2010-05-31

【お礼+報告】 「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」

 
先日、突然わが家に出現した、巨大餃子。


お父ちゃんがいない間に、サプライズで作った様子。20個分くらい、ありそうなズッシリ感でした。

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さて、今日の本題です。

<●「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」>

先日より参加者を募っていました、2日連続企画「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」が、昨日無事終了しました。

土日にも関わらず、2日間でのべ38人(!)もの方々に、ご参加頂きました。
おかげさまで、両日とも盛会となりました。
参加くださいました皆さん、そして講師+アドバイザーとして参加してくださいました仁上さん、ありがとうございました!
副幹事長(K大学I島さん)ともども、本当に感謝しています。

以下、それぞれの日のご報告です。

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●(1日目)オフ会
「トサケン2.0へ!-共同知恵袋をどう進化させるか-」


標記のとおり、オフ会を行いました(参加者20名)。
懇親を深めつつ、今後のトサケンについて、ざっくばらんな意見交換をしようというものでした。
会は大いに盛り上がり、あっという間の3時間!7~8人は、その後二次会で、終電までやっていました。

多くの名刺が交換されていて、ネットワークづくりにも、大いに役だったのではないかと思います。こういう所で仲間になれた人とは、この後もずっとお付き合いできますよね~。
幹事としても、多くのつながりが生まれたことを、非常に嬉しく思っています。

・・・が、一つ課題が。
話が大いに盛り上がり過ぎて、お題の議論があまりできませんでした。
海賊コンセプトの賑やかな店を会場に選んでいましたので、落ち着いて話すには、そもそも向いていなかったかも・・・?

なかば覚悟(予想?)はしていましたが、これは幹事の不手際でした。
(結果的には、これが後述の日曜の有志討論会につながることになりました)

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●(2日目)勉強会
「広報進化論-ネックを突破する年次計画のポイント-」


翌30日は、勉強会を行いました(参加者18名)。
楽しく、そして役立つ勉強会を、4時間みっちりと。(笑)

今回はトサケン勉強会らしく、講師と参加者、参加者と参加者の意見交換ができるような場をイメージしていました。
講師陣から一方的に聞いて終わり、ではなく、相互にアイディアを出し合い、みんなが考えるきっかけになるような勉強会を目指したものです。


大まかなスケジュールは、以下のとおりです。
  • 仁上さんの講演「イマドキの学生が図書館を使えないワケ」
  • 質疑応答+意見交換
  • アイスブレイク(仁上さんお得意の例の映像)
  • 自己紹介
  • 話題提供5名+意見交換
  • フリーディスカッション
  • 総括(仁上アドバイザー)

幹事としては、「4時間もあって、長すぎるかな~」と思っていたのですが、本当に盛り上がって、あっという間に終わってしまいました。これなら、朝から日帰り合宿にすればよかった・・・?

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○突然企画「トサケン2.0へ!」再挑戦!

日曜の勉強会終了後、土曜にあまり話せなかった「トサケン2.0へ!-共同知恵袋をどう進化させるか-」について、再度討論を行いました。
終了後の突然企画でしたので、希望者のみ自由参加にしたところ、何と18名全員が参加してくださいました!

これは、仁上さんがトサケンMLに投げてくださっている、「トサケン第2期計画案」に関する意見交換をしたものです(【参考】ML[01363] 「トサケン第2期計画案」)。

トサケンの今後のあり方について、いろいろと意見交換を行うことができました。
ここだけで決めてしまえるものでもありませんので、議論は尽きなかったのですが、ML上で引き続きディスカッションすることになりました。

トサケンの皆さま、近いうちに再度この件についてMLに投稿がありますので、ぜひ皆さんのお声をお聞かせくださ~い!
きっと、そろそろトサケンも、第二段階へ入る頃なのでしょうね。

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ちなみに、2日間の様子は、twitterでも多くツイートされています。
ハッシュタグ #tosaken が使われたつぶやきは、何と2日間で約150件にもなりました(今日もまだ増えています)。
当日の雰囲気がよく判ると思いますので、ぜひこのtwitterの様子もご覧ください(しばらく経つと、読めなくなります)。

ご感想・次回へのご要望のある方、ぜひこれからでも、つぶやいてくださいね~(ハッシュタグ #tosaken をお使いください)。

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以上、2日連続企画「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」のご報告でした。
繰り返しになりますが、ご参加くださった皆さん(特に話題提供してくださった5名の皆さん)、そして仁上さん、本当にありがとうございました!
<副幹事長も、お疲れさまでした~。多謝!

