 and 和食 and 豆腐」と入れたときに、「豆腐」だけでなく「湯葉」とか「京野菜」もひっかかるような検索を実現したい。

  • 所属している情報教育推進センターでは、講義のオンライン化を行っている。学生の通学時間など、空いた時間に講義の復習などをできるようにしたい。iPhone、iPad、iPod touchで、見られるものを用意した。動画とスライドを時間で管理し、同時に並べて表示する。
    スライドをタップして、テキストを付加できる。判らない部分を教員に伝えたりすることができ、双方向の発信が可能。

  • (デモ上映+講義ファイルを入れたiPod touchとiPadを回覧)

  • 80台のiPod touchを用意し、システムをインストールした上で、学生に利用させた。アンケートを取ると、利用は自宅が多く、通学時間などを狙ったコンセプトと多少の差。手軽さという点で、学生から高い評価を得た。
    一方、インターフェース、アップロードまでの時間、ダウンロードの所要時間などの課題が残る。

  • センターのミッションとして、新時代の情報教育手法として、世の中に広めたい。XMLの仕様も公開している。企業発のサービスではなく、大学発サービスであることの重要性を感じている。

中村先生は、先月私がARGカフェで登壇したときに、一緒に参加されていた方です。ARGカフェ+フェストではお話できなかったのですが、今日講演後にご挨拶することができました。
とてもユニークな研究で、図書館にも大いに活かせる点がありそうです。情報学関係の研究には、もっと注意を払わなければいけませんね!

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●「これからも『図書館が必要』と思ってもらうための挑戦: これからの大学図書館の役割・将来像について」
(講師: 慶應義塾大学メディアセンター本部 入江 伸氏)

  • 「もの時代」から「電子時代」に、時代が変わっている感覚が大切。図書館の社会的な役割も、変わってくる。図書館は、どういう役割を果たすのか?どのように設計するのか?

  • インターネットの時代に、図書館はどうなる?著作権を例にとっても、図書館はサービス特権を持っていない。また、図書館の運用スキルはどうなる?これまでの図書館スキルが、通じるのか?

  • ハイブリッドとは、紙からデジタルへ移行するための一時的過程に過ぎない。紙を管理するモデルから、デジタルへシフトする。紙とデジタルを、両方管理できるのか?

  • これからの図書館はどうなるか?学生・研究者のニーズを満たすこととは?「日本語の電子ジャーナルが出ない」と待っているだけなら、図書館など不要。

  • 社会と無関係に図書館の中だけで完結しても、継続的な力にはならない。社会の情報精算と流通の流れに図書館を位置付け、図書館を再編する取り組みが必要。

  • 図書館は、電子図書館になれるか?目録にかけるコストを維持できるのか?全文検索の可能性は?10万冊あっても、テキストデータだけなら90G程度のものでは。クラウドにするなら、データ量よりも金銭面の問題か。

  • インターネット上の図書データで重要なものは、ユニークなID。ISBNがない頃のものが、勝手が悪い。アメリカでは、蔵書の30%はデジタル化されているが、日本では?

  • 海外は、「本気で」デジタル化を進めている。日本は、「圧倒的に」デジタル化が遅れている。日本語でタイトル数が多いのはNetLibraryだが、世界中で評判が悪い。

  • 雑誌の購読を止める権利を持たない図書館が、E社などと交渉できるか?ペイ・パー・ビューなどにして、先生に交渉してもらえばよいのでは。

  • 慶應義塾大学が取り組んでいる、電子学術書実証実験は、図書館・出版社・書店が、学生のために共同で商品を開発するコラボ。ビジネス確立へ向けた実証実験である。

  • 実験では、各種ハードウェア(PC・電子書籍端末・スレート端末など)の実用性、利便性評価などを行いたい。この実験成果により、長期的に読者・研究者・利用者を確保し、日本語の文化を維持・発展させる。

