2015-06-07

ファシリテーション研修を受けてみた

昨日・今日と、先日からご案内しています「れいこパーティー!」を開催中です。
今も友人と雑談をしながら、このブログを書いています。主催者なのに、不謹慎。(笑)


「れいこパーティー!」のことは、終わってからまた改めてご報告しますね。


★ファシリテーションって?


さて先日某所にて、ファシリテーション研修を受けてきました(図書館員だけを対象とした研修ではなく、一般的なものです)。
ファシリテーションは以下のようなことを実現する手法で、それを行う人をファシリテーター(会議進行役)と言います。

  • 目的達成のため、会議などを円滑に進める。メンバーの合意形成を実現する。
  • 当日の進行だけでなく、準備を含めてトータルな会議運営にあたる。
  • 中立の立場から、会議を通じて何を実現するのかメンバーに理解してもらい、メンバーの個々の力やチームワークを引き出す。

特に重要なのは、メンバーの【合意形成】に努める点でしょう。参加者の声を傾聴し、みんなが納得できるよう討論をまとめ、本来の目的を達成させる役回りです。


★これからのライブラリアンに求められるチカラ!?


詳しい研修内容は書ききれませんが、参加者の合意を形成することで主体的に目的達成に関与してもらおう、という考え方はどの組織においても活きる考え方だと思えました。

大学などの親組織や社会が変わり、図書館に求められるものが変わる中、多くのスタッフやステークホルダーと協力し合い図書館を変えていくために、私たちにはこうしたスキルも必要だろうとも思えました。

例えば、館内ミーティングで自分がリーダーの場合ファシリテーターとなり、全員が納得する方向へ議論を導く役回りが求められるかもしれません。こうしたコミュニケーション能力は、これからのライブラリアンに求められる能力の最たるものでしょう。


しかし他方、難しく感じる面もありました。
ファシリテーターは中立を保つために、個々の発言を評価したり、特定の方向性への発言や誘導を行うことはしません。それが、私たちの立場にマッチしないことも多いように思います。

例えば大学図書館を離れての、大学本体での会議です。
大勢の教員や他部署スタッフと同席する中で、自分にファシリテーター的な役割が求められることは少ないでしょう。
こうした場面ではむしろ、ファシリテーターとは真逆の立場になり、積極的に学内に図書館の価値や取り組んでいることの意義を伝えるべきだと思います。

ケースバイケースですが、ファシリテーターになるべき場面と、ストレートに自分たちの思いや考えを発信する場面と、使い分けていく必要があるように感じます(ライブラリアンの多くは思慮深い一方で、大学全体の意思決定への関与や積極的な発言が少ないように思います)。


★中堅層に


ともあれ、相手の話を傾聴しメンバー全員が納得してチームワークを引き出すスキルは、とても重要です。
とりわけ、30代後半〜40代の管理職手前くらいの年代層に求められる能力のようにも感じました(管理職者になれば、一定の決裁権もあるでしょうし、ときにはシビアな判断をすることも必要でしょうね)。

ファシリテーションに関する本も多く出ていますので、興味がある方はご覧になってはいかがでしょうか。

余談ながら、こうした図書館外の研修などで積極的に学ぼうという姿勢も、ライブラリアンに必要な能力だと思います。「専門バカ」ではなく、様々な能力や広い視野を身に付け、図書館以外でも求められるような人材になっていきたいものです。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
冒頭でも書きましたが、今まさに「れいこパーティー!」の開催中です。


大勢の方々がれいこや私たちのために来てくださり、本当に嬉しい限りです。
わが家の賑やかな二日間を、れいこもきっと嬉しく見ていることでしょう。

れいこ、みんながお前のことを、今も思ってくれよるんよ。嬉しいわいね〜!


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