おかげ様で昨日、講演とその後のワークショップを、何とか終えることができました。至らないことばかりでしたが、ご報告しておきます。
○今日一番、伝えたいこと
- 人前で話すということは、とてもいい勉強になるし、気づきもある。機会があったら、どんどんチャレンジするべき。
- 自分のミッションを実現する機会を頂けるというのは、本当に嬉しいこと。講演を通じ、図書館の魅力を伝え、新しい出会いを生めたことは、自分が掲げたミッションそのもの。
- 講師は、時間コントロールも非常に重要。時間オーバーすれば、後の予定が全て狂うことを自覚すべき。
(今回私は、あろうことか8分オーバー!こんな時間オーバーは、二度と許されないと自戒)
○私の講演
今回私は、「図書館員のスキルアップ × マイ・ミッション × セルフブランディング」と題して、お話してきました。内容については、スライドをご覧ください。
本番で使用したスライドから、所属を省くなど一部改訂しています。また、Slideshareにアップロードした際に、一部改行などがずれて見にくくなっていますが、ご容赦ください。
●良かったと思えること
- 適度に自分の思いを込めつつ、自分のメッセージをそれなりに伝えられたこと。
それは要約すれば、以下のようなもの。スキルアップといった点よりも、ライブラリアンに求められるのは、図書館を、社会を良くしたいというマインドや情熱。高い目線を持っていれば、自ずと自分がレベルアップしていけるし、それをきちんと伝えていければ、自分のみならず図書館の魅力になる。
- 講演中も、全体的に気持ちに余裕があったこと。
参加くださった皆さんと目線を合わせ、表情を見ながら話すことができた。皆さんが、自分の声をしっかりと受け止めてくださっていることを、感じられた。
- 自分にとって、次に繋がる話ができた(たぶん)こと。
講演後に、とある参加者から別の講演依頼を頂いたのは、本当に嬉しかった!
- 講演後のグループ討論が、非常にスムーズに進んだこと。
ほとんどアドバイス等なしに、各グループの討議が積極的に行われた。これは講演・会の雰囲気づくりに成功し、かつ、幹司校のFさんと一緒に練った課題設定等がうまくいったと理解。
- 総じて言えば、自分のミッション・行動指針どおりの活動をできたこと。
図書館・ライブラリアンの魅力を伝え、人をつなげ、かつ自分のプレゼンス向上にも意味のある場になった。
●悪かったこと
- 一にも二にも、時間コントロールが甘かったこと。
予定時刻を8分も過ぎてしまう不手際ぶり。直近3回のリハーサルは、おおむね予定時間よりやや短い仕上がりだっただけに、予想外の結果。リハーサルどおりに出来ないという、新たな課題が生じたとも考えられる
- 自分のミッションにある「情報のチカラ」について説明する部分が、予定どおりに進められなかったこと。
自分の思いや経緯を説明をするためにあえてれいこの話をしたのだが、危惧していたとおりにグダグダに。言いたかったことが言えなかったり、詰まったり、予定していない感情に駆られ、ペースを乱した。
時間のコントロールを除いては、自分としてはまずまずの出来でした。
内容的には70点、8分時間オーバーでそこからマイナス30点といったところでしょうか。時間については、本当にお恥ずかしいです・・・。
救いとしては、大勢がお越しくださって、総じて好意的なコメントをくださったことです。
facebook、Twitterや、事後に頂いたメールなどでも、大勢の方々から「参加して良かった」と言って頂き、ただただ嬉しく思います。
敬愛している大学の先輩が東京から駆け付けてくださったり、愛知で親しくお付き合いくださっている方々が何人も来てくださったりして、本当に嬉しく思いました。
休みを取って、安くない参加費を私費でご負担されたりして参加された方も多かったようで、その点でも感謝しています。
過分なお言葉には、もちろんリップサービスも多分に含まれているのでしょう。ですが、そこはお互い何も言わないのが、オトナの世界ですよね?(笑)
○その他のプログラム
この日、私の話と併せ、もう1本の講演がありました。
「先生、なんかええ本ない?」と題した、大阪信愛女学院図書館・濱岡賢二氏による講演でした。
私はこの濱岡さんともよくご一緒する機会があるのですが、素の感覚をとても大事にされる方で、この日のお話も極めてストレートなものでした。
利用者に積極的に声をかける(かけまくる)こと、自館の資料をとにかく手にすること、必要な資料をパッと出してあげることが何より重要であること、などなど。
シンプルで感覚的なお話の裏に、図書館として非常に重要なエッセンスが隠されていました。
そんないい話をされているのですが、それを感じさせないくらいにコテコテの大阪弁で捲し立てる氏の話ぶりも、大いに会場を沸かせていました。(笑)
濱岡さんの講演については、この日のツイートのまとめもご覧ください。このまとめは、当日参加されていた小鼠さんが作成くださったものです。
<小鼠さん、当日はわざわざご参加くださって、ありがとうございました!