  • 実験を進めるため、出版社には著作権処理済みの書籍の提供を求めている。また、オープンな実験であるため、出版社に限らず、関心のある方の協力をお願いしたい。


入江さんのお話のうち、最もお聞きしたいと思っていましたのは、最後の実証実験でした。
約2,000冊の電子書籍を提供予定とのことでしたが、これは実験のボリュームとしてどれくらい妥当なものであるのか、正直懐疑的に感じていました。
質疑応答の時間に率直に伺ってみましたところ、やはり2,000冊で妥当と思われているのではないようで、用意できるコンテンツに限りがあるのが実情、とのことでした。

それにしても、慶應さんならではと言いましょうか・・・この実証実験そのものには、強くエールを送りたいと思います。

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以上、充実した講演3本のレポートでした。
この日は、講演後に懇親会があり、もちろん参加したいところでしたが・・・ちょうど大学院の授業のため、泣く泣く欠席しました。残念!

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<●どうでもいい独り言>

実は今日、急に午後休を取ってしまいました。
息子が風邪でダウンし、学校から迎えにおいでコールが入ったのです。幸いたいしたことはなく、病院でも風邪とのことで、薬をもらって早く休ませました。
<おかげで、ブログが。(笑)

でも、学校からの電話は、妻の携帯に留守電で入っていただけ。妻がちょうど忙しく、電話に気付かないまま、昼過ぎになってしまいました。
1時間目には保健室に行っていたようなのですが、息子はそのまま迎えが来ずに、半日入院生活。可哀そうな、わが子・・・。

先日は、妹の方が風邪で休んでしまいました。
ずいぶん風邪が流行ってきているようですので、皆さんもお大事に。
特に図書館関係者の方は、来週は図書館総合展があります!体調管理は、しっかりとしておきませんと、飲み会・・・もといフォーラムに支障が出ますよ~。
(私が運営委員をしています「トサケンフォーラム」もお忘れなく!)

それでは、押忍!
 

2010-11-16

(空手ネタ)護身塾さん主催:護身術研修に参加!

ずいぶん久しぶりの更新になってしまい、申し訳ありません。
最近いろいろと、テンパっていまして。
あ、それでも毎週一度は、道場には行っていますけれど。(笑)

ところで先日、「地球最古の恐竜展」に行ってきました。何しろ息子は、将来の夢は古生物学者、というほどの小僧。
<道理で、空手が続かんワケやわ・・・。


もちろん、お父ちゃんはしっかりと、学割で入場しました。

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<●護身塾さん主催:護身術研修>

さて今日は、空手ネタで。

日頃何かとお世話になっています護身塾さんが、護身術研修を開催されました。
わが拳真館にもお声がけを頂き、館長・風林火山先生・私ら、5名で参加してきました。

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稽古は、まずミット打ちから。
さかぜん先生のご指導により、スイッチしての左ミドルを、重点的に打ち込みました。この日教わったのは、相手との間合いを詰めるためのスイッチです。
私はスイッチと言えば、その場でのものしかやっていませんでした(左ミドルを打つスペースを作ったりする意味では、それでも一定の効果はあります)。

しかし、さかぜん先生のスイッチは、相手とわずかに距離を詰めるスイッチです。詰めた距離を、体の奥の方にヒットさせるミドルを教わりました。確かにこれだと、ズシリと効きそうです。

さかぜん先生からは、レバーブローの打ち方や、右ストレートの体重のかけ方なども、教わりました。これまたいずれも有効な技で、大いに効果がありそうです。

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そして、護身塾の田中館長からは、いろいろな技・・・というか、「いかに自分の身を守るのか」ということを、教わりました。

相手の正面に立たないこと、わずかに相手のバランスを崩すことの重要性などに始まり、胸倉を掴まれたときの対処、受け身。

また、一緒に参加くださったO先生とI先生は、少林拳の黒帯の先生です。この日は護身術の他、少林寺の演武も披露してくださいました(すごい迫力!)。

研修の後半は、座っているときの身の守り方、ナイフへの対し方、傘を使っての闘い方・・・などなど。2時間が、あっという間でした。

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田中館長は、もともと少林拳のご出身だけに、打ってよし、投げてよし、掴んでよし。オールラウンドに、身を守ることをご存じです。