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<●勉強会情報>

関西圏で開催される勉強会で、私が参加予定のものです。よかったら、ご一緒にどうでしょう?
  • 大阪市立大学ワークショップ「再編される出版コンテンツ市場―グーグル、図書館、出版社」
    講師: 湯浅 俊彦氏(夙川学院短期大学・准教授)
    日時: 6月1日(火)18:30~20:30
    場所: 大阪駅前第2ビル6階 大阪市立大学梅田サテライト101教室
    事前申込み: 不要
    参加費: 無料

    この分野の第一人者である湯浅先生から、お話を頂きます。質疑応答の時間も確保していますので、ぜひご出席ください!
    終了後、有志による懇親会もありますので、こちらもお気軽にご参加くださ~い!

  • 「図書館」をおしゃべりしよう
    日時: 6月13日(日)13:00~17:00
    場所: クレオ大阪北 和室
    事前申込み: 主催者@taniwataruさんのブログ「ぺえぺえ魂」にて。

    コンセプトがユニーク!「一対多の講義形式ではなく、あちらこちらで双方向なおしゃべり」、「飲まない飲み会のような」、「勉強会というよりもカフェイベント、実際は飲食禁止なんだけど」などなど。
    「勉強会って、あんまり行ったことないし、行きにくいかな?」という方のデビューには、とってもお薦め。終わったら、きっと有志で軽く寄って帰るんじゃないかと?

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<●今日の小ネタ>


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<●どうでもいい独り言>

最近、「社交辞令」というものについて、考えさせられた出来事。
  1. 某ケーブル会社から話を聞こうと、営業さんをわが家に呼んだとき。
    玄関先で、「うわ!きれいな奥様ですね~!ビックリしました~!」
    いや、わしがあんたにビックリしたわい!言えばええってもんじゃないやろ!

  2. 上記トサケンオフ会を予約したとき、店のマネージャーとの会話。
    「(私が店頭にあるリラックマぬいぐるみを見て、)娘が好きなんですよね~」
    「えっ!お子さんがいらっしゃるんですか!いや~、とても見えないですよ!お若いですね!」
    いや、わしはあんたにもビックリしたわい!そこまで言うんかい!

・・・どっちも、実話だから怖い。
皆さんも、社交辞令はほどよいレベルで用いましょうね?下手な社交辞令は、反感と怒りを買いますよ~。(笑)
 

2010-05-29

iPad、購入しました!

  
この後、ご紹介するiPad。
子どもたちは、初日から絶好のゲーム機が来たとばかりに、食い付いてきました。早速「太鼓の達人」無料版をダウンロードし、連打の嵐。


息子の両手が、まともに写っていないのがコワイ・・・。
おもちゃにした挙げ句、叩き過ぎて壊す・・・という最悪パターンの予感。

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<●iPad体験記>

さて今日のネタは、iPad(アイパッド)です。
iPadについては、多くのニュースやメディアで取り上げられているので、今さら説明する必要もないでしょう。

本日5月28日(金)に、国内販売が開始されました。
先日のエントリーで少し触れましたが、私も先行予約初日で予約を済ませており、今回は初日に受取れることになりました。
(ヨドバシカメラの店員さんによると、先行予約は最初の3日間で1,000名を越していたものの、今日からの販売開始には、何とかその台数を確保できたそうです。)

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私は先日、某IT企業の方とご一緒する機会があり、そのときにビールを飲みながら、さんざんアメリカから持ち込まれたiPadを使わせてもらいました。

ですので、iPhone3GSを購入するときほどのワクワク感はなかったのですが、それでもしっかりと今日受取りに行ってしまいました。
以下、改めて使ってみての雑感を、思いつくままに。

  • 本体は薄くてスマート、でも、意外にズッシリです。
    私の購入したモデルは、3G回線対応タイプですので、重さは730グラム。持ってみると、意外に重い気がしました。いつも持ち歩くには、多少負担かも?

