2010-03-07

(ご報告)大盛況!2日連続企画!(その2:トサケンオフ会 in 京都編)

  
この後でご報告する「トサケンオフ会 in 京都」で、道中、こんな古書店の看板が。


「記念撮影、オッケー!」と書かれているのが、なかなか心憎いですね。自分一人なら、間違いなく店舗に吸い込まれていました。

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<●トサケン オフ会って?>

さて今日は、先週日曜に行った「トサケンオフ会 in 京都」のご報告を。

まず繰り返しになりますが、「トサケン」とは「図書館サービス計画研究所」の略称です。
日頃はメーリングリストで、意見・情報交換が中心で、ときに図書館総合展でフォーラムを開催したりしています。ときどき、有志が自主企画でオフ会を企画し、都合が付くメンバーが集まって、自由に交流しています。

そして私は、勝手にトサケン幹事長を名乗っています。(笑)
今回、「利用者の情報行動と情報リテラシー教育」と題したJLAの第15回「図書館利用教育実践セミナー」が行われましたので、その終了後にオフ会を企画したものです。
<そう言えば、去年この時期も、JLAセミナーに合わせてオフ会を企画したのでした(図書館員じゃなかったですけれど)。

今回のオフ会内容(3部構成!)につきましては、先日のエントリーをご覧ください。

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<●図書館利用教育実践セミナー>

まず、午前中に開催されました、「利用者の情報行動と情報リテラシー教育」と題したJLAの第15回「図書館利用教育実践セミナー」のレポートを。特に印象的だった点のみ、掻い摘んで。



 <○基調講演>
「生涯学習と情報リテラシー教育:情報行動研究を踏まえて」
(講師: 放送大学 三輪 眞木子 氏)

  • まず、情報リテラシーの定義。「情報を見つけだし、解釈し、分析し、統合し、評価し、伝達する能力」(米国学校図書館協会)。

  • 情報リテラシー教育には、基礎モデルがある。クールトーの情報探索プロセスモデル、アイゼンバーグらのBig6モデルなどに加え、三輪先生ご自身による情報行動文法モデルなど。

  • 情報行動文法モデルでは、情報行動と感情の起伏について、注目している。初心者は、検索して結果が得られないとすぐ落ち込んだりするし、上級者はその逆である。成功経験の積み重ねが重要であることから、情報リテラシー教育においては、最初は誰でもできる検索演習を与えることなどが必要だ。

  • (公共図書館におけるビジネス支援の話において)ニーズに応えるのではなく、ゴール達成を支援する、という考え方をするべきだ。利用者から、個人名で呼ばれるような信頼関係を築きたい。→ ここ、強く共感!

  • 探索行動についての調査・研究から。初心者の学部生と図書館情報学関連?(*)の大学院生に、旅行情報と文献情報を探させた場合、顕著な違いが出た。
    文献調査については、大学院生が圧倒的にスムーズに情報を得るが、旅行プランを立てるための情報については、それほどの差が出ない。こと、文献情報については大学院生は抜群だったが、それ以外の情報をサーチするためには、まだ何かが欠けているのではないか。

    (*)申し訳ありませんが、私の聞き取り+記憶が不正確です。おっしゃっていたのは、ある程度の学術情報検索スキルがある大学院生、ということです。

  • デジタル時代における学習行動は、その場で学ぶことが大切。印刷されたテキストを後で熟読する形から、Web上の情報ナビゲートへの変化。リンク先に飛び、その場ですぐに読み、学ぶスタイルへ。

講演後、これまた臆面なく挙手して質問したのですが、今日は割愛(まだまだ書くことがあるので・・・)。

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続いて2本発表された実践報告のうち、野末先生のお話を、さらに端折ってご報告します。
野末先生は、いつもながらの穏やかな語りぶり、そして前のご発表を取り込んで口にされる手法(実は受講者に、復習させている?)、本当にお上手な方です。いつもながら、感服、感服。

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 <○実践報告>
「情報リテラシー教育の新しい方法とその実践」
(講師: 青山学院大学 野末 俊比古 氏)

  • 図書館は、総合的にメディアを使える唯一の場所だ。情報リテラシーは、「生きる力」であり、図書館員の役割は重要だ。

  • 利用者が今何を考え、何を望んでいるのか。図書館利用教育では、「自立した情報利用者」になってもらえるように。
    ここでいう「自立した情報利用者」とは、自分ですべての答えを得られる、という意味ではない。例えば、うまくレファレンス・サービスを受ける、といったことを含め、結果として自身が必要な情報を得られるユーザーのこと。