それだけに、護身塾のコンセプトも明快です。普段着で、体格や年齢・性別の違う相手に対し、ルールや制約がない中でどのように身を守るか、その一点です。

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田中館長やさかぜん先生の教えは、いつも坂本館長から教わっている技と、極端に違うものではありません(むしろ、ほとんどの本質は同じだと思われました)。
ですが、他流派での意味合いを、その言葉で聞いて学ぶということは、非常に意味があることだと思います。

護身塾の先生方は、今後も稽古に参加するように言ってくださっています。
幸い坂本館長は、出稽古も奨励してくださっていますので、ときどき稽古に寄せて頂こうかと思っています。
拳真館の皆さん、よかったら一緒にいかがですか?

・・・ということで、護身塾研修のご報告でした。

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<●どうでもいい独り言>

こちらのブログでも、空手のネタを書くようになって、はや3~4ヶ月。
道場の先生方、門下生はもとより、親御さんからもときどき「ブログ読みましたよ~」とか言われています。
前のブログのときほど、熱心に空手ネタをアップできませんが、たまには書いていこうと思っていますので、よろしくです。

ちなみに、このブログの画面右上の方に、「図書館関連ネタ」と「空手ネタ(2010.7~)」というラベルを付けています。
この「空手ネタ(2010.7~)」をクリック頂くと、空手に関する投稿を読むことができますので、よろしければそのように。

そうそう、ところで。
前回のエントリーで、「中古マン」の写真を掲載したのですが。
即座に、「つまらん!家族ネタの方がいい!」というお叱りを受けました。(笑)今回、早速対応しましたけど、いかがでしょうか?
<あ、別に面白い写真じゃないですけれどね。

それでは、この辺で。
押忍!
 

2010-10-31

【参加者募集!】 図書館総合展トサケンフォーラム!「今日から使える図書館ブランディングセミナー -図書館魅力再発見計画-」

こんな大事なお知らせをしたいときまで、雑談から始まる、このブログ。

近所の不動産屋の前を通りかかると、こんな物件が。


上の細いのは、何?(笑)
下の方で、公道に面してるみたいやし・・・。昔あった、秘密の抜け道?

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・・・ウケたついでに、他の物件を見ていると、さらに。


「中古マン」って、何ぞ?(笑)
<もしや、筋肉マンとかウルトラマンの仲間?

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さて、今日の本題に。

私が運営委員をしていますトサケンが、図書館総合展にて、今年もフォーラムを開催します!
(「トサケンって、何?」とおっしゃる方は、こちらを)


<●トサケンフォーラム「今日から使える図書館ブランディングセミナー -図書館魅力再発見計画-」>
  • 【日時】 2010年11月24日(水)15:30~17:00
  • 【会場】 図書館総合展 第2会場(パシフィコ横浜 会議センター3階 302)シアター形式250席

  • 【主催】 図書館サービス計画研究所(トサケン)
  • 【講師】 仁上 幸治氏(帝京大学総合教育センター准教授)、渡邉 崇氏(広告制作ディレクター/コピーライター/コンテンツプロデューサー)

  • 【開催主旨】
    図書館の経営環境は厳しさを増している。図書館は自らの存在理由を見直し、独自の価値を対外的に訴求していくことを迫られている。3つの視点が重要である。

    第一に、情報サービス関連業界の中で、図書館は書店や検索サービス会社、コンビニなどとどこが違うのか?
    第二に、同じ図書館界でも自館の特徴は何か?
    第三に、同じ親組織(自治体、企業、大学等)の下で、図書館は他の部署にはない確かな有用性を示せているか?