  • タッチパネル式キーボードは、まずまず快適です。ですがやはり、慣れ親しんだキーボードのようには使えません。もう少し慣れてきたら、変わるかもしれません。

  • 動作は軽快で、iPhoneを上回るキビキビした反応です。これくらいで動いてくれれば、特にストレスは感じません。

  • 思っていたよりも深刻なことは、立ったまま使うのには向かないことです。
    私は電車で、よくiPhoneでtwitterを使っているのですが、iPadはこれには向きません。長時間片手で持って操作するには重く、しかも片手だけでのタイピングには全く向かないからです。
    iPhoneユーザでiPadを購入する人も多いでしょうけれど、使い分けが必要ですね。

  • いろいろと話題になっている電子書籍は、まだ試す気すら起こりません。とにかく、もっともっと、コンテンツが増えませんと!
    アメリカでのKindleの大成功は、何と言っても、コンテンツが膨大なこと、そして安いことではないでしょうか。

  • とは言え、とにかくスマートです。ウチの子どもたちに触らせても、説明抜きでアプリを使いこなしています(アプリ自体の設計にも、多分に依存するところですが)。
    とにかくカッコよくて、使いやすいです、ハイ。

  • しばらくは、これを持っているだけで、世間の注目間違いなし!(笑)
    今日帰りの電車で、私のiPadに気付いたお兄ちゃんが、いきなり身を乗り出してこちらを覗いてきました。

以上、雑感でした。
取り留めがありませんが、だからこそ、雑感ってもんでしょ?(笑)

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<●今日の小ネタ>

今日はiPadに関する小ネタにしました。


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<●勉強会情報>

先日よりご案内しています、2日連続 企画「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」が、いよいよ今週末です!
参加予定の皆さま、よろしくお願いします!

  • (再掲)「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」

    ○第1日目「トサケン2.0へ!-共同知恵袋をどう進化させるか-」(オフ会)
    【日時】 2010年5月29日(土)19:00集合
    【会場】 イタリアン&ダーツバー Bee RUSH (ビーラッシュ)
          TEL 06-6311-5595
         20名の方が参加されます。大いに懇親を深めましょう!

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    ○第2日目「広報進化論-ネックを突破する年次計画のポイント-」

    【日時】 2010年5月30日(日)13:00-17:00
    【会場】 関西学院大学大阪梅田キャンパス 10階 1001号教室
    【会費】 無料 

    【内容】
    1. 講演:「イマドキの学生が図書館を使えないワケ」(仮)
      講師: 仁上幸治さん(帝京大学総合教育センター)
      仁上さんからまず、教員になられてからのご報告を頂きます。
      笑いあり、涙あり(?)のご報告にご期待ください。

    2. 参加者主体のアイデア交換&フリートーク会
      * 参加者話題提供「ウチの今年の取り組み計画」(5名、各5分)
      * 気ままな自由討論

    図書館広報に関して、参加者有志から話題提供を頂き、それを
     もとに自由討論を行います。参加者主体で、自由で活発な
     フリートークを行いましょう!
     名刺もお忘れなく!現在、19名参加予定です!

    なお、30日はまだ飛び込み参加可能です!
    ご希望の方は、至急karatekalibrarian[AT]i.softbank.jpまで、ご一報ください!
    ([AT]の部分をアットマークに直して送信ください)

  • (再掲)大学図書館問題研究会 兵庫支部5月例会
    テーマ: 「龍馬の足跡をたどる、その2:神戸編」
    日時: 5月29日(土)14:00~17:00
    集合場所: JR神戸駅改札

    行程: 神戸駅→勝海舟寓居跡(兵庫区五宮町)
     →大倉山公園:旧伊藤博文公銅像台座
     →海軍営之碑(諏訪山公園)
     →神戸海援隊モニュメント(メリケンパーク)
     →神戸海軍操練所跡(神戸市立博物館の南)
     JR三ノ宮駅で解散

    私が加入している大図研(ダイトケン)兵庫支部の例会。会員外も大歓迎!(無料)
    先月の京都編に続き、今回も遠足企画です。坂本竜馬が勝海舟を補佐して働いていた神戸海軍操練所の跡を見るのがメインになります。

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<●どうでもいい独り言>

最近、わが家の子どもたちも大きくなってきまして。だんだん、親の知らないところで、ワケの判らないことを覚えてきたり、やってみたり。
この前も、下の娘が鼻歌で唄っていたところでは、

 「しょせん、この世は男と女ぁ~。」

・・・それ、小学生が口ずさむ歌?

