2021-04-10

図書館員の皆さん、政策文書を読もうよ!

政策文書については、今までよく口にしてきましたが、ブログに書いたことがありませんでしたので、改めて記事にしてみます。

タイトルそのままの内容ですが(笑)、図書館員は強く意識すべきと考えます。


★政策文書とは


そもそも、「政策文書って何?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
「政策文書」と言っても何を指すか、定義がある訳ではありません。

以下、一般論的に。
国や自治体などが何らかのテーマについて、政策の方向性や制度を検討したりすることがあります。

その際、国や自治体などが検討し政策・法令等に落とし込む材料として、有識者らがそのテーマについて、背景・現状・課題や解決のための方策などをまとめた文書を作成することが多々あります。

こうして作成される資料を、「政策文書」と呼ぶことがあります。


★政策文書を読もう


ゆえに政策文書は、そのテーマについて論点整理され、かつ国などの政策を決定づけた重要な資料でもあります。
…となれば、これらはその分野に関わる人にとって、必読の資料と言えるでしょう。

図書館での具体的な例を出せば、大学図書館にとっての「大学図書館の整備について」や、公共図書館にとっての「これからの図書館像」などが、それにあたるでしょうか。

ものによりますが、一部は国レベルでのデファクトスタンダードとなり、実質的に各館の運営を直接的に左右しますから、ぜひとも目を通しておくべきでしょう。


私的には、科学技術・学術審議会や中教審などが出した提言のようなものに限らず、実質的に強い影響を与えた資料を含めて広義に政策文書と捉え、アンテナを立てておくべきと考えます。

(例えば「〇〇計画」だとか「〇〇ガイドライン」、「〇〇報告」など、各館の運営に影響を与える資料類は、たくさんあります)


★かくいう私も


私も長らくこうした政策文書に目を向けてこなかったのですが、前述「大学図書館の整備について」をたまたま読んで以来、こうした資料を読む必要性を実感しました。

国のレベルでこうした議論がされていることすら、それを読むまで全く知らなかったからです。

私たち図書館員は、政策や法令など落とされたものを遵守するだけではなく、元となる課題や議論をその時々で主体的に考えながら、利用者さんへのサービスに取り組んでいきたいですね。

なお、大学図書館関係の政策文書をまとめたメモを、作成しています。このブログの次回記事でご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

また、春を迎えました。
春はれいこの症状が悪化し、闘病が本格化したシーズン。ややもすれば、気持ちが乱れる辛い季節です。

そんな春ですが、きょーこが2年生への進学ではしゃいでおり、いささか気も紛れています。

先日もゴソゴソする気配がしたのでリビングを覗いてみると、きょーこがひっくり返ってました!(笑)
(三点倒立をしていたようで、墜落ではありません)


きょーこのおかげで、笑いの絶えない我が家です。
れいこも、笑ってくれているかなあ?

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