    こうした課題に対して、注目されているのがブランディングという手法である。
    当セミナーでは、誰もが簡単に実務に応用できるノウハウとしてブランディングの基本的な考え方を紹介し、広告業界でブランディング戦略に長年携わってきた講師によるワークショップを行う。
    楽しいトークと役立つ実習の中で、図書館ブランディングのコツを体感していただきたい。

  • 【参加費】 500円(当日支払い)
  • 【案内・地図】 こちらをご覧ください
  • 【参加申込】 こちらから、事前申込みください

  • 【案内チラシ・ポスター】 [ウェブ版]442KB / [印刷用]1184KB
  • 【懇親会】 当日夜、有志で懇親会を行います。上記申込みサイトから、お申込みください。詳細は、追ってご案内します。
  • 【総合展での対象者区分】 G(一般)

トサケン公式ブログにも、詳しい情報が掲載されています。

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いかがでしょう、魅力的な企画だと思いませんか?
すでに募集も始まっていますので、お早めに!
昨年は満員御礼になっており、今年も定員になりましたら、途中から参加をお断りすることになります。

当日は、もちろん私も参加します。お知り合いの皆さん、ぜひお声がけください。
<出張ではなく、振替休日をストックして、私費参加ですが・・・。(涙)

そうそう、晩の懇親会も、お忘れなく。
トサケン幹事長を自称する私が担当ですので、ぜひともお越しくださ~い!

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ついでに、やはり宣伝を。まだ、トサケンに参加されていない方へ。
【トサケンMLへのお誘い】
この総合展を機に、トサケンに参加しませんか?参加はMLに登録するだけ、役割分担などは一切なく、無料です。
普段は、MLでの意見や情報交換が中心です。年に何度か、こうしたフォーラムやオフ会を企画しています。もしご関心があれば、気軽にお申込みください。

お申し込みは、こちらをご覧ください。

皆さん、よろしければ、トサケンフォーラムのことをご周知ください。
Twitterでは、ハッシュタグ #tosaken を使用しますので、よろしくお願いします。

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<●どうでもいい独り言>

いよいよ、図書館総合展の時期ですね~。
あれこれ考えていると、楽しくって仕方がなくなってきました。

日本中から大勢のライブラリアンが集まり、一緒に勉強したり、旧交を温め合ったり。遠方の方と、新しい多くの出会いがあることも、嬉しいですね!

私は去年、顰蹙を買いつつも、1週間に渡って上京していました。総合展3日間のほか、週末や休日を含めて、あちこち歩き回りました。
去年、関東で知り合えたうち何名かの方とは、この1年間ずいぶんお付き合い頂きました。また今年も、こうしたご縁ができるのではないかと楽しみにしています。

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ちなみに、昨年の様子はこちらから。(その1その2その3その4
調子に乗って、「大学の図書館」に「東京・横浜一週間 図書館の旅 ~図書館総合展を中心に~」なんて書いたりもしました。(恥)

それでは、押忍!
  

2010-10-26

(空手ネタ) 拳真館大躍進 in 甲子園杯!

 
今日は、空手ネタです。図書館の方、申し訳ありません。

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早速ですが、本題に。
24日(日)は西宮市で、「第1回 甲子園杯ジュニア新人空手道選手権大会」が開催されました。その場で、わが拳真館の子どもたちが大暴れ!大躍進となりました!


この日は地元での開催とあって、拳真館から17人の子どもたちが出場しました。

トロフィーの獲得は・・・何と、6本!
他に、勝ち上がってのベスト8入りが、3人です!

いかに、この日の拳真館が、大活躍したか判りますよね!
拳真館 公式サイトに、入賞者・ベスト8入りメンバーをアップしていますので、そちらもご覧ください。

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ようすけ、そうたは、決勝まで僅差の勝負をものにして、勝ち進みました。
ようすけは、上段前蹴りがとても良かったです。そうたは、珍しく膝蹴りを多用するインファイトで、勝ち進みました。ほのちゃんも、欠かさず稽古を続けている成果が出たのかな。いい組手でした。
欲を言えば、みんな、最後にもう1勝する力を付けていきたいですね。次こそ、一番大きなトロフィーを持って帰ろう!