だんだん、娘との距離が遠ざかっていく今日この頃。
 

2010-05-23

図書館雑誌5月号「小規模図書館奮戦記」に掲載されました

 
先日、子どもたちを連れて、大阪で開催されていた大恐竜展に行ってきました。何しろ息子は、古生物学者になりたいという男。(笑)


最近、子どもたちはすっかりカメラ好き。
上の息子とのこの写真も、下の娘が撮ってくれたものです(少し、ピントが怪しいですが)。

私はしっかりと、学割で入場しました。
いろんなイベントに行きまくって、授業料の元を取りませんとね?

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<●「図書館雑誌」5月号掲載 「小規模図書館奮戦記」>

さて、今日の本題。
ご存じ、日本図書館協会の「図書館雑誌」5月号に、私の拙文が掲載されました。
「小規模図書館奮戦記」という連載があり、そこに今回、私の勤務先である某短期大学図書館が掲載されたのです。


かねてご縁のあった、関東のM本さんから連絡があったのが、2月の話。
「小規模図書館」という言葉がピッタリの私たちにとって、こういう場に取り上げて頂けるのは、非常に嬉しいことでした。
<M本さん、ありがとうございました~。

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もっともこの文章、私だけによるものではありません。私の原案を、館内の他のスタッフに見てもらい、館長のチェックまで経て、書き直しを重ねたものです。
おかげで何とか、私たちが伝えたかったことを、この小さいスペースに纏めることができました。
<もうほとんど私の原案は、原形を留めていません・・・。

法人合併という激レアなハードルを乗り越えて、合併・誕生したこの図書館(私はその当時、まだいませんでしたけれど)。
その苦労や経験が、ほんのちょっとでも伝われば幸いです。

今までは、読者として「小規模図書館奮戦記」を楽しませてもらっていました。これからは、この記事を応援してしまいそうです。
<このブログとは、「奮戦記」つながりですしね~。(笑)

よろしければ、ぜひご意見やご感想を、お聞かせください。
また、メールやtwitterなどご感想をくださった皆さん、ありがとうございました!

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<●勉強会情報>

私が関わっている勉強会3件です。よかったら、ぜひご参加ください!

1.2日連続 企画!「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」

<第1日: オフ会>
「トサケン2.0へ!-共同知恵袋をどう進化させるか-」

 日時: 2010年5月29日(土) 19:00頃開始
 場所: 大阪梅田近辺
 会費: 4,000円程度?
 申込み期日: 5月15日(土) まだギリギリ、飛び込めます!

仁上さんを囲んで、楽しく語り合おうという会です。また、これからのトサケンの進め方について、ざっくばらんに意見交換もしたいと思います。気楽にご参加ください。

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<第2日: 勉強会>
「広報進化論-ネックを突破する年次計画のポイント-」

 日時: 2010年5月30日(日) 13:00~17:00
 場所: 関西学院大学大阪梅田キャンパス 10階 1001号教室
 会費: 無料、ないし数百円以下の資料代実費
 定員: 22名(先着順) 

内容:
  1. 講演:「イマドキの学生が図書館を使えないワケ」(仮)
    講師: 仁上幸治さん(帝京大学総合教育センター)
    仁上さんからまず、教員になられてからのご報告を頂きます。笑いあり、涙あり(?)のご報告にご期待ください。

  2. 参加者主体のアイデア交換&フリートーク会
    • 参加者話題提供「ウチの今年の取り組み計画」(数名、各5分)
    • 自由討論


    図書館広報に関して、参加者有志から話題提供を頂き、それをもとに自由討論を行います。参加者主体で、自由で活発なフリートークを行いましょう!

