近畿でも広範囲で警報が出ましたが、そんな中、以前から予定していましたイベントを開催しました。
「明日から変わる!図書館広報 即効クリニック」(ダイトケン兵庫支部例会 兼 トサケンセミナー)と題したこのイベントは、警報連発にも関わらず、20名ほどの参加を得て盛況となりました。
○今日一番、伝えたいこと
- みんなが持っているノウハウ・経験は、本人が思っている以上にとても貴重。他人にとって、とても重要なヒントになる。
- 今後はそれらを、共有し保存する仕組みを考えていく必要がある。
- 情報を共有するだけでなく、いろいろと支え合いヒントを提供し合える仲間がいれば、さらにそれらを活かすことができる。
○仁上さんのご講演
この日の基調講演は、ご存じ・仁上幸治さん(帝京大学)による「イマドキの大学生のココロをつかむ」でした。
学生の気持ちをつかみ、図書館の利用を促すとともに、より優れた教育を行うためにどうすればよいか、といったお話でした。詳しくは、この日のツイートのまとめをご覧ください。
(仁上さんの許可を頂いていますので、後日スライドをこのブログでも公開予定です)
そして、さすがは仁上さん。
講演が始まるなり、一瞬で自分のペースにしてしまいました。会場は笑い声や頷きなどが絶えず、プレゼンテーターとしてご自分のスタイルを確立されておいでだと感じました。
私もちょうど、数日前に私立短期大学東海・北陸地区図書館協議会で講演したばかり。人前で話すことの難しさを、再認識したところです。仁上さんがフロアのココロをつかむ様子は、その点でも大いに参考になりました。
私のミッション・行動指針の一つ、図書館・ライブラリアンの魅力を伝えていくためには、こうした話し方も重要なことは明らかです。こうしたプレゼンの達人から、盗めるものは盗んでいきたいです。
○参加者による小ワザ大集合!
仁上さんの講演後は、参加者全員による情報交換会です。
この日は、参加者に自分・自館でやっている広報・掲示の工夫の小ワザを持って来て頂きました。一人2分で発表+質疑応答2分+仁上さんによる講評30秒で、みんなで小ワザをシェアしようというものです。
次々に発表される工夫や努力の数々に、会場からは質問や意見が途切れることなく、非常に盛り上がりました。仁上さんからも、一人ひとりにアドバイスを頂くことができ、それが各人の職場の改善にも繋がったと思います。
そして今回、栄えある小ワザ王に認定されましたのは・・・小学校司書の「ほんとも」さんでした!
参加者に披露してくれた数々の広報・展示の工夫は、フロアから感嘆の声が上がるほどの出来映えでした。ほんともさん、おめでとうございます!
なお、ほんともさんは、「ほんとも!〜学校図書館おたすけサイト〜」という人気サイトも運営されています。
先日ご参加くださったラーコモ見学会(ダイトケン兵庫支部6月例会)についても、レポートしてくださっていますので、ぜひご覧ください( その1 / その2 )。
○まとめ
今回、こうした数々の小ワザが他人にとっていかに貴重で、多くのヒントをもたらすのかを、実感することができました(仁上さんが総括してくださったとおりです)。
実は今回の企画は、昨年2月に開催された「4月から使える!ガイダンスの小ワザ即効テクニック!」(ダイトケン兵庫支部例会 兼 トサケンセミナー)の続編でした。
そのため、昨年参加された方々にアンケートを取り、その後の進捗などをまとめて資料にしました(参加者には限定配布)。地味ながら、こうした多くの小ワザをシェアし、お互いに活かすことは非常に重要だと思います。
今後、こうしたスキル・小ワザをどのように集め、シェアし、保存するのか。それを考え、実践していきたいと思います。
また、そうした小ワザを情報として扱うだけではなく、一緒に活用していく仲間を増やしていくことも、とても大事だと思いました。楽しく頑張れる環境をつくることも、同じように大切です。
○若手に期待!
今回のイベントは、トサケンと共催ではありましたが、ダイトケン兵庫支部とそのサポーターが幹事になって企画してくれました。しかも、ダイトケンで活動をし始めて、まだ1〜2年以下の若手だけでの企画でした。
(私も何も手伝わず、ホントにほとんどお任せでした)
今回の成功は、この若手たちにとっても、非常に有意義な経験になったことでしょう。こうして若手がどんどん経験を重ね、大勢の知人やスキルを得て、図書館を良くしてくれればと思います。
いつも言うことですが、図書館員が一歩前進すれば、図書館が良くなります。図書館が良くなれば、大学・短大などの母体が良くなります。大学が良くなれば、社会が良くなります。
それこそが、私がミッションとして掲げるものであり、目指すところでもあります。その点においても、今回の若手の活躍は、本当に嬉しいことでした。
幹事の若手三人さん、ホントにお疲れさま。ありがとう!
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
先日、大学時代の友人が、DVDを送ってくれました。
何だろう・・・と思って観てみると、中には私たち夫婦がWebにアップした写真を使って、きょーこの誕生を祝うムービーが。
れいこが笑顔で飛び上がる写真まで使う、心配り。思わず、ホロリとさせられました。
彼女をはじめ、大勢がれいこを愛してくれ、応援してくれていたことを、改めて感じます。
そしてそれと同じ分だけ、きょーこが元気に生まれてきたことが喜ばれ、祝福されていることを感じます。
ありがとう。本当に、ありがとう。
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