2018-01-22

図書館員が自分の武器を持つべき3つの理由

先日の記事で、新年の抱負を書きました。
その中で、新聞スペシャリストを目指し始めると宣言しましたが、今日はその話をもう少し。
(当ブログの記事は2分で読める文字量としていますが、今日は少しだけ長めです)

イメージ画像:空




★どうして突然?


新聞スペシャリストを目指すと聞いて、「空手家は、何でこんなことを言い出したんやろ・・・?」と思った方も多いでしょう。

私がこう決意したのは、自分の武器、言わば自分の得意分野を持とうと考えたからです。数年来このことを考えており、そのターゲットを関心を持っていた新聞に絞っただけなのです。

(どうして新聞なのか、新聞スペシャリストとは具体的に何を目指しているのかは追って記事にしますので、今回はひとまず置いておきます)

そして、自分の武器を持つべきは私だけでなく、全ての図書館員だと考えます。



★図書館員が自分の武器を持つべき3つの理由


どうして、図書館員が自分の武器を持つべきなのでしょうか?それには、以下の3つの理由があると考えます。

  1. よりよい図書館サービスを提供するため
  2. 他の図書館員との差別化を図り、自分の商品価値を高めるため
  3. その武器によりさらに成長するため


以下、具体的に説明していきましょう。
  1. よりよい図書館サービスを提供するため
    一義的には、この点が最重要です。
    専門職集団にあって個々が得意分野を深化させることが、いかに利用者やチームに貢献できるか、論を待ちません。

  2. 他の図書館員との差別化を図り、自分の商品価値を高めるため
    私が強く訴えたいのは、この点です。
    近年図書館員の置かれる立ち位置は、非常に厳しいです。非正規で働く方の雇用形態・労働条件は言うに及ばず、専任職員もポストそのものが急減しています。

    そんな中、図書館員として一定の処遇を得ながら、大きな仕事をしていくためには、自分の立ち位置を確保する必要があります。
    理想をいえば、異動で図書館を出されても数年で戻されたり、非正規から専任等へ登用されたり、退職したとしても別の図書館へ移れたりするなど、図書館員として評価され必要とされる立ち位置を目指すべきでしょう。

    自分が特定分野でのスペシャリストとして認知されていれば、そうした評価にも直結しやすいでしょう。
    そして、自分が関心を持って打ち込める得意分野の仕事をすることは、職場や社会に最も貢献できる方法でもあります。

  3. その武器によりさらに成長するため
    自分の武器が認知されることで、新たな情報やオファーを得ることができます。
    私の場合、ブログにて新聞スペシャリストを目指す決意表明をした結果、新聞社の知人や造詣の深い仲間から、文献を推薦してもらったり情報提供を受けたりすることができました。
    また、こうしたチャレンジや公開そのものを評価頂いたこともありました。

    研鑽を重ねるうちに、講師や文章を書いて欲しいというオファーに繋がるかもしれません。そのための準備や出会いが、更に自分を成長させるでしょう。

イメージ画像:緑の公園


★それぞれの武器で社会貢献を


偉そうなことを言いましたが、私は怠惰な性格ですので、公言することによって自分にプレッシャーをかけないとやれないだけです。(笑)
ですがこの公言によって、私は自分のミッションを実現していくために、新聞を新たな武器にできればと考えています。

情熱ある図書館員がそれぞれ自分の武器を持ち、その知識や経験を活かせるようになれば、素晴らしいですよね。
大学や学校などの親組織、地域社会から図書館が必要とされるよう、私たちが向上心を持ってチャレンジしていければいいですね!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

れいこが脳腫瘍を発症して、まもなく6年半になります。
ずいぶんと早かったような気もしますし、逆に遠い昔のような気もしてきました。



今もれいこを忘れずにいてくれる皆さんに、私たちは支えられています。
れいこに欠かさず手紙を送ってくれる人、リラックマシールを集めてくれる人、年賀状の宛先にれいこの名前を一緒に入れてくれる人。

れいこが今も皆さんの胸の中にいることを、本当に嬉しく思います。

いつか皆さんのご厚情を、きょーこにもきちんと伝えたいと思っています。
きょーこ、早く元気なお姉ちゃんになるんやで〜!

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