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参加を希望される方は、エントリーフォームから、お申込みください。オフ会は5月15日締切 大至急、勉強会は定員になり次第締切とさせて頂きます。

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【追加企画!参加者急募!】
28日(金)に、この2日連続企画の前夜祭をすることになりました。
<すでに、「2日連続企画」じゃないですよね・・・。

「トサケン前夜祭 in 京都」
 ・日時: 5月28日(金)19:30~
 ・場所: 京都(阪急四条河原町近辺)
 ・会費: 参加者で割り勘
 ・お申込み: karatekalibrarianATgmail.comにメール送信
  (上の「AT」をアットマークに置き換えてください)

もちろん、仁上さんもいらっしゃいます。
直前のご案内ですから、少人数で小ぢんまりと、のんびりお話したいと思っています。
京都の方、お勧めの店があれば、ぜひご推薦ください(参加できない方、お店のご推薦だけでも大歓迎)。

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2.大学図書館問題研究会 兵庫支部5月例会
テーマ: 「龍馬の足跡をたどる、その2:神戸編」
日時: 5月29日(土)14:00~17:00
集合場所: JR神戸駅改札

行程: 神戸駅→勝海舟寓居跡(兵庫区五宮町)
 →大倉山公園:旧伊藤博文公銅像台座
 →海軍営之碑(諏訪山公園)
 →神戸海援隊モニュメント(メリケンパーク)
 →神戸海軍操練所跡(神戸市立博物館の南)
 JR三ノ宮駅で解散

私が加入している大図研(ダイトケン)兵庫支部の例会。会員外も大歓迎!(無料)
先月の京都編に続き、今回も遠足企画です。坂本竜馬が勝海舟を補佐して働いていた神戸海軍操練所の跡を見るのがメインになります。

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<●どうでもいい独り言>

iPad、とうとう発売まで1週間を切りました!
予約している私としては、日々カウントダウンのような感じです。
発売初日の28日(金)に入手できるかどうか、いまだに判らないのですが。
わざとらしく、帰りの電車の中で使ってみたりして。(笑)

でも、実は1年前にiPhoneを買ったときほどの高揚感はありません。
あのときは、全く新しいものを手にするドキドキでいっぱいでしたが、今はいわば、iPhoneの大型版を買うくらいの気持ちです。
電子書籍が、KindleやiPadによって、日本でも本格的に広がっていくと違ってくるのかもしれませんね。

でもとりあえず一番出して欲しいのは、iPad版「信長の野望 リターンズ」
私が、人生で一番熱中したゲームは、たぶんコレ。
<30年近く前・・・。当時パソコンに触っていたアラフォーの方なら、結構判ってもらえるかも?
 

2010-05-11

大阪市大ワークショップ「ネットワーク環境下における学術情報流通政策考」

 
最近、すっかり更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
ほどよく忙しく、「ブログは、明日できるやろ」と思いながら、先送りを続ける毎日です。

ところで、今日から予約受付開始のiPad、早速予約してきました!


写真は、梅田のヨドバシカメラ。長~いiPad受付カウンターが出来ていて、そこにスタッフが30人くらい、いましたよ。
長くなりそうですので、続きは、最後の「どうでもいい独り言」にて。

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<●大阪市立大学 創造都市研究科 ワークショップ>

さて、今日の本題。
私の所属する大阪市立大学 創造都市研究科にて、4月20日に下記のワークショップが開催されました。
ずいぶん時間が経ってしまっていますが、とてもいいご講演を頂きましたので、ご報告します。

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「ネットワーク環境下における学術情報流通政策考」
(講師: 武蔵野大学 小西 和信氏)


【概要】
情報流通の多くがネットワーク環境下におかれるようになった1990年代中葉以降のわが国の学術情報流通について、電子図書館、電子ジャーナル、日本のSPARC運動、機関リポジトリの4つのトピックを手がかりに、学術情報流通政策との関連を考える。

トピックによっても差はあるが、多くの政策文書や巨額の公的資金を投入したプロジェクトが、功を奏していないケースが頻繁に見受けられる。これらは一時的な誘導・振興で終わっており、継続的な学術情報流通の発展に繋がっていない。

