先日から受講しています、大学図書館職員長期研修@つくば。
前回の初日レポートに続いて、2〜3日目の様子を報告します。受講中で余裕がないため、今回も簡単な記載に留めますこと、ご容赦ください。
なお、今回も来年度受講生用の覚え書きを、残しておきます。2015年度に受講される方がいらしたら、ご参考になさってください(もちろん、変更等もあるかもしれません。ご判断は、各人でお願いします)。
★問題発見・解決演習
長期研修の2〜3日目、丸々2日間を、問題発見・解決演習に費やしました。講師は、株式会社コンサルティングアソシエイツの天笠淳先生でした。
演習は、日常業務の中からいかに問題を発見するか、そしてその解決方法をいかに探るか、というテーマでのグループ討論でした。
事前課題をもとに、どうやって問題を見つけるか、という点をとことん突き詰めて考えました。全員で困りごとを洗い出し、それを分類・整理し、カテゴリー分けすることで問題を類型化しました。
主な手法にKJ法・ロジックツリーを用いたのですが、自分がどれだけ考えても、組織に起きている問題をすべて洗い出すことはできませんでした。ここでは、一人では気づかないことが必ずあること、一人でやることには限界がある、ということを痛感させられました。
問題発見の後は、その解決方法についてもグループで取り組みました。こちらも他のグループを含め、自分たちだけで納得のいく正解を出すことは、極めて難しいことを体験しました(面白いことに、偶然同じテーマだった隣のグループとは、問題解決のアプローチや着眼点がずいぶんと異なっていました)。
これらの経験から、実際に職場でこうした問題発見・解決に取り組む際は、一人ではなくチームで考えていく必要がある、と断言できそうです。
この研修は問題を解決することではなく、考え方やその手法を学び、チームで考えることの重要性を体験することが目的だったのでしょう。考えた量、思考した量が重要でそれらが答えに繋がる、という講師の指摘は、非常に強い説得力を持っていました。
おそらく、丸々2日間を実際に費やした後でなければ、この点を本質的に理解できなかったことでしょう。理想・関心を自信に変える、という講師の最後の言葉は、こうした問題解決のエッセンスであったかもしれません。
2日間、自分たちの業務を見つめ、ひたすら考え続けるという貴重な経験を積むことができました。「いい経験をした!」ではなく、この一部でも職場に持ち帰り、その改善に繋げていきたいと思います。
講師の天笠先生、コーディネートくださった筑波大学の皆さんには、本当に感謝しています。ありがとうございました!
★その他、来年度の受講生用メモ
もし来年度も同じプログラムであれば、この問題発見・解決ワークショップには、PC等の持ち込みは不要です。2日間ずっとグループワークをしますので、PCを使うヒマがありません。
また、メイン教室と違って電源もない机です。その点からも、PCは持たない方が快適かと思います。
また、これまでの3日間、講習時間外にやらなければいけないグループワーク・レポート等は、出ていません。おそらく、基本的に講習時間以外は、全期間を通じてフリーなのだと思います。
服装に関して言えば、男性はYシャツ+スラックスの方がほとんどです。さすがにTシャツは不可でしょうが、ポロシャツの方もいらっしゃいました。
初日はスーツ、ネクタイの方も見かけましたが、2日目以降は運営サイドを含め、皆さんクールビズです。女性は、どう言ったらいいのか分かりませんが・・・男性に見合った程度で、十分かと思います。
また、来年度に向けたメモも、次回以降残していきますね。
こうしたレポートが、来年以降の受講生の助けになるとよいのですけれど!
4 件のコメント:
>服装
ひとりだけネクタイ巻いてるオレとかいるので総括しにくそうで、申し訳ないです。
礼儀とかポリシーとかではなく、ファッションとしてやってます。実際のところ首紐いっぽんくらいで涼しさって大差ないんだから。
>こしはらさん、
ブログをご覧くださったようで、恐縮です。こしはらさんには、何のヒントにもならないでしょうに!(笑)
確かにネクタイ(とタオル)は、お一人だけでしたね。僕は首元が絞まるのが苦手で、年中ほぼノーネクタイです。
年中スーツ&ネクタイです^^;(職場は白衣)。長期研修は10年以上前申込んで断られた気もする^^; 最近は図書館て職種の繋がりはできているので同じ組織の他部署にいかに食い込むかかなと思っています。多分公共だと同意されそうだけど、一種職種集団の国立大学図書館とはそこに温度差感じたりします
>岡田さん、
同期の岡田さん、ですか??
年中スーツ&ネクタイとは、これまた私の対極のような・・・。
>同じ組織の他部署にいかに食い込むか
そうですね。
今回の研修のキーワードの一つは、間違いなく「連携」でしょう。
連携することで、生まれるものがありますよね!
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