  • 情報リテラシー教育を、広い枠組みの中にも位置付けておきたい。国語教育における言語力、大学での初年次教育などと。

  • 図書館員は、利用者の次につながるような話を、意識しておくべき。ハウツーを教えるのではなく、考え方を。

  • 入学から卒業まで、何度も戻って何度も進む、らせん方のプログラムでサポートすべき。ステップ全体の中で、今どこにいて何を学んでいるのかも、明示しておきたい。

  • 教える側と、教わる側の思考が一致するような教育を。思考+感情+行動。

  • 図書館員は「特技」を活かし、楽しく連携・協力(協労)を。横のつながりを、大切に!

なお、野末先生が監修しておいでの「情報の達人」(DVD全3巻)が、こうした点を意識して作っている資料で、ぜひ活用して欲しいとのことでした。
私も断片的にしか見ていないのですが(汗)、まさに「ハウツーを教えるのではなく、考え方を。」といった資料だと思いました。

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<●トサケンオフ会 in 京都>

13時でJLAセミナーは終了し、会場入口で再集合し、トサケンオフ会を行いました。
急にオフ会企画を立てましたので、10名ほどを想定していたのですが・・・集まってくださったのは、何と23名!遠くは、愛知・岡山からも、お二人ずつ、ご参加くださいました。

いつもながら直前のお誘いですのに、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!

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 <○第1部:ランチ会>

いくつか考えていたレストランには到底入りきれず、会場近辺を数名で偵察し、ちょっとした料亭の別室を押さえることができました。
結果としてはこれが幸いし、貸切状態でワイワイと大騒ぎ。自己紹介タイムも設け、お互いに多くの出会いを持つことができました。私自身は知り合いの方が多かったものの、お初の方も何名か来てくださって、本当に嬉しい出会いの場となりました。

参加者のうち、トサケンメンバーは、およそ半分でした!
他の方々は、口コミや私の強引な勧誘などにより、参加してくださった方々です。もちろん、トサケンのことは紹介させてもらい、参加を強くお薦めしておきました。

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 <○第2部:恵文社ツアー>

以前、1971年生まれの同窓生さんが、このブログに寄せてくださったコメント内で、ご紹介くださった恵文社
11月にコメントを頂いて以来、ずっと行ってみたかったので、今回トサケンオフ会の中に、一乗寺店への訪問ツアーを入れ込んでみました。
ランチ会の後、10名の方々が、このツアーにご一緒くださいました。


恵文社は、「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」だそうで。ちょっと長いですが、恵文社のウェブサイトより、引用します。

「とにかく新しい本」を紹介するのではなく、
一冊一冊スタッフが納得いくものを紹介したい。
ただ機能的に本を棚に並べるのではなく、
思わぬ出合いにぶつかるような提案をしたい。
表紙の美しい本はきれいに飾り、眺めて楽しんでいただきたい。

即席の情報や知識を得るためのツールとしてだけではなく、
書籍はさまざまな側面を持っています。
夏休みを費やして一冊を読み終えることもあれば、
鞄に入れて持ち歩いたり、棚に並べて飾ってみたりもできます。

情報伝達の速度が増していくばかりの昨今、
本の持つアナログ感、情報伝達のスローさなどを大事にしていきたい。
そんな願いを感じ取っていただければ幸いです。

当店ではいわゆる書籍だけではなく、
世界中のさまざまな雑貨や
CD、DVDなども豊富に取り揃えております。
本のセレクトと合う雰囲気のものを、ということだけではなく、
それによって読書の楽しみが増したり、
本のある生活が豊かになるようなアイテムを集めています。

近くにいろいろな大学があるせいか、アート、建築、音楽、京都本など、いろいろな個性豊かな本が揃っていました。もちろん、本だけでなく、様々なグッズなども!

例えば、食に関する本の近くには、健康に関する本などはもとより、食器や食材が並べてある、といった具合です。
しかも、モノのセレクトが、とても女性向きというか。私が感じている以上に、一緒に行った女性の皆さんは、食い付いていましたね。

道中の看板まで、恵文社らしいものが。

ウェブサイトの「書籍」ページを開いても、「乙女のための本」、「本で旅する」、「和のこころ」、「ねこづくし」など。何となく、雰囲気が伝わりません?