結論として指摘できることは、わが国における学術情報流通政策の不在であり、NIIや大学図書館など現場の尽力によって、日本の学術情報流通が支えられていることである。本日の講演では、文献研究的ではなく、現場で見聞きした個人的な経験を中心に、「時代の空気」のようなものを伝えたい。

【キーワード】
電子図書館、電子ジャーナル、SPARC/Japan、機関リポジトリ

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  1. はじめに

    1. 講演の視点
      4年前まで、複数の職場で、学術情報流通に携った。その体験にもとづき、現場で見聞きした学術情報政策について話したい。
      文献研究的なものではなく、個人的な経験にもとづく主観的なものであるが、「時代の空気」のようなものを、再現できれば幸いである。

    2. 本日取り上げる内容
      情報流通の多くがネットワーク環境下におかれるようになった1990年代中葉以降のわが国の学術情報流通について、電子図書館、電子ジャーナルへの対応、日本のSPARC運動、機関リポジトリの4つのトピックを手掛かりに、わが国の学術情報流通政策との関連を考えてみたい。


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  2. 電子図書館

    1. 電子図書館事始め
      自分自身は、1987年頃に初めて「電子図書館」という言葉に触れた。通信工学の大家であった、当時の学術情報センター所長が、「学術情報システムの究極は、電子図書館である」と言っていた。
      日本で初めて「電子図書館」という言葉を用いたのは、小松左京氏の「継ぐのは誰か」(1968年)が最初ではないか。

    2. 電子図書館に関する政策文書
      米国のクリントン、ゴアのNII構想[情報インフラ政策]や、G7の電子図書館プロジェクトの影響を受け、国内でも電子図書館導入への検討が活発になった。

      政策文書で分けても重要なのは、学術審議会の「大学図書館における電子図書館機能の充実・強化について(建議)」(1996年7月29日)である。これは「建議」であり、通常の「答申」と比べても、より重要なものとして認識されるべきものである。
      これは、大学への予算化の根拠となる政策文書でもあり、大学図書館に対して「図書館電子化」への大きなインパクトを与えた。

      当時の某課長によると、この建議は「1980年答申を15年ぶりに大改定するまったく新しい学術情報政策である」。
      この建議は、電子図書館のことをよく考えたものではあったが、学術情報流通を総合的に考えているかどうかという点で疑問もあり、個人としてはいささか冷やかに見ていた部分もある。

      3年後には、同審議会が「科学技術創造立国を目指す我が国の学術研究の総合的推進について―「知的存在感のある国」を目指して―(答申)」(1999年6月29日)を発表した。電子資料への対応を指摘していることが、非常に重要である。

    3. 大学図書館における状況
      この頃のわが国における大学図書館の状況は、京都大学電子図書館国際会議編集委員会編『2000年京都電子図書館国際会議:研究と実際』(日本図書館協会,2001年3月)で知ることができる。
      わが国で行われた「電子図書館」の試行例が多く紹介されていることと、情報課で政策の中心にあった濱田幸夫氏の「電子図書館施策の今後」が掲載されている点で貴重である。

      当時所属していたNIIで、1996年4月「電子図書館部会」の立ち上げ、6月「サービス協力者会議」などを経て、電子図書館課の設置のための概算要求を開始した。総務庁(当時)まで説明に行ったが、専門員と係長が配属されたのみに留まった。

    4. 電子図書館の功罪
      慶應義塾大学の入江伸氏が指摘するように、プロジェクトの業者委託により、図書館に予算やスキルを蓄積できなかった。
      モデル形成のプロジェクトという性格から、予算配分が一部の大学に限定されたことにより、「どこか知らないところで、バラバラにやっている」といった感があったのが残念である。
      千葉大学の某先生も、「日本の電子図書館は失敗だよ!何の広がりも持っていない!」と言っていた。