なお、この研修会はTwitter推奨で実施されていましたので、私も講師の立場ながら、随時ツイートに加わっています。
こうした協議会が、自身の活動をTwitterなどで知らしめることは、まさにセルフブランディングの一環で、非常に大切なことと考えます。
私たちの講演の後は、グループ討論の時間を設けました。
私たちの話をもとに、5人程度のグループに別れ、「短大図書館で利用を30%アップさせるためにどうすればよいか」というお題について、考えて頂きました。
私は各グループを回り、適宜言葉を添える予定だったのですが、討論は大いに盛り上がり、その必要がないほどでした。
グループ討論後に最後の総括として、「この日学んだことを活かし、週明けまでに実施することを一つ決め、それを10秒で宣言する」というお題を出しました。
皆さんそれぞれがいろいろと考え、ユニークな回答をしてくださいました。「セルフブランディングのためにTwitterを始めてみる」、「マイ名刺を作ってみる」、「月曜から入館する学生に挨拶を始める」などなど。
講演でもお話したのですが、この日の私の目的は、「参加者の皆さんに(数日のうちに)一歩だけでも図書館(員)アピールのために踏み出してもらう」ということでした。
その意味で、最後の10秒宣言をお聞きするのはとても楽しく、その一歩が十分に期待できると思えるものでした。
ご参加くださった皆さま、いろいろと注文を付けましたが、何かのヒントになったでしょうか?
全員の前で宣言したことを、ぜひ月曜までにやってみてくださいね!実地に活かしてこその研修です。「オモロい話聞いたな〜」で終わらさないようにしましょう!
○感謝
拙い講師ではありましたが、ご参加くださいました皆さん、ありがとうございました。私の話が、皆さんにとって、何か一つでもヒントになっていれば幸いです。
そして、この貴重な機会を与えてくださいました私立短期大学東海・北陸地区図書館協議会の皆さま、とりわけ幹司校・名古屋柳城短期大学図書館の皆さま、ありがとうございました。
この日の研修会は、私にとっては自分のミッションを実現する大きな場になりました。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
学長はじめ館長・図書委員の先生方にお越し頂き、身に余る思いでした。そこには、貴学が講師に敬意を払い、真剣に図書館を良くしていきたいという情熱を垣間見た気がしました。
特にご担当のFさんには、お世話になりました。度重なるメールの打ち合わせのみならず、わざわざ兵庫まで打ち合わせに来てくださいましたこと、強い熱意を感じました。
また、加盟館以外の方々にも参加できるように門戸を広げて欲しい、という無理な注文にも快く応じてくださいましたこと、感謝しています。この点は、ライブラリアン同士をつながるという、私のミッション・行動指針に即した則したもので、自分にとって非常に重要な点でした。
他館種の方々の参加もあって、この日は非常に盛会だったと思います。
それは、講師によるものではなく、参加者の皆さん、そしてFさんはじめ名古屋柳城短期大学図書館の皆さんのおかげです。
名古屋柳城短期大学図書館さんがご提供くださったこの場で生まれた多くの出会いとご縁。そこで皆さんが学んだことが、きっといくつかの図書館を一歩前進させることでしょう。
図書館が良くなれば、(短期)大学が良くなり、社会が良くなり、ひいては世界がもっと幸せになります。それは私のミッションであり、私が強く願ってやまないところです。
いろいろと手前味噌ながら、これで今回の報告としたいと思います。
ご参加くださった皆さん、協議会の皆さん、幹司校の皆さん、本当にありがとうございました!
●ついでに(宣伝)
今回もそうでしたが、ありがたいことに今も水面下で何件か、「○○の話、講師に来れる?」などと声をかけて頂くようになりました。
上にも書きましたように、自分のミッションは、図書館の魅力やチカラを伝えることです。
講師などはまさにそうした活動に他なりませんので、諸条件が許せば、(自分の力不足を認識しつつ言いますが)ぜひぜひチャレンジさせて頂きたいです(この辺り、私は色気を隠しません)。
自分自身のミッションのためでもありますので、余程の遠隔地でなければ自腹ででも行きますし、まして謝礼も不要です。
機会を与えて頂けるのでしたら、喜んで伺います!
今回もそうでしたが、ありがたいことに今も水面下で何件か、「○○の話、講師に来れる?」などと声をかけて頂くようになりました。
上にも書きましたように、自分のミッションは、図書館の魅力やチカラを伝えることです。
講師などはまさにそうした活動に他なりませんので、諸条件が許せば、(自分の力不足を認識しつつ言いますが)ぜひぜひチャレンジさせて頂きたいです(この辺り、私は色気を隠しません)。
自分自身のミッションのためでもありますので、余程の遠隔地でなければ自腹ででも行きますし、まして謝礼も不要です。
機会を与えて頂けるのでしたら、喜んで伺います!
●れいこと
最後にまた、れいこの話を。
この日の講演で、れいこの話をしました。
れいこが一生懸命闘ったこと。れいこの闘病を通じて、私が情報の持つチカラや意味を始めて知ったこと。情報は、血肉を持っていること。言葉には発信者のぬくもりが籠っていること。私の情報への価値観が変わり、人生観が変わったこと。
れいこは星になりましたが、その闘病を通じて、多くのものを私に遺してくれました。
私は自身のミッションを実現していくことで、れいこに思いを伝えたいのかもしれません。れいこもきっと、お父ちゃんがカッコよく頑張っている姿を見たいのではないかと思います。
折しも、この日二次会で入った店で放送していた番組が、脳腫瘍で旅立った少女の話でした。その少女は、自分の命があるうちに、両親への手紙を遺していました。
途中、酔いも覚める思いで番組を見ていました。これも、れいことの何か不思議な巡り合わせだったのかもしれません。
れいこに教えられたことを、学生さんのため、(短期)大学のため、社会のため、そして世界のために。僅かずつでも、情報の持つチカラの意味を、伝え広げていきたいと思います。
それでは、押忍!
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