じのん、おおすけ、えいすけ、みんなよく頑張りました!あの激戦区で、3位入賞は本当に素晴らしいです。
じのんの熱戦は、私も手に汗を握るものでした。おおすけは、サイドに回ってからのハイキックが、えいすけは手数でぶつかっていけたことが良かったです。

あつみ、みやび、りょうがも、頑張りました!
勝った相手もなかなか強い子ばかりでしたが、いつも頑張っていただけありますね。次は、一緒にトロフィーをもらいましょう!

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この日は結果も伴いましたが、それ以上に内容がとても良かったです。
多くの子どもたちが、日頃以上の組手を見せてくれました。

私が嬉しかったのは、外部の大会に初めてか、それに近いくらいの子どもたちが、本当に頑張っていたことです。
あつ、みずき、ゆき、りき、れんと・・・。みんな、本当によく頑張りました!
他にも、けんた、あやか、たつき、先輩たちがいい試合を見せてくれました。

私自身の印象として、一番よかったのが、ゆき君です!
いつもの練習では見られないほどの気迫で、自分からどんどん前に出て闘いました!結果こそ出ませんでしたが、これをきっかけに伸びていける・・・そう思わせるような組手でした。

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今回の大会では、みんなが一丸となって選手を応援できたことも、収穫でした。
特に終盤、じのん、おおすけらの準決勝、そうた、ようすけの決勝戦などは、本当にみんな喉が嗄れるほど応援していました。

「おかん軍団」(命名・けい先生)も、最後の方は、1試合終わるたびにみんなで涙。
わが子の試合で涙を流す親は多いですが、道場の他の子どもたちの試合に、「おかん軍団」が涙を流す・・・これだけ見ても、拳真館がいかにまとまっていて、いい道場なのかが判りますね。

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永野師範代が、いつも「全員空手」とおっしゃっています。
今回の応援は、まさに「全員空手」。親も先生も、試合の終わった子どもたちも、みんなで試合中の選手を、必死で応援していました。応援したいという気持ちは、絶対に他のどの道場よりも上だったと思います。

繰り返しになりますが、これこそまさに、「全員空手」。
私たちは、拳真館ファミリーですよね!

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みやびパパが、「空手を通じて成長する子どもたちを見て、今までよりももっともっと好きになる」と言っていましたが、その通りです(みやびパパは、本当にファミリーに欠かせない存在です)。

親御さんは、大会に出た子どもたちを、大いに誉めてあげてください。不安だとか、恐怖を乗り越えてあの場に立っているのですから、彼らは本当に頑張っています。

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それにしても、子どもたちが必死で頑張る姿に、胸を打たれました。
武道は、本当にいいですよね~。

これからも拳真館ファミリーで、親も子も先生も一緒になって、頑張りましょう!先生方も、ご指導をよろしくお願いします!

押忍!
 

2010-10-14

週刊ダイヤモンド 特集「電子書籍入門」を読んでみた

先日、大阪梅田の紀伊國屋書店に立ち寄りました。
すると、かなり大がかりに改装されていて、ビックリ!


そう言えば、8、9月と授業がなかったので、紀伊國屋にもあまり立ち寄らなかったのでした。書架の位置や、導線などまで変える大胆なリニューアルでした。
大阪近辺の方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか?