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  3. 電子ジャーナルへの対応

    1. 国内電子ジャーナルの嚆矢
      雑誌の価格高騰がしきりに口にされていた1999年、関東地区・東京地区国立大学図書館協議会の主催で「電子ジャーナルフォーラム」を行った。
      翌2000年には国立大学図書館協議会の「電子ジャーナル・タスクフォース」が設置され、これらが日本で電子ジャーナルを考えさせるきっかけになった。

    2. 電子ジャーナルに関する政策文書
      こうしたきっかけが与えた影響により、多くの政策文書が挙げられる。
      科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 科学技術委員会 デジタル研究情報基盤ワーキンググループ「学術情報の流通基盤の充実について(審議のまとめ)」(2002年)、文部科学省研究振興局情報課「学術情報発信に向けた大学図書館機能の改善について」(報告書)」(2003年)、国立大学図書館協会「学術情報流通の改革に向けての声明文―学術基盤である電子ジャーナルの持続的利用を目指して」(2008年)、科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会「大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について(審議のまとめ)」(2009年)など

    3. 現場主導による普及
      電子ジャーナルへの対応は、大学図書館現場の切羽詰まった取組によるもので、貢献はもっぱら大学図書館である。予算計上は微々たるもので、これだけの政策文書があったにも関わらず、政策レベルでの効果は弱いと言わざるを得ない。

      学術情報の中核部分である学術雑誌を学内研究者に十分提供できない大学が増加することは憂慮すべきで、強力な国家的な支援策が講じられるべきである。


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  4. SPARC/JAPAN

    1. SPARC/JAPANの立ち上げ
      SPARC/JAPAN(国際学術情報流通基盤整備事業)は、米国研究図書館連合ARLが進めるSPARC(1998年~)と連携し、「わが国の学協会等が発行する英文学術論文誌の電子ジャーナルを支援することを通じ、学術コミュニケーションの変革を目指」す活動で、2003年からスタートした。
      2001年にARLから日本の大学図書館に対してSPARC活動への「連帯」が呼び掛けられ、それに呼応したものである。

      立ち上げ当時は、相当混乱した。JSTのシステムを使うことになったため、NIIなどで「JSTのシステムが使いにくい」と会議で要望を伝えたら、30分後に文部省から電話があり、「大臣が怒っている!」と言われた逸話もある。

      2004年には、あちこちを飛び回り、1日に何人もの関係者に会った。
      日本の英文学術誌の支援、強化を通して学術情報の国際発信力を高める「ネイチャー・ジャパン」構想に重心を移していくプロセスは、大御所の方々の日本の学術情報流通に与える影響力の大きさを垣間見た。

    2. 独自性を持つSPARC/JAPAN
      「SPARC/JAPAN」に関連する政策文書としては、科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 科学技術委員会 デジタル研究情報基盤ワーキンググループ「学術情報の流通基盤の充実について(審議のまとめ)」(2002年3月12日)があり、「海外の電子ジャーナル等の体系的な収集体制の整備が必要とされる一方、日本の学協会からの学術情報発信機能の整備が必要であるとされた」。

      オープン・アクセス運動を標榜する本家のSPARCとは異なり、学術情報の発信力強化に力点を置いた日本版SPARCは、日本独特の活動と位置付けられるだろう。


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  5. 機関リポジトリ

    1. 先駆的事例とそれを支えた人材
      わが国機関リポジトリのパイオニアは、千葉大学附属図書館CURATOR(2002年プロトタイプ開発開始)である。土屋館長のもと、キーパーソンが揃っていて、やれたことだ。

    2. 意義深い政策文書
      国立大学図書館協議会 図書館高度情報化特別委員会 ワーキンググループ「電子図書館の新たな潮流―情報発信と利用者を結ぶ付加価値インターフェイス―」(2003年5月29日)が重要。
      1996年学術審議会建議以降の電子図書館を見直し、「新電子図書館システム」を提唱している。わが国の機関リポジトリの歴史を開いた文献の一つとも言える。

    3. 現場機関の貢献
      「デジタルリポジトリ連合(Digital Repository Federa-tion:通称DRF)」(2006年11月)の設立も大きかった。北海道大学を代表として、85機関の参加を見た。若手による活動があり、非常に充実した素晴らしい場となった。

