2016-08-10

大図研全国大会@広島へお越しください!
(私が担当する利用者支援分科会へもぜひ!)

今日は、私が参加している研究会へのお誘いです。学びと出会いを求めている図書館員の皆さん、ぜひ!

イメージ画像:緑の山中



★大学図書館問題研究会 全国大会


大学図書館問題研究会(略称・大図研=ダイトケン)は、毎年各地で全国大会を開催しています。
そして、この2016年の夏!全国大会が広島で開催されますので、皆さんぜひご参加ください!(公式サイト)

この全国大会は、研究発表やテーマごとの分科会で構成されています。会員でなくてもどなたでも参加でき、多くの学びや仲間との出会いの機会になっています。
大学図書館員はもちろんのこと、図書館に関心を持つあらゆる方にご参加頂きたいと思います。

ちなみに、過去数年の私の参加レポートはこちら(2015/2014/2013)。



★利用者支援分科会


私は、同研究会の全国委員および兵庫地域グループ(旧・兵庫支部)長を務めており、毎年全国大会で分科会を担当開催しています。

今年は8月28日(日)に、「事例から見る学習支援の可能性」と題して、利用者支援分科会を開催します(東京・九州地域グループとの共同開催)。

この分科会では単なる文献提供に留まらない、大学図書館における学習支援の可能性やそのあり方について、検討します。
また、多くの大学図書館で学習支援に取り組むことができていない実情を鑑み、何がハードルになっているのか、どうすればそれを行うことができるのか、参加者自身が考えるための議論を行います。

本分科会は講義型ではなく、参加者同士の討論を中心とします。積極的な姿勢で討論に加わろうという方の参加を、歓迎します。

(分科会についての詳細はこちら。ページをスクロールし、第3分科会をご覧ください)

イメージ画像:緑の山中



★参加お申し込み


こちらから参加申し込みができますので、皆さんぜひ!

なお、大会の事前参加申し込みは、8月16日(火)17時までとなっています。当日参加も可能ですが、その場合資料等をご用意できない場合がありますので、ぜひ事前にお申し込みください。

大学図書館の皆さんも、他館種や図書館員でない皆さんも、ぜひこの素晴らしい大会で一緒に学び交流してみませんか?
大図研は、現場の図書館員の集まりで、とても参加しやすい団体です。ご所属・ご身分・雇用形態に関わらず、どなたでも大歓迎です!

また、分科会は小ぢんまりした集まりですから、気軽にご参加ください。
特に私たちの担当開催する利用者支援分科会は、お一人で参加されても寂しい思いはさせませんので、ぜひ!みんなで一緒に、これからの大学図書館を考えましょう!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
れいこたちが小さかった頃、夏はよく家族で出かけました。動物園に行ったり、遊園地や観光地に行ったり。


れいことの楽しい思い出は、色褪せることがありません。
いつまでも、れいこと私たちは一緒です。

きょーこにも、れいこに負けないくらい、楽しい夏を過ごさせてやりたいと思います。

2016-08-08

図書館管理職の皆さんに取り組んで欲しい2つのこと

前回、指定管理や業務委託のスタッフが陥りがちな課題の話をしました(本当は、直営・正規でも同じですが)。今回はその続きです。

イメージ画像:緑の公園



★組織が取り組むべき2つの点


これらは、個人の問題であると同時に、組織の問題です。
図書館運営を担う組織は、(とりわけ指定管理・業務委託では)より良い図書館を作るため、すなわち優れた図書館員を育成するため、以下の2点に努めるべきです。

  • 研修を行うこと
    業務に直接必要な知識・スキルを身に付けられる機会を提供することは、組織として最低限の務めです。館内研修や協議会研修への派遣など、長期的・継続的な研修が必要です。

    特に多くの組織で、非正規スタッフに対する育成の視点が欠けています。彼らにこそ、公務・公費で学びの機会が必要です。

    そして、知識・スキルの習得以上に大切なのは、プロフェッショナル意識の醸造、すなわち彼らを啓発することです。
    一人一人のライブラリアンがプロとして自らの価値を高めていける人材になるよう、組織は啓発していかなければいけません。


  • 処遇を改善すること
    プロとしての知識・スキル、そして意識を持つ図書館員を雇用し続けるためには、相応の処遇が必要です。とりわけ、非正規で現場を担うスタッフの処遇を改善すべきです。

    大学や自治体の未来を思い描き、今後の図書館を担ってもらう人材を、時給千円で雇用できるでしょうか?
    非正規で働く人材は、厳しい環境に置かれています。彼らの多くは、時給が百円上がるだけでも、転職を考えてしまう状況に置かれています。

    人は見合った処遇があってこそ、自ら研鑽に取り組むことができます。
    安定した処遇こそが個々の成長につながり、それが図書館の持つ力、ひいては社会の機能を高める好循環を起こします。

