2017-05-10

夜の図書館を歩いてみる

異動してから、一月あまりが過ぎました。まさに、あっという間。(笑)
前々回の記事でも書きましたが、自分なりの試行錯誤をしています。今日は、そのうちの一つをご紹介します。

イメージ画像:春の山



★利用者を知ること


私がいつも思うのは、利用者のことを知らずして教育支援も研究支援もない、ということです。
そして利用者のことを知る第一歩は、利用者がどのように図書館を使っているか、直接館内の様子を見ることだと思います。

私は4月から、中央館的なところへ異動しました。
今までよりもかなり規模の大きな図書館で、どのように使われているのか知ること自体、かなりの労力を要します。

できるだけカウンターから様子を伺ってもいますが、見える範囲は限られています(私の異動先はバックヤード部門ですので、ときどきレファレンス・カウンターのヘルプに入る程度です)。

このような状況のため、利用者を知ろうと始めたことが、夜の館内を歩くことです。

イメージ画像:木漏れ日



★夜の館内を歩いてみる


私の勤務先の図書館は、22時まで開館しています。私たちは夜間のカウンター業務を委託していますので、夕方にはカウンターから撤収します。

17時頃にピタッと業務を終えれば、その後5時間の館内の様子は、目にすることもなくなります。
開館時間のうち3分の1以上について、その様子を直営側の図書館員(※)が見ていないのは、非常に好ましくありません。

(※)業務委託スタッフでは不十分、という主旨ではありません。丸投げするだけではいけない、という委託側の意識の問題です。

ですので私はときどき閉館まで残り、夜の館内を歩いて回るようにしています。ゆっくりブラブラ、利用者の様子を見ながら。

30分以上同じ場所で立ったまま本を読んでいる男性、21時を過ぎて入館してくる卒業生らしい方、大勢でグループ閲覧室に残って笑い声をあげている学生さんたち。
日中とはまた違う、利用者の横顔を垣間見るように思います。

私は、図書館員がこうした利用者の一面を見る努力を怠っていてはいけない、と思うのです。
利用者を知ろうとしている、そうしたことを意識している図書館員こそが、魅力的な図書館をつくっていけるのではないでしょうか。

皆さんは、どのように利用者を知ろうとしておいででしょうか?
そうした試みができていなければ、時間に余裕のある日に、夜の館内を歩いてみるのもいいかもしれませんよ。

(※)念のため書いておきますが、閉館までいわゆる超勤で残っているのではありません。夕方に仕事を終え、情報収集をしたり、利用者ゾーンで過ごしたりして残っています。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今年の「れいこパーティー!」の日程を決めました。6月4日(日)と6日(火)です。
例年と同じスタイルで実施しますので、ぜひれいこに会いに来てやってください。(昨年の「れいこパーティー!」)。

れいこ写真


詳細は近日中にこのブログにアップしますが、今年も日にちを気にしてくださっている方がいらっしゃいますので、先にお知らせだけしておきます。

「れいこお助け隊」・「れいこフレンズ」の皆さんには、別途お知らせメールをお送りしています。
メールアドレスが変更になっている方、気軽にお知らせください。


「れいこパーティー!」も、はや5回目。
大勢の方々がお越しくださり、嬉しくも寂しいパーティーです。

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