2013-11-17

図書館総合展2013回顧録(その2)

このところ、望外の反応を頂いている「関西ライブラリアンおもてなし隊」。前回のエントリーは260以上の「いいね!」を頂き、隊員もはや35人になりました!


東海・九州方面でも、「おもてなし隊」結成の動きが広がっているようです。提案者(隊長)として、本当に嬉しい限り。

私にとって、この「関西ライブラリアンおもてなし隊」は、自分自身のミッション+行動指針に掲げた「ライブラリアン同士をつなげる」ことそのものなのですから!


○図書館総合展@パシフィコ横浜

20年勤続の特別休暇を使って、10月末からぶち抜き1週間を費やした図書館ライフ@関東。前回に続き、メインとなった図書館総合展の参加報告をします。

図書館総合展2日目からは、パシフィコ横浜での開催となりました。開会式も、盛大に開催されました。佐藤委員長の力強く、堂々とした開会宣言が、とてもカッコよかったです!


以下、参加したフォーラム・イベントを時系列で紹介します。


○図書館総合展運営協力委員フォーラム「図書館総合展の地方展開が拓く可能性-これまでとこれから」

10月29日(火)の1コマ目に開催されたこのフォーラムは、私もその一員である図書館総合展運営協力委員によるものでした。

今まで京都、仙台、熊本、伊勢と続いた、図書館総合展フォーラムの地方開催を振り返りつつ、その魅力を運営協力委員が語りました(私はこの日の来場が確約できなかったこともあり、登壇辞退)。



図書館総合展の地方開催は、横浜開催とはまた違った魅力がある、というお話が印象的でした。
地方で開催するゆえに、地方のライブラリアンのつながりが深まり、地方の持つコンテンツを全国からの来場者に知らしめることができます。

僕の敬愛する皆さんが次々と登壇され、そんな心躍る話を聞かせてくださいました。このフォーラムを聞いしたら、自分の地元でやってみたい・・・!そんな気持ちになりそうな、魅力あふれるフォーラムでした。
次回は3月3日で白河で、そしてその次は5月頃に岡山で開催予定とのこと。皆さん、ぜひご参加ください!

ちなみにこのフォーラムについては、この日司会もしたしぶたんのブログ・しぶろぐに詳しいので、ぜひそちらを。
(いつも思いますが、しぶたんの活躍ぶりと熱意は本当に素晴らしいです。後輩ながら、本気でリスペクト!)


○「あなたなら病気のこと「どう調べる?」「どう答える?」─地域の中で情報支援!」

続いて2コマ目は、日本医学図書館協会・日本薬学図書館協議会の主催するこのフォーラムに参加しました。

自身のミッションに照らしても、そしてれいこのこともあり、医療情報の重要性は身にしみているところです。私たちが病気と向き合い、より良い生活を送るために図書館はどのように役に立てるのか考えたいと思い、このフォーラムに参加しました。

・・・が、残念ながら、このフォーラムは今ひとつの結果に。
それはフォーラムの内容が悪いのではなく(むしろ興味深かったです)、闘病の話などが続いて、れいこのことを思い出さずにはいられなかったからです。
ガンとの闘いや予後、生きる希望のことなど、ずっと胸を痛めながら聞いていました。正直、かなり気持ち的にはしんどくて、このフォーラムのことは、あまりうまく纏められそうにありません。

一つだけ書いておくなら、常世田先生が紹介されたお話が印象的でした。とある医師が「どういう治療をするかは、その人が自分の生き方次第で選ぶしかない」と言っていたそうです。

れいこと一緒に闘った私には、この言葉の重さが判ります。
そして、図書館が担うべき役割の大きさ、重さも。
図書館が僅かでも、こうした決断やその人の生活を支える場所でありたい、そう思いました。


○「資料費と図書館ー消費税が上がると図書館はどうなる? 資料費の現状と今後を考える」

この日の最終コマは、TRCさんの上記フォーラムに参加しました。
実は、このフォーラムの内容を決めるにあたって(ほんのちょっと)私も貢献し、かつ資料費という直接的なテーマでもありましたので、ぜひにと伺った次第です。

結論から言いましょう。率直に言って、このフォーラムは時間配分に失敗したと言わざるを得ません。
豪華パネリストをズラリと並べたものの、時間配分が狂いに狂って、結局後半のパネリストはろくに話せず終い。豪華パネリスト陣を並べたもののフロアとのトークどころではなく、かえって惜しいようにすら思えました。