    (とは言え、図書館員全てを厚遇すべきとは思いません。しかるべき人材に、相応の処遇をするべきと考えているだけです。知識もプロ意識も持たない人には、逆の意味で相応の処遇しか必要ないとも考えます)

イメージ画像:湖のある風景



★上層部・管理職の皆さんへ


管理職の皆さん、ぜひ研修と処遇を考えてください。この2つはどちらも欠かせない、車の両輪です。

どこから着手したらよいか・・・と思われるなら、まずはプロとしての意識を高めてくれる講師を呼びましょう。とにかく最初は、プロ意識を高める啓発です。プロ意識が高まれば、知識などは後から付いてきます。

管理職の皆さん、一番図書館を変えやすい立ち位置にいるのは、あなたたちです。お忘れなく!



●れいこと

最後にまた、れいこ&きょーこの話を。
まず、お願いです。このブログの記事は、各回1,000字以内で書くことにしていますが・・・今後このコーナーだけは、その文字数カウント外とさせてください。

1,000字にまとめるのは予想以上に難しいことで、なかなかこのコーナーに文字を割く余裕ができません。ですので、このコーナーはプラスアルファということで。
私としても、れいこを応援くださった皆さんに、れいこ&きょーこの報告をしたいので、このような形にさせてください。


イメージ画像:


さて、今日は嬉しいご報告を。
8月2日にきょーこは、元気に3歳のバースデーを迎えました!
きょーこが健やかにバースデーを迎えてくれたことを、れいこが一番喜んでくれていることでしょう!

ここまで元気に成長してくれたことを、ただただ嬉しく思います。
きょーこ、れいこ姉ちゃんの分まで、元気に強く育ってや〜!

2016-07-31

図書館員3つの不足?

前回の記事の続きです。先日感じた、もう一点について。

イメージ画像:公園の写真




★3つの不足


失礼ながら、率直に。
今回講師をして強く感じたのは、聞き手(図書館員)の研鑽が、決定的に欠けていることでした。具体的には、以下の3つの点が不足しており、これらは特に業務委託・指定管理のスタッフが陥りやすい課題かもしれません。

  1. 知識の不足
    講演中に何度か、皆さんがきょとんとすることがありました。その都度、「この○○をご存じの方、挙手してください」と確認しましたが・・・手の上がらなさは、プロとして非常に寂しいものでした。

  2. 研修の不足
    知識の不足の一因は、研修の不足です。聞けば、こうした館内・社内研修も少ないそうです。
    業務委託や指定管理のスタッフは、週末・祝日勤務や時差もあり、一斉研修等を行いにくい環境ですが、それを理由にするべきではありません。

  3. プロ意識の不足
    より大きな課題は、プロとして自ら学び成長しよう、という意識が定着していないことだと思えました。
    館内研修が少ないのに、外部研修に参加したり、文献を広く読んだりしているスタッフはほとんどいないようでした。プロとして技量を高めていく意識が館内にないことが、一番の課題でしょう。

イメージ画像:公園の写真



★素晴らしいチームだからこそ


皆さんから、この職場は仲も良く日々の業務に励むいい職場、と伺いました。私もそう思いましたが、だからこそ改善が必要です。

この皆さんは、チームとしての未来像がないまま、そして持っておくべき知識も欠いたまま、懸命に働いているように見えました。
何を造るのか考えないまま、素手で一生懸命レンガを積んでも、素晴らしい建物はできません。

逆に言えば、こうしたチームは劇的に姿を変える余地があります。
図書館員がこれからの図書館のあり方、何より自分たちのまちの未来を思い描き、しかるべき知識・技量を持てば、どれほどよりよい社会づくりに貢献できることでしょう。

今回、業務委託や指定管理のスタッフは構造上、こうした課題に直面しやすいと再認識しました。これは本来個々の課題であると同時に、組織としての課題です。次回は、それについて少々。

ともあれこれはこの館だけでなく、図書館界全体で取り組むべき課題です。
皆さん、身分や立場の違いを超え、一緒にプロとして高め合っていきましょう!

イメージ画像:公園の写真



★お断り


今回はこうした現状と課題を多くの図書館員と考えたいと思い、この記事を書きました。当然ながら、この館のことを批判することが目的ではありません。

研修に参加された皆さん、不快に感じられたら申し訳ありませんが、プロ同士がより高いものを目指すための議論として、ご理解ください。

必要であればときには厳しく議論し合ってこそ、プロだと思います。

(2016.8.8追記)
この記事の続編を、書きました。「図書館管理職の皆さんに取り組んで欲しい2つのこと」です。よろしければ、そちらもぜひ。


2016-07-19

【お誘い】図書館ネタ映画「海すずめ」を一緒に観に行きませんか?