非常に面白い店なのですが、さすがに店内で写真を撮って回るわけにもいかず、雰囲気をお伝えできないのが残念です。
ランチ会からは、少し離れた場所にあったのですが、みんなでのんびりとしたバスの旅+お散歩。まったりした、本の旅。

恵文社をご紹介くださった、1971年生まれの同窓生さん、ありがとうございました。
そして今回、「南印度の夕べ」にて、トサケンオフ会ツアーでの企画を後押ししてくださった@rinelgatoさん、ありがとうございました~。

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 <○第3部:アイリッシュな夕べ>

そして、市内の本格派アイリッシュパブ&レストランThe Hill of Taraにて、第3部を行いました。

ここは、U40プレミアセッション京都会場として使われたところで、京都では多くのライブラリアンがご贔屓にしているところです。店内は落ち着いていて、とてもいい感じのところ。自分の近所であれば、絶対にお気に入りにするのになあ・・・。

 ご参考: 私もサポーターをしていた、U40プレミアセッション大阪会場

この日、第3部から合流くださった@argさんが、Kindleを持ってきてくださいました。

手タレは、@hal_longtailさん。

@argさんが、Kindleを見たい人は言ってくれれば、とツイートしてくださいましたので、もちろんすぐにお願いしました。

私はKindleを見るのは初めてだったのですが、非常にクリアな画質に驚かされました。このくっきりとした文字なら、長時間画面を読めるかも・・・?
残念ながら、日本語は非対応ですので、購入は予定していませんけれど。ちなみに上の画像に、日本語が表示されていますのは、画像であるためです。

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このKindleのこともあり、会話も大いに弾みましたが・・・この日は何と!私が、一次会の中締めの時点で、離脱してしまいました。
実はあまり体調が良くなくて、前日の「はじめての、ブログとtwitter」+この日のトサケンオフ会で、一気にホッとしてしまったようです。京都から帰るには、2時間以上かかりますので、これはさすがに控えておこうかな、と。
<全然たいしたことは、なかったのですけれどね。

「飲む以上、帰りは終電でOK!」と思っている私ですが、何年ぶりかの一次会リタイアとなりました。参加してくださった皆さん、失礼をしました。特に、遠方からお越しの方々、どうぞご容赦ください。

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<●トサケンオフ会を終えて(雑感)>

最後のリタイアは余分でしたが、何とか何とか、無事オフ会を終わることができました。参加してくださいました皆さん、本当にありがとうございました。
特に、前日の前日の「はじめての、ブログとtwitter」と連続参加くださった皆さんには、ただただ感謝です。

風の噂では、5月最終週の週末に、仁上さんの関西訪問に合わせて、次回オフ会を関西でするとか、しないとか・・・?(笑)

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<●今日の小ネタ>

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<●どうでもいい独り言>

最近、関係者からよく言われること、ベスト3。

<第3位>
「よくそんなに、時間ありますね?勉強会に出て、終電まで飲んで、ブログ書いて」
→ 他にすること、ないんじゃ~い!(・・・あ、空手があるか!)

<第2位>
「よくそんなに、飲み代が続きますね?」
→ 続かんわ~い!車すら、持ってないわ~い!趣味は、(カネのかからない)空手くらいじゃ~い!

<第1位>
「よく奥さん、怒りませんね?」
→ 怒っとるわ~い!・・・を通り越して、呆れられとるわ~い!外からは、見えんだけじゃ~!

以上、心の叫びでした。
 

2 件のコメント:

1971年生まれの同窓生 さんのコメント...

こんにちは。
1971年生まれの同窓生です。(この名前久々だ)
JLAセミナーのまとめありがとうございます。私もまとめて、同僚にお知らせしないと、と思いながら、、結局このブログを紹介させていただくことになりそうです。

そういえば、今日、初めてお邪魔した国会図書館関西館で、図情大10期生の方にお会いしましたよ。

井上 昌彦 さんのコメント...

>1971年生まれの同窓生さん、
こちらでは、お久しぶりです。いつもありがとうございます!
最近は、リアルでよくお会いしていますね。

>JLAセミナーのまとめありがとうございます。私もまとめて、同僚にお知らせしないと、と思いながら、、結局このブログを紹介させていただくことになりそうです。

こんなブログでよろしければ、ぜひどうぞ・・・というか、こっちからお願いしたいくらいです。(笑)

>国会図書館関西館で、図情大10期生の方にお会いしましたよ。

えっ!?誰でしょう?
もしかして、Yさんですか?またこっそり、聞かせてください。

それでは、また!