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さて、今日の本題。

<●週刊ダイヤモンド 特集「電子書籍入門」>

私は、ダイヤモンドの読者ではありませんが、このテーマとなると、さすがに放ってはおけません。上で書いた紀伊國屋のリニューアルも、このダイヤモンドを買いに寄ったときに、気付いたのです。

さてその特集「電子書籍入門: 読み方・買い方はこう変わる!」について。


何とこの特集、60ページ近くに及ぶボリュームです!とても書店で、立ち読みして済ませられるものではありません。(笑)

私もまだ流し読みをしただけですが、よくまとまっていると思いました。
様々な電子書籍端末の紹介、電子書籍に関連する企業等やキーパーソンの紹介、ビジネスモデルなどについて、かなり噛み砕いて説明しています。

特にいいと思ったのは、現在にいたるまでの出版をめぐる状況についての背景を、きちんと説明していることです。
電子書籍を、新しい機器やビジネスとして扱っても、おそらく十分な説明ができないでしょう。従来の出版について理解を得るところから始めようとするこの特集、なかなかいいアプローチではないでしょうか。

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以下、自分用のメモを兼ねて。

  • 電子書籍が待ち望まれるのは、必然か。書店は、この10年で3割も減っている。市場としても、ピークの1996年から約7,000億円も、縮小している。

  • 紙媒体の図書の出版点数と返品率は、右肩上がり。年間80,000タイトルもの新刊が刊行される一方、返品率はおよそ40%に。

  • 一方、読書世論調査などで明らかになっているのは、読書率が落ちていないこと。日常的に本を読む人は、およそ50%。デジタルならではの魅力が提示できれば、本を読まない50%の人を、惹き付けられる可能性。

  • 電子書籍市場は、2009年度で574億円。そのうち、4分の3が、ケータイ向け電子コミック。

  • 電子書籍ならではの機能も、充実しつつある。従来想定されてきたWebへのリンクなどだけでなく、ソーシャルリーディングのための機能など。例えば、Twitterなどと連携し、読者同士がコミュニケーションを図れる。
    Project LRの「レイヤードリーティング」は、原文の上に、アプリや別のコンテンツをレイヤー(層)のように重ねる。あるレイヤーに、メンバーのコメントを入れたり、著名人の解説が載ったレイヤーを参照したりすることが考えられる。

  • 電子出版に関するプレーヤーは、増えてきていて、力関係が複雑化。注目は、丸善、ジュンク堂、文教堂、TRC、bk1などを傘下に置く、DNP(大日本印刷)グループか。

  • 電子書籍を売るためのプラットホームは、まだこれから本格化。日本語にも対応したKindle3を持つAmazon陣営が、どう出るか。日本版Kindle storeのオープンは、未定。Googleエディション、長尾構想、iBooksなどにも期待。

  • 出版社不要論、「印税9割」といった話には、疑問符も。校正・デザイン・営業といった、プロの機能を、個人の書き手が代行できるのか。その役割と、コスト構造は、従来のそれと劇的に変わる可能性は高い。


以上、さっと思い出すままに。

繰り返しになりますが、かなりのボリュームと、基本からの丁寧な説明がよかったです。
ただ、この特集は、これから電子書籍を知りたい人 or あまり予備知識がない人向けですね。
図書館や出版の世界にいる方で、これらに十分な注意を払っている方にとっては、目新しい話は少ないかもしれません。

それにしても、690円でこれだけ纏めてくれていれば、「買い」と言っていいでしょう。ご関心のある方は、ぜひ!

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<●勉強会情報>

関西圏で開催される勉強会で、私が参加予定のものです。よかったら、ご一緒にどうでしょう?

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<●どうでもいい独り言>

今日は少し、ボリュームを落としてみましたが、どうでしょう?
そもそもブログの性格上、文章量を多くしてときどきしか更新しないよりも、コンパクトにして毎日アップする方がいいのでしょうね。
私の場合、文字数を絞るのも、毎日マメに動くのもできないタチなので・・・。

そうそう、それと!
このブログのアクセスカウンターが、22,222を突破しました!キリ番を踏まれた方、ぜひお声がけくださ~い!

最近、カウンターがよく回るようになってきて、油断をしているとすぐ大事なところを見逃してしまいます(嬉しい悲鳴)。
皆さん、これからもよろしくお願いします!

押忍!