一方、パネリスト個々のお話は魅力的なものも多かったです。特に印象的だったのは、雄松堂書店・黒田茂氏のお話でした。
黒田氏は、公共図書館関係者が多く来場するフォーラムにも関わらず、あえて得意分野の西洋稀覯書の話をメインに話されました。

稀覯書に不慣れであろう公共図書館員を念頭に、画像を見せながら丁寧にお話されていた姿が、好印象でした。周りの聴衆からも「ほぉ〜」などという声が出たりして、こうした攻め方(?)もアリだと感心させられました。


こうした魅力的なお話があっただけに、フォーラム全体の時間配分ミスは、本当に残念でした。失礼ながら、これはコーディネーターさんが途中で何とかしなければいけなかったものでしょう。あるいは、主催サイドの調整不足であったのかもしれません。

時間コントロールさえしっかりできれば、本当に魅力的なフォーラムになったと思いますが・・・残念です。
(私はTRCさんにいろいろとお世話になっていますが、今後のためにもあえて率直に意見を綴ります)


○図書館総合展大交流会2013

そしてこの日の晩には、図書館総合展大交流会2013が開催されました!
これはライブラリアンはじめ参加者の交流を深めるために、図書館総合展運営協力委員が開催しているものです。
しぶたんが中心になり、私と庄子さん(かの図書館体操!)がサブ幹事として、他に天野さんたちが助けてくれました。

今回も105名ものライブラリアンや情報に携わる人々が集まり、多くの出会いが生まれ、交流を深めることができました。私自身も、この日多くの新しい出会いを得られ、とても楽しく嬉しい時間を過ごすことができました。
幹事として、そして一人のライブラリアンとして、ご参加くださった皆さんには、本当に感謝しています。


また、こちらは岡本真氏の提案により、複数の企業さん・団体さんから景品を募りました。ご提供頂きました企業・団体の皆さん、ありがとうございました。

中でも目玉となった景品は、キハラ株式会社さんからご提供頂きました、ブックワゴンです!
こちらは抽選で、愛知のNさんが見事に引き当てられました!Nさんには、新幹線でワゴンを持って帰ってもらおうと思っていたのですが(笑)、キハラさんが送料までご負担くださいました。


Nさんと木原社長(お二人の許可を得て掲載しています)

そして!Nさんはこの豪華景品をそのまま、エル・ライブラリーに寄贈されました!
日本一貧乏な(でも努力と気合と根性だけで頑張る)図書館であるエル・ライブラリーを、以前から応援くださっていたNさん。この男前過ぎるNさんの心意気を、木原社長もとても喜んでくださいました。

ちなみに、Nさんとエル・ライブラリーのつながりは、私が取り持ったご縁です。自分のミッションが実を結んだ瞬間を目の当たりにして、私もちょっとウルルン。Nさんの心意気に感じた、たにあん館長もウルルン。二人とも、ジ〜ンと来ていました。

自分で言うのも何ですが、素晴らしい会になって良かったです。皆さんが、ここでの出会いを活かしてくださることを、願っています。

ご参加くださった皆さん、協賛くださった企業さん・団体さん、サポートくださった運営委員の皆さん、本当にありがとうございました!しぶたんはじめ運営協力委員の皆さん、お疲れさまでした〜。


そうそう。この大交流会についても、メイン幹事をしてくれたしぶたんのブログに詳しいです。景品をご提供くださった企業さん・団体さんも掲載されていますので、ぜひご覧ください。


●これにて、第2日目のレポートを終わります。図書館総合展だけで残り2日分、その後の見学ツアーや各種イベントを入れると、あと5日分・・・次回からは、本当にもっと短くまとめないと終わりませんよね・・・。



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

今日は、妻がきょーこを置いて、朝から夕方まで出かけました。保育園を除けば、きょーこがこんなにお母さんと離れるのは、初めてのこと。私は、うそれいこ&きょーこと、ドキドキのお留守番です。


普段は母乳のきょーこも、今日は珍しく哺乳瓶にチャレンジ!しっかりとミルクを飲むことができました。

それにしても、子どもの世話って本当に大変です。ミルクをあげたり、おむつを替えたり、あやしたり。寝ている間に、風呂掃除(週1の1時間しっかり掃除コース)と、妻が用意してくれたお昼の片付けくらいしかしていませんが、ずっとバタバタ。
しっかりと子育てしてる人たち、特に働くお母さんはすごいですね。

きょーこには、この親の苦労に応えて元気に育って欲しいです。
れいこの分まで、しっかりと!

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