2016-02-21

【お誘い】図書館について語り合う会@2/26(金)東京

(2016.2.23加筆修正 流動的だったプランを、ずいぶん変更しました)

今週は、レファレンス協同データベース事業フォーラムがあり、企画協力員として私も参加してきました。埜納タオさんをお招きしたこともあり、素晴らしい会となりました。

そのレポートも書きかけているのですが・・・まずは時間に余裕のない、今回の告知から先にアップします。




★【お誘い】図書館について語り合う会@2/26(金)東京


今月26日(金)に、KEIO 大学図書館国際フォーラム「研究支援と図書館 ~研究サイクルを取り巻く『混沌』に図書館はどう向き合うか~」に参加することになりました。

開催主旨が素晴らしいことに加え、慶應義塾大学の市古みどりさん、ORCIDの宮入暢子さんといったパネリストが登壇されることもあり、参加することにしました。しっかり勉強したいと思います。

・・・で、せっかくの上京機会ですので、当日夜に図書館について語り合う会を開催することにしました。
そして偶然にも、ちょうどこの日、「『ささえあう図書館』―TSUTAYA図書館からは見えてこないもの 岡本真さん×鎌倉幸子さん×猪谷千香さんトークイベント」という素晴らしいイベントがあることを発見!

このイベント終了後、岡本さんをお誘いして以下のとおり開催することにしました。皆さん、ぜひご参加ください。
(上記フォーラムやトークイベントへの参加は、必須ではありません。図書館について語り合う会だけに参加頂くのでOKです)


★図書館について語り合う会@2/26(金)東京

【日時】
2016年2月26日(金)21:00過ぎ~(遅刻・早退でも歓迎!)
【場所】
三幸園 白山通り店(東京 神保町)
【参加資格】
図書館に関心のある方なら、どなたでも(上記フォーラムへの参加者限定ではありません)。特に、以下の方々を大歓迎します。
  • 図書館員の場合、特に専任でない方、派遣・委託の方(所属を公開しにくい方は、伏せてOK)
  • 版元さん・取次さん・書店さん・ベンダーさんといった、図書館に関わりのある方
  • 日頃あまり外に出られていないけど、他の図書館員とつながりたい方
  • 私と面識のない方、すっかりご無沙汰の方
【定員】
最大12名程度(先着順)
【参加費】
4,000円程度?(参加者で割り勘)
【お申し込み】
karatekalibrarian@gmail.com宛メールにて。お名前・(支障のない範囲で)ご所属をお知らせください。2月25日(木)頃まで募集する予定。


ちなみに前回の上京時は、「東京で『空手家ライブラリアン』井上昌彦さんを囲む会」を開催頂いたのですが、幹事の梅澤さん(中央大学)たちの集客力が凄まじく、60人近い大パーティーになりました。(笑)

今回は直前の募集でもありますし、ちんまりとやろうかと考えています。皆さん、ぜひ東京でご一緒しましょう!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

近頃ますます、お利口になるきょーこ。2歳半ともなると語彙も増え、いろいろと判ってきます。
先日も空手に行こうとしていた私の道着を見て、「おとうちゃん、からて・・・?」と。道着や帯を強奪し、何故か雄叫びを上げていました。


きょーこのこうした姿を見ると、れいこと二人で空手に通っていた頃を思い出します。
思うところあってきょーこに空手はさせませんが、れいこの元気な姿と重なり、嬉しくも寂しい想いです。

2016-02-12

版元ドットコムの情報交換会に行ってきました

このところ、幾分昼間の寒さが緩んできたように感じます。
週末の兵庫は、最高19度くらいまで上がる予想とのことです。いよいよ、春が近づいてきた感がありますね。




★版元ドットコムの情報交換会


さて、本題です。
1月14日(木)に、版元ドットコムの情報交換会があり、参加させてもらいました(私は「会友」として末席に入れて頂いています)。

図書館員の皆さんは、同団体のことをあまりご存じない方が多いかもしれませんね。
版元(出版者)が、それぞれのつくった本の情報をインターネット上で公開・提供することを目的に活動されています。200以上の版元さんが参加されており、出版の世界ではよく知られた団体です。

同団体は関東での活動が多いのですが、今回は取次大手・大阪屋さんをお招きして大阪で情報交換会を行うとのことで、参加してきました。





★当日の論点&雑感


当日は20ほどの比較的小規模な版元が集まり、大阪屋さんを囲むような格好で、議論や情報交換を行いました。
ざっくり言えば、この日の論点は「まちでどう本に接するようにするか」から始まり、最終的に「いかに本を読んでもらうか」という核心へ移っていきました。



生々しいお話や経営に関する発言もありましたので、議論の詳細を記すことは控えたいと思います。当日の議論を経ての雑感のみ、以下に記します。

  • 図書館員は、社会でもっと本を活用してもらうための議論に、主体的に加わる必要がある。
    そしてその議論のベースとして、出版・流通についてもっと知っておくべき。そのためには、例えば以下のような項目について、ざっくりでも概況把握していなければ、こうした議論に加われない。
    • 出版市場規模と、それがどれほど縮小しているのか
    • それに対し、(公共)図書館で何冊ほどの本が年間に貸出されているのか
    • 日本にどれほどの出版者があるのか
    • まちの本屋が近年どれほど姿を消しているのか
    • 現在の本の流通制度がどのようになっているか、どのような課題があるのか

