2016-10-06

公共図書館の皆さんとソーシャルメディアについて考えてみた
兵庫県図書館協会ソーシャルメディア研修の講師報告

毎年恒例の大きな仕事、大学図書館職員短期研修の講師が終わりました(今回は西日本会場)。
大きな仕事ですので、これが終わるとホッとします。また来月、東日本会場と「自分の商品価値を高める!」研修がありますので、そちらも頑張ります!

イメージ画像:光の差す山



★兵庫県図書館協会 地区別講習会


9月14日に標記講習会で、講師+ワークショップ運営をしてきましたので、少しだけご報告します。
講演内容については、以下のスライドをご覧ください。




ポイントとしては、以下の通りです。

  • 図書館でソーシャルメディアを使うときは、それを使って何をしたいのか、まず考えるべき。どうしたいのか、どうしてもらいたいのか。それがあって、どうソーシャルメディアを使うか初めて決まる。

  • 組織として運営するのであれば、内容だけでなく、ガイドライン策定・決裁方法・リスク回避等も併せて考えるべき。

  • 個人でもソーシャルメディアを活用し、ライブラリアンどうしつながり、一緒に成長するためのツールとして活用するべき。

「自分たちの図書館でソーシャルメディアをどう使うか、自分で考えましょう。そのためのヒントを差し上げますよ」というのが、今回のスタンスでした。



★ワークショップ


私の話をもとに、6人程度でグループ討論を行いました。
参加者から興味を持ったテーマを出してもらい、即興で3つのテーマを決めました。各テーマについて自由討論をし、シェア発表をして頂きました。

その上で最後に、各自これから何をしていくか最初のアクションを決めてもらい、グループ内で相互に発表してもらいました。

講演の様子


★事前アンケート


ソーシャルメディアの研修を、効果の高いものにするのは、かなり難しいです。
ソーシャルメディアへの理解度・使用頻度(私的にも図書館としても)・関心が、参加者により、かなりまちまちだからです。

先日痛切に反省した経験もあり、今回は参加者に事前アンケートを実施しました。
理解度・関心ごとなどについて事前にお聞かせ頂いたおかげで、講演内容を調整することができました。

聞き手のことを知ることは本当に重要だ、と再認識しました。これからもできるだけ、こうしたいと思います。



★ご縁


この研修は、昨年私が講師をしました石川県公共図書館協議会 図書館実務講習会がベースになっています。
石川の皆さん、そのまた前の愛知の皆さんが貴重な機会を与えてくださったことが、また次のステップ(=本研修)につながりました。

私自身、研修運営を重ねることで、成長できています。こうしてご縁が広がり、講師も受講者もお互いに成長していけるといいですね!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。

先日は、れいこの通っていた小学校の運動会でした。自宅にまで放送が聞こえてきて、いろいろと思い出します。

れいこは闘病中も、競技に参加すると自分で言って、競争や組体操にも出ました。懸命に走るれいこの姿を見て、思わず涙がこぼれたものです。

運動会で走るれいこ


小さな学校ですから、れいこがこうした状況の中で懸命に頑張っていたことは、きっとみんなも分かっていたことでしょう。
れいこの頑張りが伝わって、みんなの財産になっていると思います。

みんながれいこから教わったことを、ずっと忘れずにいてくれたら嬉しいね、れいこ!

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