      現在日本の学術情報流通政策を動かしているのは、残念ながら文科省ではなく、NIIなどの現場の各機関で、特に機関リポジトリへの取組では顕著である。
      NII委託事業は、わが国を「機関リポジトリ大国」に導いた点でまれにみる成功を収めたプロジェクトと評価していいだろう。
      また、DRFに代表される各大学の取組も称賛に値する活動で、関係者の努力に敬意を払うべきである。


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  6. 学術情報流通政策の変容

    中央省庁再編(2001年1月6日)の影響が大きい。「科学技術」と「学術」の力関係の変化があり、予算配分にも影響した。政策的にも科学が優位になり、学術を包含しており、好ましくない。

    総合科学技術会議「科学技術基本計画」により、第2期(2001~2005年度)24兆円、第3期(2006~2011年度)25兆円という莫大な予算支出となった。しかし科学技術関係施策に対する優先度判定は、非常に厳しいものとなった。

    文部科学省の求心力低下は明らかであり、学術情報流通政策の不在という課題が残った。

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  7. ゲストスピーカーとの質疑応答

    • (学生)Google Scholarやブック検索に代表されるように、Googleがさまざまな取り組みを行っている。Googleによるこうした学術情報流通を、どのように捉えているか。

    • (講師)GoogleからCiNiiのデータ提供を求められたとき、どのように対応すべきか思慮した。Googleというショーウィンドウを通して、CiNiiを利用してもらうという判断となり、OKした。その判断に、問題はなかった。

      ブック検索については、いささか心配している。国家として、学術情報のセキュリティを考えなければいけないのではないか。電子化そのものには賛成であるが、海外企業のデータベースに日本の本が載る状況は、いかがなものか。
      全部の図書館がそうする必要はないが、紙媒体での保存も必要である。

    • (学生)NIIが非常に大きな影響力を持っているが、各種事業等について、評価を行っているのか。メタデータ・データベース構築事業への評価について、お聞きしたい。

    • (講師)メタデータ・データベース構築事業の報告集は、1度出している。GeNiiの前身的なものでもあり、機関リポジトリへの流れを作ったものでもある。ただし、本来はそうすべきだとは思うが、この事業自体の幕引きそのものは、できていない。

    • (学生)セントラルリポジトリのような、国によるインフラ整備にもとづくリポジトリについて、新しい構想や動きがあれば教えて欲しい。

    • (講師)具体的な動向は、特に聞いていない。当初、NIIではそうしたものをやるべきではないという考えがあり、今日に至っていると思われる。担当者はいろいろと考えているだろうが、人員も減っており、広報できていないのが実情だろう。

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参考資料(井上が勝手にチョイス)


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<●勉強会情報>

先日お知らせしました、2日連続 企画「トサケンなウィークエンド in 大阪 -現場パワーアップ即効 アイデア交換会-」について、引き続き参加者を募集中です!

29日(土)夜はオフ会(要するにただの懇親会)、30日(日)は午後の勉強会です。トサケン発起人・仁上さんが来られ、お話も頂きますので、ぜひ!ご参加ください!
なお、30日(日)は残席9名となっていますので、お早めにお申し込みください!(先着順)

あ、トサケンメンバー以外も、大歓迎ですよ~!

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<●どうでもいい独り言>

冒頭の続きです。
予約受付開始日の今日、予想どおり全国で予約の申込みが殺到したようです。ニュースや新聞などにも取り上げられ、iPadの人気ぶりを感じさせました。

大阪では、ヨドバシカメラなどが予約を受け付けていたのですが、昼休みにニュースを見ると、100人以上の行列が出来ていた様子。
夕方にはtwitterで調べてみましたが、もう発売初日28日には入手できない様子でした。

もう諦めようかな~、と思いつつ。
大学院の授業で梅田に出たついでに、ヨドバシカメラに立ち寄ると、意外に行列が短くて。フラフラと並んでしまい、結局、申込みをしてしまいました。(汗)

申込みをしたのは、WiFi+3Gの64GB版。う~ん、やっぱり買っちゃいますか・・・。

やっぱり嬉しくて、twitterでツイートしていたら、あっという間に妻に発覚した模様。この難局をどう乗り越えるか、それが課題かも。