  • 版元・取次・書店は、本を読者に送り届けるパートナー。他方それと同時に、僅かな利益を分け合う競合的関係でもある。
    これからの本のあり方を議論する上で、パートナー全員が共存できる構造改革が欠かせない。市場の縮小、固定的な再販制度+委託販売、4割もの返品率、版元ごとに大きく異なる正味・・・といった課題にどう向き合っていくのか。返品率の改善を軸に、共存を論点にした新たなビジネスモデルを模索するべき。
    (その議論に、これも本の世界のパートナーである図書館はどうタッチしていくのか。これがまた難しい・・・)

  • 縮小する市場や読書離れといった課題に対して、本の業界としては、読書習慣の形成に努めるしかない。ブックスタートのように、子どもをターゲットとした読書の裾野をつくる活動に注力するべきではないか。
    そうした活動において、図書館は版元・取次・書店と一緒に行動できるはず。


私たち図書館員にとっても、「いかに本を読んでもらうか」という問題は非常に切実です。
版元・取次・書店の課題は、そのまま図書館の課題であり、かつ社会や文化の課題でもあります。私たちは、もっと出版・流通、あるいは読書そのものについて理解を深め、同じ世界の仲間として一緒に考え行動していくことが大切なのでしょう。

図書館員の皆さん、まずは出版・流通に興味を持って、こうした方々と話をしてみるところからスタートしませんか?



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

以前はれいこと、折々の季節の遊びを楽しんだものです。
この写真は、冬場にスケートに行ったときのもの。真冬だというのに、れいこは元気にはしゃぎ回っていました。


いつかきょーこが、こうしてれいこのようにスケートできる日が来るのでしょうね。
きょーこが成長し、一緒にスケートをする日が楽しみです。

2016-02-06

今年も大学図書館職員短期研修@東京にて、お話ししてきました!

いよいよ、年度末が迫ってきましたね。
利用者さんのために、ラストスパートといきたいところです。よりよい図書館、よりよい社会をつくるために、私たちライブラリアンで頑張りましょう!




★大学図書館職員短期研修@東京


さて、訳あって今さらのご報告です。
先日もご報告しましたが、大学図書館職員短期研修の東日本会場でも、お話ししてきました。担当した講義は、西日本会場と同じく「大学図書館員のスキルアップ法」です。

東日本会場は、主催が東京大学さん、共催および会場提供は国立情報学研究所(NII)さんでした。
西日本会場も含め、全国から集まる若手ライブラリアンに、今年度も自分の思いを伝えられたことを、本当に嬉しく思います。

過去に同研修でお話しした際のレポートは、こちら(先日の西日本会場昨年度の西日本会場同・東日本会場)。




★お話ししたこと


当日の講義では、おおむね西日本会場と同じ内容、同じポイントでお話ししました。主なポイントは、以下のとおりです。

  • 自分に必要なスキルは何か、スキルアップには何が必要か。それは、自館や大学の状況に応じて、自分で考えるべき。
  • 目線の高い仲間と一緒に頑張ることで、いろいろな気付きがあり、それが成長につながる。大勢の仲間とつながり、学ぼう。
    スキルはむしろ枝葉、仲間と成長しようという気持ちこそ幹。自分の幹を、高く太いものに!
  • 伝統的サービスで、高い評価を勝ち取れなかったライブラリアン。では、これからは?


スライドはNIIさんの公式Webサイトにて公開されていますので、そちらをご覧ください。



★アンケートを拝読して


受講者アンケートも拝読しましたが、やはり受け止め方にもずいぶんと温度差があるようでした。
私のメッセージは、多くの方々に受け止めて頂いたようで、非常に嬉しいお言葉を多く頂きました。



一方で、中には厳しい意見もありました。
「幹」に拘って「枝葉」を軽んじている、自分の話ばかり、等。こう見えて打たれ弱いので凹みますし、反省することしきりです。

ですが前から言っていますように、当たり障りのないことをお話ししても、あまり意味がないと思っています。
一部の方にだけでも強いメッセージを届け、ご本人が真剣に考えるきっかけを差し上げることが重要だと考えています。全員に10を届けるより、一部の人に100の気持ちを伝えたいと思います(結果、他の人に10すら届かなくても仕方ありません)。

ささやかながら、これは話し手としての私の信念のようなものでしょうか。
自分の信念とミッションに従い、これからも頑張っていきたいと思います。


・・・とは言え、大半の方々が好意的に受け止めてくださったようで、本当に嬉しく思っています。
受講くださった皆さん、ありがとうございました!もし私の話がヒントになったのでしたら、ぜひ行動につなげてください。

また、事務局の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!
この短期研修の事務局は、毎回素晴らしい運営をしてくださり、いつも講義だけに集中できます。本当に感謝しています。



★「東京で『空手家ライブラリアン』井上昌彦さんを囲む会」


当日の夜は、「うめちゃん先生」こと梅澤貴典(中央大学)さんがメイン幹事をしてくださって、こうした会を開いて頂きました(実は自分で「飲み会やってや~」とねだったのですが)。

うめちゃん先生や幹事の皆さんの人望で、何と総勢59名(!)もの方々がご参加くださいました。私自身初対面の方も何人もいらして、嬉しい出会いと交流の場になりました。



あまりに嬉しくて、翌日の昼から関西で仕事なのに、2時過ぎまで飲んでしまいました。そのおかげで3時間しか寝られず、仕事に帰る羽目になったのですが・・・。(涙)

ご参加くださった皆さん、うめちゃん先生&幹事の皆さん、ありがとうございました!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今月、きょーこは2歳半になりました。
ここまで大きな病気やケガもなく、元気に育ってくれています。


(お兄ちゃんから墜落したこの写真のときは、背骨骨折かと思いましたがw)


このまま、元気に育ってくれますように。
私たち夫婦の願いは、ただそれだけです。

きょーこ、れいこ姉ちゃんも見守ってくれよるけんな。
このまま元気に育ってやな!