2025-12-19

謝金・旅費ポリシー2026をつくってみた

先日の全国図書館大会(愛媛大会)は、控えめに言って、最高でした!

故郷・愛媛の図書館仲間に迎えられ、そして全国の大勢の皆さんと大好きなこの地でお会いし交流できたことが、本当に嬉しくてたまりません。大げさではなく私はこの大会を、一生忘れられないでしょう。

愛媛大会の運営の皆さん、ご一緒くださった皆さんに、心から感謝します!

愛媛大会でみきゃん達と記念撮影

 

■何度も聞かれた質問

先日の記事は、近年稀に見るほど、多く読まれました(そりゃ、そうですよねー)。

その記事を受け、早速いろいろお問い合わせを頂いています。その中で、何度も聞かれた質問がありますので、今回はそのことについて記しておきます。

その質問とは、「謝金、どうなるの?」です。

これまた、そうですよね。仮にもプロの研修講師に仕事を依頼するのであれば、どれだけ予算が必要なのか、知っておきたいですよね。

これまでの謝金・旅費ポリシーでは、「謝金はなくても構いません」なんて宣言していました。
ですので、「そんなことじゃ、研修講師になっても食べていけないよ」と心配してくださる方が大勢出てきました。こんなにみんなに心配されて、何だかちょっと嬉しい私。(笑)

ですが、ご安心ください。先のことも、ちょっとだけ考えています。

■ポリシーの見直し

結論から言いましょう。
プロの研修講師になるにあたって、 謝金は必ず頂くことにします(それに伴い、従来の謝金ポリシーは廃止します)。

2026年度に実施(2027年度以降の予約を含む)する私の研修については、「1円以上」の任意の額を決めて頂き、それを謝金として頂きます。

これは、書き間違いではありません。「1万円」でも「10万円」でもなく、「1円以上」です。

なぜこのようなルールにするかといえば、私に今一番必要なのは、謝金ではなく実績と経験だからです。

プロ研修講師になろうとしているとは言え、多くの方にとって研修講師としての私の実力は未知数でしょう。

「〇万円以上」などと最低価格などを定めることによって依頼を躊躇されるよりは、 とにかく一件でも多くチャレンジする機会を増やしたいからです。新しく創刊した雑誌が、「創刊号190円!」と宣伝するアレです。(笑)

ですので、本当に遠慮なく「1円」でご依頼ください。

※ただし旅費は、ご負担願います。また、遠隔地などで宿泊しないと研修開始に間に合わなかったり、研修後の移動では帰宅できなかったりする場合、併せて宿泊費もご負担願います。

■業界初!?おひねり方式

謝金については、 さらに別の提案があります。
それは、謝金を「おひねり」方式で決めてもらっても良い、というものです。

大道芸などではいい芸を見せてもらった聴衆が、「おひねり」(投げ銭)をする文化がありますよね。 芸に満足した人は 、しばしばたくさん包んで投げるものです。 私の研修でも、これをやれるようにしようと。

つまり、研修を実施した後に、満足度に応じて謝金の額を決めて頂くことができます(=「1円以上」の任意の額でOK)。

研修がそれなりにお役に立ったと評価して頂けるのであれば、見合った額を頂戴できればと思います。
逆に研修が皆さんの期待に応えられなかったのであれば、それなりの額で構いません 。ご受講頂き、「100円がええとこやな」と思われるのであれば、本当に100円にしてください。
成果を評価してご判断頂けるものであれば、そのご判断に異を唱えることはありません。

いかがでしょうか?規程等により、謝金が一律に決まっているところでは難しいでしょうが、そうでない機関の皆さん、良かったらやってみませんか?

それが私の危機感やモチベーション向上につながり、結果良い研修につなげられれば、皆さんにとっても私にとっても大きなメリットです。

もちろん、「おひねり」にするかどうかは、自由です。「おひねり」ではなく、事前に決まった謝金の額をご提示頂いても支障ありません。
いずれにせよ私としては、ベストな研修を提供することを、目指すだけですから!

イメージ写真:青空

 

■謝金・旅費ポリシー2026

これまでの話をまとめます。従来のポリシーに替わり、以下のとおり新たに、謝金・旅費ポリシー2026を定めます。

  • 2026年度に実施(2027年度以降の予約を含む)する私の研修については、「1円以上」の任意の額を、謝金として頂きます。
  • 満足度に応じ、謝金の額を決めて頂く「おひねり」方式も歓迎です。研修後に、「1円以上」の任意の額を決めて頂けます。
  • 旅費は、ご負担ください。また、研修当日の移動では開始に間に合わない/帰宅できない場合、宿泊費もご負担ください。

 

■2026年度の研修募集中

新たなポリシーをお示しもできましたし、引き続き2026年度の研修講師のご依頼を募集します(2025年度のお申し込みは7月に満席となって以降、謝絶しています)。

私が学び、やろうとしていることや研修スタイルについては、こちらをご覧ください。

駆け出しですので当然ながら、まだ2026年度の予定はほとんど入っていません。
とは言え、具体的に時期が固まっている予定が6日ほどあり(2025年12月現在)、さらに2026年度にお願いしたいと言ってくださっている図書館や協会、企業さんが別に6件ほどあります。

嬉しいことに、こうして徐々に予定が入り始めています。どうしても特定シーズンは集中しやすいですので、お早めにお声がけください。

依頼するかどうか決定前に事前相談頂くのも、大歓迎です。例えば「〇月頃に〇〇のテーマで研修をできるか?一度話を聞きたい」といったようにお声がけください。

Zoomなどでお打ち合わせをした上で、私に任せて頂けるようでしたら、その後オファーしてください(=お打ち合わせ後に、辞退されても構いません)。

私としては研修を通じ、図書館界や社会を良くしたい、その一念です(正直、収入のことは生きていけるなら、どうでもいいと思っています)。
ぜひチャレンジの機会を与えてくださいますよう、お願いします!

■れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

これまでの謝金・旅費ポリシーでは、頂いた謝金の全額を、以下の寄付に充てることとしてきました。

  • 素晴らしい独自の活動をしているものの、資金難に苦しんでいる図書館関連活動
  • 小児がん等、病気の子どもたちを支援する活動

闘病中のれいこ

新しいポリシーには、寄付に関する記載を含めませんでしたが、寄付を止める意図はありません。今後もずっと、私ができる範囲で何らかの寄付を続けていきます。

私たちはれいこの闘病中、物心両面で、本当に大勢の方々や社会に助けられました。家族が揃って元気に過ごすことができている今、自分にやれる範囲で、社会に恩返しをしていこうと思います。

きっとそうすることで、れいこも喜んでくれるはずですから。