やはり人事異動の影響は大きく・・・通勤時間も倍以上になりましたし、それなりに疲れているようで、朝も目が開きません。
ストレスはほとんどありませんが、いろいろなことが手に付かないままの1週間でした。頑張れ、わし!
★関西学院大学図書館史 : 1889年-2012年
さてライブラリアンの皆さま、「関西学院大学図書館史」はもうご覧になりましたでしょうか?
この図書館史は、私も大いにご縁のある(笑)関西学院大学図書館が、先日刊行したものです。8年の歳月を費やし、772ページに渡って綴られたこの大作は、120年以上の同館の歩みを記したものです。
不勉強な私は、いまだかつてこれほどの大学図書館史を見たことがありません。それらしいキーワードでCiNii Booksを検索してみましたが、やはりこれほどのボリュームのものは(パッと見た範囲では)見つけられませんでした。
単にボリュームがあるだけでなく、古い記録を一つ一つ丹念に掘り起こしていったことが伺える内容です。本文はもとより、資料・利用・議事録や対外活動、館員育成など、膨大な資料が添えられていることが印象的です。
これだけのものを作製するのに、どれほどの時間や労力を費やしたことか・・・!関係者の努力と情熱に、ただただ深い敬意を表するのみです。
(念のため書いておきますと、私はこの図書館史の編纂には、何の関与もしていません。そもそも当時は、大学図書館員ですらありませんでしたから・・・。)
★図書館史というもの
一図書館の歴史ではありますが、これだけの大作です。機会がありましたらぜひ一度手に取ってみてください。CiNii Booksやカーリルでも多くの所蔵館が見つかると思います。
また、この図書館史は、関西学院大学リポジトリでも全文を公開しています。
今や大学の研究成果をリポジトリで公開することは当然ですが、こうした資料も同様に扱ったことは評価に値すると思います。
恥ずかしながら、私は今まで、図書館史というものをあまり意識したことがありませんでした。
今回この図書館史を手に取り、時代の背景やその時々での学内諸事情がある中で、先人たちが思いを持って運営してきた図書館の歩みに、思いを巡らせました。過去の歩みを振り返ることは、今の私たちにとって非常に有用な羅針盤にもなることでしょう。
ライブラリアンの皆さん、この機にぜひ自館の図書館史を手に取り、少しだけそうしたものに思いを馳せてはいかがでしょうか。
●れいこと
最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
人事異動以来、新しいキャンパスへ通っているのですが、道中の桜を見ては胸を痛めています。
れいこが星になる直前の春、この辺りに桜を見に来ました。
その頃のれいこは、もう体もろくに動かせず、喋ることも自由にはできませんでした。強い睡魔に襲われがちで、現地に到着する頃には熟睡してしまって、れいこは桜を楽しむこともできませんでした。
あれから、2年経ちました。
何もなかったかのように咲いている桜を見ると、ただただ切なく、やるせない思いでいっぱいです。
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