2009-08-07

国会図書館の蔵書、有料配信?

 
毎日毎日、暑い日が続きますね~。
こんなに暑いと、外へ出る気がしなくなります。

・・・が、例外的に、外へ出たい場合も。

それはもちろん、私の応援する関西学院(カンイガクイン)が、70年ぶりに夏の甲子園に出場するので、応援に行きたいのです!
何でも、70年ぶりというのは、史上最長とのこと。かつて全国制覇を成し遂げた関西学院の名を、存分に全国に広めて欲しいものです!

関西学院の初戦は、山形の酒田南高校です。相手のエース・安井くんは、山形県大会で、5ゲームをオール完封した無失点左腕です。
難敵ですが、関学らしい接戦で競り勝つ試合運びをして欲しいと思います!頑張れ、関学~!

---------------------------------------------------

さて、今日もようやく本題に。
NIKKEI NETによると、国立国会図書館が日本文芸家協会・日本書籍出版協会と共同で、デジタル化した同館蔵書を、webで有料配信するサービスを開始するとのことです。

 NIKKEI NET 8月6日記事
 「国会図書館の本、有料ネット配信 400万冊対象、11年にも」
 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090806AT1C0500805082009.html

この記事によると、来月に国会図書館と両協会が協議会を設立し、著作権料などについて検討するとのことです。この有料サービスは、2011年にも開始されるとのことです。

---------------------------------------------------

このNIKKEI NETには、元情報が記載されていません。
8月7日(金)AM1:30現在、国会図書館・日本文芸家協会・日本書籍出版協会のwebサイトには、私が見た限り、本件に関する記載は見当たりません。
NIKKEI NETだけに、信頼に足る根拠にもとづいた記事だとは思うのですが、もう少しいろいろと知りたいところです。
事情に明るい方、ぜひご教示ください!

---------------------------------------------------

先日の記事で、JLAの常世田理事の講演を聞いてきたことに触れました。

 7月17日記事「日本図書館研究会例会「著作権法の改正と障害者サービス」に出席しました」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/blog-post_16.html

常世田さんからもご説明がありましたが、今回の著作権法改正により、国会図書館はその所蔵資料をデジタル化し、アーカイブすることが可能となりました。
また、先だってマスコミでも報道されましたように、国会図書館には今年度、120億円以上の予算措置がなされています。

 asahi.com 5月16日記事
 「国会図書館、デジタル化予算前年比100倍計上」
 http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY200905120412.html

お聞きするところでは、これとは別に、システム経費として20億円以上が計上されているとか。
この100億円超のデジタル化が、蔵書の有料配信という形を取ろうとしているのでしょうか??詳細情報が、ぜひ欲しいところです。

---------------------------------------------------

ところで。
上記の常世田氏の講演でお聞きしたところでは、この100億円計画(?)は、単に画像情報としてのデジタル化に留まるとのことです。
つまり、テキスト情報が付与されていない、単なる画像です。一昔前のPDFファイルのような、検索もカット&ペーストもできないような代物ということでしたが・・・??

せっかく、莫大な税金を投入しておいて、検索もできないようなものを作っても、仕方ないですよね?今回報道があった有料提供は、この100億円プロジェクトとは別なのかもしれませんが、非常に気にかかる・・・不安なところです。
Googleブック検索に対抗させよう、という主旨のものであれば、それなりの取り組みが必要であることは、誰の目にも明らかですが・・・?

とりあえず、詳細が判明するのを待ちたいと思います。情報提供、お待ちしています!

---------------------------------------------------

<どうでもいい独り言>

今日(金曜)から、私は早くも夏休みに突入です!
さっそく金曜から日曜までを、長野県飯田市で過ごしてきます。
目的は、ここで毎年開催されている「いいだ人形劇フェスタ」。

 いいだ人形劇フェスタ(公式サイト)
 http://www.iida-puppet.com/index.html

たかが人形劇、と笑うことなかれ!
一流の人形劇、とりわけプロの劇団が演じる劇は、大人が高いカネを払って観に行く価値があるものです。ときには、何年経っても忘れられないような、名シーンに出会うこともあります。

それに、先日岡田淳さんに出会ったような素晴らしい経験も、人形劇がもたらしてくれたものです。
 
 7月31日記事「岡田淳さんとお会いできました!」
 http://karatekalibrarian.blogspot.com/2009/07/blog-post_31.html

私は、毎年この時期に数日ずつ開催されるフェスタのために、例年飯田に通っています。
もう飯田での滞在日が、通算で1ヵ月を超えています。宿泊費だけで、今まで20~30万円くらい、飯田で払っていることになりますね!

市民プールにも親子で入ったり、市立図書館を利用したり、地元で本を購入したり。かなり、ネイティブ入ってます。そろそろ、名誉市民の表彰を受けませんと!(笑)

明日・・・もとい今日も早朝から出発なのですが、このブログを書きつつも、ドキドキ感が募るばかり!遠足前夜で眠れない気分です!
 
 

3 件のコメント:

2021年東海道の旅 さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
猫とお腹 さんのコメント...

こんにちは、猫とお腹です。
NDLに大部分否定されてしまいましたね。
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187666_1393.html

井上 さんのコメント...

>猫とお腹さん、
毎度どうも!レスが遅れてしまい、申し訳ありません!

ご指摘のとおり、NDLから否定のコメントが出されましたね。

また、日本書籍出版協会からも、否定のコメントがあったようです。
http://jbpa.or.jp/pdf/documents/nikkei.pdf

これは、どういった状況なのでしょうね・・・。日経さんが、ウラも取らずに記事にするのでしょうか??