(2016.7.20追記)
上映スケジュールが発表になりました。神戸では上映なし、大阪なんばでは両日とも朝9時からの1回だけとなっています。
ご希望の方は、土日それぞれのご都合を記入の上、メールにてお申し込みください。



先日書いた記事「人前で話すとき、聞き手のことを知ろうとしていなかった図書館員の話」の続編を書きたかったのですが、今日は自主企画のお誘いを先に。


★映画「海すずめ」


図書館をネタにした映画「海すずめが、関西でも上映中なのをご存じでしょうか?

海すずめ公式バナー

予告編動画、ストーリー等、詳しくは公式サイトをご覧ください。

図書館ネタで、私の愛する故郷・愛媛が舞台、そして主演が空手家女優とあって、私としては、これはもう観るしかありません!こんな映画、もう一生ないかも・・・!(笑)



★自主企画・鑑賞会


いつまで上映されるか判りませんので、至急自主企画として鑑賞会を実施することにしました!今週末7月23日(土)か24日(日)に、図書館の有志で観に行きませんか?

阪神間の上映館は、以下の2つです。

ただし、現時点で両館とも、まだ23・24日の上映スケジュールが公開されていませんので、確実に実施できるかどうかも流動的です。
兵庫県民の私としては109シネマズHAT神戸を推したいのですが、皆さんの希望が多ければ、大阪なんばでも構いません。

「会場・上映日時が都合と合えば参加する」という程度で結構ですので、希望される方は21日(木)21時までに karatekalibrarian@gmail.com 宛にご連絡ください。


★映画館・日時の決定等


申し込まれた方のご希望により、21日(木)中には映画館・日時を決めたいと思います。
ご希望により、私の方で会場・日時を決定します。ご希望に副えない場合がありますので、予めご了承ください。

また、上映時間帯によりますが、希望される方でランチ会・お茶・アフタービールのいずれかを企画しようと思っています。

一応、大図研(ダイトケン)兵庫地域グループの自主企画ということにしていますが、実際は私が有志で映画を見に行こうというものですので、どなたでも大歓迎です。

ぜひ、図書館仲間でこの映画を楽しみましょう!
気軽にご連絡くださいね〜!


2016-07-17

人前で話すとき、聞き手のことを知ろうとしていなかった図書館員の話
(某市立図書館館内研修講師での失敗と反省 その1)

先日、某市立図書館の館内研修講師にお招き頂きました。研修後、考えさせられることが2点あり、今日はそのうち1つを。

イメージ画像 緑の公園



★研修内容


先方の館長が私の活動をご存じで、個人ミッションをテーマにした研修を、とオファー頂きました。

そこで今回は2部構成とし、前半は「ミッションで、自分もまちも、社会も元気に!」と題した講演を、後半はワークショップでミッションづくりを体験頂くことにしました。

自分の長所・経験・価値観などを反映させたミッションを創ることを通じて、プロ意識を高めてもらおう、という狙いでした。




★課題


ところがやってみると、聞き手の皆さんには、なかなかピンと来なかった様子・・・。
私はいつものように熱く(暑苦しく?)メッセージを送ったつもりだったのですが、特に講演が響かなかったようで、自分の力不足を痛感しました。

一番の問題は、今回は参加者が見ているものと私が語る話との間に、大きな乖離があったことでしょうか。

例えて言うなら、毎日懸命に料理に励む調理士さんに向かって、日本の食料自給率は・・・と話してしまったような。
本当は未来のために考えるべき話なのですが、日頃台所を戦場にしている人には、いささか突拍子もない話だったのかもしれません(上から目線で申し訳ありません)。

講演の様子



★今後に向けて


この反省を、どう活かしたらいいでしょうか?
自分なりに考えた結果、今後は事前に聞き手のことを知るよう、さらに努めることにしました。

今回も事前に、受講者数・性別・年齢層・司書資格保持率・平均勤務年数を聞いていたのですが、いささか上っ面だったように思います。

具体的な関心や知識レベル、経験などを聞いておけば、違う結果に出来たかもしれません。講演で使ったトピックも、皆さんがご存じないものが多かったのですが、参加者像を掴んでおけば題材も変えられたでしょう。

今後は、参加者に事前Web アンケートをお願いするなど、できるだけその姿を掴み、より適した話をしていきます。

(事後アンケートは5段階評価で平均4.3を頂きましたので、悲観するほどではなかったのかもしれませんが・・・もっと皆さんの目を輝かせることができたはず!)


図書館員なら、人前で話すことも多いでしょう。
皆さんに、私の失敗を教訓にしてもらえたらと思います。私もこの経験を糧に、よりよい話し手になれるよう頑張ります!

本研修で強く感じたもう1点を、また次回に。


(「れいこと」のコーナーは、お休みします)

(2016.8.8追記)
この記事の続編を、2つ書きました。「図書館員3つの不足?」と、さらにその続編の「図書館管理職の皆さんに取り組んで欲しい2つのこと」です。よろしければ、そちらもぜひ。